【公募記事】 人生を変えたつくば本校スクーリング

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N/S高新聞では、この度、N中・N高・S高生全体に、記事の公募を行いました。
背景には、より多くの生徒に書く機会を提供し、書くことの喜びや楽しさ、他者に読んでもらえる嬉しさを体感してほしい!という思いがあります。

今回は公募テーマ「N中・N/S高でやってよかったこと」への応募作品の中から、多くの人にぜひ読んでほしい記事を公開します。

公募テーマ
「N中・N/S高でやってよかったこと」

目次

人生を変えたつくば本校スクーリング

はじめに

私は6月14〜17日の4日間、つくば本校スクーリングに参加しました。帰ってきてから3週間が経ちますが、「本校スクーリングに行って本当によかった!」という気持ちが収まるどころかどんどん大きくなり、人生の転機だったと思うまでになってきました。

そこで、今のこの気持ちと考えていることを書き残すことで心の整理をつけ、そして、私の体験を共有することによって、本校スクーリングを不安に思っている人の気持ちを和らげ、楽しみにしている人がもっと楽しみになってもらえれば、と思い投稿することにいたしました。

S高本校前で撮った私。

初対面での会話

S高という学校の性質上、学校の友達と実際に会って話すのが本校スクーリングが初めてあるいは久しぶりという人が多いのではないでしょうか?
私自身も実際に学校の友達と会って話す機会は久しぶりで、日程を合わせた友達も1人(Aくん)だけ、初対面の人と話して仲良くできるのか、部屋割りは大丈夫か、いろいろな不安で押しつぶされそうでした。
 
そして出発当日、幸運なことにバスに唯一の友達Aくんが乗っており、友達Bくんを紹介してもらったのですが、初対面のBくんと親しくなることで、本校スクーリングが楽しい方向へと進んでいきました。
バスの中で最初はAくんとBくんと私の3人だけで喋っていたのですが、そのうちBくんの班員とも喋るようになり、その班員の友達とも喋るようになり、さらにはその友達とも喋って、気づいたら大きなグループで話すようになっていました。つくばでは更に多くの人と話すようになり、帰る頃には参加した生徒だけでなく全ての先生方とも話せるようになっていました。

たった1人の初対面の人と話して仲良くなることから人脈が広がる、これが本校スクーリングの大きな醍醐味の1つだと思います。

宿泊したホテルのラウンジにて。自由時間はずっと遊んでいました。

楽しかった知人とのオフ会

初対面の人と話して仲良くなることが本校スクーリングの醍醐味と言っても、自分には無理!と思う人も多いと思います。私もAくんをはじめとした知人がいなければ、こんなに多くの友人と話す機会はなかったかもしれません。そう考えると、既にオンラインで交流のあった知人が一緒だったことがとても大きかったと思います。
また、知人と参加して、実際に会って、遊んで、話す、いわゆる「オフ会」も本校スクーリングの醍醐味の1つです。SlackやZoomでは分からない、実際に会ってみないと分からないことがたくさん発見できました。

Zoom上では出来るけど、リアルでは出来ないこと。
逆にリアルでは出来るけど、Zoom上ではできないこと。
どちらも経験できる。そしてその経験がどちらにも活かせるということが、S高ネットコース・オンライン通学コースの良い所であると実感しましたし、そうしたことを経験できる本校スクーリングに参加できてよかったと思っています。

みんなで「女体山」登山も!
女体山の山頂から。絶景でした!

解散の寂しさとそこから考えたこと

行く前は、不安でいっぱいだった本校スクーリングが、初めて会った友達や、もともと友達だったみんなのおかげで、行ったその日には「一生この時間が続けばいいのに!」と心の底から願うほど、楽しくなっていました。4日後には解散すると思うと、本当につらく、残念で、寂しい気持ちになりましたが、心のどこかで、あとまだ3日残っているしという気持ちもありました。

でも気づけば最終日、正直、込み上げてくるものがありました。「4日間しか一緒にいないじゃないか」と言われればその通りです。でも、私にとってこの4日間は、人生で一番短く感じた4日間であり、楽しく充実したかけがえのない4日間でした。

