【バーチャル新境地】磁石祭企画から伝える、VRイベントの魅力
VRは、「Virtual Reality」の略。「人工現実感」や「仮想現実」と訳されます。
視界の360°が覆われ、限りなく現実に近い世界に没入する感覚が得られます!
引用元
https://www.elecom.co.jp/pickup/column/vr_column/00001/
みなさんは「VRイベント」と聞いて、何を想像しますか?
私は最初、“最先端で、まだまだ扱いづらいイメージだな”と思っていました。
N/S高には、まだまだ未知数な ”VR” を使って、イベントを企画する高校生がいます!
今回は、VRを活用したイベントを企画する、「バーチャルイベント実行委員」(通称:「VE」)の生徒にインタビューをしました!
取材・文=Hiiro_116(N高7期・ネットコース)
ノピッキー
S高2期生
VR歴:2年
趣味:VR、USJ
一言:幕張メッセでお待ちしてます! 楽しみ~!
rita 08
S高2期生
VR歴:2年
趣味:VRChat(※1)のワールド制作
一言:Udon(※2)最高
(※1)
VRChat Inc.によって運営されているソーシャルVRアプリ。
(※2)
VRChat専用のプログラミング言語で、ギミック作成などに使用される。
VRイベントを企画する実行委員会とは
ーー「VE」を一言で表すと何ですか?
(ノピッキー さん)
「創造性溢れるデジタル体験の仕掛け人」だと思います。
最新のVR技術を最大限に活用して、私たちの想像力によって未来のイベント・コンテンツを作っています。
(rita 08 さん)
遠く離れていても交流できるという利点を持つVRを使用したイベントを企画・運営し、生徒の交流の場を作る委員会です!
ーー仕掛け人……なんだかかっこいいですね!
具体的にどのような活動をされているのですか?
(ノピッキー さん)
VEには大きく分けて、初心者フォローチーム・月次イベントチーム・大型イベントチームの3つのチームがあります。
まず、月次イベントチームでは、VRのイベントを定期的に実施しています。
(rita 08 さん)
毎月内容の異なるイベントを実施する、ある意味VEのメインともいえるような活動をしていますね。
(ノピッキー さん)
次に、初心者フォローチームは、VR初心者に向けてレクチャーやイベントを実施しています。
そして、大型イベントチームでは、「磁石祭(※3)」や「雪まつり」など大型のイベントを企画・運営しています。
例えば節分の時には、鬼チームは金棒、人間チームは豆で戦うPvP(※4)を生徒が作り、実施しました。
(※3)
ドワンゴが主催するニコニコ超会議の中で開催されるN/S高の文化祭。
(※4)
プレイヤー同士で戦うゲームのこと。
ーー幅広く活動されていますね! 自作のPvPもすごい。
ここからは、「VE」が企画する「磁石祭」でのイベントについて、聞いていきます!
VR空間に幕張メッセ!?
ネット企画を主導しています!
ーー今回の磁石祭ネット企画について、教えてください!
VEの磁石祭ネット企画では、”家に居ながらも磁石祭を楽しめる”というのを目標に「バーチャル磁石祭20XX ~Nexus Sea~」という企画を準備しています。
この企画では、VR空間上に再現されたほぼ実寸大の幕張メッセ 国際展示場の展示ホールを巡っていくイベントになります。
過去にVEが実施した、初代の普通科夏祭りと普通科雪まつりを再現したブースや、VEについて詳しく知れるブースなどを用意しています。
ーー実寸大!? すごいですね。
イベントにはどうすれば参加できるのですか?
イベントの参加方法は3種類あります。
“常時開放インスタンス”は、イベント実施時間中いつでも入退室できるものです。
“コアタイムイベント”では、みんなで集まってワールドを巡ります。
そして、初めての方向けにアプリの操作方法から始める“初心者ツアー”も用意しています!
また、なんとこの企画はVRを持っていなくても、Androidスマホや、デスクトップPCなどを使用してVR空間を訪れることができるため、VRを持っていない普通科ベーシックの生徒でも楽しめるようになっています!
ーーVRがなくても入れるのは、新しい試みですね! 気軽に参加できそうです!
力を入れたところはどこですか?
一番力を入れたのはなんといっても幕張メッセの再現です。
実は作った本人は幕張メッセに行ったことがなく、公式のカタログやネットの写真などを駆使してモデリングしました(笑)。
ーー制作時のエピソードを教えてください!
