3年ぶりの開催!! 宿泊型職業体験レポート~イカ釣り漁業体験~【前編】
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取材・文=みゆう(N高5期・ネットコース)
写真=みゆう・スタッフの方々
3年ぶりに開催された宿泊型職業体験! 今回はその1つ、「イカ釣り漁業体験」に参加してきました!
この記事では、実際に参加してみての感想も交えながら、職業体験の内容を紹介していこうと思います!
そもそもイカ釣り漁業体験ってなに?
イカ釣り漁業体験とは、2022年の8月8日〜11日に開催された、3泊4日の宿泊型職業体験です!
山口県長門市にある向津具(むかつく)半島という場所で、N/S高生の仲間や地元の中学生などと一緒に、イカ釣りを体験するプログラムとなっています。
詳細は学園のイベントカレンダーより確認できます!
※イベントカレンダーはN/S高生のみ閲覧可能です。学園アカウントでアクセスしてください※
(画像からもアクセスできます)
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また、事前ワークショップとして、海洋プラスチックについて考えるワークショップも開催されました!
こちらも学園のイベントカレンダーから概要を確認することができます。
(画像からもアクセスできます)
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今後行われるワークショップや職業体験などもイベントカレンダーで案内されていますので、職業体験に参加してみたいという方や、興味のある方は定期的にチェックしてみてください!
イカ釣り体験~1日目~
初日、全国各地のN/S高の参加者が山口県に集まりました!
最初の集合場所から向津具半島まで1時間半ほどかかるのですが、この時はみんな緊張しているのかバスの中は静まり返っていました……。
しかし、職員の方がバスレクリエーションとして、イカクイズをしてくれたことによって、車内には少しずつ笑い声が溢れていきました。
バスに揺られること約1時間……。
窓からは透き通るような青色の海が見え始めました!!
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長門市の海を楽しみながら更に30分ほど移動し、ついに4日間お世話になる宿「パタ屋」に到着しました!
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パタ屋は木の温もりが感じられるログハウス風の宿。
宿の目の前は海になっていて、気持ちいい潮風を浴びることもできました。
設備やアメニティも充実しており、オーナーやスタッフの方も親しみやすく、とても快適に過ごすことができたので、長門市に来る機会がある方は一度訪れてみることをオススメします!
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宿に到着し一息ついた後は、今回一緒にイカ釣りをする地元の中学生とも合流し、いよいよ開校式です!
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開校式では、それぞれ自己紹介をした後、市役所の方が山口県の水産業の現状や長門市の魅力を説明してくれました。
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山口県では、漁師が年々100人程度のペースで減っているらしいです……。
その原因として、現在の漁師の高齢化や、そもそも漁師になりたいと思う人(特に若年層)が少なくなっていることなどが挙げられるそう。
漁師が減るということは、水揚げされる海産物の量も減るということでもあり、このまま漁師が減っていったら海産物の値段上昇などにも繋がりそうですよね……。
この説明の後、簡単なグループワークとして、近くにいた人達と「この事実を聞いてどう思ったか」や「疑問点・質問したいことはないか」などを共有し、考え合いました。
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全体的に、「水産業の現状に驚いた」という意見が多く出たように感じました。
私も漁師がこんなに減っていっているということに衝撃を受けましたし、正直、こうして職業体験で説明を受けるまで水産業について詳しく調べたりもしなかったので、余計に危機感を覚えました。
そこで、私は1つ疑問に思ったことを質問してみました。
ーー漁師になりたいという人、特に若者の志望者が少なくなっているとのことでしたが、そういった状況を変えるために何か活動されていることはありますか?
市役所の方「もちろんあります。山口県では、未経験者でも漁師になれるように研修を行ったり、漁師として就業した後も支援金を給付することによって、事業を継続しやすくする取り組みをしています。また、漁業に必要な漁船や漁具等の導入にかかる資金を援助することにより、漁師になるまでのハードルも下げています。」
なんと、こんなにも漁師志望者へのサポートが充実しているなんて驚きです!
こちらの詳しい情報は、専用のWebサイトで見ることができるので興味のある方はご覧になってみてください。
ちなみに、こうした取り組みは山口県だけなのか? 国主体ではやっていないのか? が気になったので調べてみたら、国からのサポートもあるみたいです!
