今から対策! 小論文の書き方〜②情報収集〜

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文=まどやん(N高5期・通学コース)

みなさんこんにちは! N/S高新聞実行委員のまどやんです。
今回は前回の「小論文の書き方〜前編・構成〜」に引き続き、小論文の内容を左右する情報収集について解説します。

前回の構成編をまだ見ていない方は、ぜひそちらも読んでみてくださいね!

目次

情報を制するものが小論文を制す!

小論文を書くにあたって1番大事なのはズバリ情報、もしくはデータ。初期段階から情報収集に取り組めるかどうかが、小論文の完成度を大きく左右すると考えています。
今回は情報収集で大事だと思うことを3つの工程「①テーマを理解する」「②テーマを深堀する」「③メリットを探す」に分け、課題「株式投資について」をもとにお伝えします。

1.テーマを理解する

たとえば小論文のテーマで「株式投資について」と出題されたとします。株を買うことの利点と自分が買うならどのような株を買うか、またその理由を述べるというものです。この課題は、実際に私が小論文検定を受験した際に出題されたテーマでした。
しかし私は株というものに一切触れてこなかったので、株式投資の仕組みすらわかりませんでした。そこで私が頼ったのは当時の担任の先生。「株ってなんですか!?」と先生に泣きつき、マンツーマンで教えていただきました。知っている人にどんどん質問してみる、これも情報を集める方法のひとつです。
そして、先生の話を聞きながらとっていた実際のノートがこちら。

き、汚い……(号泣)。読みづらくて申し訳ないです。

2.テーマを深堀する

先生のおかげで株の仕組みを理解することができた私は、「どんな会社に投資するのか」を考えるフェーズに移行しました。

私はコスメが好きだったため、まずは化粧品会社について調べました。はじめは「メイク好きだから化粧品会社とかいいかもなあ〜」と、なんとなくでの気持ちでした。
しかし化粧品会社や化粧品について調べるうちに、化粧品業界ではコロナの影響を大きく受けていることや、最近のメイクの流行について知りました。
そこで、私が気になった「マスク社会への変化」と「メンズメイクの流行」に着目し、化粧品会社の株式投資について書くことを決めました。とくにマスク社会への変化は化粧品業界に大きな変化をもたらしたと感じます。そしてマスク社会による化粧品業界の変化はコロナ収束後も続いていくと予測することで、長期的に投資することも可能なのでは、と考えました。

実際に株式会社kaneboが展開するコスメブランド「KATE」のリップモンスターはマスクにつかない・落ちないことから絶大な人気を誇っており、発売から1年以上経った今でも入手困難となっている幻のリップです。

ちなみに、フランスのマクロン大統領は、なんと3ヶ月で日本円にして340万円も美容に使うほどの美容家だそうです!

このように、難しいテーマを理解し、自分の興味・関心のある分野と結びつけたり、社会の現状これからどうなっていくのかを考えることが小論文を書くうえですごく重要だと私は考えます。さらに、これを意識することで前回の①構成でもお伝えした「実現可能であることを相手に期待させる」ことにつながります。とても重要な部分です!

3.メリットを示す

情報収集もそろそろ終盤。私は株式投資をすることのメリットはズバリ、株主優待を受けられることだと考えました。
株主優待とは企業の株を購入した際、「お礼」として企業から製品やサービスをお得に提供してもらえることです。私はこの制度だけでも企業に投資する価値があると思ったため、株主優待のメリットについて調べました。
とくに私が投資を想定した化粧品会社の多くは展開されている化粧品のサンプルや日用品をもらえることがあり、それらが提供されることのメリットをまとめました。

株にはギャンブルのようなイメージがあったのですが、正しく運用することで株主優待を楽しめるなど悪いイメージを払拭することができました!

以上が私流の情報収集ポイントです!

私は人に頼ったり、インターネットで検索したり、さまざまな方法で情報収集をしていました。情報を集めることで課題に対する知識を蓄えたり、前回の①構成と合わせて考えることで、さらに説得力と正確性がある小論文ができるのではないでしょうか。
また大学の総合型選抜や小論文検定の課題では、現在の世界情勢や社会問題をもとに課題が出されることが多く、それらを解決するための策を求められることも多いです。与えられた課題に対して詳しい人から話を聞いたり、ネットで最適な記事を探したりすることも大切です。しかし、意見をもつための判断基準として日頃から新聞やニュースに目を通し、自分の考えを確立させたりコメンテーターの方の意見を取り入れてみたりするとよいかもしれませんね。

小論文はみなさんが思っているより難しくないかもしれません。「前編・構成」も合わせて、ぜひ小論文に挑戦してみてくださいね!

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