卒業生インタビュー 卒業生に聞いてみた! この学園・新聞委員で得たものとは?

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取材・文=もも(S高2期・ネットコース)

今回は、N/S高等学校新聞委員1期生のかばやまさん(卒業生)にインタビューをさせてもらいました。
かなり赤裸々にお話していただいたので、在校生はこれからどうやって過ごすか、卒業生(OB・OG)の方々もご自身の学園生活を思い出しながら読んでいただけたら嬉しいです!

かばやまさん
N高等学校 5期生 千葉キャンパス週3コース
N/S高新聞 1期生

目次

入学前後

ーーN/S高に入学した頃はどのように感じていましたか?

中学生の頃あんまり学校に行けてなくて普通の学校じゃ無理だと思いこの学校に入学を決めたのですが、当時のN高って今よりももうちょっとやばいところというか、今も多少そういうイメージはあるかもしれないけど、今よりも「ニコニコがやっている学校」みたいな変なイメージが強くて、でも面白い学校ではあるなと思っていたので楽しみだなという気持ちで入りました。

ーー確かにやばい学校だなって思いますよね。

周りにN/S高みたいな学校に行く子がいなかったからそういう点でもちょっと覚悟が必要だったかなって感じです。

ーーそうですよね、いろんな気持ちを抱えて入学したと思うのですが、当時はどんな3年生になると思っていましたか?

通学コースで千葉キャンパスに通ってたんですけど、三年生の先輩ってグループワークとかのコミュニケーションもすごくうまいし、なんでもできるみたいなイメージだったから、こんなふうにはなれないだろうなっていうふうに思ったのは覚えてます。
今(1年生の時)と変わらずずっと、1人でぼーっとしてるんじゃないかなみたいなイメージは漠然とありました。

学園での生活

ーー学園生活で一番印象に残っていることは何ですか?

通学コースのキャンパスの行事、キャンフェスとか、オープンキャンパスとかプロジェクトNの授業もすごく印象には残ってるけど、やっぱり僕は2年生の後半で入った「N/S高新聞実行委員」が一番学園全体を通しても印象に残っているのかなというふうに思ってます。
たとえばプロジェクトNで1個のプロジェクトを進めてくっていうのもすごい楽しかったし、それが楽しかったから新聞でも色々グループワークやっていこうって思えた部分はすごく大きいけど、新聞に1期生で入ったから、何もない状態で作ったみたいな、一から築き上げて行くのがすごく楽しかったなっていう印象があるので、新聞での活動が一番印象に残ってます。

ーー全体的に見ても新聞委員が一番印象に残ってるのはすごいですね! そんな学園生活ですが、やり残したことはありますか?

やり残したこと、きっとたくさんあるんだろうけど、もっと仲良くしたい同級生とか後輩とか、たくさんいたなーっていうのはこないだ3年生を送る会(キャンパス内で行われる催し)があって、その時にすごく思いました。
実行委員の活動を2年生の後半から積極的にやっていたので、その分キャンパスでももっと面白いことができたんじゃないかなみたいな思いはあったりするので、もっとうまく活動できたんじゃないかなっていうふうに思います。

ーー全部やりきるって結構大変ですもんね。

そうなんですよね。
後悔っていうか、やり残したことは絶対できちゃうでしょうけど、その中でももうちょっと頑張りたかったなっていうのは思いました。

N/S高新聞委員参加前後

ーーN/S高新聞実行委員(以下:N/S高新聞)に入ったきっかけは何ですか?

新聞委員に入ったきっかけは、元々N高に入る時も通学コースだと面接みたいなのがあってちょっと文章書いたりしたんですけど、そこで僕、将来の夢はゲームライターだって書いてたからもう当時からずっと文章書く仕事には就きたいなとすごく思っていて、N高に入って高校1年生の時にメンターさん(先生)から、「ライターになりたいなら実際に書いてみたら」って言われたからなんです。
そこで初めて自分のブログサイトで記事を書くようになったんですよ。
そういうことを続けてた中で、2年生の後半にN/S高新聞っていう委員会ができるという通知が来て、ここに入ったら文章のプロの人にいろんなことを学べたり、自分のことを発信できたりすると書かれていたので、「あ、これは面白そうだな」っていうふうに思って自分の将来の夢に近づく一歩になると思ったので応募しました。

ーーN/S高新聞に入ってみてどう思いましたか?

