ELEC特集! 体験学習実行委員ってどんなところ? Part1

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取材・文=Hiiro_116(N高7期・ネットコース)

N/S高新聞でも度々取り上げられている「体験学習実行委員」(通称:ELEC)。

今回は実際にELECではどんな経験ができるのかについて、実行委員の生徒に今回は実際にELECでどんな経験ができるのか調査するために、実行委員の生徒にインタビューをしてみました!

「ELECについては分かったけど、一体どんなことをしているの?」

「挑戦してみたいけど、ちょっと心配な点が……。」

という方の参考になるようなお話をたくさんいただきました。

ELECについてもっと知りたい! という方はこちらの記事を見てみてください!

元実行委員が解説! 体験学習実行委員がトークセッションを作るまで

体験学習実行委員をやってみてVRのワークショップを考える生徒!?VRについて聞いてみた!

今回は3人の実行委員の方にお話を伺いました!この記事はそのうちの のあ* さんのインタビュー記事です。

ヤマシロ さん:nshigh-news.jp/?p=11368

ミカエル さん:nshigh-news.jp/?p=11370

話してくれた人=のあ* さん

所属・学年:N高6期生3年次

最近の嬉しかったこと:「雪ミク スカイタウン」に行けたこと

目次

ELECに入った時

ーーまずはELECに入った理由を教えてください!

ELECが主催しているトークセッション(※1)に参加したことで実行委員を知り、詳しく調べていくうちに、私でも活動できそうだと思ったからです。

(※1)

現代社会で活躍するその道のプロや著名人、積極的に活動しているN/S高生、OB・OGなど多彩なゲストをお招きし、対話を含めた講演を行う。

第一線で活躍する人の「想い」を聞くことで、興味関心を広げ、自分の「好き」を深めることができる。

ーーなるほど! ELECに入るときはどんなことをしたいな、学びたいなと思っていましたか?

私たちに日々提供されている体験学習がどのように作られているのか、運営はどのようにしているのかというような、体験学習の裏側を知りたい、学びたいと思っていました。

ELECに参加してみて

ーーELECの活動で大変だったことはありますか?

本番のための準備が大変だなと感じます。

本番のスライドや台本、ワークシートなどを制作する時は、企画書には書かなかった細かいところまで掘り起こしていく必要があり、時間も労力もかかりました。

また、グループ内で共通認識をもつために、進行状況の共有やミーティングが多く、リハーサルも複数回行う必要があったため、多くの時間を要しました。今思うと、忙しく大変だったなと思います。

しかし、参加者に楽しく学びのある時間を過ごしてほしいと考えているので、大変ではありましたが、苦ではなかったと思います。

イベントの成功で、全部吹っ飛んでいきました(笑)!

ーーなるほど! たしかにイベント前のすり合わせは多くなりますよね。どれくらいの頻度でミーティングをしていましたか?

そうですね。本番1週間前には週5日ぐらいミーティングしていたかなと思います。

30分〜2時間程度のミーティングを数回に分けて行う日もあれば、7時間程度の長時間のミーティングを行う日もありました。長い日はだいたい雑談をしながら作業してました(笑)。

ただ、これは一例であり、ミーティングの回数や時間は各グループの人の予定や意向でかなり違います。

ーーありがとうございます。結構長くて驚きました。では次に、ELECでの活動で支えになったことを教えてください!

これは3つあると思います。

1つ目は出来上がりに対する思いですね。「参加者に楽しんでもらえるものにしたい!」「完成度の高いものに!」という思いがイベントを作るうえでの支えになっていました。

2つ目は、相談や雑談が気軽にできるグループ内の環境です。最初は、自分が関わる企画に疑問や懸念点があるまま開催するのが嫌で、その都度コメントに相談事を書き残したり、ミーティングで聞いたりしました。うまくいかないときもありましたが、今思い返してみるとそれが結果的に良い環境を作り、活動の支えになっていたのかなと思います。

3つ目は、家族です。元々私が担当している家事を少し負担してくれたり、困ったことを相談したらアドバイスをくれたりと様々な面でサポートしてくれました。

ーーなるほど! ありがとうございます。ELECでやりがいを感じるときはどんな時ですか?

これは2つあります。

1つ目は、イベントが終了したときです。それまで様々な困難にぶつかりながらもイベントを開催し、最後までやり切れたことはやりがいだなと感じます。

2つ目は、イベント参加者の事後アンケート(※個人情報を抜いた状態)を見たときです。喜びの声を見ると、今までの活動や努力が全部報われたような気がして、とてもやりがいを感じます!

ーーありがとうございます!次にELECで学んだことを教えてください!

企画の作り方やアイデアの出し方が大きな学びだったなと思います。私は元々発想力が乏しく、ELECに入った頃は主に話を聞く側でした。しかし、ELECでの活動を通じて、以前よりもアイデアを思いつけるようになったと感じています。

ーーアイデアに関して、具体的にどのような取り組みを行ったのですか?

