通学コース初の体育祭!【池袋・川口駅前キャンパス編】

年々、新たな試みが増えている通学コース。今年はなんと、通学コースで初めて「体育祭」が行われることになりました。近くの地域にあるキャンパス同士が合同で行う体育祭。この記事では自身が所属する池袋キャンパスと、川口駅前キャンパスの2キャンパスで開催する「笑煌祭」の様子をお届けします!
体育祭の準備風景「サークル活動」の授業って?
通学コースには、N高グループ独自の授業がたくさん存在します。今回の体育祭の準備はその中の「サークル活動」という授業で行われました。体育祭当日の参加はこの授業を取っていない人でもできるのですが、その上で「体育祭の準備に携わりたい!」という人たちが授業に参加し、準備を進めることになったのです。
そんな授業の初回は10月上旬。今回開催される体育祭についての詳細が発表されました。池袋キャンパスだけでなく、川口駅前キャンパスと合同で実施すること、実施場所、それに伴う開催上の細かなルールなど……。他キャンパスの人たちとリアルで顔を合わせる機会はなかなかありません。説明を聞いた生徒は期待半分、不安半分といった表情でした。
そして、肝心な体育祭の準備について! サークル活動の授業をとっている生徒がチームごとに分かれて作業を進めることになりました。
競技内容やそのルールを決める「運営」、観覧席から応援する際に使うグッズの作成と、用意された応援枠で何を実施するかを決める「応援」。ほとんどの生徒がこのどちらかに所属し、残り数人の生徒は池袋と両キャンパスの進捗状況を共有し橋渡しを行う「共有」チームを担当することになりました。
私は悩んだ末、アナログの制作が楽しそうな応援チームに所属することにしました。
体育祭当日として告げられた日程は11月25日。それまでの授業回数は初回を含めてたったの5回。授業は月曜日にあるので、どうしても祝日で潰れやすくなってしまっています。
何も決まっていないゼロの状態から、2ヶ月もない制作期間で完成まで持っていくことができるのでしょうか!?
いちからつくり出す体育祭、それぞれの活躍
初回の授業でチーム担当が決まるとさっそくチームごとに固まって座り、配布されたワークシートを用いて個人でのアイデア出しが始まりました。運営チームではどんな競技を行いたいか、応援チームではどんな方法で応援をしたいか、といった内容を検討します。合同開催のため、競技は両キャンパスの案を採用する必要があり、池袋に与えられた枠は3つ。そのうち2つは体育館の片面しか使えないので、実施できる競技は慎重に選ぶ必要があります。それでもまず最初に出すアイデアは「質より量」! 通学コースでは何度も言われる言葉です。運営チームの生徒は定番の競技からちょっとひねった独自の競技まで、様々なアイデアを出していきます。
一方応援チームでは、応援グッズの内容についてのアイデアが出ます。プラスで実況や動画撮影のアイデアも出て、応援チームの中でもさらに細かくグループが分かれることになりそうな展開に。
ここで大事なのが予算。メインの競技を考える運営チームが優先で、運営チームの予算が決定し次第、残りが応援チームに降りてきます。応援チームは初回時点でほとんど構想が決まっていたので、あとは予算が言い渡されないと動きづらい状態に。ひとまず、第1回の授業ではここまで進みました。
第2回の授業ではついに実施する競技が決定。コート全面で行うのは借り人競争と尻尾取り、そのほかのドッジボール、バスケットボール、だるまさんが転んだ、ケイドロは半面で行うことになりました。なんだかこのラインナップ、小学校の休み時間が思い出されますね。
池袋が出した案の「ドッジボール」「尻尾取り」「だるまさんが転んだ」は池袋が進行を担当、そのほかの川口駅前が出した案は川口駅前が進行を担当します。
第3回の授業からは、運営チームはルール設定を進めていき、応援チームは予算が決定したことでグッズの材料の検討をしていきます。ちなみに応援チームに渡された予算は2万円。デコレーションしたメガホンとうちわを作りたいという話になりました。そしてこの時期に「笑煌祭」という名称がメンター※1 から発表されました。「体育祭自体は全国各地のキャンパスで行われているので、せっかくなら池袋と川口駅前独自の名称をつけたい!」ということで、「笑って煌めく体育祭にしたい」という願いが込められたこの名前。我々生徒はその目標を叶えるべく、更なる気合いを見せたのでした。
※1:生徒一人ひとりの学習や進路、スクールライフ全般をサポートする教育スタッフ。(公式サイトから引用)
第4回の授業からは本格的な制作が始まります。しかし、残された授業回数はあと1回。ネット注文したものの、まだ届いていない素材も多くあります。これではさすがに厳しいので、特別に本番までの残り2週間の水・金曜日の6時間目を準備に使わせてもらえることになりました。これでどうにか間に合いそう!
そして、この頃に問題が頻発。実施予定だった競技の実況は機材の関係で中止、動画を撮影してハイライトとしてまとめる企画も肖像権の問題で中止となってしまったのです。私自身も動画撮影を担当する予定だったので、突然の知らせに落胆しました。それでも、決まったことはどうしようもありません。応援チームの仕事はグッズ制作、そして応援チームに渡された20分の枠で実施することになった出し物の準備の2種類となり、中止になった企画を担当していた人たちはこのどちらかに再配分されました。
そんなわけで、私は急遽メガホンの制作に参加することに。アナログな制作をやる気で応援チームを希望したので、望みが叶ったと言えばそうかもしれません。もともとメガホン制作担当だった人たちに完成イメージを見せてもらいながら手伝いをしていきます。


