“社会”と“ハンドスピナー”を回し続けるために
今やビジネスに欠かせなくなったものがある。社会に溶け込み、企業を豊かにした画期的なアイテム。『ハンドスピナー(以下「HS」と表記)』だ。
本日はそのコモンセンスを創り出した、株式会社Fidget Spinner代表の江畑終太郎氏にインタビューを行った。
株式会社Fidget Spinner 代表取締役社長 CEO 江畑 終太郎
現役高校生ながら76の会社を起業し、年商は2兆円を超える。YouTube番組『令和の虎』では「チョコバットを薄切りにしたい」という事業をプレゼンして、3000万円の出資を得た。
鋭く光る、先見の明
ーーHS事業に注目した理由を教えてください。
まず、HSとビジネスってシナジー効果が期待できると思ってたんすよ。例えば、タスクとタスクの間にHSをスピンすることで、適度にチルアウトできて生産性が向上するでしょ。
それに、HSは年齢・性別・人種関係なく遊べるダイバーシティなガジェットなんです。その点から見ても、非常にユーティリティな事業なのかと。
ーー具体的にはどんな取り組みをしていますか。
弊社は基本的にBtoBが多いっすね。伸び悩む企業をターゲティングして、HSを試験的に導入してもらいます。それで、クライアントに気に入っていただければ、取引が成立する感じですね。
実際、HSを導入したほとんどの企業が業績を上げているっていうエビデンスも取れてるんですよ。
ーー仕事をする上でのマインドセットはありますか。
ユーザーのインサイトを意識することです。繰り返しMTGを行って、オーソライズを得ることで……あ、ちょっとすいません!
ここで江畑氏に電話が掛かってきたため、インタビューは一時中断に。やはり多忙を極めているようだ。
「どういうことだ!!」
取材班が待機していると、江畑氏が怒号を放った。社員に檄を飛ばしているのかと思ったが、少し様子がおかしい。しばらくして電話を終えた江畑氏は、顔面蒼白の状態だった。
ーーなにかあったんですか。
……さんしました。
ーーえ?
……倒産しました!!! 起業した76社ぜーんぶ、倒産したよ〜!!!
ーーちょっと⁉ 江畑さん⁉︎
トウサントウサントウサントウサントウサントウサントウサントウサントウサントウサン!!!!!
父さんが倒産ってか? なあ? 笑えよ。
ナンチテナンチテナンチテナンチテナンチテナンチテナンチテナンチテナンチテナンチテ〜〜〜〜〜
「はぁはぁ、なんだ……今のは……」
「ま、まさか……」
「あれが、別の人生⁉️」
「そんな……俺はどの人生でも、ハンドスピナーを再び流行らすことができないのか?」
「くそ……もう、ここまでなのか……?」
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