オンラインコーチングってどんなもの?【海外進学科編】
あなたはオンラインコーチングというものをご存じだろうか?
オンラインコーチングとは、N/S高の有料のプログラムである。
コーチングとは
生徒自身が自分を見つめ、本当の気持ちや新しい気付きを得られるよう、対話を通じて成長する力を導き出すことです。コーチたちは、課題の認識を生徒に促し、目標達成の軸となる主体性をサポートします。
オンラインコーチングでは大学受験や海外進学、プログラミングのコーチングを受けることができるが、その実態はあまり知られていない。そこで、今回は海外進学科のオンラインコーチング生であるMoeさんに、その内容や体験談を伺った。
Moeさん
N高5期3年生
海外進学を志しており、オンラインコーチングの海外進学総合クラスに所属している。
目次
- 入会のきっかけ
- 生徒同士でのグループ授業
- コーチとの面談
- 海外大学進学に向けて
- オンラインコーチングを受けての成長
- 好循環が最大の魅力
入会のきっかけ
ーーオンラインコーチングはどのように入会を決めましたか?
オンラインコーチングが始まってすぐのとき、
「面白そうだし、とりあえず1ヶ月ぐらいやってみるか!」
と思って、試しに入会しました。
ーーそれからもう1年と2ヶ月の間(※)続けているのですね。
はい。入会してみて、いいなーって思ったので今でも続けています。
※インタビュー時点(2022年8月)
生徒同士でのグループ授業
ーー授業ではどのようなことをしていますか?
英語の記事を使って、それについて生徒同士のグループで議論をしています。
その手助けをネイティブの先生がしてくれるって感じです。
私は最近、これとは別の「英語討論クラス」っていうのに参加していますね。
ーーそちらはどのようなクラスでしょうか?
基本的には一緒ですが、英語討論クラスでは記事も生徒が選んで、生徒がリーダーを務めて、討論を進めていきます。
まさに生徒主体で、とても楽しいです。
ーーどのようなテーマの記事を使っていますか?
色々な記事を使いますが、環境問題とかは結構話題に上がりますね。
ーーそのクラスを通じて、自分の英語力の向上は感じていますか?
すごく感じています。
絶対に喋らないといけないし、討論のリーダーになるとみんなの意見をまとめないといけないから、全員の言うことを聞き逃してはいけないっていうプレッシャーもかかるんですよね。
そのおかげで、自分の英語力が向上しています。
あと、グループ授業は英語のレベル別に生徒が分かれていて、「自分は全然喋っていないのに、周りの人はめっちゃ喋ってる、どうしよう!」ということは起こらないようになっているので、安心です。
コーチとの面談
ーーコーチとの面談では、どのようなことを話していますか?
始まったらまず「元気?」ってきいてくれて、心身ともに健康に過ごせているかを確認してから、毎回単語テストをしています。
その後、学習の進捗を確認して、ライティングの添削などをやってもらっています。
おそらく、面談の内容は人によって違いますね。
ーー人によって柔軟に対応してくれるという感じですか?
そうですね。コーチが親身になって考えてくれて、「あなたに足りないのはこれだからこれをやりましょう。」と提案をしてくれたり、私からも「これをやりたいです!」って言ったらコーチが教材を探してきてくれたりします。
ーーコーチ以外の方との面談はありますか?
IELTS(※)のテストを受けた後に、その結果を振り返って、どんな感じで志望校への準備を進めるのかの確認を留学課のカウンセラーと話す面談があります。
ーー直近のその面談では、どのようなことを話しましたか?
前回受けたIELTSの結果を振り返って、反省点や次に向けての対策を話し合いました。
その後、志望校の出願方法とか奨学金についても気になっていたので、それについても話し合いました。
※IELTS(International English Language Testing System)は、米国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、および英国を含む英語圏の国々に留学、就労または移住を希望する人々の英語力を測定する、ハイステークスの英語試験です。
海外大学進学に向けて
ーーオンラインコーチング以外で、海外大学進学に向けてMoeさん自身で取り組んでいることはありますか?
