活躍生徒vol.035:本校MVプロジェクトの動画作成をしたるたさん

  • URLをコピーしました!

取材・文=sonia(N高8期・ネットコース)
写真提供=るたさん

生徒数がついに3万人を超えたN高グループ。多様な生徒が様々な分野で活躍しています。そんな中、キラリと光る実績を生み出した生徒もたくさんいます。実績を生み出した生徒は、どんな活動をして、どうやって実績を生み出したのか……気になりますよね! そこでN高グループ新聞では「活躍生徒」と題してインタビュー企画を始めることにしました。第35弾となる今回は、本校MVプロジェクトの動画作成をした、るた-luta-さんへのインタビューをお届けします。

※記事内の内容はるたさんが卒業前の2024年度取材時点の情報です。
なお、新聞実行委員会は2025年9月12日よりメディア広報委員会に変更されました。

目次

動画制作と自分探し

Q.所属校と学年と名前を教えてください。

新聞実行委員の動画コース2期生。ネットコースのるたです。新聞実行委員で活動をしたり、外部活動でドローンのお仕事をしたりしています。よろしくお願いします。

Q.動画制作を始めたきっかけは何でしょうか?

動画制作のきっかけは歌ってみた動画を作りたいという思いからでした。
元々音楽が好きで、中学校の時、合唱部だったんですよ。歌うことが好きだったので、中学校の時は歌に人生を注いでいました。
YouTubeで歌ってみた動画に出会って、それを自分でも作ってみたいって思ったのが動画作りのきっかけですね。

Q.新聞実行委員で活動を始めたきっかけも教えていただきたいです。

S高に入るときに「自分探しをする」という目標を決めたのがきっかけです。
中学生の時から映像の世界にどっぷり浸かっていたので、学園の方でも映像制作のことに繋げていけたらいいなと思いました。

Q.目標である「自分探し」は達成できましたか?

達成できてるんですかね。
まだまだわからないけど、着実に進んでいっているっていうのは感じていてます。元々趣味でやっていたところから、自分の夢であった映像制作を仕事にすることができて、ゼロがイチになったのかなって思います。
ゼロからイチができたので、高校生活での自分探しはゴールできたと思います。卒業時に後悔がなければ、自分に「よく頑張ったね」と言いたいです。

動画編集をしている、るたさん

ドローンとの出会い

Q.活動の中でドローンを使っていると聞いているのですが、詳しく教えていただけますか。

高校1年の時に当時の高校3年の先輩でドローンをやってる人がいて、その時初めてドローンを教えてもらいました。
「これは面白い」と思ってからどっぷりドローンの世界に浸かりました。その先輩についていって経験を積んだ上で、今度は自分で仕事を取るようになりました。
10人ぐらいのクリエイティブチームがあるんですけど、それの代表をやらせてもらっていて、ドローンのワークショップや体験会のイベントだったり、撮影のお仕事だったりをやってます。

イベント登壇時のるたさん

Q.ドローンと聞くとドローンレースをしたり、農作業に活用したり、映像を撮ったり、色々用途があるイメージなんですけど、撮影以外のことは行っていないのでしょうか?

僕はもう映像制作がほぼ9割で、ドローンレースは僕自身がやるっていうよりは、イベント主催側に立つみたいな感じだったり、子供向けのイベントの中でドローンレースをやったりしています。

Q.ドローンは少しずつ始めて成長していった感じなんですか?

そうですね。ドローンに関するイメージは最初、すごく漠然としていて「ドローンかっこいい」しかなかったんですよ。そういう大雑把なイメージからのスタートだったので、一旦形から入ろうと思ってドローンを買って、自分の家の中で飛ばしてみたかな。
もう今じゃ考えられないような危ないことしてるんですよ。
屋外用のドローンを部屋の中で飛ばして、天井に当たって落ちるとか全然あったし、その経験があって「こういう風にしないと落とすわ」みたいな感じで学んでいく感じ。
具体的に何かを教えてもらうんじゃなくて、経験から学ぶみたいな感じでドローンはやっていった感じですかね。

ドローンを操縦しているるたさんの手元

Q.活動を行う中で、N高グループのコミュニティなどは役に立ちましたか?

ドローン同好会っていう同好会があって、そのコミュニティで「意外と僕だけの趣味じゃないかも」って思えましたね。仲間が増えていくと、その人たちと今後ドローンの仕事を一緒にできるかもって思ったりできるっていう感じですかね。

Q.やりたいと思ったら行動に移すまでが早いんですね。

そうかもしれません。
何か気になったらウズウズするので、じっとしていられないタイプですね。

Q.その分、自分に還元がありそうですよね。

そうですね。このスキルや知識を持ってたら絶対格好いいと思ったら取りに行っちゃうんですよね。

Q.活動をする中で得られたスキルや経験について、改めて聞かせてもらえますか。

やっぱり映像制作のスキルは上がったかなと思います。撮影技術も上がったし、ドローンの操縦スキルも上がりましたね。
ドローンって航空法と電波法が関係してくるんですけど、今はドローンの電波の資格を取ろうと思って勉強中です。それを取ったらまた新しい道具が飛ばせるようになるとか。
資格とか免許っていう形で残っていくようになり始めてるって感じですね。

