【腹ペコライターWS】N/S高生が聞いて、書く「小布施町の魅力」とは?④

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寄稿=食いしん坊なあなたのための腹ペコライターワークショップ

N/S高・N中等部では6月下旬から7月初旬にかけて「食いしん坊なあなたのための腹ペコライターワークショップ」を開催しました。長野県小布施町で美味しい食品を販売する四つの事業所さんにインタビューを実施。小布施町で地域課題の解決に取り組む小布施まちイノベーションHUBさまや、小布施町在住のライター大宮まり子さまの力も借りながら、商品や小布施町の魅力を伝える記事の執筆に挑戦しました。
N/S高新聞では参加した生徒が執筆した記事のうち8本を、4回に分けてお届けします。今回はKUTEN。さまにインタビューを行った二つのチームの記事です。一部重複する内容や写真もありますが、2チームそれぞれの視点で書かれた記事を続けてお楽しみください。

目次

小布施町から「半径30km以内」でとれる素材を使用。
セルフリノベーションした素敵な古民家カフェ&フルーツタルト屋さん「KUTEN。」

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取材・文= 伊藤嘉穂(N高7期・ネットコース)、敷田智香(N高​7​期・ネットコース)
写真= 伊藤嘉穂、敷田智香、KUTEN。さま提供

北信州、小布施町にある葛飾北斎の「八方睨み鳳凰図」で有名な岩松院のお膝元で、フルーツタルトやランチを提供しているKUTEN​。さん​。地産地消を実現したいという想いからお店をオープンさせました。今回私たちは、そんなKUTEN。さんにお話を伺いました!

小布施町は、長野県の北東にある直径5kmほどの小さい町です。
葛飾北斎とゆかりがある町で、北斎の作品を見ることができます。また、小布施町はなんといっても栗が有名です。小布施栗は、江戸時代には将軍家への献上品となったほど大粒で、甘味のある良質な栗です。
小布施町は、風情ある歴史的な町並みが残っており非日常を味わうことができます!

−−−北信州でとれるフレッシュな素材を使用しているKUTEN。−−−

KUTEN。さんは、北信州、小布施町・岩松院の敷地内にあったお蕎麦屋さん、お土産屋さんを自分たちでリノベーションしたカフェ兼フルーツタルト屋さん。
小布施町から「半径30km」で生産される素材を中心に扱うそうです。
なので、フレッシュなフルーツや野菜を楽しむことができるお店となっています!

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−−−店内の雰囲気−−−

DIYをする際、古民家の味わいを壊さないように、ということを意識したそうです。
なんと、店舗DIYには地域の方たちや長野県立大学の学生さんたちにもお手伝いして
もらったそうです!地域の方たちや学生さんたちのこだわりや想いで創り上げらたお店、とっても素敵ですよね♪

店内はスカイブルー、イエロー、グレーで統一されていて居心地の良い雰囲気となっています。また、お客様がゆっくりとした時間を過ごせるように照明などにもこだわっているそうです!それだけではなく、席の間隔も少し広めにとってあるので快適な時間を過ごせること間違いなしです!
おしゃれで大きなガラス窓からは季節の移り変わりを感じることができます。

KUTEN。の店内はどこかなつかしさを感じるけど新しい、そんな素敵な空間です。

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ーーー KUTEN。のケーキ ーーー

11種類あるケーキの中から2つを紹介します。

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北信州産ふじりんごのアップルパイタルト(550円)

綺麗なきつね色が目を引くパイにぎっしり詰まったりんご。
てんさい糖といわれる砂糖を使用していることで生地の甘味はほんのり。りんごの甘みが際立ち、パイのサクサク りんごのシャキシャキ タルトのザクザク食感が楽しい「見ため」 「」 「食感」「ボリューム」どれをとっても最高の1品です。

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チョコとブルーベリーのクランブルタルト(550円)

濃厚でしっとりとしたチョコケーキに大粒でジューシーなブルーベリーの酸味がアクセント。タルトとの相性も抜群。チョコケーキがくどくて苦手な方でも美味しく食べられます。

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リンゴジュース ストレート(450円)
生産量のうち20〜30%の、スーパーには並ばないりんごを変換して届けたいと思い作られたそうです。
蓋を開けた瞬間りんごの香りが広がり、飲むとコクのある甘みと酸味のバランスが良く飲みやすい味です。
スッキリとした甘さがケーキとも相性が良く、ケーキと一緒にりんごジュースを買うのもオススメ。

KUTEN。では、オンライン販売も行っています。
ケーキ、焼き菓子、ジャムなどフルーツを使った商品が多くそろい、お家でも北信州の味覚を堪能できます!
URL
https://kutenonline.com/collections/%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%88-1

今回取材をしたお二人

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君島登茂樹さん  
長野県長野市出身、昭和63年生まれ
合同会社U.I.international.代表
東京で経営を学んだ後、帰郷し23歳でアパレル小売店と八百屋を開業。そして権堂商店街に八百屋レストランを開店。新たな飲食店の形を模索しながら山ノ内町の地域活性化の事業も展開中。

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佐藤美槻さん
長野県立大学 グローバルマネジメント学部4年生
KUTEN。fruit&cake マネージャー
NPO法人シナノソイル理事

終わりに

居心地の良いゆったりとした空間で半径30km以内の旬の食材を堪能出来る地産地消を実現したリノベカフェ「KUTEN。」
小布施町に行く際、是非訪れてみてはいかがでしょうか。

【住所】長野県小布施町雁田604
【定休日】月曜日
【営業時間】
 TAKEOUT:10:00~17:00
 CAFE:11:00~16:30L.O
 LUNCH:11:30~14:30L.O
ホームページ
https://kutenonline.com
Facebook
https://m.facebook.com/111965564181388/
Instagram
https://instagram.com/kuten_fruit_cake?igshid=YmMyMTA2M2Y=
Twitter
https://twitter.com/KUTEN_fruitcake?t=bYbatVnHIYRJ8e7flgooSQ&s=09

KUTEN。さんの美しいタルト、果汁100%リンゴジュースの美味しさとは?