毎日単語をやっているのと、文法はやらないと忘れるので継続的に復習しています。
あとは、Youtubeとかで面白い英語の動画を見たり、ドラマとか映画を英語で見たりするようにしています。
ーー英語でドラマや映画を見るのは難しいと思うのですが、勉強を重ねるにつれ聞き取れるようになっていったのですか?
そうですね。最初は全くわからなかったんですけど、だんだん英語字幕で見られるようになってきました。
今では英語字幕がなくても内容が理解できるようになりました。
ーーMoeさんは海外進学に焦点を絞っておられますか?
はい、そうですね。
カリフォルニアの美術系の大学に行きたいと思っています。
ーーなぜその大学を志すようになったのですか?
小さい頃から絵を描くのが好きだったんですよね。
勉強も頑張っていたんですけど、やっぱり絵の方が好きだなって思って。
ーー日本にも美術大学はあると思うのですが、海外の美術大学、特にアメリカの大学に興味があったということですか?
はい。日本の美術大学の雰囲気がちょっと私には合わないなと。
型にはめる感じ? それは自分には向いてないなと思っています。
それで、もうちょっと自由度が高い、自分を出すって感じの雰囲気である海外に行こうと思いました。
特にアメリカだと本当に自由なので、それがいいなと感じて志望大学を決めました。
オンラインコーチングを受けての成長
ーーオンラインコーチングを受ける前と、今受けている状態でどのような変化があったと感じますか?
コーチとの一対一の面談があるので、やらなきゃいけないっていうプレッシャーがあるんですよね。
今は、それに掻き立てられるようにしてできているという感じで、今までそんなふうに感じたことはなかったので、それが大きな変化です。
受ける前までは英語の学習をぼんやりとやっていたんですけど、オンラインコーチングを受けていく中で英語と向き合えるようになって、継続的に学習ができるようになりました。
ーー英語の学習面以外での変化はありましたか?
自分でタスクを決めてやるのが苦手だったんですけど、オンラインコーチングで単位を絞って考えることが身につきました。
「1週間でこれだけやろうとしているから、じゃあ今日はこれをやろう」って感じで具体的に考えられるようになって、スムーズに日常生活が進むようになりましたね。
今までは突っ走るというか、闇雲にやっていたんですけど、計画を立ててやることの重要性に気づけました。
ーーオンラインコーチングを受ける前と今とでは英語力の向上は……
あります!(即答)
それこそ海外のドラマとかも、最初は見られなくて大変だーと思っていたんですけど、オンラインコーチングで英語力が上がっていくうちに楽しめるようになってきたんですよね。
好循環が最大の魅力
ーーMoeさんが考えるオンラインコーチング海外総合クラスの一番の魅力はなんでしょうか。
一番の魅力は、自分のペースでできるのに、周りの人がいることによって向上心が失われないことですね。
普段は個人でやってるけど、グループ授業とかで周りの人と接して、普段を発揮する機会があり、さらに周りの人にも触発されてっていう好循環がすごくいいなと思います。
ーーMoeさんが受けているオンラインコーチングの海外総合クラスは、どのような人におすすめできると思いますか?
オンラインコーチングは色んな方に柔軟に対応できるので、ちょっとでも英語を頑張りたい人とか、海外に興味がある人とか、万人に勧められると思いますね。
英語ってやっていて損はないじゃないですか。
だから、少しでも英語に興味があったらやってみるのをお勧めします。
英語が全然できなくても伸びます。
これは、私が実体験を持っているからこそ断言できるんですよね。しかも、伸びれば伸びるほどやる気も上がっていくのでいいと思います。
✳︎
インタビューを通して、Moeさんの自主性や、こうなりたいという意志が強く感じられた。
このような自主性を尊重し、生徒一人一人に柔軟に対応できることこそが、オンラインコーチングの強みなのだろう。
今回のインタビューは、私自身オンラインコーチングや海外進学について多くのことを知ることができたため、非常にありがたい機会であった。
この記事が、みなさんがオンラインコーチングに少しでも興味を抱くきっかけとなれば幸いである。気になった方は学園のオンラインコーチングのサイトを覗いてみるのもいいだろう。
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