【通学コースとネットコース】実際に変更したN/S高新聞記者が徹底分析

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※この記事の内容は2022年6月24日時点の情報です

N/S高といえば様々なコースから自分に合ったものを選ぶことができるのも特徴の一つとなっている。
自分にあったコースを選んだつもりでも、生活の変化に合わせたり、自ら生活を変えてみたかったりということで、変更を考えることもあるかもしれない。
新しいコースにはワクワクする一方で、上手くやれるかなどの不安もあるだろう。
そこで、今年通学コースの週3コースからネットコースに変更したN/S高新聞記者の私が、それぞれの良いところを徹底分析してみることにした。

通学コースとは
キャンパスに通学して学習するコース。
プロジェクトNや基礎科目学習、プログラミングなどのカリキュラムがある。担任との面談があったり、進路の授業が開かれたりなどのサポートもある。
通うペースは週5、週3、週1の中から選べる。
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ネットコースとは
ネットで学習するコース。
単位取得のためのレポートやスクーリング以外はほぼ自由。
ネットコースでも、担任との面談があったり、ガイダンスが開かれたり、重要事項の連絡がされたりなどのサポートがある。
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目次

通学コースの良かったところ

人とのつながりを感じられる

ネットコースに移って気づいたのだが、リアルで人に会えないのは思った以上に孤独を感じる。
もちろん、イベントに参加したり、ボランティアをしたりすることで人と会うことはできる。しかし自分は週3コースだったのだが、週3回も、定期的に、長期的に同じ人と会える機会はそう多いものではなかったんだなと感じる。

人とつながっていることを実感できるのは通学コースの魅力の1つではないだろうか。

安心感がある

通学コースにいたときは気づかなかったのだが、担任の先生やTAさんなど頼れる人が近くにいることは大きな安心感につながる。
ネットコースでも担任の先生との面談があったり、進路のガイダンスなど、相談できる機会はたくさんあるのだが、普段から自分の活動を見てくれているわけではない。
なので、通学コースでは自分の成長を見守ってくれるという安心感を感じられる。

プロジェクトNで発言力・プレゼン力・思考力が格段に上がったと感じた

通学コースに入った頃は少人数のグループで話すのも緊張する、という自分だったが、最後の方にはグループの中で意見を出すのはもちろん、大勢の前でのプレゼンテーションでも緊張しなくなった。
大きな理由は場数が多いことだろう。週1コースなら週1回、週3コースなら週3回、週5コースなら週4回、ほぼ2時間、プロジェクトを進める時間があるのだ。成長しない訳がない。

通学コースを終えたときには、思考力も格段に伸びたように感じた。
日常の中で、矛盾しているところや、質問の答えがずれていることに気づいたりすることが多くなった。
プロジェクトNの中では、思考法などを教えてもらうことができるし、まずプロジェクトを進めるために色々考えなければならないので、必然的に考える力は伸びていったのだと思う。

プロジェクトNとは
高校生が社会に出て活躍するための知識やスキルを身に付ける課題解決型学習プログラム。
具体的な解決策を企画し、制作物をアウトプットします。
 「プロジェクトN」を通してデジタル時代の社会で活躍できる人材を目指します。
引用:https://nnn.ed.jp/course/commute/curriculum/pbl/project/

ネットコースの良いところ

気持ちに余裕が生まれる

キャンパスに通い出すと、やはり「キャンパスに行かなきゃ……」というプレッシャーが生まれてしまう。
ネットコースだとそのようなことを感じることはない。
明日は何しよう? と自由にスケジュールを組むことができる。

通学コースの頃は目の前のことで精一杯になっていたが、ネットコースに入ってからは将来のこともちゃんと考える時間ができたと感じる。

体への負担が軽減される

キャンパスに通っていた頃は、原因不明の胸焼けが毎日おきていて少し辛かった。
ネットコースに入ってからは胸焼けはなくなり、疲労が溜まっている感じもしない。通学コースのときよりはゆっくり眠れるからかもしれない。

やりたいことに使える時間が増える

アルバイトや課外活動、創作活動などをやりたいなら、そのために使える時間は、通学コースよりも、ネットコースの方が多い。
実際ネットコースに入ってから1ヶ月ほど磁石祭の準備に携わっていたのだが、通学コースだったときより多くの作業量をこなすことができたと感じる。

磁石祭とは
N高S高N中等部の文化祭の愛称。
企画立案から前日準備、当日運営まで生徒主体で行う。
参考:
https://chokaigi.jp/2022/plan/nkou.html
https://nnn.ed.jp/about/event/

通学コースでも週1コースや週3コースなら、全日制の学校よりは時間が取れるし、十分時間があるのでは……? と思う方もいるかもしれない。

自分もそう思っていたので週3で通学していたが、実際に経験してみて、時間を有効に使うのは難しかったと感じる。
週1コースについては明言できないが、週3コースの場合は、1日おきに通学することになるので、通学した次の日は結構疲れてしまい、翌日はだらだらと過ごしてしまうことも多い。

磁石祭の準備の実体験や、1日おきの通学が疲れに繋がって時間を有効活用できなかったという実感から、ネットコースは時間があり、やりたいことにたくさん時間を使えると感じる。

コース変更をする際の注意点

コース変更時期を確認しよう

コース変更の時期は、年に数回ある。
コース変更を考えている場合は、在校生はメンターや職員に確認、入学前の方は入学相談会などで相談しよう。

再度通学コースに入る場合は、また試験を受ける必要がある

通学コースの方は知っていると思うが、入る前にちょっとした試験がある。
もう一度受けるのは大変と感じるかもしれないし、定員がいっぱいになっていたら入れない可能性もある。
通学コースをやめる際は、このようなリスクもあるということを頭に入れておいた方が良いだろう。

通学コースからネットコースに変更してみて感じたこと

ネットコースに変更して一番変わったのは、自分がやりたいことにたくさん時間をかけられるようになったところだ。
実行委員会にも同好会にもイベントにも、本格的に参加することができるようになった。しかもたくさん活動しても時間があるので週末に休める!

しかし良かったと思うことばかりではなかった。
ときどき寂しさを感じることがある。

自由な時間を使って色々なことに熱中することができたし、新しい出会いもあった。それでも、ふとした瞬間に悲しくなるときがあるのだ。通学コースの人たちともっと一緒に過ごしたかったのにと思った。キャンパスという場所でもっと過ごしたかったのにとも思った。

今まで居場所だった場所を失う喪失感は、他の楽しさで埋め合わせられるものではないということに身をもって気づいた。

いつかは戻ろうと思っている。
戻るまでに、自由な時間を活かして、様々な分野を経験したり、スキルを身につけたりしたいと思う。そう考えると楽しみになってきた。
今はコース変更をしたことを後悔はしていない。

最後に

コース変更を考えている方は、なぜ変更したいのかを今一度考えてみてはどうだろうか。考えてみて、少しでも不安があれば、その不安に耳を傾けることも大切にして欲しいと思う。
納得のいく選択ができるよう、私の記事が少しでも参考になったなら幸いだ。

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