生徒主催のイベント!N/S音楽ライブ代表に話を聞いてみた!

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取材・文=石田(6期生・ネットコース)

目次

まえがき

先日、音楽部の部員主催のリアルイベント「N/S音楽ライブ」が開催されました。
生徒主催のイベント開催という前例の少ない試みをを成し遂げた代表のMi soraさんに、イベントを実行するにあたって体験したことや、そこから得たものをお聞きしたいと思います!

インタビュイー

Mi soraさん
N中等部ネットコース3年生
音楽部所属 N/S音楽ライブ代表

イベントについて

ーーリアルイベントを生徒主催で開催するのはあまり前例がない試みですよね。イベントを立案するきっかけは何でしたか?

元々は「音楽部の部費を使ったらどう?」という職員さんの提案でした。その職員さんはオンラインでのトークセッションを想像されていたらしいんですけど、「折角ならリアルでイベントしたくない?」と思ったのがきっかけです。

音楽ってリアルでしか体験できないことが結構あって、それを部員が約1300人もいるのに、リアルイベントが開催できていないのは勿体ないと思い、イベントを開催しました。

ーーイベント概要を教えてください。

「N/S音楽ライブ」を開催しました。
「会えるって最高だ」というサブタイトルが着いてまして、N/S高ってオンラインに力を入れていると思うんですけど、その分磁石祭やリアルイベントとかで「会える」ってちょっと特別な感じがありますよね。その特別な体験を、夏の思い出に残そうとオフライン開催のイベントになっています。

主に歌ってみた、合奏してみた、超合わせてみた、などニコニコ超会議でしていた企画やバンド演奏などを、用意しているステージ上でみんなで披露しました。

また、ライブ会場とは別に一部屋交流部屋があって、そこでは謎解きをしたり自由にかけるホワイトボードが用意されていたり、参加型の企画を少し用意していました。

ーー交流部屋もあるとのことで想像より規模が大きく驚きました。運営メンバーは何人で行われたのですか?

企画書の作成時点で、私ともうひとりで2人です。途中からお手伝いという形でメインメンバーの2名が加わってくれたのですが、ひとりは忙しくてあまり活動できてなかったので3人程で進めていきました。

その後、N/S音楽ライブサポーターという方々を募集しまして、当日来た方と来られなかった方合わせて11名で班での運営体制となりました。また、音響管理のPAさん(※1)やポスターを作成するポスター班を始めとしてたくさんの方に支えられたことによりイベントを行うことができました。

※1 PAさん Public Address ライブなどにおいて音響を担当するエンジニアのこと。

ーー生徒主催でのイベントがあまりない中、4名+11名で行われたんですね。全体の指揮をとるときってどうでしたか?

精鋭達に集まっていただいたのですが、周りが凄いってわかっている以上私も凄くないと、というプレッシャーがある中で全体をまとめるのが大変でした。でも良い機会になったと思っています。

ーー会場を借りることや楽器を借りる許可が必要だったと思うのですが、実際に経験されてどうでしたか?

会場を借りるまでがなかなか長くなってしまったことが厳しかったです。
N/S音楽ライブは超会議やキャンフェスといったように、元々あったものを生徒主体で行う訳ではなかったので、学園側もなかなか動いてくれずといった感じで。会場が決まったのも当初の予定より凄く遅くなってしまいました。

この企画自体が去年の11月から動いているんですけど、予定としては1月には企画書提出が終わって、3月には全ての許可が取れていて、4月から動き出す予定だったんです。
それが、例えば…..本来はサポーターを募集する期間が4月の予定だったのが、実際には6月や7月からということになって、全体的に3ヶ月くらい遅れていて。

遅れを取った分を取り戻さないと…….というのが大変でした。

ーー8月初めにやるイベントなので、人を集めていちから説明するところを1ヶ月で完璧にしないといけないみたいな状況ですもんね。準備でいちばん大変だったことも、やはり予定より遅れた点ですか?