図工や美術の授業のようで、楽しみながら制作を進めていきました。隣の机ではうちわの制作が行われていて、さらに後ろでは模造紙にメッセージを書き込んで横断幕が作られています。おお、なんだか体育祭の準備っぽい!
そうしてなんとか制作最終日に完成した応援グッズたち。ネット注文のトラブルで急遽TA※2 さんに100円ショップに走ってもらい、代わりの素材を調達したりなど、最後まで色々ありましたが……無事、完成です! 応援グッズも競技ルールも生徒それぞれが得意な分野で活躍し、力を結集して作りあげた傑作です。あとは当日を楽しむだけ!


※2:ティーチング・アシスタントの略。通学コースでは現役の大学生が担当し、生徒の学習や学校生活をサポートしている。
ついに本番! 笑煌祭の様子をお届け!
迎えた体育祭本番、11月25日。板橋区にあるスポーツセンターに現地集合し、そこで初めて川口駅前キャンパスの生徒たちの姿を目にしました。事前に決めていたはちまきの色で所属を判断することができるようになっていて、川口駅前は青、池袋はピンクと決まっています。
体育館に集まって座るのはスクーリングの時くらいですから、かなり新鮮。
当日に受付で配布されたパンフレットを眺めながら待っていると、ついに開会式が始まりました。両キャンパスの職員の紹介や、選手宣誓が行われます。
10分程度の開会式に続けて念入りに準備体操を行って、ついに競技が始まりました。一番最初の競技はコート全面を使用した借り人競争です。基本的に競技参加者以外は2階の観覧席に移動しないといけないのですが、これだけは例外。なんてったって「借り人」ですからね! 借りられる人が近くにいないと競技が成り立ちません。そんなわけで、「借りられるのは自分かもしれない……。」と思いながら体育館の端で待機します。開始の合図がなると走る音が響き、自分の近くにいた人が連れて行かれたりします。おお、漫画で見たことあるシーンだ……! と1人感動しながら応援していました。


