学外へ踏み出そう!! 課外活動の一歩目カタリバオンライン for Teensについて

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取材=きほちゃ(N高7期・通学コース)
文=ほのか(S高2期・ネットコース)

こんにちは!自覚はないですが、新2年生になったN/S高新聞ライターです。

4〜5月は新年度を迎え、何かに挑戦したい欲が強くなる時期だと思います。
そこで私がお薦めしたいのが…

『『『課外活動』』』

課外活動とは授業では勉強できないようなことを学べる活動で、人間性や社会で必要なスキルを養うことができます。N/S高は学園内だけでもワークショップや実行委員会・PBLプログラム(※1)など、たくさんの課外活動の場が用意されています。

もちろんこれらも最大限に活用してもらいたいのですが、、
この記事では、「学園外の活動に挑戦したい」「さらにスキルアップしたい」という方に、私の推しているカタリバオンライン for Teens(※2)という学園外プログラムを紹介します!

※1 PBL(Project Based Learning)とは「問題解決型学習」「課題解決型学習」などと訳され、自ら問題を見つけてその問題を解決する勉強法。PBLプログラムとは、多様なスキルを実際に活用することを目的とし、PBLに基づいて課題の発見・解決に取り組むプロジェクト学習です。例えば、起業部や投資部・政治部などがあります。

※2 カタリバオンライン for Teensとは、全国の高校生の「やりたいこと」を応援するオンラインコミュニティサービスです。

公式サイトはこちら→https://katariba-teens.online/

名前:立野夏樹(たちのなつき)
役職:カタリバオンライン for Teens プログラムディレクター
好きなもの:サッカー/韓国ドラマ/対話

名前:関智穂(せきちほ)
役職:カタリバオンライン for Teens プログラムキャスト
学年:大学2年(インターン)
好きなもの:はりねずみ、くだもの

目次

カタリバオンライン for Teensとは

ーーカタリバさんは何をされている団体ですか?

立野さん(以下た):認定NPO法人カタリバは『意欲と創造性をすべての10代へ』というミッションで、カタリバオンライン for Teensやマイプロジェクトなど十個以上の事業を行っています。今回取り上げていただくカタリバオンライン for Teensは、オンライン上で地域と学校の枠を超えた高校生同士の学び合いの場を提供しています。

ーーカタリバオンライン for Teensについて詳しく教えてください!

た:カタリバオンライン for Teensでは、高校生の探究学習・課外活動・マイプロジェクトを支援するたくさんのオンラインプログラムを用意しています。プログラムは平日の夜20時から21時半の90分間開催しています。大事にしているコンセプトは「自己表現」と「高校生同士の学び合い」の2つです。自分の「好き」「好奇心」「素朴な疑問」を出発点に自由に学びを深める、そして、全国の高校生の多様な価値観や意見に触れることで、視野を広げ、自分自身にも新たな気づきを得る。そんなことを目指しています!

ーー例えば、どんなプログラムがありますか?

た:大きく分けて3つのプログラムを開催しています。1つ目はスキルを学ぶプログラムで、自分の探究活動ややりたいことを実現させるために必要なスキルが学べますね。例えば、プレゼンスキルや企画力、デザインスキルなどがあり、課外活動の中で必要になってくるスキルを実践的に学べます。

2つ目は興味関心からテーマを選べるプログラムです。今まで、SDGsやジェンダー、地方創生・教育などが開催されました。プログラム内では、業界の専門家から社会課題について学び、同じ関心を持っている全国の高校生とディスカッションをします。

3つ目は僕らが1番力を入れている高校生企画です。このプログラムを一言で言うと『高校生が高校生のために企画運営するワークショップ』です。高校生が伝えたいことやディスカッションしたいテーマをもとに、90分間のワークショップを企画・運営することができます。もちろん参加する方も高校生です。過去には地域活性化や政治・ジェンダー・教育・アート・音楽・起業などの本当に様々なテーマで開催されてきました。僕ら運営が何かを薦めるわけでもなく高校生のみんなの「やりたい」が起点となって企画になるワークショップを作れるプログラムです。

私がカタリバオンライン for Teensに最初に参加したプログラムが高校生企画でした。高校生がワークショップを開けるということに驚き強い刺激を受けて、今の自分の課外活動に発展しました。開催者も参加者も高校生という高校生企画は、カタリバオンライン for Teensが目的としてる『高校生同士の学び合いの場』そのものですね。

<プログラムへの申し込みはこちらのサイトから>
https://katariba-teens.online/

ーーどんな高校生が多く参加されていますか?

