【N中生が作ったノベルゲームでN中PR!!】通学コースシナリオ大公開第1弾 〜プロローグ・4月(入学)〜

2025年4月に行われた、磁石祭ZERO2025。筆者はオンライン会場にて、「N中生が作ったノベルゲームでN中PR!! 〜ノベルゲームでN中生になってみませんか〜」(※)という企画を出展した。N中の1年間を体験できるノベルゲームをN中生で制作し公開、またメンバーによるYouTube生配信も行った。
実は、磁石祭で公開できたゲームは「ネットコースゲーム(※)」のみ。本来、通学コースのゲームも制作していたのだが、期間やメンバーの卒業といった都合により、「ノベルゲーム」という形にすることは叶わないままとなった。しかし、通学コースゲームもシナリオはだけ完成していたため、「このままシナリオをお蔵入りにするのは惜しい!」と思い、N高グループ新聞で発表をしようと考えた。
このシナリオは連載である。何しろN中の1年間を詳細に描いたものなので、長い。ただその分キャラクターやイベントのリアリティある描写などにはシナリオ制作者一同こだわっているため、最後まで付き合っていただきたいと思う。
それでは早速、本編に入っていく。第1弾となる今回は、「プロローグ・4月(入学)」から。
初めに・キャラクター紹介
シナリオの表記は以下のようになっている。
「」内の文章|セリフ
()内の文章|キャラの心の声
【】内の文章|架空コミュニケーションツールSlock上でのやり取り
=に囲われている太字の文章|シーンの変更、説明
何も使用されていない文章|テロップ
磁石祭ZEROネット企画出展の都合上、アプリケーションの名称等を一部変更している。
また、シナリオ中での「〇〇(あなたの名前)」はあなた(読者、プレイヤー)と同一人物である。
キャラクター一覧
※プロローグ・4月には登場しないキャラクター含む
①主人公 〇〇(あなたの名前)
学年:中学2年生(中2 4月入学)
登校頻度(※):週3
②西原梨々華(さいばら りりか)
性格:明るい・たまに天然
性別:女子
学年:中2
誕生日:5/8
趣味:ゲーム・動画編集
slock名(※):リリカ
登校頻度:週3
③伊藤優(いとう ゆう) メンター(※)
年齢:20代-30代
誕生日:7/13
趣味:園芸・猫の世話
特技:聖徳太子みたいな聞き分け能力
slock名:mentor_Ito_yu
④早川このみ(はやかわ このみ)
性格:おとなしい
性別:女子
学年:中学1年生
誕生日:1/9
趣味:イラストを描くこと
slock名:このは
登校頻度:週3
⑤天音龍樹(あまね たつき)
性格:明るくマイペース
性別:男子
学年:中学1年生
誕生日:7/21
趣味:楽曲制作・音楽を聞くこと
slock名:龍樹
登校頻度:週3
⑥神楽とと(かぐら とと)
性格:面倒見がよく姉御肌
性別:女子
学年:中学3年生
誕生日:4/27
趣味:アニメ、映画鑑賞・声優の研究・漫画を読むこと
特技:声真似
slock名:とと
登校頻度:週5
⑦宝城五木(ほうじょう いつき)
性格:優しいが短気・少々毒舌
性別:女子
学年:中学3年生
誕生日:5/8
趣味:プログラミング(ゲーム制作)・ゲーム
slock名:タカラ
登校頻度:週5
⑧柊透(ひいらぎ とおる)
性格:内気で無口・打ち解けると比較的よく笑う
性別:男子
学年:中学3年生
誕生日:11/19
趣味:プログラミング(サイト制作)・デザイン
slock名:柊
登校頻度:週3
⑨伊虎香奈(いとら かな)
性格:明るく気が強い
性別:女子
学年:中学2年生
誕生日:8/22
趣味:漫画を読むこと・アニメ鑑賞・サッカー
slock名:Kana
登校頻度:週1
⑩青沼孝介(あおぬま こうすけ)
性格:天然・強烈な博多弁を使う
性別:男子
学年:中学2年生
誕生日:3/16
趣味:ゲーム・YouTubeをみること
slock名:あお
登校頻度:週1
プロローグ
=中学1年生のある日・家の自室=
〇〇(あなたの名前)
「今日も疲れたな……。私、いつになったら友達できんのかな。まあ私の一番の友達はパソコン、か」
「すご……。この宝城 五木(ほうじょう いつき)さんって人、プログラミングの発表会で1位取ったんだ……!」
「N中、いい意味でめっちゃやばいのでは!?」
「ちょっと面白そうだな。N中についてもうちょっと調べてみようかな……」
「N中に入ったら、推しが一緒の人と繋がったりできるのかな。なんならプログラミングについてあの先輩から直々に教えてもらったりできるかも!」
「お母さんに相談してみようかな……!」
=数週間後=
〇〇(あなたの名前)
「よっしゃー!! N中に入学できることになった!!」
「ちょっと心配だな……。でも、自分で決断したんだから……。N中で精一杯頑張ってみようかな!」
N中の1年が、今始まろうとしている。
4月(入学)
=N中授業初日 オリエンテーション=
=関東某所=
駅を出ると大都会。これから〇〇(あなたの名前)は、キャンパスへの道を見つけなければならない……。
〇〇(あなたの名前)
「どうしよう……。スマホのMAPにはそのまま進むってあるけど、目の前はビルだよ……?」
家の最寄り駅では見ないようなビルの風景を目の前に、ただ焦る〇〇(あなたの名前)。そんなとき、パンフレットで見たN中の制服を着た女の子が近づいてきた。
西原梨々華
「ひょっとして君、N中生? 某所キャンパス行こうとしてる!?」
彼女は他人のスマホ画面を盗み見たのだろうか?