こちらも水産庁のWebサイトから確認することができます。
更に調べてみると、山口県以外の地域でもこうした漁師志望者へのサポート制度があることがわかりました。
こういったサポートが充実していることがもっと広まり、漁業が身近になれば、漁師の減少問題も少しは解決の方向に向くのかなと思いました。
漁業の問題が深刻化すると、私達の食生活などにまで影響が出てくる可能性もあるので決して他人事ではないですよね。
自分にも何かできることはないかを考えるきっかけになりました。
いろいろ考えさせられた開校式も終了し、夕飯を食べた後は近くにある温泉へ!!
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「楊貴館(ようきかん)」というホテルの中にある温泉は、長門市の海「油谷湾(ゆやわん)」を一望できる露天風呂付き!
みんなここで移動の疲れを癒しました。
その後は、グループワークのオリエンテーション、スタッフとの個別面談、就寝前の自由時間には花火大会が開催されました!
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手持ち花火に加え、打ち上げ花火や吹き出し花火も使った超豪華な花火大会!!
大量の煙に襲われましたが、すごく楽しかったです(笑)。
この花火大会によって、他の生徒やスタッフとの距離がぐんと縮まったように感じました。
初日にこうして交流が深まるイベントを開催してくれるのは、本当にありがたいです。
生徒やスタッフと気軽に話せるようになったところで、1日目は終了となりました。
2日目からはいよいよイカ釣りです!!
イカ釣り漁業体験~2日目~
イカ釣り漁業体験2日目は、スタッフの提案により生徒数人で行ったラジオ体操から始まりました!
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私も参加したのですが、ラジオ体操をやるのが久しぶりすぎて全然覚えてなかったです……。(笑)
たどたどしいラジオ体操になってしまいましたが、海を見ながらのラジオ体操はすごく気持ちがよかったです!
2日目最初の活動は、グループワーク!
この日からイカ釣りでお世話になる、漁船「龍神丸(りゅうじんまる)」の船長へのインタビュー内容を考えました。
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まずは各々で思いつく限りの船長への質問を付箋に書き出し、グループメンバーに共有していきました。
「どうして漁師になったのか?」
「収入はどれくらいか?」
「漁師になって気付いたことは何か?」
などなど……。沢山の質問が出ました。
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自分では思いつかなかったような質問も出てきて、新たな視点に気付くことができました。
さすがに全部を質問するわけにはいかないので、1人1つ、「これだけは絶対に聞きたい!」という質問を選んで、この日のグループワークは終了しました。
次はいよいよ漁船「龍神丸」の試乗です!
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龍神丸は、山口県長門市油谷川尻の港にある遊漁船です。
最大12人乗れる漁船で、普段は一般の方もイカ釣り体験ができるみたいです。
こちらの詳細は龍神丸のホームページより確認できますので、興味のある方は是非チェックしてみてください!!
また、船長が更新しているブログや向津具半島を紹介しているWebページでも案内されているので、こちらも合わせて確認してみてください。
船長からの簡単な挨拶や注意事項を聞いたら、早速乗船です!
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船に慣れていないため、わずかに揺れている船体に乗り込む時も恐る恐るという感じで、船内を歩く時もバランスが全然取れずに、常にどこかにつかまりながら移動していました……(笑)。
全員乗ったらいよいよ出航!!
長門市の町並みを眺めながら、日本海へと向かっていきます。
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始めは波もあまり無く、船も一定のスピードで走ってくれていたので、気持ち良い潮風を浴びながら透き通ったミントグリーンのような色の海を満喫することができました。
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また、長門市の観光名所である「元乃隅稲成神社(もとのすみいなりじんじゃ)」も少しだけ見ることができました!
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ここまでは船酔いの心配もないぐらい快適……だったのですが、沖に進むにつれて波がどんどん高くなっていき、更に船のスピードもアップ!!
バランス感覚のない私は立つこともできないぐらい、揺れが激しくなっていきました。
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ちょっとお茶目でちょっと過激な船長の操縦テクにより、水しぶきも大量にかかり、全員びしょ濡れに……(苦笑)。
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その後もどんどん船は加速していき、必死にしがみついていないと振り落とされそうなぐらい揺れも激しくなっていきます。
遊園地のジェットコースターぐらい怖いですが、その恐怖すらも楽しめるぐらいとても楽しかったです!
船の先端部分である船首にも乗せてもらい、真っ青な空と海を堪能できました。
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試乗が終わり、港に戻ると次は船長インタビュー。
先程のグループワークで考えた質問を1人ずつ投げかけていきます。
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出た質問と回答の一部を、ここでも紹介したいと思います。
ーーイカの養殖ってあまり耳にしませんが、可能なのでしょうか?