Googleストリートビューで幕張メッセを見ていたところ、偶然お茶で有名な某企業の自動販売機を見つけたんです。
企業の公式サイトに載っていたその機種の横幅から床のタイルの寸法を逆算したり、そのタイルの配置から柱の位置を割り出したりと、とにかくあらゆる手段を使って実寸大に近くなるよう再現しました。
ーーすごいですね! 細かい!!
企画のおすすめポイントを教えてください!
普通科夏祭りブースでは、屋台の食べ物を食べることができたり、おみくじを引くことができます!
中には低確率でレアおみくじが入っているので、ぜひチャレンジしてみてください!
ーー読者に一言お願いします!
ワールド内にいくつか隠し要素を入れているので、全制覇目指してワールドを探索してみてください!
ニコニコ超会議にVR空間が出現!
ブース企画を主導しています!
ーー今度は、磁石祭ブース企画について、教えてください!
リアル会場のブース企画では、VRを活用して、NS高の七不思議にお化け屋敷の要素を取り入れたVR体験コンテンツを出展する予定です。
体験者にはVRを装着してもらい、両手にコントローラーを持って、怖いNS高の校舎内を歩き回ってもらいます。
ーーNS高の七不思議……気になりますね。
具体的にどのような体験ができるのでしょうか?
3つのコースがあります。
ホラーがちょっぴり苦手な人におすすめ!「鳴り響く謎の旋律」
このコースでは、自身が通う学校の不気味な怪談の噂を聞いた体験者が、その話が本当か確かめようとするところから始まります。
夜の学校に忍び込み、噂のある音楽室に行くという内容です。
スリリングなホラーが好きな方におすすめ!「芝刈り機の呪い」
このコースでは、VRヘッドセットの充電コードを学校に忘れたことに気付いて、夜の学校に充電コードを取りに行くことから始まります。
ここのメインが、奥平校長の芝刈り機の映像(※5)にちなんで、芝刈り機に襲われることです。ぜひこれは体験してほしいです(笑)。
学校特有の恐怖を体験したい人におすすめ!「締め切りまでのカウントダウン」
このコースでは、体験者が締め切り間近のレポートを学校に忘れてきたことを夜になってから気付くところから始まります。
期限である23:59までにすべてのレポートを提出しないといけません。
これはN/S高生であればみんなが怖いと思う内容ではないかと思います(笑)。
しかし、そこには幽霊がいるので幽霊からの妨害に耐えながらレポートを進めていく必要があります。
(※5)
普通科に所属している生徒は、バーチャル教材でも閲覧可能です
ーーストーリーの設定が細かくてリアル感がありますね!(笑)
特にこだわっているところは何ですか?
シナリオです!
芝刈り機に襲われたり、レポートを提出したりと面白い内容がたくさんありますし、他にも楽しい要素がたくさんあります。
生徒自らの手で創り上げた完全オリジナルコンテンツですので、ぜひ体験していただきたいと思っています!
ーーオリジナルコンテンツ、気になりますね!
おすすめポイントを教えてください!
VR技術を活用したこの体験では、360度に広がる恐ろしい空間が体験者を取り囲みます。
どこを見ても恐怖が迫ってくるリアルな体験ができ、VR技術によって、体ごとその世界に入り込み、実際にそこにいるかのような体験ができます!
ーー読者へ一言お願いします!
UnityやBlenderなどのツールを駆使して、質の高いコンテンツを作れるように頑張っています!
VRゴーグルを被るとそこには360度に広がる恐ろしい空間があり、恐怖が体中を駆け巡り、心を揺さぶることでしょう。
NS高の七不思議の謎と恐怖に立ち向かう、この最新鋭のホラーをぜひ体感してほしいです!
企画がとても楽しみになりましたね!
気になったという方は、ぜひ参加してみてください~!
実施日程のご案内
☆ネット企画「バーチャル磁石祭20XX ~Nexus Sea~」
4/19:14:00-17:00
4/20,21,23-25:14:00-17:00
※4/22はメンテナンスのため休止
※イベント中にのみ入室可能、午前中や深夜は入室不可
上記期間中であれば、ご自由に参加いただけます!
イベント日時は下記サイトからご確認ください!
>>https://sites.google.com/nnn.ed.jp/mag24-38<<
※ネット企画は、N/S高生及びN中等部生のみ参加できます。
☆ブース企画「バーチャルスクールミステリー ~NS高七不思議の恐怖~」
ニコニコ超会議の磁石祭ブース内「バーチャルイベント実行委員ブース」にて実施します!
1日目:4/27(土)
2日目:4/28(日)
ぜひ幕張メッセに足をお運びください!
※ブース企画は、どなたでもご参加いただけます。
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