西原梨々華
「いきなり話しかけてごめんね! 私は西原梨々華。中2だけど新入生だよ〜」
〇〇(あなたの名前)
「あ、え、〇〇(あなたの名前)です。自分も中2で新入生です。」
明るくて滑舌の良い彼女は、冷静に見てみれば、とても話しやすい雰囲気の人だ。不審者扱いするには明るすぎる。
西原梨々華
「私ね、オープンキャンパスの時もキャンパスに行ったから、場所わかるんだ! 迷子なんでしょ? どう? 一緒に行かない?」
〇〇(あなたの名前)
「うん! ありがとう!」
N中某所キャンパスはオフィスビルの3階だった。上の階にはN/S/R高等学校のキャンパスもあるみたいだ。〇〇(あなたの名前)と梨々華は階段を登り終えた。
伊藤優
「おはようございます!」
〇〇(あなたの名前)・西原梨々華
「お、おはようございます〜!」
早速『伊藤優』と名札をかけた女の人が声をかけてくれた。キャンパスはとても綺麗だ。
ところどころに『welcome to school』や『N』のオブジェなど、飾りや看板が沢山ある。
中央の大きなモニターの前には、すでに新入生が座っていた。ざっと15人くらいだろうか。
伊藤優
「好きな名札選んで座ってね!」
〇〇(あなたの名前)・西原梨々華
「はい!」
どうやら〇〇(あなたの名前)たちが最後だったようだ。席につくと、伊藤さんはモニターの前で話し始めた。
パソコンの設定、PBLという、他者や自分との向き合い方などを学ぶ授業、そしてSlockアプリやカリキュラムの説明など、そこから6コマも説明が続いた。
伊藤さんは、「メンター」と呼ばれる、担任の先生のような役割の大人だ。
メンターさんやTA(ティーチングアシスタント)さんが回ってきて、一人一人丁寧に分からないところを教えてくれる。
結構疲れた。向かい側の席に座った梨々華を見ると、スマホケースの輪郭をなぞりながらボーっとしている。
〇〇(あなたの名前)
「ちゃんと聞かないと……」
伊藤優
「これで今日のオリエンテーションは終わりです!
パソコンとかアプリとか、色々難しいことをやりました。
でも、多分今日がN中生活で最初で最後の面倒くさい日だから。
明日からは好きなことができる授業も、みんなと遊べる時間もあるよ。
相手の話に耳を傾ける態度さえ心得ていれば、少し休憩しても大丈夫だよ。
明日からまた、よろしくお願いします!」
〇〇(あなたの名前)は駅で梨々華と別れ、家に帰った。
そして早速パソコンを開いてSlockアプリを起動してみる。
Slockでは、通学コース/ネットコース問わず、全国のN中生、さらにはN/S/R高の生徒と交流できるらしい。
〇〇(あなたの名前)
「そういえば、メンターさんが『同好会』っていうのがある、って言ってた気がするな……」
〇〇(あなたの名前)は、『同好会一覧』という資料をSlock上で見つけた。そのリンクを開くと、『お絵かき同好会』『音楽制作同好会』中には、『流しうどん同好会』など、独特で面白い、300以上の同好会が出てきた。
〇〇(あなたの名前)
「すごいな。こんなに同好会があるんだ……」
『プログラミング同好会』と書かれたリンクをクリックした。
Slockのチャンネルが開かれる。N中の同好会・部活動への参加に、申請などは基本的に必要ない。『チャンネルに入る』という行為が、同好会に入ることに該当する。抜けたければすぐに抜けることもできるし、入ったからといってずっと活動する必要もない。自分のペースで活動できる。
チャンネルに入るとすぐに、自動送信のメッセージがきた。自己紹介をしてくれ、と書いてある。
〇〇(あなたの名前)
「Slockって使うの楽しいな。自己紹介か。
【名前は『〇〇(あなたの名前)』です。中学2年生で新入生です! プログラミング初心者ですが、よろしくお願いします!】
っと。タイピング、まだ慣れないな……」
タカラ
【いらっしゃいませ。よろしく!】
Slock名「タカラ」さんが、チャットで話しかけてくれた。
N中生はSlockを使う時に、本名の他にslock名という表示名を用意する。本名を設定してもいいし、自分の好きな名前を設定できる。
〇〇(あなたの名前)は早速、返信する。
〇〇(あなたの名前)
【よろしくお願いします!! 実は初めて入る同好会で……なんか、決まった活動とかはありますか?】
タカラ
【あ! 新入生じゃん!