船長「現実的に厳しい。水温の管理も大変だし、そもそもイカが弱い。養殖しても4,5日で死んでしまう。」
イカは元々海底近くにいる生き物なので、水温が少しでも高くなると死んでしまうらしいです。
漁をするより、可能であるなら「養殖のほうが効率的なのでは?」と考えてしまいがちですが、繊細なイカを育てるとなるとかなりのコストがかかってしまいそうですね……。
ーー新型コロナウイルスが流行し始めてから、漁業関係で何か変化はありましたか?
船長「市場での魚の相場が下がったし、観光客が来なくなったから遊漁船としての売り上げも下がった。」
ニュースでは飲食店などが主に取り上げられていますが、やはり漁師にもかなりの影響があったんですね……。でも確かに、飲食店が売れていないなら、魚などの食料を仕入れる量も減ってしまうので市場での相場が下がるのも納得です。そうなると、コロナ禍が原因で辞められた漁師さんもいるかもしれませんね……。
ーー漁師になってから気付いたことはありますか?
船長「多分みんなが思い描いている漁師と、実際の漁師は全然違う。想像以上に大変だし、燃料代や漁具代その他諸々を引いたら、儲からずに赤字になることだってある。よく獲れる時を楽しみにやっているけど、漁師になることはオススメしないね。」
やはり漁師ならではの大変さがあるんですね。しかし、想像以上に大変となると、漁師を目指しても途中で諦めてしまう人もいそうですね……。もちろんそうならないように、1日目に市役所の方が話してくれたような地域や国からのサポートがあるのだと思いますが、本当にそのサポート体制が充分なのか、サポートをしても漁師が減り続けていく現状をどうすれば変えられるか、などは今後調べ、考えていくべきことだなと感じました。
他にもいろんな質問があったのですが、全てを書くと文字数が凄いことになるのでインタビュー内容はここまでにしておきます。
沢山質問したにも関わらず、船長さんは全てにおいて丁寧な回答をしてくれました。
船長さんが親切で優しい人だということもわかり、夜に行うイカ釣り体験が更に楽しみになりました!!
ここで一度船長さんとはお別れし、宿に戻り昼食を取ります。
昼食が終わってから夜のイカ釣りまでは自由時間となり、イカ釣りに備えて仮眠を取る人もいましたが、まだまだ体力が余っている数人で近くの海水浴場に行ってみることにしました!
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写真ではちょっと伝わりにくいかもしれませんが、長門市の海は何度見ても感動してしまうほど本当に綺麗です。
砂浜も綺麗で、裸足になって歩くと気持ちいい!
足首までなら……と、海にもちょっと入ってみました。
ここで大事なことを書いておくと、この時、生徒・スタッフ共に普段着のままです。
水着を着てるわけでもないですし(そもそもしおりの持ち物欄に水着と書かれていなかった)タオルや着替えも宿に置いたままです!
なのでみんな、入るとしても膝下まで……のはずだったのですが、
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がっつり入ってますね。もう写真でもわかるぐらいびしょ濡れです(笑)。
どうせ濡れたならいっそのこと思いっきり遊んでしまえ! ……ということで、スタッフVS生徒の『海上大相撲大会』が開催されました!!
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左2名が生徒、右2名がスタッフです。
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スタッフ陣はしっかり作戦会議をしたりと、かなりガチな様子。
さあ、勝利の女神はどちらに微笑むのか!?
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まずはスタッフ陣が仕掛けていきます。これが吉と出るのか、凶と出るのか……。
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ここでスタッフ1名倒されてしまいます!!
生徒陣2人は、生き残っているスタッフに一斉に襲い掛かります!
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しかし、生徒1名が思いっきり海にダイブし脱落!
残った2人の一騎打ちとなりました!
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そして生徒がスタッフを押し倒し、試合終了!
最後まで勝ち残った生徒は、喜びのあまりバンザイポーズをしていました。
ちなみに、このあとのリベンジマッチでスタッフはちゃんと仕返ししていました(笑)。
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そんな波乱万丈の海水浴も終わり、宿に戻ります。
イカ釣りまでもう少しだけ時間があったので、「ito」というカードゲームで交流を深めました。
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そして、いよいよイカ釣りの時間です!!
