N高グループ生が考えたパンが商品化!?みたらしコッペ試食会レポート!

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取材・文=りょー(N高10期・通学コース)・りつけんぴ(N高10期・通学コース)

みなさん、N高グループ生が考案したパンが、商品化されたのをご存知ですか?
2025年6月ごろ、「『こんなの、あり!?』なパンを君の手で!!」というワークショップが関西で開催されました。本ワークショップは、株式会社ダイヤとの連携のもと実施され、オンラインでのゲスト講演や現地での工場見学、製造体験を通じて、約40名の生徒がいくつかのチームとなり、パンのアイディアを企画・提案しました。会議や試作を繰り返したのち、「みたらしコッペ」というアイディアが1月に商品化されました!

今回は、1月18日に開催された、みたらしコッペの試食会の様子をお届けします!

目次

みたらしコッペとは

今回商品化された「みたらしコッペ」は、卜部 仁(うらべ じん)さん(S高等学校2年)、小林 建登(こばやしけんと)さん(N高等学校1年)、津川 眞梨子(つがわ まりこ)さん(N高等学校1年)、東本 杏樹(ひがしもと あんじゅ)さん(N中等部2年)の4名が、ワークショップを通じて考案した商品です。
やわらかなコッペパンにホイップクリームとコーンフレーク入りのきなこペーストを合わせ、仕上げにみたらしのたれをとろりとかけた、和風スイーツコッペとなっています。

実際に販売されているみたらしコッペ

試食会スタート!

みたらしコッペの試食会は13時からスタートしました。
机にずらりと並べられたみたらしコッペを前に、参加したみなさんは「早く食べたい」という気持ちを抑えきれない様子でしたが、まず行われたのは、みたらしコッペの誕生秘話を語るトークセッションです。

並べられたみたらしコッペの写真

このトークセッションでは、株式会社ダイヤの社員とみたらしコッペを考案した生徒が登壇し、ワークショップ中に感じた苦労や、数あるアイディアの中からみたらしコッペが選ばれた理由など、商品化に至るまでの経緯を語ってくださいました。

トークセッションの様子

いざ、実食!

トークセッションが終わると、ついにみたらしコッペの実食です。
「いただきます!」という掛け声とともに包みが開かれ、ふんわりとしたパンの香りと、みたらしのあまじょっぱい香りが会場に広がりました。ひと口食べた瞬間に、「みたらしとホイップが合う!」「思ったより甘ったるくない!」と、会場のあちこちから感想が飛び交います。

ホイップクリームとみたらしが合わさったあまじょっぱさに、コーンフレーク入りきなこペーストの食感、それらを包み込むふわふわのパン。和と洋の意外な組み合わせに、参加者は驚きながらも、楽しそうに味わっていました。グループ内で感想を言い合ったり、株式会社ダイヤの方に気になったことを尋ねたりと、会場には自然と会話が生まれていきました。

実際に試食したみたらしコッペの写真

食べた感想をカタチに

試食が終わると、次はメッセージカード作成の時間です。
みたらしコッペを食べて感じたことを、それぞれが言葉にしてカードへ書き込んでいきます。ここで作成されたメッセージカードは、食べてみた生徒の声、保護者の声としてポスターとなり、いくつかの店舗に実際に掲示される予定です。そのため参加者は、悩みつつもワクワクしながらペンを走らせていました。

たくさんの感想を書き込む人もいれば、余白にみたらしコッペのイラストを描く人、文字のデザインにこだわる人も。メッセージカードにはそれぞれの個性が表れ、見ているだけでも楽しくなるポスターが完成しました。

作成されたメッセージカードの写真

考案生徒にみたらしコッペについて聞いてみた!

実際にみたらしコッペをワークショップで考案した生徒にインタビューを行なっていきました!

けんてぃー

けんてぃー/小林建登さん
N高等学校1年

じん

じんさん
S高等学校2年


りょー

6月のワークショップに参加したきっかけを教えてください!

じん

小学校3年生のときに校外学習でパン工場へ行ったことが強く印象に残っていて、「自分のデザインしたパンが実際に売られるかも!」というなかなかない貴重な機会だと思ったからです!

けんてぃー

僕はパンがもちろん好きだったんですけど、N高に入学してから初めて参加するオフラインのワークショップで「面白そう!」と思ったからです!


りつけんぴ

「みたらし×コッペパン」というアイデアはどうやって生まれたのですか?

けんてぃー

最初の僕たちのチームのテーマは「ご褒美に買いたくなるようなパン」で、「いちごのミルフィーユ」のようなパンを考えていたのですが、中間発表としてクックハウス(株式会社ダイヤが経営する販売店舗)の人にプレゼンをした時に、「製造工程が複雑すぎてラインに乗らない」という、製造や経営視点での現実的なフィードバックを受け、商品を考え直しました。

じん

そこで、最初に出していたアイデア案を見直していたら「みたらし」というアイデアがあったことを思い出し、今回のみたらしコッペが生まれました。


りつけんぴ

ワークショップ中に一番苦労したこと、また逆に楽しかったことを教えてください!