ドローンを操縦している、るたさん。

クリエイターに重要なこと

Q.活動をしていく中で、大変だったことを教えてください。

本校MVが大変だったんですよね。1年半ぐらいのすごい長期プロジェクトで、企画書を生徒会に出すところから始まり、実際に映像構成どうしようとか、いろんなことを考えて、撮影が終わっても編集がある。
学園に出す映像なので、アングル1個にしてもNGが入って、修正、修正、修正っていうのをやっていくのがすごく大変でしたね。

るたさんが制作に関わった本校MV


実行委員での動画は比較的ラフで縛りがあまりないから、自分のやりたいように動画を作れるんだけど、学園とかの大きい組織が出すものは全然違っているなって感じました。

実際に本校MV撮影時に使用した機体。

Q.活動の中で乗り越えられたことなどはありますか。

本校MVの例で言うと、MVや他のこともあわさってメンタルが凹んで、一時期「もうプロジェクトの編集データを開きたくない。もう編集ソフト開いたら病みそう。ちょっと今は動画編集をやりたくないかも」みたいな、そういう時期もやっぱりあったりはしましたね。
そういう時は自分と動画編集、映像制作を切り離すことをやっていました。
例えば、今まで自分が全然やったことのないゲームをやってみたり、1泊とか日帰りで突然旅行してみたり。大阪に住んでいるので、日帰りで京都に行ってみたりとか、ちょっと普段はしないようなことをあえてする。
全然違うことをするっていうだけでも、自分にとってはリフレッシュになる。
一旦映像を作るっていうことから全く別の世界に身を置くことで、「自分の中で映像制作は好きなものなんだ」「自分を構成する要素として必要なものなんだ」みたいなのがちょっとわかる。
「映像制作は嫌だ!」って思っていても、また戻ってこられるきっかけになるんですよね。そうやって乗り越えた感じです。

Q.いろんなことを乗り越えて成果に繋がってきたと思うんですけど、それができた理由があれば教えていただきたいです

それはやっぱり一緒にやってる人とか、仲の良い友達とかがいること。例えば深夜に通話できる人がいると、その人が安心要素になる。仕事もプライベートも話せるし、なんなら泣いていても「そうかそうか、うんうん」って聞いてくれる人がいると、やっぱり強い。
一番仲のいい友達にこそ、敬意を忘れちゃいけないっていつも思います。敬意もそうだし、配慮などの、信頼してるからこその心配しあいみたいなのはめちゃくちゃ大事。
クリエイターは個人作業で、一人で没頭して何かを作ることが多いから「あんまり友達いなくても成り立ちそうじゃん」とは思うんですけど、そうでもないんだなっていうのを感じていますね。だから友達って大事だなっていうのはすごく思います。

チームでドローン撮影をしている、るたさん。

今後の活動

Q.今後の方針や行っていきたい活動を聞かせてください。

まずは自分のチームを大きくしていきたいなと思っています。
これまで感じてきたクリエイターとしての課題と、相手と向き合って感じたクライアントさん側の課題をつなげられるような組織を作りたいと思っているので、それを実現するために、自分のチームをもっと大きくして、法人化して、組織としてもっと大きくなっていけたらなと思ってます。
個人的には、自分がずっとワクワクできるような人生を送りたいと思っているので、自分が組織の上に立っていようがそうじゃなかろうが、自分が常にワクワクできるような動き、活動をしていけたらなと思ってます。
だからこそ音楽は続けたいとも思うし、もっと研究したいことを突き詰めていこうと思っている、そんな感じですかね。

るたさんが制作に携わった、N高グループ新聞YouTubeのおすすめ動画

おわりに

今回は活躍生徒記事の第35弾として、るたさんのインタビューをお届けしました。
私にとって、人としてもクリエイターとしても勉強になる深い話を聞くことができた素敵な経験でした。読者の皆様に、るたさんの人柄や考えが伝わってくださると嬉しいです!
るたさんの今後の活躍に注目です!

(るたさんのドローンチームのホームページのリンクはコチラ

活躍したいN高グループ生へ! 「N高グループ新聞」実行委員とは

「N高グループ新聞」実行委員とは、公式サイトやYouTube、各種SNSへの記事投稿により、学園の「今」を伝える実行委員です。N高グループ生徒会の一員として活動し、学園内外のイベント取材はもちろん、生徒やメンター、職員、さらには著名人へのインタビュー等も行っています。

「N高グループ新聞」で発信する内容は、実行委員の生徒が自ら主体的に考え、企画し、取材・調査を行ったものです。生徒視点にこだわった情報発信を行うことで、生徒・学園・社会をつなぐメディア機能を果たすことを目的にしています。

また、メディア運営や発信を通してメディアリテラシーを養い、相手意識をもった言葉選びや文章力の強化、委員内での協働やタスク管理と行ったさまざまなスキルを身につけることができます。

N高グループ新聞 公式サイト
https://nshigh-news.jp/

N高グループ新聞 YouTube
https://www.youtube.com/@kdg-ns-newspaper

N高グループ新聞 X
https://x.com/nshighnewspaper

N高グループ新聞 Instagram
https://www.instagram.com/nshigh_news/

実行委員の募集は定期的に行なっております。
詳しい募集タイミングは、学園のslack内の #ns高新聞 や #info_学園からのお知らせ でご案内します。

※受講はN高グループ(N高/S高/R高/N中等部)の生徒に限ります。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次