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左から久保田、多々良

取材・文=久保田陸(N高7期・通学コース)、多々良七海( N高7期・通学コース)
写真=久保田陸、多々良七海、KUTENさま提供

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君島登茂さん
合同会社U.I.internationalという会社を経営されている。
信州の「食」と「人」と「古民家」、この三つの地域資源を武器に地域に住む人、訪ねる人を元気にする事業を展開。
また、農家さんへの支援、若手の育成、コンサルティングまで事業を展開している。
https://en-gage.net/uiinternationalfood_saiyo/

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佐藤美槻さん
現役大学4年生のKUTEN。のマネージャーさん。

2021年4月24日に開店し地元の農作物を使ったランチ、タルト、焼き菓子などを展開、観光で来ているお客様から地元の方まで深く愛されている。
そんなKUTEN。さんに何点かお話を伺い、実際に商品をいただきました。

ーー新しいタルトの制作は月ごとにしていらっしゃるんですか?

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はい、ですが長野は寒暖差が激しいので農産物が採れる時期もわからないから月に一回かもしれないし、月に二つ出せる時もあるかもしれないです。

ーーありがとうございます。では果物がたくさん採れる時期だったり逆に採れない時期をお聞きしてもよろしいですか?

果物が一番収穫できる時期は年間で言うと8月ごろから10月ごろまでで、春や冬はあまりなくハウス栽培のものやいわゆる路地ものだったりのみになってしまいます。
そして今の時期(取材日は6月22日)より少し前だとブルーベリーなどが採れ出すんですが、天候によっては収量が減ってしまう時もあるし、早く収穫できる時もあるけれど逆に遅くなってしまう場合もあるので、自然環境に合わせてスケジュールを組んで四苦八苦しながらやっています。

ーーそうなんですね!近年はどんどん暑くなりますし自然環境に合わせるのはとても大変そうだなという印象を受けました。廃棄されてしまう食材のタルト以外の活用法はなにかあるんでしょうか?

タルト以外にですと腐葉土だったりエコバッグにしたりして捨ててしまうところを極限まで少なくしています。

ーーへえ!自分は腐葉土については聞いたことがあったのですが、食材をエコバッグにするというものは初めてお聞きしてとても驚いてしまいました。一部店内はDIYで作っていらっしゃったそうですが、DIYを行ってよかったと思う理由はありますか?

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KUTEN。でDIYしている様子

客席の場所をDIYでみんなで作り店舗を作る過程から参加してもらうことによって、仲間意識が出てきて距離が近くなったり、お店に愛着が湧き、何もしていない状態とは大きく接客に差が出るんです!

ーーそうなんですね!やはりお店に愛着のあった方が仕事も楽しく行えるってことですね!

リンゴジュースの商品化について

ーー今回リンゴジュースもタルトと一緒に届きましたがなぜリンゴジュースも商品化しようと思ったのですか?

長野はリンゴの生産高が2位でなんとか長野のリンゴの美味しさをみなさんに届けたく商品開発に踏み込みました。生で食べてもらいたいのが1番ですが、このお店ではスーパーに並ぶことができない商品や規格外になった食材を加工してみなさんにお届けするのでリンゴが1番時期的に美味しいのでリンゴジュースを商品化しました。
甘みを濃縮し簡単に絞ることができるからです。

ーー日本で長野がリンゴの生産高2位とはびっくりしました。甘みがとても濃縮されていて美味しかったです!また、ジュースとは別に開発しているものはありますでしょうか?

タルトやジャム、普段から食べれるような焼き菓子です。

ーージュースの他にも沢山の商品化をされておりびっくりしました。商品化される特に焼き菓子が楽しみです!

リンゴジュースの商品化では長野県がリンゴの生産高が2位でその生の商品をほんとはみなさんに食べてもらいたいという気持ちがある面、KUTEN。は規格外になってしまった食材を加工してジュースにしています。その美味しさをわたしたちに届けてくれています。他にも商品化を進めているとのことなので楽しみになりました。

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今回はリンゴジュース、リンゴと紅茶のタルト、チョコとブルーベリーのタルトが届いたので実際に食べてみました。
リンゴジュースは果汁100%で砂糖ゼロの甘さが濃縮され、スッキリしていて美味しい。
リンゴと紅茶のタルトではサンふじリンゴを使ってリンゴのシャキシャキした食感が特徴的です。
チョコとブルーベリーのクランブルタルトはブルーベリーの甘酸っぱさとチョコの甘さが絶妙にマッチして両方の美味しさが口いっぱいに広がります。

今回は小布施町の岩松院の敷地内にあるFRUIT&CAKE KUTEN。さんにタルトの開発、リンゴジュースの商品化についてお話を聞くことができました。
この職業体験に参加していなければ知らなかった小布施町の魅力、KUTEN。の存在。タルトはもちろんのこと商品化したリンゴジュースのお話をたっぷり聞くことができました。この記事を読み、KUTEN。のことを知ってもらい、行ってみたい!美味しそう!などさまざまな感想を持っていただけたら嬉しいです。
フルーツタルトだけでなく、ジャムやジュース、焼き菓子といった普段でもみなさんに寄り添える食べ物の開発をKUTEN。さんは行っています。気になったそこのあなた!ぜひKUTEN。へ直行してください。

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