活動はね、一応、一ヶ月に一回第四金曜日19時に、ハドルっていう、通話機能での定期集会があるよ。自由参加だけど、制作物、例えば音楽とか、ゲームとか、コーディングとかをみんなで見せあったり、全然関係ない雑談とかしてる。AIを動かしたり、Vtuberみたいなことをやったりしてる人もいるよ。】
〇〇(あなたの名前)
「なんかよくわかんないけど、めちゃくちゃすごい……」
【なるほど! ありがとうございます🙌】
タカラ
【ちなみに、自分の自己紹介とかがわかるように、slockのプロフィール設定するといいよ〜】
〇〇(あなたの名前)は、タカラさんのプロフィールを真似して設定してみた。
〇〇(あなたの名前)
【設定してみました。】
タカラ
【えぇ!? 某所キャンパス生なの!?👀】
〇〇(あなたの名前)は、プロフィール欄に、所属キャンパスを書いたのだが、タカラさんのテンションがそれをみてぶち上がっている。
タカラ
【僕も某所の3年生なんだよ!】
〇〇(あなたの名前)
「まじで!? こんなことあるのか」
〇〇(あなたの名前)は驚きを隠せないでいる。どう返信しようか……。
今日はオリエンテーションだったので、既存生には会っていない。
しかし、登校日数さえ合えば、週3で会うことができる。〇〇(あなたの名前)は週3で、月水金で通学する。タカラさんが週5か週3であって欲しいと思う。週1は火曜日にしか登校しないので、イベント以外で会うことはない。
タカラ
【ちょっとDMいこう?】
〇〇(あなたの名前)
【ぜひ!】
DMとは、ダイレクトメッセージのこと。特定の個人、もしくは特定の複数人と、メンバー以外には見られない設定で会話するSlockの機能のこと。〇〇(あなたの名前)がメンター以外とDMするのは初めてだ。
〇〇(あなたの名前)が今にも踊り出しそうな気分でSlockの画面を見ていると、早速タカラさんからDMが来た。
自分宛にDMやメンションが送られると、画面に通知が表示される。
〇〇(あなたの名前)
「これは嬉しすぎる……」
タカラ
【今日オリエンだったの?】
〇〇(あなたの名前)
【はい! 新入生で、新中2です。】
タカラ
【そっか〜。僕は新中3。N中には中1からいるよ。改めましてというか、ノリでDM押しかけちゃったけど、宝城五木です! 某所キャンパスの週5生だよ】
〇〇(あなたの名前)は首をひねった。宝城五木という字面。
決して多くはないであろう苗字なのに、見たことがある気がする。いや、絶対、見たことがある。
〇〇(あなたの名前)
「なんか聞いたことある苗字なんだよな」
〇〇(あなたの名前)は高速で記憶を巻き戻す。最近の出来事といえば、母と父が話し合う姿、入学試験の会場の様子、メンターさんが飲んでいたお茶のラベル。そしてN中に入学するきっかけとなった……。
〇〇(あなたの名前)
「え!? 嘘!? あの宝城さんなのでは?」
「少年漫画レベルの出会いだ。入学早々ミラクルが起きるなんて……」
〇〇(あなたの名前)
【タカラさんって、プログラミングの大会で優勝した、あの……?】
タカラ
【あ、一応ね! 知ってるなんて嬉しいなぁ。
ゲーム作ってるんだよね。N中にはプログラミング強者ごろごろいるけど……】
その後のチャットの盛り上がりようといったらなかった。
〇〇(あなたの名前)のテンションはずっとあがっていたし、タカラさんも楽しそうに応じてくれた。
明日は火曜日だから自分は登校日ではないが、水曜日からはタカラさんに会える! 〇〇(あなたの名前)は、嬉しくなった。
〇〇(あなたの名前)
「なんか、とてつもなく色々あった一日だった気がする……」
これからのN中生活が楽しみだ。
終わりに
シナリオ公開第1弾、いかがだっただろうか。主人公たちのN中生活は、これから始まる。次は5-6月、フィールドワークだ!
引き続き、楽しんでいただけたらと思う。


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