【N中生が作ったノベルゲームでN中PR!!】通学コースシナリオ大公開第5弾 〜9〜11月(キャンパスフェスティバル後編)〜

2025年4月に行われた、磁石祭ZERO2025。筆者はオンライン会場にて、「N中生が作ったノベルゲームでN中PR!! 〜ノベルゲームでN中生になってみませんか〜」(※)という企画を出展した。N中の1年間を体験できるノベルゲームをN中生で制作し公開、またメンバーによるYouTube生配信も行った。
実は、磁石祭で公開できたゲームは「ネットコースゲーム(※)」のみ。本来、通学コースのゲームも制作していたのだが、期間やメンバーの卒業といった都合により、「ノベルゲーム」という形にすることは叶わないままとなった。しかし、通学コースゲームもシナリオだけは完成していたため、「このままシナリオをお蔵入りにするのは惜しい!」と思い、N高グループ新聞で発表をしようと考えた。
このシナリオは連載である。何しろN中の1年間を詳細に描いたものなので、長い。ただその分キャラクターやイベントのリアリティある描写などにはシナリオ制作者一同こだわっているため、最後まで付き合っていただきたいと思う。
それでは早速、本編に入っていく。第5弾となる今回は、「9月-11月 キャンパスフェスティバル後編」。
第1弾のプロローグ・4月(入学)はこちら
初めに・キャラクター紹介
シナリオの表記は以下のようになっている。
「」内の文章|セリフ
()内の文章|キャラの心の声
【】内の文章|架空コミュニケーションツールSlock上でのやり取り
=に囲われている太字の文章|シーンの変更、説明
何も使用されていない文章|テロップ
また、磁石祭ZEROネット企画出展の都合上、アプリケーションの名称等を一部変更している。
この先、〇〇(あなたの名前)はあなた(読者、プレイヤー)と同一人物である。
キャラクター一覧
※この先登場するキャラクター含む
①主人公 〇〇(あなたの名前)
学年:中学2年生(中2 4月入学)
登校頻度(※):週3
②西原梨々華(さいばら りりか)
性格:明るい・たまに天然
性別:女子
学年:中2
誕生日:5/8
趣味:ゲーム・動画編集
slock名(※):リリカ
登校頻度:週3
③伊藤優(いとう ゆう) メンター(※)
学年:20代-30代
誕生日:7/13
趣味:園芸・猫の世話
特技:聖徳太子みたいな聞き分け能力
slock名:mentor_Ito_yu
④早川このみ(はやかわ このみ)
性格:おとなしい
性別:女子
学年:中学1年生
誕生日:1/9
趣味:イラストを描くこと
slock名:このは
登校頻度:週3
⑤天音龍樹(あまね たつき)
性格:明るくマイペース
性別:男子
学年:中学1年生
誕生日:7/21
趣味:楽曲制作・音楽を聞くこと
slock名:龍樹
登校頻度:週3
⑥神楽とと(かぐら とと)
性格:面倒見がよく姉御肌
性別:女子
学年:中学3年生
誕生日:4/27
趣味:アニメ、映画鑑賞・声優の研究・漫画を読むこと
特技:声真似
slock名:とと
登校頻度:週5
⑦宝城五木(ほうじょう いつき)
性格:優しいが短気・少々毒舌
性別:女子
学年:中学3年生
誕生日:5/8
趣味:プログラミング(ゲーム制作)・ゲーム
slock名:タカラ
登校頻度:週5
⑧柊透(ひいらぎ とおる)
性格:内気で無口・打ち解けると比較的よく笑う
性別:男子
学年:中学3年生
誕生日:11/19
趣味:プログラミング(サイト制作)・デザイン
slock名:柊
登校頻度:週3
⑨伊虎香奈(いとら かな)
性格:明るく気が強い
性別:女子
学年:中学2年生
誕生日:8/22
趣味:漫画を読むこと・アニメ鑑賞・サッカー
slock名:Kana
登校頻度:週1
⑩青沼孝介(あおぬま こうすけ)
性格:天然・強烈な博多弁を使う
性別:男子
学年:中学2年生
誕生日:3/16
趣味:ゲーム・YouTubeをみること
slock名:あお
登校頻度:週1
=11月中旬=
=休み時間=
西原梨々華
「 ……それでねそれでね、成功したんだよ〜!」
〇〇(あなたの名前)
「すごいね……!」
リリカさんの話は、聴いていて楽しくなる。感情が声に乗っているからだろうか。
宝城五木
「今忙しいかな? ちょっと、来てくれない?」
〇〇(あなたの名前)
「今行きます! リリカさん、行ってくるね!」
西原梨々華
「はーい!」
=面談室=
宝城五木
「聞きたいことがあるんだ。キャンフェスの話で」
「10月に、制作班への連絡をお願いしたと思うんだけど」
いつもの物腰柔らかな雰囲気とは一転、どうやら怒っているようだった。
優しい人ほど怖いとは、このことか。背筋がぞくりとした。
宝城五木
「さっき制作班の人が、何か仕事はないですかって聞いてきたんだ」
「いや、君に任せた僕も悪かったよね」
どくりと心臓が跳ねた。……失望された。
宝城五木
「伝えようとは、してたんだよね? 忙しかったんだよね?」
嘘がつけなかった。本質をまっすぐ見通すような瞳に貫かれて、何も言えなかった。
〇〇(あなたの名前)
「ご、ごめんなさ」
宝城五木
「ごめんなさいじゃ、ないんだよ……」
ひゅ、と喉から空気の音が鳴る。
宝城五木
「最後だから、最高のキャンフェスにしようと、僕は……」
