我が道を突き進むN高生 ー自主性の神ー

今回はN/S高新聞実行委員2期生の初期研修の一環として、N高に所属するりんとさんという方にインタビューをした。
普段の生活の様子や力を入れていること、目指している進路についてなどのお話を伺った。

りんとさん
N高6期3年生 ネットコースに所属。
多くの同好会に入っており、科学同好会では運営をしている。
同好会の運営として
ーーりんとさんが今N高生活で力を入れていることは何でしょうか?
同好会での活動ですね。たくさんの同好会に所属していて、科学同好会とファッション研究同好会の運営と準運営をしています。
ーーありがとうございます。普段、科学同好会はどういった活動をされていますか?
週に1回、科学に関するクイズ投稿をしています。
また、会員の人が科学について気になることや質問があればチャンネルに投稿し、詳しい人が回答しています。
ーー科学についての知見を深め合うという感じですか?
そうですね。
ーーありがとうございます。同好会の運営、大変ですよね。運営をしてきた中での気づきは何でしょうか。
ワークショップなどのさまざまな活動では、裏の準備にすごく時間がかかるということを実感しました。
その活動に参加するだけであればパッとできますよね、しかし、運営をするとなると、例えば掲示物やスライドなどを作る上で、構成や見やすさ、伝えたいことをまとめる必要があったりして、非常に時間がかかります。
ーーやはり、参加するのと運営するのとではかなり差がありますか。
そうですね、だいぶ違います。
ーーありがとうございます。同好会での運営をする中で、得られたことがあれば教えていただきたいです。
自分から積極的に動くことの大切さがわかりました。
私自身、あまり自分から話しかけたり、積極的にアクションを起こしたりすることが得意ではありませんでした。
今も得意ではないのですが、今まで様々な人から言われてきた「自分から積極的に動くようにしなさい」という言葉の意味がようやくわかったなと。
ーーなるほど。その気づきは日常生活にも活かされていますか?
そうですね。アルバイトでも、自分からどんどん動くことの大切さを体感し、意識するようになりました。
ーーありがとうございます。りんとさんが同好会での活動をするようになったきっかけは何でしょうか。
科学同好会は会長と元々知り合いだったので誘われて入りました。
そのほかの同好会も、今まで持っていた興味や、それについて知りたいという好奇心が源ですね。
割と軽い気持ちで参加し始めました。
ーー軽い気持ちで参加したことは良かったと思いますか?
良かったと思います。そこで物怖じしていたら今の私はいないだろうし、同好会に入って得たこともたくさんあるので。
「ちょっとでも気になるなら参加した方がいいよー」ということは教職員の方々からもたくさんお聞きしますが、本当にその通りだなと思います。
1日の生活
ーー平日の主な1日の流れを教えていただきたいです。
9時から10時ぐらいに起きて、朝ご飯を食べた後に軽く家事をして、レポートをやったり、実行委員関連の作業をやったりして午前中が終わります。
午後は散歩に出かけたり、午前中と同じくレポートをやったりしています。
就寝時間は大体12時から1時ですね。
行事などがなければ基本同じルーティンで過ごしています。
ーーありがとうございます。そのような毎日を送る中で、心身に疲れが溜まったときなど、リフレッシュしたいときはどんなことをしていますか?
主に音楽と運動ですね。
音楽はたくさん聴いたり、歌ったりしています。カラオケ同好会にも入っているのですが、1人でカラオケに行くことも多いです。
ーーありがとうございます。音楽はいつ聴くことが多いですか?
聴くのは歩いているときや一人のときですね。
歌うことはお風呂でも結構あります。
ーー運動の方ではどういったことをされていますか?
ストレッチをしたり、犬の散歩に1時間ほど出かけたりしています。
ネットコースに所属していて、家での勉強がメインのため運動不足になりがちなんですよね。
だから、1日何分かは運動をするように気をつけています。
進路に向けて
ーーりんとさんは現在三年生のため、後一年足らずで卒業しますよね。何か進路に向けて取り組んでいることはありますか?
進路に向けては、面接練習や書類添削など学校のサポートを受けています。
ーーありがとうございます。今のところ進路はどのように考えていますか?
短期大学への進学を考えています。医療事務員になりたいと思っているので、医療事務や秘書の勉強も合わせてできる短大に進学する予定です。
ーーなるほど。その分野を志すようになったきっかけは何でしょうか。
私はこの学校に転入してきたのですが、転入前に少し病気を患ってしまって、それで病院に通う機会が増えたことが一番のきっかけですね。
病院で働く方を見たり、実際にその方々と話したりする機会が増えていました。
それで、こういう仕事もあるんだなぁと感じて色々調べた結果、これはいいんじゃないかなと思って決めました。
ーーありがとうございます。医療事務の道に進んで何かやりたいことや、関連する自分の目的はありますか?
一番は人と接する仕事をすることですね。
会話はあまり得意な方ではないのですが、話すことは好きなんです。
だから、人と会話をする仕事をして、誰かの役に立てたらいいなと思っています。
N高生活を通して
ーーNS高という環境で、りんとさんが一番良いなと思う点は何でしょうか。
自分のペースで勉強が進められることですね。
自分の体調と相談して調子が良いときにたくさん進められたり、逆に悪い時はゆっくり休めたりと、緩急がつけられることがすごくいいと思います。
ーーありがとうございます。りんとさんがN高生活を送ってきた中での1番の気づきや学びは何でしょうか。
たくさんありますが、自分の中で大事にしていることは、’’人は話してみないとわからない’’ということですね。
第一印象で自分とは合わないだろうと敬遠していた人が、実際に話してみると気さくで話しやすい人だったとか、そういうことがたくさんありました。
また、珍しい経験をした人がNS高にはたくさんいて、自分が今までわかってもらえなかった感情をわかってくれる人達もいました。
それがすごく心強いなと感じています。
そのため、人の第一印象に縛られないようにすることは自分の中で大切にしていますね。
ーーありがとうございます。最後の質問になりますが、りんとさんの過ごしてきた生活から得られた、同じN/S高生に向けてのアドバイスをお願いします。
継続することですね。
最初は、レポートなどの勉強を、自分が決めた時間に決めた量をちゃんとやるっていうことに、すごく苦労しました。
だから、定期的に少しずつでも勉強をすることの大切さを伝えたいです。
進学してからや大人になってからは、色んな物事を自分で決めて進めることが基本となってくるため、それを高校生の段階で身をもって体験できているのはいいことだなと。
*
今回のインタビューを通して、りんとさんは何よりも自主性があり、自立している方だと感じた。
今後もりんとさんは自主性をフルに発揮し、素敵な人生を歩むのであろう。
余談ではあるが、振り返ると「ありがとうございます。」を自分が十数回も言っていたことに気づいた。
これからのインタビューではより自然な受け答えをすることを心がけたい。
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