入った当時から助け合えるいい環境だったなと思います。
1期の初期研修が今の2期3期とはちょっと違って、いくつかジャンルに分かれていて、「生徒へのインタビュー」と「企業へのインタビュー」と「校長へのインタビュー」の三つの中からどれかを選んで、そのグループへ所属するという形でした。
その中で僕は「企業へのインタビュー」を選んだんですよね。
初めてのインタビューは、その企業の方に1時間zoomでインタビューするっていうもので、zoomでインタビューなんてしたこともないからもうありえないぐらい緊張しまくってて、何もわからない状態だったけど、スタッフさんもすぐに手助けしてくれるような環境だったし、グループメンバーの人とも助け合えるような環境だったからなんとか乗り越えられたと思うんです。

ーーなぜ3択ある中で「企業へのインタビュー」を選んだのですか?

校長はちょっと強すぎるな、絶対めちゃくちゃ緊張するなと思って、次に生徒同士も生徒同士で当時はそんなにコミュニケーションも得意ではなかったというか、zoomで一対一で話すことにあまり慣れてなかったので、ちょっと距離が近い分緊張しそうだなっていうふうに思って、そしたら企業、外部の大人なら職員から「こういうインタビューをされますよ」っていう説明も受けているだろうし、基本的に大人は子供の間違いは許してくれる存在だと思っているので、ある程度失敗しても大丈夫かなと思って企業を選びました。

ーーやっぱり最初は緊張するんですね。私にとってかばやまさんは最初からなんでもこなせてしまうイメージが強かったのでそういう一面が知れて、話を聞けて楽しいです!

よかった!

N/S高新聞委員参加後

ーーN/S高新聞で実際に活動してみてどうでしたか?

活動してみて思ったのは、僕は最初文章を書きたくて入ったんですけど、文章書くことだけでなく企画を進めるとか、みんなでグループワークで一個のものを作り上げていくことの楽しさに気づいたのが参加後の一番印象的なことだったかなと思います。
あとは活動してくとすごく暖かい場所だなとは思いました。
グループワークをしてても誰かを否定するみたいなことはないし、みんな肯定的に物事を捉えてくれて、だからこそどんどん進んでいける環境がすごいあったかいなっていうふうに思いました。

ーーN/S高新聞での活動で一番印象に残っていることは何ですか?

はい、やっぱり去年の磁石祭に取材に行ったことが一番印象に残ってるかなって思います。
それがN/S高新聞としても初めてのリアル取材(実際に現地に行って取材したもの)だったし、僕にとっても初めてのものだったのでそれはすごく印象に残ってます。
実際に現地に出向いて、カメラを持って、N/S高新聞の腕章つけて「すみません、N/S高新聞なんですけど、取材させていただいてもいいですか?」って一人で声をかけながら写真撮って、Twitterにあげるみたいな作業が初めてで、めちゃくちゃ緊張してました。
初めてのことでわからないことだらけだったけど、磁石祭の取材は当時のグループで行ったけど、zoomでしか話したことなかったメンバーとも話せたりとか、オンラインじゃないからこそコミュニケーションがすごく円滑に進んで、「あ、これもできるね」みたいな感じでどんどん話が発展して行ったのもすごくおもしろくて印象に残ってます。

ーそうですよね、こういうネットの学校って委員会でもやっぱりずっとネットだからリアルで会える機会もないだろうし、リアル取材がちゃんとそういう交流のきっかけになってるのもいいですよね。

本当によかった、いい経験になったなと思ってます。

ーーズバリ、N/S高新聞の推しポイント3つお願いします!

1個目が「みんな優しくて自分を大切に活動できる」。
書いてある通りで、委員会のみんなもスタッフさんも優しいし、仕事優先じゃなくて自分を優先する環境なので、いつでも休もうと思ったら休める環境がとても魅力的だなと思ってます。

次が「ライティングの知識を得ることができる」。
文章を執筆する上で基礎的な部分を校正とかを通して学ぶことができたり、あとは同じ生徒の文章を読んで、「あ、ここ面白いな」「こういう表現面白いな」みたいな感じで刺激を得ることができるのはすごくいい環境だなと思います。

3つ目が「友達ができる」。
実行委員に入ってタスクフォースとかで一緒に何ヶ月もかけて企画を作っていってると、自然と仲良くなっていったりするので、実行委員に入る前は千葉キャンパスにしか友達がいなかったんですけど、実行委員に入ったら全国に友達がいるみたいな状態になったので、それは、委員会全体の魅力でもあるけど、新聞の魅力でもあると思うので、その三つが魅力かなと思います。

ーーいいですね、本当に、新聞委員のいいところを詰め込んだ推しポイントだと思いました!

