【N中生が作ったノベルゲームでN中PR!!】通学コースシナリオ大公開第3弾 〜5月・6月(フィールドワーク)後編〜

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文=愛禾(N中等部2年 通学コース)
シナリオ=N中職人計画シナリオチーム

 2025年4月に行われた、磁石祭ZERO2025。筆者はオンライン会場にて、「N中生が作ったノベルゲームでN中PR!! 〜ノベルゲームでN中生になってみませんか〜」(※)という企画を出展した。N中の1年間を体験できるノベルゲームをN中生で制作し公開、またメンバーによるYouTube生配信も行った。

 実は、磁石祭で公開できたゲームは「ネットコースゲーム(※)」のみ。本来、通学コースのゲームも制作していたのだが、期間やメンバーの卒業といった都合により、「ノベルゲーム」という形にすることは叶わないままとなった。しかし、通学コースゲームもシナリオだけは完成していたため、「このままシナリオをお蔵入りにするのは惜しい!」と思い、N高グループ新聞で発表をしようと考えた。

 このシナリオは連載である。何しろN中の1年間を詳細に描いたものなので、長い。ただその分キャラクターやイベントのリアリティある描写などにはシナリオ制作者一同こだわっているため、最後まで付き合っていただきたいと思う。

 それでは早速、本編に入っていく。第3弾となる今回は、「5月・6月(フィールドワーク)後編」。

第1弾のプロローグ・4月(入学)はこちら

※「N中生が作ったノベルゲームでN中PR!! 〜ノベルゲームでN中生になってみませんか〜」について……この企画についての詳細な記事はこちら。シナリオ等のネタバレは一切行っておらず、制作裏やメンバーの意気込みなどを知ることができるため、先に読んでもらえるとさらに楽しめると思う。

※ネットコースゲーム、通学コースゲーム……N中等部には、キャンパスに通学する通学コースと、週に二回zoomで授業を受けるネットコースの二つがある。イベントや授業形態などが大きく異なるため、筆者の企画では二つのゲームに分けて制作を進めた。

目次

初めに・キャラクター紹介

シナリオの表記は以下のようになっている。

「」内の文章|セリフ
()内の文章|キャラの心の声
【】内の文章|架空コミュニケーションツールSlock上でのやり取り
=に囲われている太字の文章|シーンの変更、説明
何も使用されていない文章|テロップ

また、磁石祭ZEROネット企画出展の都合上、アプリケーションの名称等を一部変更している。

この先、〇〇(あなたの名前)はあなた(読者、プレイヤー)と同一人物である。

キャラクター一覧

※この先登場するキャラクター含む

①主人公 〇〇(あなたの名前)
学年:中学2年生(中2 4月入学)
登校頻度(※):週3

②西原梨々華(さいばら りりか)
性格:明るい・たまに天然
性別:女子
学年:中2
誕生日:5/8
趣味:ゲーム・動画編集
slock名(※):リリカ
登校頻度:週3

③伊藤優(いとう ゆう) メンター(※)
学年:20代-30代
誕生日:7/13
趣味:園芸・猫の世話
特技:聖徳太子みたいな聞き分け能力
slock名:mentor_Ito_yu

④早川このみ(はやかわ このみ)
性格:おとなしい
性別:女子
学年:中学1年生
誕生日:1/9
趣味:イラストを描くこと
slock名:このは
登校頻度:週3

⑤天音龍樹(あまね たつき)
性格:明るくマイペース
性別:男子
学年:中学1年生
誕生日:7/21
趣味:楽曲制作・音楽を聞くこと
slock名:龍樹
登校頻度:週3

⑥神楽とと(かぐら とと)
性格:面倒見がよく姉御肌
性別:女子
学年:中学3年生
誕生日:4/27
趣味:アニメ、映画鑑賞・声優の研究・漫画を読むこと
特技:声真似
slock名:とと
登校頻度:週5

⑦宝城五木(ほうじょう いつき)
性格:優しいが短気・少々毒舌
性別:女子
学年:中学3年生
誕生日:5/8
趣味:プログラミング(ゲーム制作)・ゲーム
slock名:タカラ
登校頻度:週5

⑧柊透(ひいらぎ とおる)
性格:内気で無口・打ち解けると比較的よく笑う
性別:男子
学年:中学3年生
誕生日:11/19
趣味:プログラミング(サイト制作)・デザイン
slock名:柊
登校頻度:週3

⑨伊虎香奈(いとら かな)
性格:明るく気が強い
性別:女子
学年:中学2年生
誕生日:8/22
趣味:漫画を読むこと・アニメ鑑賞・サッカー
slock名:Kana
登校頻度:週1

⑩青沼孝介(あおぬま こうすけ)
性格:天然・強烈な博多弁を使う
性別:男子
学年:中学2年生
誕生日:3/16
趣味:ゲーム・YouTubeをみること
slock名:あお
登校頻度:週1