社会科の水野先生の誕生日をサプライズでお祝い! 水野先生、ニッコニコでした。

帰宅してソファーに座り、さっきまで一緒だったみんなと通話しながら、4日間のことを色々考えました。そして、楽しかったことだけでなく、寂しさや反省も含めて本校スクーリングなのかなとも考えました。

終わってから芽生えた感謝の気持ち

帰宅後も私にはまだやることが残っていました。それは今回のスクーリングに関する動画を作ることです。

最初は動画を作る予定など全くありませんでした。でも、つくばで友達がいきなり動画を作り始め、その動画を見せてもらったところ、すごい完成度で、私もこんな動画を作ってみたい!と思ったのです。
帰宅後の寂しさの中、その思いは一層強くなり、寂しさを笑いに変えられるような動画を作ろう!と編集を開始しました。

ラウンジで遊ぶみんな。一瞬一瞬が最高に楽しかった!

編集作業は、終わりが見えず、つらくなった時もありました。そんな時に支えてくれたのは、本校スクーリングで出会った友達でした。より良い動画にしようと切磋琢磨しあい、試行錯誤を重ねて、ついに完成。みんなが撮ってくれた素材を繋ぎ合わせて作った一本の動画。正直なところ、出来については自信がありませんでしたが、とにかく完成したことが嬉しかったです。

そしてそれをSlackでみんなに送りました。送ってすぐは不安でしたが、見てくれたみんなが、私の動画に、いいね!面白い!と言ってくれてとても嬉しかったです。そしてみんなの優しさが身に染みました。今回の本校スクーリングを通して、私はみんなの優しさに何度救われたかわかりません。
そして、今度は自分が友達の作った動画を見ている時に思いました。「これを作った人、見る人、感想をくれる人、そうした色んな人たちのおかげで楽しく、嬉しい気持ちになるのだ」と。本校スクーリングに関わった、全ての人たちへの感謝が芽生えた瞬間でした。

余談ですが、私の動画がいつの間にかS高の中で広まっていたらしく、偉い先生方の出席する職員会議でも流れたそうで、吉村校長にお褒めいただきました。世の中何があるか分かりません(笑)。

作成した動画の冒頭。先生たちにキャッチフレーズをつけて紹介する動画です。

全体を通して見つけた今後の課題

今回本校スクーリングに行って、たくさんの経験をし、新しい発見をすることができました。中でも一番印象に残っているのは、友達たちの企画力と行動力です。彼らの企画力・行動力は、先生方に「こんなスクーリングは今までになかった」と言われるほどでした。

ある時、その尊敬する友達の1人に、ふと聞きました。
「どこでそんなにたくさん仕事をもらってくるの?」
と。すると彼は、
「仕事はもらってくるものじゃなくて作るものだよ」
と平然と答えました。

その時、私は気づきました。私は利用する側でしたが、彼は利用するものを提供する側にいるのだ、と。そしてこう強く思いました。
「私もそちら側に行きたい!そのために私は何ができるのか?」

あれこれ考えて出た答えは、「今できることを精一杯やる」ということでした。そこでまずは、クラスの企画やオン通全体の企画に携わろう、そう決めて取り組みを始めています。

そして、大きな目標もできました。尊敬する友達と一緒に、生徒主体のオフ会を企画・開催することです。まだ何も決まっていませんが、卒業するまでにたくさんの人を巻き込み、企画実装まで漕ぎ着けたいと思っています。
そしてそして、最後に私の大きな夢。卒業式に卒業生代表として登壇することが現実になるよう、大好きなS高での毎日を悔いのないよう楽しく精一杯、過ごしていきたいです。

最後に

最後に、本校スクーリングでお世話になった皆さんへの感謝を述べて終わろうと思います。
私はこの本校スクーリングを通して様々なことを学びました。さまざまな刺激を受けて物事の捉え方が良い方向に変わったこと、尊敬する人たちが通うS高が心の底から好きになったこと、周囲への感謝の気持ちです。
そしてこれを読んだみんなには少しの準備と、少しの勇気をもって、本校スクーリングに臨んでほしいと思います。そうすればみんなにも、人生の転機が訪れるかもしれません。
 
最後にこの場を借りてみんなに言わせてください。
 
ありがとう。

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