じん

「ちょっとご褒美なパン」って「どういうラインなんだろう?」とか、「みたらし」という一見地味になりがちな素材を、いかに季節感や特別感のある「商品っぽい」見た目やラインナップに落とし込むか,
という部分はすごく迷いました。

けんてぃー

工場見学があって、パンを作っているところを近くで見ることができたのが楽しかったです!


りょー

株式会社ダイヤの方からのフィードバックで印象的だったことは何ですか?

じん

「これを作るには工程が多すぎる」「中に入れる具材をイチから作るとコストがかかりすぎる」といった、経営や製造の目線でのかなり現実的なご指摘をいただいたことです。
単なるアイデア出しではなく、「本当に商品化するなら、コストや工程の削減といったハイレベルな話し合いが必要なんだ」と、ビジネスのリアルさを実感しました!


りつけんぴ

商品化が決まったと聞いたときの気持ちを教えてください!

じん

学園のイベント中にスタッフさんから「そういえば今度発売されることになったよ」とサラッと言われ、「嘘だろ? 冗談でしょ?」と最初は信じられませんでした。(笑)。
本当に発売日が決まったと聞いて、ようやく実感が湧きました!

けんてぃー

言葉に表せないくらい嬉しかった反面、「本当に売れるのかな? 1日3個しか売れなかったらどうしよう」という不安も同時に押し寄せてきました……。
自分たちのアイデアが社会に出る責任や重みを実感した瞬間でした。


りょー

「市場調査」や「ペルソナ設定」など、実際にやってみてどうでしたか?

じん

普通の高校生のイベントなら「やりたいようにやる」で終わるところを、「需要があるか」「どうすれば売れるか」をロジックに沿って考える点が、さすがN高グループの職業体験だなと感じました! 
普段やらないことなので難しかったけれど、貴重な経験になりました!

けんてぃー

中等部の頃に簡易的なペルソナ設定はやったことがあったものの、今回は学校のスタッフのサポートを受けながら本格的に深掘りできた点が違いました。
「1から10まで考える」難しさがあり、N高グループならではの学びだと感じました!

株式会社ダイヤにみたらしコッペについて聞いてみた!

みたらしコッペについて、クックハウスを運営している会社、株式会社ダイヤの多田さんにお話を伺いました。

りょー・りつけんぴ

本日はよろしくお願いします!


りょー

それでは、まず初めに、御社株式会社ダイヤについて、販売店舗クックハウスのことも含めて教えてください!

株式会社ダイヤ   多田さん

今年(2026年)で創業80周年を迎える歴史ある企業です。
実は創業当時は「和菓子屋」さんだったらしく、戦争が終わり、「これからはパンの時代だ」ということでパン作りを始めたそうですが、現在では22店舗、スタッフ総勢400名を超える規模に成長しています。 「最初は和菓子屋だった」という事実は、なんと今の従業員も知らない人が多いそうで、私たちも最初聞いた時はびっくりしました!


りつけんぴ

数あるアイデアの中から「みたらしコッペ」の商品化を決めた理由は?

株式会社ダイヤ   多田さん

「ダイヤらしくクックハウスらしい。」という部分ですごいマッチしたと思っています。
商品の工程があっていたり、コンセプトもあっていました。
試作品を作ってみると、味もクックハウスらしく、甘さ控えめでおいしく、食感も楽しめるような商品にすることができたので、みたらしコッペの採用を決めました。


りょー

将来「商品開発」を仕事にしたい中高生へメッセージをお願いします!

株式会社ダイヤ   多田さん

商品開発をいきなり目指すというより、まずは「モノづくり」の現場を知ることが大切です。
自分が100点だと思って作っても、売り場に出たら60点の評価だったり、売れなかったりするのがビジネスのリアルです。営業や製造管理など、違う部署で経験を積んで、「おっちゃん、これ作ってや」と現場に頼めるような人間関係や信頼を築いてからでも遅くありません。 一見遠回りに見えるかもしれませんが、様々な経験が必ず商品開発に活きてくるので、焦らず「作ること」を好きになってほしいです!


試食者にみたらしコッペの感想を聞いてみた!

Aさん

甘じょっぱくて何個でも食べられそう!

Bさん

ホイップときなこペーストの相性が良くて美味しい!

Cさん

食べている時の食感がふわふわだけどきなこの感じもあって飽きない!

取材メンバーもみたらしコッペをいただきましたが、とてもおいしかったです!

おわりに

高校生の柔軟な発想と、老舗パン屋さんの技術が融合して生まれた「みたらしコッペ」。

単なる「アイデア出し」に留まらず、コストや製造工程といった「ビジネスのリアル」と向き合って完成したこの味を、ぜひ皆さんにも体験してほしいです。

みたらしコッペはクックハウス店舗にて、2026年1月31日まで販売中です。
お近くの店舗へ、ぜひ足を運んでみてくださいね!

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