ズキ、ズキ。罪悪感が胸いっぱいに広がっていく。
宝城五木
「君を、信じてたんだよ!」
宝城五木
「……ごめん。ちょっと、感情的になっちゃった」
「でも、次からは気をつけてほしいな」
そう言って、タカラさんは面談室から出ていった。
何も、言えなかった。
=授業開始5分前=
西原梨々華
「おかえり!……あれ、どうかした?」
〇〇(あなたの名前)
「どうしよう、リリカさん……」
目でリリカさんを捉えた瞬間、じわじわと涙が溢れる。
〇〇(あなたの名前)
「すごく大変なこと、しちゃった……」
途切れ途切れになりながらも、事の経緯を話した。
西原梨々華
「そんなことが……」
「じゃあさ、一緒に手伝うよ!」
〇〇(あなたの名前)
「手伝うって?」
西原梨々華
「道具を作らなきゃいけないんでしょ! なら、一緒に作ろうよ!」
リリカさんという光に照らされて、視界がぱっと明るくなる。
〇〇(あなたの名前)
「うん、ありがとう……!」
=次の日=
〇〇(あなたの名前)
「これはどうするの?」
西原梨々華
「それは、ここをホッチキスで留めるんだよ! ふわっふわなポンポンになるの!」
言われた通りに留めると、ふんわり桃色を帯びたポンポンが出来上がった。
西原梨々華
「こっちもできたよ!」
声の主の方に視線を移すと、
〇〇(あなたの名前)
「わあ……!」
たくさんの風船が集まって、花束のようだ。
西原梨々華
「ふふん、すごいでしょ!」
〇〇(あなたの名前)達は空き時間を縫って、作業をしていた。
射的に使う的や飾りなど、必要なものは多い。
西原梨々華
「残りは制作の人が頑張ってくれてるし、一旦休憩しない?」
〇〇(あなたの名前)
「いや、自分のせいだから、やらなくっちゃ」
西原梨々華
「……そうだね! 私もまだまだ頑張るよ!」
〇〇(あなたの名前)
「制作班の方! 空いたので手伝います!」
宝城五木
「……この飾りは?」
〇〇(あなたの名前)
「タカラさん! 自分なりに、頑張りました。こんな感じでどうですか?」
宝城五木
「あれだけの量を!?」
「ごめん。こんなに頑張ってくれていたのに、僕は諦めて……」
〇〇(あなたの名前)
「私の方こそ!」
宝城五木
「……僕もやるよ」
〇〇(あなたの名前)
「……怒ってないんですか?」
宝城五木
「あの時は確かに怒ってたけど、こうして頑張ってくれてるでしょ?
それに、いつまでも拗ねてたら、先輩として恥ずかしいし!
さ、準備終わらせちゃおう!」
〇〇(あなたの名前)
「はい!」
タカラさんは本当にすごかった。テキパキと指示を出しながら、自分でも進めていた。
宝城五木
「この飾りは……マップの黄色の印のところに。
道具は棚の後ろに置いておいて」
慌ただしい準備を終えて、ついにその日は訪れた。
=キャンフェス当日=
西原梨々華
「射的やってまーす! 苦手な人は回数サービスしちゃうよ!」
〇〇(あなたの名前)
「カードゲームはこっちです! みんなで遊びませんかー!」
私とリリカさんは、前半のスタッフを任された。
忙しいけど、その分楽しい。
宝城五木
「君、休憩入っていいよ!」
〇〇(あなたの名前)
「ありがとうございます!」
西原梨々華
「あ、君も休憩? なら、一緒に遊びに行こっ!」
〇〇(あなたの名前)
「うん!」
=射的ブース前=
西原梨々華
「うわーん、また外した……って! 君はそんなにたくさん!?」
〇〇(あなたの名前)
「もしかして私、器用な方だったのかも」
西原梨々華
「い〜い〜な〜! 私にもお菓子分けてよ〜!」
〇〇(あなたの名前)
「いいよ。元々リリカさんにあげようと思ってたし」
西原梨々華
「やった! ありがとーっ!」
=クイズ大会=
柊透
「円周率、3.14159……。さて、この次は何でしょう!」
「①の2だと思う人!」
西原梨々華
「はいはい! なんとなくだけど〜!」
〇〇(あなたの名前)
「もう、知らないとそんなの当たるわけ……」
柊透
「……ということで、正解は……、①の2でした!」
西原梨々華
「ね、当たったでしょ!」
〇〇(あなたの名前)
「す、すごいね……」
どうやら、リリカさんは相当な強運の持ち主らしい。
=放課後=
西原梨々華
「いや〜楽しかったね!」
〇〇(あなたの名前)
「そうだね、リリカさんが司会やってた時、すっごく盛り上がってた」
西原梨々華
「えへへ、やっぱ私ってすごいからさ! オーラが隠しきれないっていうか?」
どや、と目の前でポーズを決めている。
〇〇(あなたの名前)
「あの……」
西原梨々華
「ん〜?」
〇〇(あなたの名前)
「ミスしちゃった時、本当に助けられた」
「ありがとう」
西原梨々華
「……ふふん、今度何かおごって!」
〇〇(あなたの名前)
「300円以内でね」
西原梨々華
「え〜! 遠足のおやつみたいじゃん!」
失敗もあったけど、実行委員として活躍できて本当によかった。
〇〇(あなたの名前)は、いっぱいの充実感を胸に抱えて、帰り道のコンクリートを踏み締めた。
終わりに
シナリオ公開第5弾、いかがだっただろうか。色々トラブルもありながら、無事キャンパスフェスティバルも終了し、主人公のN中1年目も折り返しへ。次回はシナリオ公開第6弾、オープンキャンパスだ。お楽しみに!


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