ーN高生に聞いてみたー 沖縄本校スクーリングはどうだった?
N高生にとってのビッグイベント。
「沖縄本校スクーリング(以下、本校スクーリング)」
N高生は原則として2年次に、4泊5日の本校スクーリングに参加することとなっています。
たった一度の本校スクーリング。楽しみたいのはみんな同じはず!
そこで今回は、本校スクーリングに参加した51名にアンケートを行いました。
「本校スクーリングではどんなことをするのだろう。不安だなぁ。」という方必見の記事となっているため、是非読んでみてください!
本校スクーリングに参加した生徒の本音はいかに……?
(※アンケートの回答は一部編集して掲載しています。)
本校スクーリングの満足度
まずは気になる、本校スクーリングの満足度。
この質問には5段階評価で回答してもらいました。
驚くことに、80%以上の人が一番高い評価をつけていました。
参加者のほとんどが満足するようなスクーリングが行われていたなんて……。
私としては普段のスクーリングとほとんど同じなのだろうと思っていた部分があったため、この後どういった回答が出てくるのかが気になります!
実は、初めから楽しみなわけではなかった
先ほどの満足度の結果から「参加者は皆、本校スクーリングが楽しみなのだ」と考えた私。
しかし、その予想は外れることに……。
本校スクーリングに行く前のイメージ
・友達できなかったらどうしよう&友達できなさそう
・初対面の人ばかりで不安
・暑そう、天候が不安
・相部屋やだなぁ
・ホテルの部屋の人と仲良くなれるか心配
・初めて会う人と泊まるなんて考えられない
本校スクーリングに対しての印象は、実はネガティブなものが多かったのです!
もしかすると、ネットでの関わりが主となるN/S高にありがちな「リアルでの関わりが少ない」という点が影響しているのかもしれません。
ただ、楽しみな気持ちが微塵もないわけでもなく、
・正直ウキウキ、ワクワクでたまらなかった
・どんな生徒や先生が来るのか楽しみ
・海がよさそう
といったポジティブな意見もありました。
友達作りは最大の試練?!
ネガティブな回答の約9割を占めていた「友達作りへの不安」
アンケート内で、新しい友達ができたかという質問をしたところ、以下のような結果が出ました。
なんと、約98%の人が友達・仲良くなった人ができたと回答していました。
また、友達・仲良くなった人ができたきっかけについても質問しました。
友達ができたり仲良くなったりしたきっかけ
・同じ部屋・同じクラス・同じ班だった
・バスで隣の席に座った
・バイキングの時の譲り合い
・レクリエーションで話した
・タイミングを見て自分から話しかけた
・休み時間に自分の落書きを見ていた人が「絵上手いね」と話しかけてくれた
・共通の好きなゲームで仲良くなれた
・お菓子を共有して仲良くなれた
・スクーリング前にDMをしていた
etc…
このように、席が近い人、同じ部屋の人などなにかしらの接点があって仲良くなるという人が多くみられました。
中には「自分がずっと喋りかけていた」という人も……
やはり、勇気を出して話しかけてみる、ということが友達を作る秘訣なのかもしれないですね。
ただ、人見知りの私としては、いきなり話しかけるのはハードルが高いため、お菓子を配るなど、何か用事を作って話しかけるのも一つの方法かもしれないと思いました。
また友達との思い出としてはこのようなものがあったそうです。
本校スクーリングでの、友達との思い出
・寝る前の恋バナや、一緒に喋りながら食べたご飯
・夜にアイスパーティーやお菓子パーティーをしたこと
・部屋で朝の5時にとても大きな音で友達のアラームが鳴り、みんなで笑いながら起きたこと
・ネットでしか会っていない人とリアルで会話できたこと
・首里城を眺めながらアイスを食べたこと
・一緒にバナナボートに乗ったこと
・方言の違いについて話したこと
恋バナをするなど、定番の思い出も多くありつつ、方言の違いについて話したり、ネット上での知り合いに初めてあったりなど、ネットの高校ならではの思い出も多くあることがわかりました。
また首里城を眺めたり、バナナボートに乗ったりと沖縄に行ったからこその思い出もできたようですね。
思い出に加え、より多くの友達を作るための方法も提案してもらいました。
より多くの友達を作るための提案
・部屋の行き来ができるようにする
・班の人以外ともご飯を食べる
・グループ活動や自由時間を増やす
・バスでのレクリエーション
・自己紹介を席の近い人だけでなく、遠い席の人ともできるように一時的に席を変える
・フルーツバスケットなど、趣味が合う人を見つけられるゲームを行う
人数が多かったり、時間が少なかったりという理由でたくさんの人と親しくなることは難しい、といったことが伺えますね。
これらの提案を見る限り、学校側に改善してほしいことだけでなく、生徒間でできそうなこともたくさんありそうです。
自らが積極的に動くといった意識を持った上で、学校側からも友達作りの機会を用意してくだされば友達ができることは間違いないかもしれませんね。
学校側からも友達作りの機会を用意してもらえると嬉しいですね!
