『N高グループ囲碁祝賀会』囲碁で活躍する先輩方に直撃!

みなさんはN高グループに囲碁部があるのをご存知ですか?
今回は囲碁部に在籍するN高グループ在校生や卒業生のタイトル祝賀会の現地レポートとインタビューをお届けします!
いざ祝賀会へ! 緊張します。
N高グループにある囲碁部。
囲碁部ではプロ棋士を目指して日々生徒が囲碁を打っています。
N高グループには”プロ”の生徒が多く在籍していますが、生徒数が多いので普段その活躍を目にする機会はなかなかないと思います。
今回は学園から新聞実行委員にお話をいただき、囲碁部のプロ棋士合格・昇段、上野姉妹のタイトル防衛を記念する祝賀会の取材に行ってきました!
会場は品川プリンスホテル。
制服を着たN高グループ生がたくさんいます!
なかなか普段足を踏み入れることのない、格調の高い会場にタジタジな筆者です。(笑)
会場には校長先生や生徒会役員、取材にきた方などさまざまな方が集まっていました。
以下が今回の祝賀会の概要です。
N高等学校の卒業生で現在はプロの囲碁棋士として活躍する、囲碁棋士・上野愛咲美さんとその妹で在籍生(当時)の囲碁棋士・上野梨紗さんの選手権優勝とタイトル防衛を記念した祝賀会。
上野愛咲美棋士の、呉清源杯世界女子囲碁選手権(※1)の優勝と女流立葵杯(※2)のタイトル防衛、上野梨紗女流棋聖の女流棋聖タイトル防衛が祝われた。
また、N高グループの在籍生・卒業生のプロ棋士合格や昇段を祝い、師匠や関係者、ご家族などを招いた祝賀会。
※1 呉清源杯世界女子囲碁選手権
囲碁の国際棋戦で、女性棋士の世界一を決める大会。
2018年に、囲碁棋士・呉清源の故郷である中国福建省福州市で始まった。
この大会は、呉清源の意志を受け継ぎ、囲碁の世界的な発展を目指して開催されている。
※2 女流立葵杯
囲碁の女流棋士による棋戦で、正式名称は「会津中央病院・女流立葵杯」。協賛の一般財団法人温知会が運営する会津中央病院が冠スポンサーとなっている。
式が始まります!
はじめに学園の理事である川上理事と上野姉妹の師匠である藤澤一就八段からの挨拶です。
その後は来賓の方からの祝辞があり、いよいよ乾杯です。
四人一席になっているテーブルで乾杯!
食事はとても美味しかったです!
対局軌跡では、囲碁の解説盤を使ってタイトル戦の名場面を解説。
上野姉妹と藤澤棋士の解説は、囲碁初心者の私でも興味をそそられるものでした。
上野姉妹とN高グループ囲碁部員を合わせた2チームによる記念対局では、上野姉妹も驚く”宇宙流”(※3)という手法も使われ、盛り上がりを見せていました。
その後、この祝賀会の主役である上野姉妹とプロ棋士合格や昇段された囲碁部員の方たちに花束が贈呈されました。
※3 「宇宙流」は囲碁の棋風・戦法の1つ。
碁盤の中央を宇宙に見立てて、その宇宙に大きな地を作ろうという打ち方です。
プロアマを通じて、はっきりと宇宙流のスタイルで打つ棋士は非常に少ないので、上野姉妹は驚いていた。
ここからは上野姉妹へのインタビューです!
今回のインタビューでは、お二人の強さの秘訣や、普通の若者らしさにフォーカスしてお話を聞いてきました。
上野 愛咲美(うえの あさみ)
2001年10月26日生まれ。
N高グループ在学時より女流棋士として活躍。全棋士出場の一般棋戦「第28期竜星戦」にて、女流棋士として史上初となる準優勝の成績を収める。史上最年少で女流棋聖を獲得。2024年、呉清源杯 世界女子囲碁選手権 優勝をはじめ、タイトル獲得数合計17の実績を持つ。(7/9時点)
上野 梨紗(うえの りさ)
2006年6月24日生まれ。
N高グループ在学時より女流棋士として活躍。2024年3段に昇段、2024年第27期ドコモ杯女流棋聖戦で優勝しタイトルを獲得。1986年の杉内寿子女流鶴聖と楠光子女流本因坊以来、37年ぶりに姉妹同時タイトルを達成した。2025年1月に同タイトルの初防衛を果たした。
参考︰https://www.tokyo-np.co.jp/article/307513
囲碁の魅力と始めたきっかけ
ーーお二人にとっての囲碁の魅力を教えてください。
上野姉妹まず、老若男女、世界の方々とも言葉がなくても囲碁を通じて話せる、コミュニケーションが取れる所がすごく良い所だと思います。
ゲームの中なんですけど、すごく自由なルールなので本当にどこに打ってもいい手になるので、個性が出て、(人によって)工夫とかも違って、とても面白いと思います。
ーー囲碁を始めたきっかけは何ですか?