ははは!そうだね笑

ーーやっぱり時間優先とか期限優先とかがほとんどだと思うし、そんな中で、自分優先で活動できるというふうに言い切れるのはすごいと思いました。

それは本当に、こういう環境を作ってきてくれたスタッフさんとかのおかげだと思います。

写真提供=樺山さん

卒業に向けて

ーー学園生活を振り返ってみてどうでしたか?

まず、N高入ってよかったなとは思ってます。
入った当初僕は多分全然グループワークもできなくて、足を引っ張ってばっかりだったんですけど、高校2年生に上がる時に頼れる先輩がグループ内にいなくて、後輩は入ってくるし、自分が最高学年だみたいな状況になって、その時にちゃんとしなきゃいけないなみたいなふうに思ってからグループワークにすごく力を入れ始めたのを覚えています。
そこからどんどん成長して行けたなっていうふうに思っているので、人間として成長できたなと思ってます。
あとは、一年生の頃から実行委員とかたくさん参加したかったなっていうのももちろんあって、そういうところは多少後悔はあるなとは思います。
僕たちが入ってきた時は、コロナがあったから最初がzoomでの授業とかだったので、コロナがなかったらもっとうまく行けたんだろうなとは思いつつ、コロナがあったからこそ今があるなとも感じるので結果オーライだったなと思います。

ーー新聞委員としての活動を振り返ってどうでしたか?

楽しかったです。
後悔はないかな、本当にすごく自分を成長させてくれたし、この一年間めちゃめちゃ楽しませてくれたなっていうふうに思っています。
もちろんまだまだやってみたい企画とかあるし、これからサイト(N/S高新聞サイト)に切り替わってどんどん大きくなっていくと思うから、その過程に関わりたかったなっていう思いもあって、それらはもうね、後輩たちに任せても全然大丈夫だろうというふうに思ってるので、これからは外野から成長をニヤニヤ見るのが楽しみだなっていうふうに思ってます。

ーー先輩たちの期待に応えられるように私も精一杯頑張ります!

ーーこれで最後の質問になります。卒業に当たって後輩に伝えたいこと、残したいことはありますか?

そうですね、新聞に限らず全体でみんなわかってるとは思うけど、N/S高は自分から動き出さないと何も始まらない学校だと思います。
結局通学コースも、キャンパスに通わなくてもレポートとスクーリングと試験さえやってたら卒業できちゃう学校だけど、それだけじゃ勿体無いです。
実行委員もそうだし、部活動とか同好会とか色々環境があるわけだから、そういうところにちょっと興味持ったら、なんか躊躇せずに飛び込んで行くことでより学校生活をいいものにできるのかなと思います。
僕は、通学コース生だから通学コース目線でしか言えないんだけど、どうしてもやっぱキャンパス通ってるとキャンパス単位で学園をみちゃうみたいなのがあるんだけど、後輩のみんなにはぜひ、一回それをN高全体に視野を広げてみてもらうと、めちゃめちゃ楽しいことってたくさんあるし、自分ができることが広がるから、ぜひそういうふうにどんどん視野を広げていろんなことに突っ込んで行って欲しいなっていうふうに思います。

ーーありがとうございました!通学コースも新聞委員も全力で過ごしてきたからこその思いや、後悔も含めてとてもグッとくるものがありました。
私も学園生活が残り2年弱になり、時間はまだまだあると思いつつ機会を逃してしまうことも多いので、今からでもたくさんのことに挑戦して行きたいと思います!

最後に!

ここまでたくさんの質問に応えていただきましたが、私自身もお話を聞いていて気付かされることが多くあり今後について考えるきっかけになりました。
これを読んでいるみなさんにも、これからの過ごし方について考えるきっかけにしてもらえたらいいなと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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