そうですね。あと、イベントを開催するとなるとどうしても賛否両論が飛び交ってしまって。頑張って作ったものだし、私にとっては最高のものを目指して作ってるのですが、他の人から見ると違うという意見も多い、というのが余りにも強くて、キツイなと思っていた時期がありましたね。

あとは、先ほども言ったのですが私が代表ということで、みなさんをまとめるのがプレッシャーでした。みんなが凄いことがわかってるから、私がまとめることによりみんなの輝きが損なわれてしまう、というのがみんなにとっても私にとっても、イベントにとっても、すごいもったいない事だなというふうに感じていたので、そうしてはならないというプレッシャーがありました。

当日の感想

ーー当日はどうでしたか?

一瞬で時間がすぎました。感覚的には30分もないような感じで、すぐに「あ、終わっちゃった。」となりました。
私は広島に住んでいるのですが、広島だとなかなか関東や関西の人と会えないので、会えた喜びも凄くありましたし、やっと出来たんだ、っていう喜びと安堵が相まった感じでした。
あと、私は楽団に所属しているので、普段触れる音楽はクラシックがメインなんです。なのでイベントでバンドに関われたのがすごく楽しかったです。

ーー広島から来られたということは結構遠征ですよね?

そうですね、めちゃめちゃ楽しかったです!

ーー大変そうだなって思ったのですが、楽しまれたのですね(笑)。

ーーイベント当日、OGやOBの方も参加出来るというのを企画書で見たのですが、そのようにした理由はあるのですか?

音楽部を作ってくださったと言っても過言では無いと思っている先輩方に凄く助けられたからです。

また、学園内だけで止めるのが勿体ないなと凄く感じていて。心から楽しいと思えたり、頑張ったな、楽しかったなと思える人が増えることがイベントの成功に繋がると思っていたので、成功の要因に繋がる人がひとりでも増えるなら全然OKにしちゃおうという感じでしたね。

ーー当日の盛り上がりはどうでしたか?

めっちゃ盛り上がってました! みんな楽しそうだな、と思って見てました。

ーー絶対楽しいですよね!

イベントを終えて

ーーイベントを終えた今のMi soraさんが思う、イベントを実行することについて教えていただけますか?

大変です!思ったより大変だし、思ったより批判は来るし、思ったよりみんなは認めてくれないんですよ。でも、最終的にイベントが終わった時に、絶対、頑張っただけ自分を認めることができます。だからこそやる意味があるし、やってよかったと思えるから、これからも頑張っていきたいし、こういうイベントも増えていって欲しいです。

ーー今回、イベントの開催により得られたものは何ですか?

今までなかなか自分を認めることができなかったんです。でも、このイベントをやって人生で初めてというくらい、自分を認めることができたっていうのが1番の成長であり、得られたものですね。

本当にこのイベントをやるのがしんどくなって、自分には無理だ……と思っていた時があったんです。けど、「他のことは何でも手伝えるから、自分のやるべきこととやりたいことをやったらいいよ。」と言ってくださった方がいて、その言葉にすごく救われました。

それ以降、自分がやりたい、こうしたいということを詰め込んで、みんなを笑顔にできるイベントにするという目標へ向かって頑張った結果、自分を認めることが出来たので、自分が成長できたのは、自分とその言葉をくれた方とみなさんのおかげです。

あとがき

何かを成し遂げた際には、何を得ることができたか振り返るということが重要とわかっていても、ただ成し遂げることが目標となってしまっていたり、成功したことに対して満足して終わってしまったりすることの多い私は、「成し遂げたことにより自分を認めることができた。」というMi soraさんの体験をもとにした言葉から、物事を成し遂げる姿勢などを学ぶことがありました。

N/S音楽ライブからイベント開催が活発になり、皆さんの思い出やN/S高の魅力がまた一つ増えれば良いなと感じました。

また、後日イベント当日の様子を収録した動画が投稿される予定ですので、今後もN/S音楽ライブにご注目ください!

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