トークセッションレポート「Webライターに聞く『書く仕事』」どんな感じだった?

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皆さんこんにちは! N/S高新聞実行委員会のまどやんです。

N/S高では先日、トークセッション(以下TS)「Webライターに聞く『書く仕事』」が開催され、フリーライターや編集者として活躍される本物のWebライターさんをゲストに、2時間にわたって講演が行われました。

この講演、ゲストと対話しながら質問したい場合本来ならば抽選で当たらないとできないのですが、なんとN/S高新聞実行委員であれば抽選を受けなくても優先させていただけることに! 私もTSに参加していろんなお話を聞いてきました!

レポート記事になっていますので、当日参加できなかった方も、抽選に落ちてしまった方も読んで下さるとうれしいです!

トークセッションゲスト=佐藤由佳さん(通称:さとゆかさん)
株式会社クリーク・アンド・リバー社にてアカウント・プロデューサーを経験後、フリーライター・編集者として独立。
Web/IT、クリエイティブ、NPO/ソーシャルビジネスなどの領域で取材・執筆・編集を行う。一般社団法人Think the Earthスタッフ。

佐藤由佳 – foriio株式会社クリーク・アンド・リバー社にてアカウント・プロデューサーを経験後、フリーライター・編集者として独立。 Web/ITwww.foriio.com

目次

セッション1「ライターの仕事って?」

①さとゆかさんの仕事内容は?

最初はさとゆかさんの具体なお仕事について。「具体的にやっていること」「執筆ジャンル」「一緒に仕事をする人」の3つに分けて教えてもらいました。

【具体的にやっていること】
ライターとして→インタビュー、取材、執筆
編集者として→原稿の校正、編集、SEO対策

【執筆ジャンル】
Web/IT、クリエイティブ、NPO/ソーシャルビジネス など
(人物にフォーカスしたインタビュー記事が多いそうです!)

【一緒に仕事をする人】
カメラマン、編集者、制作会社など

おお、たくさんお仕事がありますね! さとゆかさんはライターだけではなく編集者としても活躍されているそうです。

②ライターとしてのやりがい・楽しさ

次に、さとゆかさんが感じる「ライターとしてのやりがい・楽しさ」について。こちらも3つに分けて教えていただきました。

・記事公開後の反響(とくにインタビュー相手からの声)
・興味のある分野の最新情報を知ることができる
・自分の名前で仕事ができる→責任やリスクが伴うことも!

私もインタビュー相手や読者からよい反応がもらえると本当にうれしいです。プロの方も同じだと知ることができて、さらにうれしくなりました。
3つ目の「自分の名前で仕事ができる」については、記事の内容が、意図しない形で受け取られてしまう可能性を考慮するなど、気をつけなければならないこともあるそうです。

③フリーランスのライターとは? どうやって仕事をもらう?

セッション1の最後は「フリーランスのライターとは? どうやって仕事をもらう?」ということ。ライターだけでなく、フリーランスで活躍することを考えている方は必見です!

まずは、Webライターの働き方について。Webライターとして働くには、2つの方法があります。

1つ目は「事業会社や制作会社に所属して」働く方法。ライティングだけではなく、編集やディレクションを担うこともあるそうです。
2つ目は「フリーランスとして」働く方法。制作会社などでスキル・人脈を作ってからフリーランスになる人も多いそうです。

なんとさとゆかさん、これまでにフリーランスとしてお仕事をいただいたきっかけを分析して教えてくれました。気になる結果はこちら。

1位‥元同僚・元所属
2位‥SNS経由
3位‥友人・知人、そのほか

なるほど、すごく貴重なデータですね……。私は友人・知人から依頼されることが多いと思っていたのですが、そうでもないんですね。

セッション2「ライティングのコツ」

さて、休憩をはさみTSは後半へ。後半ではTSのメインである「ライティングのコツ」についてお話をしていただきました。

①良い記事ってどんな記事?

後半一発目は「良い記事」について。ライターを志す方だけではなく、多くの方にとっても興味深い課題なのではないでしょうか。
TSでは、良い記事の「基本」について教えていただきました。

【読みやすい】日本語が適切。一文が長すぎない。
【信頼できる】情報源、引用元がしっかり書かれている。
【一貫性がある】伝えたい”メッセージ”が的確。

ほほ〜、わかりやすいですね。たしかに基本ですが、忘れがちです。この3つ、意識し続けたいですね。

②より良い取材・インタビューをするコツは?

N/S高新聞実行委員会では、さまざまな人にインタビューをする機会があります。ですから実行委員である私にとって、「良い取材をする方法」はこのTSで一番聞きたかったことでした。

まず大事なのは「下調べ」。さとゆかさんは「事前準備が9割」とおっしゃいます。

・既に他記事が出ている場合、全て読んでからインタビューに臨む
・「まだ語られていないこと」を聞けるよう、質問事項を用意
・インタビュー相手のSNSなども見ておくと最新状況がわかるかも
・当日のイメージトレーニングをしておく
・現場取材の場合は当日の流れ、取材環境を確認しておく

だ、大事すぎる……。正直、私は「インタビューは本番が命!」と思いながら準備をしていたので、これはかなり予想外でした。次のインタビューでは、「準備が命!!」と思ってがんばりたいですね。

また、写真や画像の挿入にもこだわることで記事の臨場感がより伝わりやすくなるそうです。

・どのようなカットを撮影するのか
・誰が撮影するのか(インタビューの場合はカメラマンが撮影することが多いそうです)
・写真以外の画像(イラスト、グラフ)は必要か

写真はかなり重要らしく、イベントの取材には「写真だけ撮ってインタビューは別日」なんてことも! たしかに、写真がある記事とない記事では読みやすさが全然違いますよね。

③より「良い」記事を書くコツは?

さて、TSもそろそろ終わり。今までは「良い記事ってなんだろう」と、良い記事について考えることが中心でしたが、最後は良い記事を「書く方法」についてです。

・記事の目的を意識する
・構成案を作成してから執筆に入る
・一晩寝かして翌日読み直す
・公開する前にできれば誰かに読んでもらい、感想をもらう(編集者、友達など)

私がとくに大切だと思ったのは「公開する前に誰かに読んでもらい、感想をもらう」というポイント。自分が書いたものを人に見せるのはたしかに恥ずかしさもありますが、良い記事にしたいという思いはもっと強いはず。積極的に見せていきたいですね。

いかがだったでしょうか? 今回のTSはWebライターの方をゲストに、ライターのこと、ライティングスキルについて講演していただきました。
このレポート記事がTSの復習や執筆活動に役立てばうれしいです!

N/S高では今後もさまざまなワークショップ、トークセッションが開催される予定です。ぜひ参加してみてくださいね!

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