借り人競争の次に始まったのは、バスケットボールとドッジボール。大きなネットカーテンでコートを2つに分け、半面ずつ同時に進行していきます。全ての競技の参加希望は事前にフォームで回答しておくのですが、私が唯一参加にチェックを入れたのがドッジボール。この機会を逃したら、次にいつやれるかわからない! と意気込んでコートに入りました。圧倒的に男子の人数が多くてちょっと怖気づきましたが、攻撃は任せることにして私は逃げに徹することを決めました。結構な勢いでボールが飛び交い、意外とみんなが本気になっていることに気づきます。ボールに当たって外野に出たり、復讐を果たして再び内野に戻ったり。ふと隣のコートに目をやると、バスケもバスケで白熱しています。楽しそうだなと眺めていたら、私のすぐそばをボールがかすめていきました。危ない!
無事に内野のまま試合を終えると、体育祭は1時間の昼休みに突入します。え? もう? と思うかもしれませんが、実は開会式から既に2時間が経っているのです。観覧席に戻ってお昼を食べていると、もっと動きたい人たちが集まってドッジボールが始まりました。エキシビションマッチです。休み時間の間は所属キャンパス関係なくチーム分けをして、コートを駆け回っていました。
昼休みが終わると、お楽しみ枠が始まります。この枠はキャンパスそれぞれに20分ずつ与えられた枠で、事前にこの枠で行うものの準備もしていました。池袋は応援チームがこれを担当していたのです。まず最初に実施されたのは川口駅前プレゼンツの職員生徒リレー。
このリレーは所属キャンパス関係なく学年別でチームを編成し、それぞれのアンカーにメンターもしくはTAが入る、というものです。学年別だと3年生が有利なんじゃない? と思っていたのですが、3年チームは初っ端からバトンの受け渡しミスをしてしまい、後輩たちにあっけなく抜かされていきました。くっ、情けない……(筆者は3年生です)。
職員にバトンが渡るとやはり盛り上がります。普段は職員が走る姿なんて目にしないので、珍しいところが見られるという点でも、体育祭っていいなと感じました。
次は池袋が担当するお楽しみ枠が始まります。中央に「ストレッチマン」を名乗るものが出てきて、見ている生徒全員にストレッチをするよう促します。それが終わると突然「全員観覧席から降りてきてください」と指示され、言われた通り競技場に降りるとそこには玉入れのセットが。
玉入れのカゴも玉も自作です。なぜなら予算内で買うことが難しかったから……!
私がメガホン作成をしている間、後ろの席でせっせと網と段ボールを使ってカゴを作っていた生徒と「あと200個!?」と言いながら丸めた新聞紙をガムテープで巻いて玉を作っていた生徒の苦労のかいあって、実施が危ぶまれた玉入れもなんとか用意することに成功。ただ玉の数が足りないらしく、玉はそれぞれのカゴの中央に置かれ、「竹取物語」※3 のように奪って自チームに運ぶ形に。
※3:運動会の競技のひとつ。竹の棒をチームで奪い合い、手に入れた竹の棒の数で勝敗を決める。
なるほど、そのような形で玉の不足を解決したのかと驚きながら、私も玉入れに参戦しました。
……一般的な玉入れのカゴよりちょっと高い気がします。かなり難しい! 結果、10個ほどの差をつけられて池袋は負けてしまいました。それでもあちこちから「面白かった」「難しい!」という声が聞こえてきて、手作りならではの良さがあったのではないかなと思いました。

玉入れが終わったところでお楽しみ枠が終了。コート全面を使用した尻尾取りが始まり、ついに後半戦へ!
私は2階の観覧席から様子を見ていたのですが、なかなか激しい戦いになっていました。コートギリギリで追い詰められ、そこから挽回する人や2対1で尻尾を取られてしまう人……。
尻尾取りは2回行われたのですが、どちらも川口駅前の勝利という結果に。
体育祭も残すところあと2競技。全員参加のだるまさんが転んだ、有志参加のケイドロがコート半面ずつで同時に実施されました。どちらも小学校低学年に人気の遊びというイメージがありましたが、高校生がやってもかなり面白かったです。
そしてとうとう池袋・川口駅前キャンパス合同の体育祭「煌笑祭」の全競技が終了。開会式の時と同じように全員が集まり、閉会式が行われます。
気になる勝敗の結果は……池袋キャンパスの勝利! 盛大な拍手のあと、池袋には優勝記念の賞状が、川口駅前には頑張ったで賞の賞状が渡されました。
こうして無事に「煌笑祭」は幕を閉じました。解散後、生徒たちで打ち上げが行われたんだとか。

初めての体育祭の感想
普段パソコンばかりを使っている私たちですが、体を動かすことが好きな生徒も多く、画期的な試みだなと感じました。ほとんどの競技への参加が希望制なので、競技に無理に参加しないといけないということがないのも素敵だと思います。
体育祭当日まで、生徒それぞれが力を結集して準備を重ねてきました。ちょっとしたトラブルが起きても、それを乗り越えることで成長に繋がったような気がします。
特に応援チームでは普段と違うアナログな制作に挑戦することができて、楽しみながら試行錯誤を繰り返すことができました。
私は3年生なので、来年以降体育祭に参加することはできませんが、今回の体育祭を経験した後輩たちが今後更にパワーアップした体育祭を作りあげてくれると思うと、とても嬉しい気持ちになります。
毎年いろいろな試みが増えているN高グループの通学コース。入学を検討している皆さん、ぜひ通学コースに来てくださいね!




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