活躍生徒vol.041:日々情報を意識しつつ経験をもとに投資をしている、テレ東BIZの番組にも出演した吉田朱希(よしだ あやね)さん

取材・文=アキ(N高10期・ネットコース)
生徒数がついに3万人を超えたN高グループ。多様な生徒が様々な分野で活躍しています。そんな中、キラリと光る実績を生み出した生徒もたくさんいます。実績を生み出した生徒は、どんな活動をして、どうやって実績を生み出したのか……気になりますよね! そこでN高グループ新聞では「活躍生徒」と題してインタビュー企画を始めることにしました。第41弾となる今回は、統計の知識を活かし、企業研究を重ねて投資の成果を上げている吉田朱希さんへのインタビューをお届けします。
投資部(※1)との出会いと興味の広がり
Q.所属校とコース、学年、名前を教えてください。
S高等学校2年、吉田朱希(よしだ あやね)です。ネットコースに所属しています。
Q.投資部での活動を教えてください。
投資部では、実際に株式投資を行いながら、経済について学ぶ活動を行なっています。
私は投資部6期、そして今年の投資部7期に所属しています。個人で投資を行うだけでなく、部内の有志で行う企業研究ゼミにも参加しています。また、外部のコンテストである日経STOCKリーグ(※2)にも現在挑戦しており、テレ東BIZの配信番組に出演する機会もありました。

Q.入部のきっかけを教えてください。
入部のきっかけは、入学前に統計への関心を持っており、少し勉強していたことにあります。ただ、「どのように活かすか」という部分が見えずにいたところ、N高グループの投資部に「投資に活かせる統計」という授業があるのを知って入部を決意しました。
Q.統計に興味を持ったきっかけはありますか。
きっかけは本でしたね。元々好きだった本のシリーズの「ブルーバックス(※3)」の中に「変化を探る統計学」という本があり、そこから興味を持ち、だんだんのめり込んでいきました。
Q.統計のどんなところに興味を持ちましたか?
数字の奥に人や社会の動きが見えるところに魅力を感じました。単なる数値ではなく、「なぜこの傾向が現れたのか」、「背景にどんな構造があるのか」を読み解く過程に面白さを感じています。
Q.テレ東BIZのハリセンボンさんの番組に投資部代表として出演されましたよね。その時に分析、研究が好きだとおっしゃっていたと思うのですが、そのきっかけは何ですか。
投資部に入部する前は得意でも好きでもなかったのですが、投資部の企業研究ゼミに参加して、だんだんのめり込んでいって好きになりました。だから、投資部がなかったら好きになっていなかったし、出会っていなかったと思います。
Q.分析/研究のどんなところに興味を持ちましたか?
答えが一つに定まらない問いに向き合えるところに魅力を感じています。特に企業研究では、決算資料やニュースをもとに、企業の意図や戦略を想像しながら全体像を組み立てていく過程に強く惹かれました。

分析を楽しむ姿勢と成果への歩み
Q.投資部での実績、成果について教えてください。
昨年は50万円を運用し、最終的には7000円ほどの利益となりました。
今年も50万円の資金を運用しており、現時点で64万円程度に増えています。
投資スタイルとしては一気に50万円を投資することはなく、数社に分けて投資しています。現在は三社の株式を保有中です。また、私は毎日売り買いするタイプではなく、数週間に一回、多くても週二回程度の頻度で取引しています。
Q.成果を上げられた理由は何だと思いますか。
投資部には常に目標となるような方々がいらっしゃって、そのような存在から大きな刺激や学びを得ていました。その中で、ただ受け身で活動するのではなく、自分自身の考え方や行動を振り返り、毎月立てた目標に基づいて改善を積み重ねていったことが成果につながった一つの要因だと感じています。
Q.毎月立てる目標はどういったものかお聞きしたいです。
例えば「一年間」という単位で目標だと「割安かつ再評価される材料がある銘柄でかつ出口戦略(※4)があること」、「株価が上がっていく予想図が明確に描けていて、その確率が高い」ところに投資するようにするという目標を立てています。
投資を通じて得た視点とこれからの展望
Q.投資部として活動していく中で大変だったことを教えてください。
一番大変だったのは問いに対する明確な答えが見つからない時でした。
例えば、株価の変動理由を調べてもはっきりとした要因が掴めない時や、自分の投資の失敗の理由を言語化できない時などです。けれども、時間をかけて自分なりに仮説、筋道を立てて答えに辿り着けた時にこそ、大きな成長を実感できたと思っています。
Q.投資部として振り返りをする機会があるんですか? それとも自身で考えて振り返りをしているんですか?
投資部としては提出必須である「月次レポート」というものがあり、毎月の購入・売却銘柄やその理由、考察をまとめて提出しています。
一方で、月ごとの目標の振り返りや今後の方針整理は個人的に行なっており、その月の投資を見直して次に活かすようにしています。
Q.活動の中で嬉しかったことは何ですか。
やっぱり、投資金額が増えることで成果が明確な形を持って現れた時ですね。
あとは企業研究で調べていくうちに、最初はバラバラだった企業の情報や事業情報、業界全体の動きの情報が繋がって、業界や企業の全体像を掴めた時に達成感が得られて、大きな理解に繋がった時が嬉しかったです。仮説が実際に値動きとして反映されると「自分の考えが実際の市場でも通用した」と実感でき、嬉しさと同時に楽しさを感じます。
Q.活動を通じて得られたスキル、学びは何ですか。
一番大きな学びは、物事を表面的に受け取るのではなくて、その背後にある流れや意図などを考えるスキルが身についたことだと思っています。投資では数字やニュースだけを追っていても見えにくいことが多々あります。その情報が生まれた背景や、企業の狙いなどを想像することで、これまで点に見えていた事実が少しずつ繋がっていって、全体像を掴める体験がありました。
こうした解像度を調節して物事を見る力は、学ぶ際にも役立つ力だと思っています。
Q.今後の展望について教えてください。
将来はデータサイエンティスト(※5)やクオンツ(※6)といった職種を目指しています。そのために、投資部で養った問いを追求する姿勢や自身の行動・思考を常に分析し続けるという姿勢を、今後も学びの軸として磨き続けていきたいと思います。
おわりに
今回は吉田朱希さんのインタビューをお届けしました!
投資についてしっかり向き合い、失敗から対策を立てるというのはとても大変だと思います。それを継続していることを本当に尊敬します。
吉田さんの今後の活躍に注目です!
「N高グループ投資部」とは、実際の資金を用いて株式投資に挑戦し、社会の仕組みや経済の動向を実践的に学ぶプログラムです。村上世彰特別顧問をはじめ、投資のプロフェッショナルによる講義を受講できる機会もあります。投資を通じて経済への理解を深めるだけでなく、リスク管理や意思決定の力を養い、社会におけるお金の流れを主体的に考える力を育みます。
2019年に開講した「N高グループ投資部」は、今年度で7年目を迎え、これまでに多くの生徒が実践的な学びを経験してきました。
N高グループ投資部の募集は、在校生は3月、新入生・N中等部生は4月に行っています。詳しくは下記URLからご確認ください。
https://nnn.ed.jp/about/club/investment
※詳しい募集タイミングはメールや投資部公式Xでご案内します
※受講はN高グループ(N高/S高/R高/N中等部)の生徒に限ります。


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