ちなみに、イカ釣り体験がある日は船酔いの予防も兼ねて夕飯はありません。
ちょっと小腹が減るのを我慢し、港へと向かいます。
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出航する前に、船長さんに操縦室を見せてもらいます。
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操縦室では、主に上3つのレーダーを使って、船の現在地・魚群がいる水深・他の船の位置把握などを行っているそうです。
船長さんが丁寧に説明してくれましたが、正直どこをどう見ればいいのかが全然わからないままでした……(笑)。
船の操縦をしながらレーダーを見分けているなんて、すごいなぁと思いました。
全員が船に乗ったら、出航です!
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この日は18時30分頃に出航し、19時頃からイカ釣り開始となりました。
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船長さんやお手伝いに来てくれた方がイカ釣りの方法などを教えてくれた後、いよいよイカ釣り開始です!
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今回狙うのは、「剣先イカ」という種類のイカで、甘みが強く、高級イカとして知られているようです。
ここでイカ釣りについて軽く説明しておくと、「エギ」と呼ばれるエビや小魚のような形をした模型に複数の針をつけた仕掛け(画像参照)を2つ釣り糸に付けて、エサは付けずにそのまま海に沈めます。
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イカの反応がある水深を船長がレーダーで確認して教えてくれるので、その深さまで糸を垂らしていきます。(普段は海底近くにいるイカですが、夏は産卵シーズンのため海底を離れてもう少し浅いところまで上がってくるそうです。)
大体、1秒につき1mずつ糸が出るらしいので、例えば水深40mまで沈めたい場合は脳内で40秒数えて糸を止めると40m前後のところで止まるみたいです。
また、釣り糸に色が付いており、10mずつで色が変わるのでそれを目安に垂らしていく方法もあります。
糸を止めたら、イカが喰いついて来るまで釣竿を上げ下げし糸を少し巻く、という動きを繰り返します。
イカが喰いついて来たら、一定の速さで糸を巻き上げます。この時、少しでも巻くのを止めてしまうとイカが針から外れて逃げてしまうので、慎重に行います。
釣れたらイカを生け簀に移す、というところまでが、イカ釣りの一連の作業になります!
事前にイカ釣りの経験がある人から、「全く釣れない時もあった」と聞いていたので釣れるかどうか不安だったのですが、釣りを開始してわずか数十分ほどで次々と釣れたという報告が!
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中には、2匹同時に釣り上げる人も……!
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想像以上にどんどん釣れて楽しかったのですが、釣竿を上げ下げする動作はかなり腕を疲労させ、船も常に揺れているためバランスを取りながら立って長時間釣りをするのは、体力的にかなりしんどかったです……。
ですが、船長さんが釣れたばかりのイカを捌いてくれて、お刺身を食べることができました!
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やはり釣りたてのイカは普段食べるイカとは全然違って、身も柔らかいし凄く甘くてとても美味しかったです!
美味しいお刺身を食べて体力も回復したところで、更にどんどん釣り上げていきます。
途中、船長さんが機械を使った1本釣り漁のやり方なども見せてくれました。
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この日は23時過ぎまでイカ釣りをしました。
今回の職業体験は、イカを釣って終わり!……ではなく、釣ったイカを出荷するところまでやります。
港に着いたら、まずは生け簀に入っているイカを水揚げします。
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この日は1人10匹程度釣ることができ、かなりの量になりました!
水揚げをし終わったら、次は仕分け作業です。
イカの大きさを見て、大・中・小に分けていきます。
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仕分けが終わったら、出荷用の箱に丁寧に詰めていきます。
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合計4箱作ることができました!
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後は出荷するだけなんですが、その前に……
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なんと、イカを丸かじりする猛者が現れました!!
写真で見ても躍動感がすごいです(笑)。
船長さんも、さすがにイカをそのまま食べる人は初めて見たとのこと。
感想を聞いてみると、ちゃんと美味しかったようです(笑)。
さあ、いよいよ出荷です。
出荷場まで運ばれた4箱のイカたちは、最後はトラックに積まれ、出荷されていきました。
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これで、この日のイカ釣り体験は終了です。
この時点での時刻はなんと深夜12時半!
この後宿に戻って夜食や入浴などを済ませるので、就寝は深夜2時頃となりました。
すごく疲れましたが、とても良い経験ができました。
前編はここまでとなりますが、3日目と4日目も見どころ満載ですので、是非、後編も見ていってください!!
後編へ続く……。
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