思わずヒヤッ……本当に起こったハプニング
旅行中は、思いもよらないことが発生しがちです。
私自身、旅行中にホテルの中で迷ったことや、コンタクトレンズを落としたこともありました。
こういったハプニングは本校スクーリング中にも起こっていたそうです。
本校スクーリング中に起きたハプニング
・ビーチに水着を置いてきた
・日焼け止めを忘れた
・保険証を忘れていて焦った
・海水浴の授業の時、下着の替えを学校に持ってくるのを忘れた
・スマホをバスに置いていった
・バナナボートから落ちた
ここまでは、まだなんとかなる範囲でもありますが、中にはこんな人も…
・熱中症になった
・ゴーヤチャンプルーに当たった
・宿泊施設に到着後、スーツケースが大きく割れていた
皆さん、くれぐれも体調には気をつけてくださいね。
そして、スーツケースが割れてしまった方はその後大丈夫だったのかが気になります……
先輩からのメッセージ
このようなたくさんの思い出を作ってきた先輩から、後輩へ向けたメッセージについてもいただきました。
後輩に向けたメッセージ
・不安な気持ちはあると思いますが、絶対忘れられない楽しい思い出になると思います!いっぱい楽しんできてください!
・話しかけても、お互い緊張していることが多いですが、温かい心で受け止めてくれます。なので自分もそうしていれば、自然とお話しできるので大丈夫です!
・5日間あっという間なので楽しんでください!
・初めは恥ずかしいかもしれないけど、とても楽しい経験です!
・皆優しくて友達になれます! 心配事は基本的になくなります!
・せっかく沖縄に来ているので、色んなことにチャレンジして欲しいです!
・楽しんだもん勝ち
・参加して後悔することはないと思って欲しい。景色めっさ綺麗で授業も面白い!
先輩たちからの、緊張や不安を抱えていても、それを上回る楽しさがあるから安心して欲しい、という思いがひしひしと伝わります……。
また、アドバイスも多くいただくことができました。
後輩へのアドバイス
・車酔いには気をつけたほうがいいよ……
・暑い日に行く人は熱中症! 気をつけて!
・保険証忘れないでね!
・本当に暑くて日焼けをするので絶対に日焼け止めを全身に塗ってください。
・「ビュッフェどうかな。きれいな景色、バスから見えるかな。お土産何買おう。」って、人間関係以外のところに楽しみを見つけていくのがおすすめかな。
・「挨拶できる人がいたらラッキー!」くらいの気持ちで行ったほうが、気楽に行けると思います。
・積極的に話しかけたほうがいい!
・優しい人ばかりだから積極的に喋ろう
・楽しいけど疲れるから覚悟したほうが良い。
とりあえず話しかけてみる、ということが本校スクーリングを制するカギになりそうですね。
また、気候によって起こる体調不良にも気をつけたいところです。
今年度これから本校スクーリングに参加する生徒、来年度に参加する生徒共にとても参考になるものとなったと思います。
アンケートに協力してくださった皆さん、ありがとうございました!
不安も楽しさに変えられる!
大半の生徒が不安を抱えていた本校スクーリング。
それでも参加後には、絶対忘れられないような楽しい思い出になった、と感じている人が大多数です!
私自身、来年に本校スクーリングを控えているため、このアンケートはとても参考になる結果となりました。
この記事から「不安になっているのは自分だけではない、きっと楽しい思い出を作れるはず」といったことを感じてくだされば嬉しいなと思います。
本校スクーリングを終えたすべての人が、どんな出来事も貴重な体験だったと胸を張って言えますように。
【調査概要】
・調査対象:2022年度に沖縄本校スクーリングに参加したN高生
・調査時期:2022年8月17日〜8月24日
・調査方法:インターネットによるアンケート調査
・総回答数:51件(2回の重複回答は除く)
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