N/S高でなにをするか悩んだら、イベント運営に参加してみよう!

取材・文=まどやん(N高5期・通学コース)
春をむかえ、今年もN/S高に多くの新入生が入学した。
N/S高じゃないと叶えられない夢をもった新入生、N/S高で学びたいことがあって入学した新入生など、入学した理由は十人十色だ。しかし、新入生の中には「まだやりたいことが決まっていない」という方も多いのではないだろうか。
今回私は、N高に入学して1年間通学コースのイベント運営を中心にさまざまなことにチャレンジしてきた木戸愛菜さんにお話をうかがった。
話をしてくれた人

木戸 愛奈(きど あいな)さん
N高2年通学コース所属。中学生にキャンパスを紹介するオープンキャンパスや通学コースの文化祭であるキャンパスフェスティバルなど、年間通して多くのイベントに運営側として参加している。
参加して初めて知った「達成感」
ーーまず、初めて運営側として参加したイベントと参加したきっかけを教えてください。
最初に運営側として参加したイベントは、6月に行われたオープンキャンパスでした。募集の案内を見たときに、好奇心から「やってみたいな」と思い、参加しました。
ーー6月って入学後まだ間もないですが、入学前からこういう活動には積極的だったんでしょうか?
一言で言えば内向的で、それこそイベントがあっても運営側になるような人間ではなく、中学生のときの委員会や係などにもまったく興味がなかったです。むしろ、できればやりたくないといった感じでした。なので、当時の私が今の私をみたら、びっくりすると思います。
ーーイベント運営に初めて参加したとき、どんな気持ちでした?
自分はこういったイベント運営に向いていると思っていなかったのですが、先輩方がたくさん話しかけてくれたので、意外と楽しさが大きいんだと感じました。しかしその分、先輩方のようにテキパキと物事を進められるか、私はここにいていいのかなという不安な気持ちもありました。
ーー先輩という存在が大きかったんですね。先輩から得られたこともあったのでしょうか?
知識と安心感です。私よりも一足先に多くのイベント運営をしてきた先輩方から「こういうことがあるよ」「ここ気をつけたほうがいいよ」と教えていただいて、これからの行動の指針になりました。そういうことを教えてくれる先輩方がいることは、参加するにあたってかなり安心につながりました。

ーーイベント運営に対して、意欲的になれるのはどうしてですか?
私の場合は、イベントが終わったあと必ず感じる達成感が気持ちよくて参加することが多いです。イベント運営に参加して初めて達成感を知ることができました。その達成感が次もチャレンジするモチベーションにもつながっています。
ーー達成感を得られることがイベント運営の魅力なんですね。では、イベント準備期間中のスケジュールはどのように感じていますか?
イベント運営といっても準備やミーティングでスケジュールがキツキツになるわけではないので、意識しなくても他の活動との両立がしやすいのがN/S高のイベントのよいところだと思います。
ーーこれからイベント運営で身につけたいスキルなどはありますか?
対話術です。今までイベント運営に参加してきて、毎回私が反省することの一つに「参加者とのあの会話、よくなかったな」というのがよく出てきます。なので、人と話すときに意識することを大事にして、経験を積んでいきたいです。
ーー新入生におすすめしたいイベントはありますか?
オープンキャンパスです。オープンキャンパスは1年のうちに数回あるのでチャレンジしやすいですし、もしかしたら来年の新入生になるかもしれない人たちと触れ合う機会になるからです。

イベント運営に向いているのは「やりたいことが見つからない人」
ーーあいなさんが思う、イベント運営の楽しいところはなんですか?
「学生感」が強いところです。委員会活動や部活動のように放課後にみんなで練習をしたりミーティングをしたり、普通の学校だと当たり前のことかもしれないけどN/S高ではあまりない「学生感」を体験することができます。
ーーイベント運営に参加することには、どのようなメリットがあると思いますか?
キャンパス内で交流の輪が広がるというところです。イベント運営に参加していたらいやでも人と交流しないといけないので、自然と話す相手ができてお友達ができます。そういう交流はいいなと思います。イベント運営をきっかけに仲良くなった子たちからまた交流の輪が広がって、一緒に別のイベント運営に参加したりしています。普段の学校生活でもお話することが多いので、楽しいです。
ーー友達と一緒にイベント運営へ参加することで、もっと楽しくなりますよね。そんな友達から、学べることもあったんでしょうか?
もちろんあります! 考えや価値観の違いを共有できたり、人生の考え方が広がる点でよい経験になります。

ーーイベント運営を通してさまざまな関わりが生まれたようですが、どんな人がイベント運営に向いていると思いますか?
やりたいことが見つからない人に向いていると思います。イベント運営に参加することで交流の輪が広がったりいろんなことを経験して、やりたいことが増えるかもしれない。イベントで経験したなにかがきっかけとなって将来やりたいことが見つかるかもしれないからです。
ーーあいなさん自身も将来活かしたいと思うことが見つかったのでしょうか?
はい。私は何回かイベント運営に参加することで、「だれかのためになにかを企画し、提供する」ことの楽しさに気づけました。なので、将来はだれかを喜ばせてあげられることができる人間になりたいなと思っています。
ーーあいなさんはイベント運営に参加してよかったと思いますか?
もちろんよかったです! 私が過ごした高校1年生の生活は、オープンキャンパスをはじめとしたイベント運営に参加したことがきっかけで始まりました。結果的にそれが今の幸せな生活につながっています。
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今回は通学コースのイベントを中心に取り上げたが、もちろん通学コース以外のコースや学校全体で行うイベントもたくさんある。自分にあったイベントやイベント運営を見つけて活動することで、N/S高生活をより楽しく過ごせるのではないだろうか。読者の皆さんにも、あいなさんが1年間経験してきたことを通じてN/S高生活を楽しんでもらいたい。
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