企画を考える前のアイデア出しの練習として、5つのお題それぞれから作りたい企画を考えて書き出すワークがありました。

例えば、「学びになりそうなワークショップ(※2)」というお題から、「マインドマップで自己分析をする」という企画のアイデアが出たらそれを書き出すといった感じです。

アイデア出しの後は、グループのメンバーとアイデアを共有しました。自分自身でアイデアを出したり、他のメンバーのアイデアを聞くことで、アイデアがより思いつきやすくなったと感じました。

(※2)

グループをつくり、イベントごとに決まったテーマのワークに取り組むイベント。

社会で生きていくために求められる「自分の考えや他者と協力・連携していく」ことなど「正解がない課題に取り組む」トレーニングをすることができる。

作ったイベントの紹介

イベント名

【スマホ依存者必見!】スマホとの付き合い方変えませんか?~やりたいことが見つかる趣味探しの旅~

イベントの告知画像。(提供:のあ* さん)

ーーイベントの概要を教えてください!

前半では、みんなのスマホ事情を聞いたり、スマホを使い過ぎてしまう原因を探り、後半で、実際に依存状態から抜け出した時の空いた時間のために自分の趣味を考えるというものです。

初めてのイベント開催だったのですが、とても楽しかったです。

ーー学びになるイベントですね! 素敵です!イベントを企画してみてどう思いましたか?

いつも何気なく参加しているイベントの裏では、運営がしっかり形成されて企画が作られていたんだなと気づきました。それと同時にもっとイベントに参加したいなと感じました。

ーーありがとうございます!このイベントを作るときに意識したことはありますか?

企画の流れが1つの線として繋がるように構成することを意識しました。

ーー1つの線というのは具体的にどのようなことですか?

私たちが開催したイベントの目的は、参加者にスマホ依存の現状を知ってもらい、参加者それぞれがスマホの使い方を見直すことでした。

スマホ依存についてのワークの後は、診断ツールを使用して自分に合った趣味探しをします。新しい趣味を知ることで、空き時間にスマホ以外の選択を心がけられるようになります。そして最後には、「脱スマホ」に向けての今後の目標を宣言するというのがイベントの流れです。

参加者に違和感なく参加してもらえるような流れを意識しながら、段階的な進行を経て最終的に目標宣言ができる構成を考えました。私は台本を準備していたので、ワークをする理由や目的を明確に参加者に伝えられるように心がけたり、情報をわかりやすく簡潔に伝える文章を書いたりしました。

ーーなるほど! ありがとうございます。イベントで苦労した点はありますか?

「資料の作成は間に合うのか」「当日はうまくできるのか」といった不安が大きく、イベントの準備には苦労していたように思います。イベント本番の4日前にリハーサルがあったのですが、事前準備やグループ内での情報共有が十分にできていなかったことから、かなり出来が悪かったんです。そこから修正や調整を繰り返して、当日まで資料を作っていました(笑)。

ーーなるほど! リハーサルがあったからこそ修正できたところもありますね。イベントを企画した後、他のイベントに参加する際の心境に変化はありましたか?

あります!グループ活動があるイベントに参加するときに、進行役の進め方や、イベントの盛り上げ方を意識して見るようになったなと思います。

ーーわかります! 見ていてすごく参考になりますよね!

ELECに興味がある方へ

ーーELECの魅力を教えてください!

入る前に学びたいと考えていたことよりも、もっと豊富な経験ができることだと思います。体験学習の裏側はもちろん、他にも合意形成やコミュニケーションの方法、参加者が楽しめるスライドやワークシートの作り方、イベントの企画や運営のノウハウなど、数え切れないほどの様々な経験ができたなと感じています。

何より、グループの人と協力し、時間をかけて準備してきたイベントが成功した時の喜びは計り知れないものでした!

ーーありがとうございます!ELECはどんな方におすすめだと思いますか?

・「こんなイベントがあったらいいな!」という考えがある方

・よくトークセッションやワークショップなどのイベントに参加している方

・グループで何か作り上げたいと感じる方

・N/S高でなにか活動したいと考えている方

におすすめだと思います。

でも何より、この記事を読んでくださっているあなたにおすすめしたいです!!

ーー参考になるお話、ありがとうございました!

  最後に、この記事を読んでくださっている読者に向けて、一言お願いできますか。

私の話は一体験談であり、体験学習実行委員の全てを伝えられてはいませんが、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいなと思います。

***

のあさんのお話にあった新しい仲間と知り合える点、とても素敵ですね!イベント企画を通して、交流をしたり、多くのことを学んだりできるようです。

気になった方はまずは体験学習実行委員が企画するイベントに応募してみてください!

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