た:参加してくれる子達には、2パターンあるように感じています。
1パターン目はすでに自分の探究活動を始めていて行動をしている子達です。「スキルを磨きたい」「もっと実践する場が欲しい」「刺激し合える仲間と出会いたい」という熱意で参加してくれていますね。

2パターン目は学校外課外活動の最初の一歩としてカタリバオンライン for Teensのプログラムを選んでくれる子達です。「やりたいことはあるけど勇気が出ない」「行動してみたいけど最初の一歩がわからない」「自分のやりたいことを見つけたい」という思いで参加してくれています。2つ目のパターンの子達も最近増えてきていて、運営としてもとっても嬉しいです。

運営側の思い

ーーどのような思いでプログラムを作っているのですか?

関智穂さん(以下ち):私は大学生インターンとしてプログラム当日に高校生の皆さんとお話しすることがほとんどなので、プログラムの最中のみの話になりますが、大きく2つのことを考えています。まず1つは「また来たい」と思える場にすること。そのために安心安全な場を作り、みんながよりリラックスして話してもらえるような環境や時間をできるだけ多く作り出そうと意識しています。もう1つは、プログラムに参加して感じたことや学んだことを次のステップを踏み出す一歩にしてほしいということです。プログラム内で学びを終わらせるのではなく、学校生活や課外活動でも感じたことや学んだことを活かして活躍していってくれたら嬉しいなと思っています。

た:僕はプログラムを企画する側として、とにかく実践や体験の時間を取るというのを大事にしていますね。中々難しいのですが、90分のプログラムのなかでインプットの時間を2〜3割に抑えて、その他は実際に手を動かしたりグループワークで話したりなど、とにかくみんなに体験してもらう時間を作るように意識しています。あとは、ちほさんみたいな大学生インターンの方達が高校生に教えてあげるのではなく、大学生も高校生から学ぶような互いに学び合う関係性ができるといいなと思っています。

とても素敵な思いですね! 私も実際にプログラムに参加していたとき、安心安全な場で次につながる学びをたくさん得ました。だから企画運営している方達が意識していることは実際に高校生たちにもめちゃくちゃ届いていると思いますよ!

ーーカタリバさんは、『教え合い・学び合い』がなぜ大切だと思いますか?

た:いい質問ですね(笑)。僕が思うには、カタリバオンライン for Teensに関わってくれる方って、一人一人色々な経験や価値観を持っています。だからこそ、決められた正解があるものをみんなで学んでいくのではなく、それぞれの思いや熱意をオープンに話すことで、たくさんの気づきや学びが生まれると思っています。それは年齢関係なく人生においてとても大切だと思うので、カタリバオンライン for Teensでも教え合いや学び合いを大事にしていきたいです。

ーー高校生に与えたいものは何ですか?

ち:私は、大きく分けて2つのことをいつも意識して運営しています。1つ目は『学校ではなかなかできない経験』です。カタリバオンライン for Teensはオンライン上のプログラムなので、学校や学年・地域を超えた同世代と語り合える環境があります。私も高校生としてプログラムに参加していた頃に、同じ分野で同じ熱量で同じ想いを持っている子と学校内で出会うことが難しいと感じていました。でもカタリバオンライン for Teensでは、全国から高校生が集まり、同じような課題感や熱量を持っているみんなと出会い話し合うことができます。

2つ目に意識してることは、『思い切り自分を表現できる場』です。カタリバオンライン for Teensはアウトプットの時間や実践の時間をプログラムの中に多く組み込んでいます。例えば『高校生企画』だと、自力でやると手間になってしまう告知や場所などがカタリバオンライン for Teensではあらかじめ用意されています。だから、本当に自分のやりたいことや伝えたいことに集中して企画し開催することができます。これはカタリバオンライン for Teensの大きな魅力だと思っています。自分の興味関心やタイミングに合わせて欲しい学びやスキルを選択して参加できるのもカタリバオンライン for Teensならではですね。

私は元々、学園内の課外活動だけに取り組んでいたのですが、友達の紹介でカタリバオンライン for Teensを知りました。初めて参加するプログラムの5分前はとっても緊張していて、体がすごく強張っていました。でも、いざプログラムが始まると暖かく安心安全な雰囲気に包まれて、初めてでもリラックスして他校の学生さんと交流でき、一気に自分の世界が広がった感覚がありました。

皆さんにも、学園外の高校生と関わり学び合いながら体験学習をする楽しさを知って欲しく、今回自分の未来について考えを深めるきっかけになったカタリバオンライン for Teensさんを紹介しました。

人生のうちの「高校生」という時間の中で何を『体験』し、何を『学び』、何を『考える』のか、私も日々悩みながら活動しています。この記事で私のような「何かに踏み出したい高校生」を後押しできればいいなと思います。

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