祖父が集中力が高まるから習い事にどうか、と勧めてくれました。



私は最初全然楽しいと思っていなかったんですけど、姉の影響で始めて、どんどん強くなっていくうちに奥深さがわかって楽しくなりました。
始めたのは5歳ごろからです。
ーーお二人とも5歳ごろから?



私も5歳。
姉妹の本番強さの秘訣
ーー1つのことを10年以上も続けられるのはすごいです!
途中で嫌になったりはしなかったですか?



もちろん嫌になることはありました。
プロになるためにプロ試験を受けるんですけど、特に試験前はプレッシャーもすごくて。
すごく嫌な時もあったんですけど、やっぱり、相手に勝った時の楽しさ、嬉しさがもうそれ以上にありました。



はい。プロ試験でも6回本戦入りして、次点(※4)を2回経験して、もうこれはプロになれないんじゃないかと思って、囲碁をやめようか考えた時期もあります。でも、囲碁以外に好きなことや集中したいことがなくて続けていたら、姉、師匠の協力もあってなんとか。
※4 次点
1位になれなかった場合でも、優秀な成績を残せば次の大会で順位が繰り上げられる。
参考:https://biz.trans-suite.jp/26580
ーーこういう場で自分自身にプレッシャーを感じることはありますか?



感じる。そうですね、スピーチの場が一番緊張します。
囲碁の大会よりはこっちの方がむしろ。
ーー慣れてきました?



いや、慣れないです。そんな(スピーチを)やってない。
全然やらないもんね。
ーーモチベーションの作り方や緊張しないコツはありますか?



んーなんかあるかな。モチベーション?
ーー何にもないですか?



うちらちょっと変わってて、普通よりあんまり緊張しないタイプなんです。
囲碁で大事な局面とかを何回も経験して、大汗かいてるので、普通の場とかでもあまり緊張しなくなってきてますね。



決勝とかでは結構、何万人もみている中で対局をするから(緊張することに)一応慣れてますね。
N高生活の思い出とこれからへの期待
ーー他にも学園の生徒でプロに合格された方がいらっしゃいますが、
今後、囲碁関係でN高グループの後輩に期待していることはありますか?



強い人が多いのでどんどんタイトルを獲得してN高を盛り上げてほしい!
この祝賀会で盛り上がっていけるんじゃないかなと思ってます。
ーー高校生活での思い出はありますか?



沖縄の本校スクーリングでのバナナボートです!
ご飯も美味しかったです。



1年生のスクーリングで友人ができたことです。
その友人と2.3年生のときに遊び、パンケーキを食べに行きました。
ショッピングやプリクラを撮って楽しかったです!
お二人の描く夢
ーー最後に、お二人の今後の展望(2/27時点)を教えてください。



私は女子の世界戦で優勝することです。



えぇー!? 同じやないかい! 私と!



(笑)同じだ。あなた(愛咲美さん)はもう獲得してるから



まずはSENKO CUPという3月の中旬にある女子の世界戦があるので、そこに向けて頑張るのと、あとは男子と混合の一般棋戦ていうんですけど、一般の世界線でも着々と結果を残していって、最後は決勝でも戦えるように頑張りたいです。
ーー応援しています!!ありがとうございました!
ちなみに、梨紗さんはこの後言葉通りSENKO CUPで優勝されていました。
おわりに
この記事では、囲碁祝賀会の様子と世界を舞台に活躍されている上野姉妹へのインタビューをお届けしました!
N高グループ在校生・卒業生のプロ棋士の、2024年度の活躍をお祝いする会にお邪魔し、みなさんに様子をお届けすることができて嬉しいです。
インタビューさせていただいた上野姉妹はずっと笑顔で囲碁のお話をしてくださいました。
筆者は囲碁には縁がなかったのですが、これを機に囲碁を打ってみたいなと思いました!
囲碁の世界に少しでも興味を持ち、N高グループに在籍・卒業された方でプロ囲碁棋士として活躍されている方がいることを知っていただけたら嬉しいです!
N高グループ 囲碁部
初心者から上級者まで、部員同士で交流を楽しみながらネット対局を行います。また、大会上位を目指し特別顧問たちによる指導碁でスキルアップを図ります。
興味のあるN高グループ生は #club_igo に参加してみてください!
特別顧問
八段 藤澤 一就
参考URL:https://nnn.ed.jp/attractiveness/extracurricular/club/



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