※登校頻度……N中等部では週5、週3、週1の中から登校頻度を選ぶことができる。3ヶ月に一回(4月、7月、10月、1月)変更が可能。

※slock名……架空コミュニケーションツール「slock」では、個人がアカウント名を設定できる。

※メンター……N中等部、N高グループにおいて学習面・生活面で生徒をサポートする職員のこと。

=某所動物園内=
=アトラクションコーナー=

〇〇(あなたの名前)
「これは一体〜!?」

西原梨々華
「コーヒーカップ!」

〇〇(あなたの名前)
「それは知ってる〜〜〜!!!」

神楽とと
「ふふ、楽しいね〜!」

早川このみ
「す、すっごく、回ってるね……」

〇〇(あなたの名前)達は今、アトラクションコーナーに来ていた。

どうして、動物園にあるんだろう。

〇〇(あなたの名前)
「目が〜回るよ〜!」

西原梨々華
「ねえねえ! もっとスピード上げちゃお!」

〇〇(あなたの名前)
「ええっ!?」

止める間もなく、梨々華の手によってハンドルは時計回りに動かされる。
それに伴って、〇〇(あなたの名前)達の座っているコーヒーカップもスピードを増していった。

西原梨々華
「すご〜い!」

〇〇(あなたの名前)
「わああ〜!?」

数時間とも思える数分を、なんとか乗り切った。

=ふれあいコーナー前=

〇〇(あなたの名前)
「そういえば、コーヒーカップに乗ろうと提案したのは誰なんですか?」

ととの背中に向かって、そう問いかけた。

神楽とと
「わたしだよ〜?」

こちらを振り返って、そう言ってみせる。
目の前の柔らかな笑顔が、今だけは悪魔に見えた。

〇〇(あなたの名前)
「いや、悪魔は失礼か」

頭に浮かんだ思考をふりほどき、向かっている方向を見遣った。
どうやらもう次の目的地に辿り着いたようで、梨々華が柵の方へと駆け出して……。

西原梨々華
「着いた〜!!!」

柵の向こうのうさぎよりも元気に、ぴょんぴょん跳ねている。

スタッフ
「4人ですか? どうぞ〜」

神楽とと
「ありがとうございます〜」

キィ、と錆びた金属の音を出しながら開かれた世界はまさに……天国だった。

西原梨々華
「すごいすごい! もっふもふだよっ!」

早川このみ
「わっ……埋もれる!」

神楽とと
「このちゃんいいなぁ。わたしも埋もれたい〜」

早川このみ
「この、ちゃん?」

動物に好かれるかがはっきりと表れていた。
梨々華は普通くらいで、ととは懐かれにくいのだろう。
……いや、このみに全て吸われているだけか。

西原梨々華
「君もこっちにおいでよ! ふかふかのお布団みたいだよ!」

3人とうさぎが集まって、ぎゅうぎゅうになっていた。

〇〇(あなたの名前)
「……遠慮しておこうかな」

神楽とと
「そんなこと言わずに、あったかいよ〜?」

手を引かれて、もふもふの海へと誘われる。

〇〇(あなたの名前)
「わ、もっふもふ!」

西原梨々華
「ね、すごいでしょ!」

時間を忘れて、もふもふを楽しんだ。

=鳥コーナー=

早川このみ
「うう……ぎゅうぎゅうで苦しかった……」

西原梨々華
「ごめん〜! お詫びに、キャベツあげるよ!」

早川このみ
「それ、餌やり体験でもらったやつでしょ。なんで持ってるの?」

西原梨々華
「気づいたら餌やる時間、終わってて……」

早川このみ
「もう、何してるの!」

前を歩く2人の会話を聴きながら、〇〇(あなたの名前)はととと並んでいた。

神楽とと
「あっ、フラミンゴだよ。きれいだね〜」

優雅に歩を進めて、フラミンゴの前で立ち止まった。

神楽とと
「フラミンゴの赤い色って、エビとかカニを食べているからなんだって〜」

へぇ、と感心して目の前のフラミンゴに視線を送る。

一瞬、ぱちっと目が合った。

神楽とと
「あ、こっちに来た。〇〇(あなたの名前)さんは動物に好かれやすいんだね〜」

じっとこちらを見つめるフラミンゴの姿が、なんだかとても愛らしく思えた。

=某所キャンパス内=

伊藤優
「みんな、帰ってきたかな。おかえりなさい〜」
「きちんと楽しめましたか?」

西原梨々華
「はーい!」

元気な梨々華の返事をきっかけに、様々な声が飛び交った。

伊藤優
「それでは、『日誌』を開いてください〜!」

〇〇(あなたの名前)がさっとパソコンを開くと、振り返りと書かれた記入欄が画面に映る。
『日誌』は、授業の後に、振り返りや次の授業の意気込みを書くページだ。

〇〇(あなたの名前)
「まだ操作は慣れないけど、しっかり書かなきゃ!」

=日誌=

振り返り
リリカさん、ととさん、このみさんと色々なところを回りました。
特に、うさぎに埋もれているこのみさんが印象に残っています。
最初は仲良くなれるか不安だったけど、たくさんの思い出が作れてよかったです。これからも、いい思い出をたくさん増やしていきたいです。

……次の登校日に見たのは、保存し損ねて真っ白になった日誌の記入欄だった。

終わりに

フィールドワーク編、後編は、いかがだっただろうか。フィールドワークの行き先はキャンパスによって異なり、水族館や博物館、動物園などにいくことができるので、ぜひ自分で実際に経験してみてほしい。

次からはキャンパスフェスティバル(キャンフェス)のシナリオがスタートする。N中等部通学コースの中で一番大きなイベントと言っても過言ではないイベントだ。次回以降もお楽しみに!

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