【体験レポート】NS高のワークショップって何?初心者が参加してみた!

  • URLをコピーしました!

取材・文=ひな(N高8期・通学コース)

N/S高について調べていたら、「ワークショップ」という単語が出てきたことはありませんか? 在校生の方なら、メンター(※1)との面談で「ワークショップに参加してみよう!」なんて言われた経験もあるかもしれませんね。でも実際、ワークショップって何なの? どんな内容なの? と疑問に思っている方も少なくないのではないでしょうか。そこで今回、私が実際にワークショップに参加した体験を元に、謎の多いワークショップについてレポートを書いていこうと思います!
※1 生徒の学びや進路実現に向けたサポートをする教育スタッフのこと。(N高ホームページより引用)

目次
1.今回のワークショップについて
2.いざ当日!
3.ドキドキの前半戦
4.後半は「考える」ワーク
5.感想

目次

今回のワークショップについて

今回私が参加したワークショップは、その名も「ワークショップ初心者集合! 好きなものシェアカフェ」。体験学習未経験の人や、新学期で新たなことにチャレンジしてみたい人向けに開催されたオンラインワークショップです。実は私も1年生の秋にN高に転入学してから、ワークショップはおろか体験学習にも一度も参加したことがありません……。ゆえにドキドキしながら応募フォームを送信し、当日もドキドキしながらPCの前で待機していました。(ワークショップに参加を希望するときは応募フォームを送る必要があります。人気のものだと抽選が行われ、当選しないとワークショップに参加することができません。)
しかし、「好きなものシェアカフェ」って具体的にはどんなことをするのでしょうか? 応募する際に目を通した概要のPDFにも、そこまでの詳細は書かれていません。ガチガチのプレゼンだったらどうしよ〜!? 

いざ当日!

不安を抱えながらもやってきた当日。今回のワークショップ用に作成されたSlackのチャンネルに事前に招待されており、そのチャンネルに今日使用するzoomのURLが貼られているのでそちらをクリックします。入室すると既にスタッフさんが話していたようで、声が聞こえてきました。どうやらzoomの表示名を呼ばれたい名前に変更してね、とアナウンスされているようです。この時点で想像よりずっと取り組みやすい雰囲気だったので、少しホッとしました。数十秒すると「では始めていきましょうか」との声が掛かり、今回の説明に入っていきます。スタッフ(TA)(※2)紹介やワークショップ中の注意(他人を傷つける発言はしない、プログラムの画面録画・音声録音は禁止等)、タイムスケジュールの説明がされました。今回のワークショップは2時間。スタッフさんは5名で、参加人数は30名ほど。※2 勉強面の指導やサポート、進路相談などの業務を担当しているスタッフのこと。

「できる人は画面ON、音声ONで参加してください」とも言われます。そこで私は今回実験として、画面OFF、音声も会話が必要な場合のみONで参加しても問題がないのか試すことにしました。画面ONにすることに抵抗を覚える方もいると思うので、そんな方もワークショップに支障なく参加できるのか、私が身をもって確かめさせていただきますよ! 

アイスブレイクとして、「今日はどこから参加しているのか」「ワークショップの参加は何回目か」といった質問にチャットで答えていきます。全国各地から、初めてワークショップに参加する方が多い印象でしたが、中には3回目や4回目という方もいました。続いてウォーミングアップとして、表示される複数の画像の中から好きな画像の番号とその理由をチャットに書き込む、というものが行われました。テーマは「色」と「お菓子」でしたが、どちらとも様々な意見が飛び交っており既に興味深かったです。

ドキドキの前半戦

緊張が和らいだところで、とうとうメインの「好きなものシェアカフェ」の進め方の説明が! どうやら大まかなジャンルごとにBOR(ブレイクアウトルーム)に分かれて、シェアしていくようです。ジャンルは①音楽②ゲーム③アニメ/漫画④YouTube⑤マスコット/キャラクター⑥その他/フリーの6つ。少々悩みましたが、私は①の音楽グループに行くことにしました。ついに人とのコミュニケーションが始まる……! ドキドキしながらBORに入ると、そこには私も含めて7人の参加者が集っていました。どうやら緊張しているのは皆同じようで、沈黙が続きます。口を開こうかと思った矢先、スタッフさんが入ってきました。スタッフさんの入室によって少し空気がやわらぎ、自己紹介として名前と学年、今日シェアしたいことについて発表することに。

学年は中学2年生から高校2年生まで、シェアしたいこともボカロやアーティスト、邦ロック、アイドルグループと幅広いものでした。自己紹介を終えると少し時間を取って、好きなものについてのワークシートを各々で埋めることになりました。ワークシートの内容は、好きなものの名前、その理由といったごく簡単なもの。よかった、ガチガチのプレゼンでは無さそう……。数分して全員の記入が終わったところで、それぞれのワークシートを見ていきます。私は今回「ボカロと歌ってみた」についてシェアしたのですが、邦ロックなどには全く馴染みがなく共感できるか不安でした。しかしながら、「ここが良い!」といったおすすめのポイントが熱意とともに伝わってきて、とても興味が湧きました。やっぱり本気で好きなものを伝えたい気持ちは全員同じなので、互いの好きなものを尊重する空気になっていて非常によかったです。

後半は「考える」ワーク

新たな刺激に触れたところで一度休憩に入ります。今回「カフェ」と名前についているのは「お菓子でも用意して気楽にやっていきましょう」とのことからのようです。な、なんて穏やかなんだ……。10分間の休憩も終わって、後半戦へ。今回のメインである「好きなものシェア」はさっき終わった気もするけど、「何をやるんだろう?」と思っていたら、「好きなものの魅力を伝えるための方法を考える」らしいです。考えるスキルに繋げていくってこと……!? 先ほどと同じBORに戻り、お互いの案を聞いていきます。まだ多少のぎこちなさはあるものの、発言が増えていろんな案が出ました。細かいジャンルは違えど、『音楽』とひとまとめにしたら好きなものは一緒ですからね! 

ハイジャックして曲を流す、なんて軽くふざけたものから、消耗品とコラボする(消耗品は色々な人の目につきやすいから)といった真面目に戦略を考えたものまで、20個近くの案が出ました。ちなみに私たちのグループの結論は「広告が一番有用」ということになりました。そしてあっという間に時間が過ぎ、BORは解散。最後に先ほどとは違う、シャッフルされたBORに入って今日の感想や、考えた「好きなものの魅力を伝えるための方法」を共有します。「新しい発見があって楽しかった」「Slackにある宣伝チャンネルに投稿するのはどうかな?」「グループの人たちが積極的で話しやすかった」「増やしたいファン層を決めて、それに合った商品とコラボするといい」等々、ここでも様々な意見を聞くことができました。「ありがとうございました!」と言ってこのBORも解散。こうして2時間のワークショップは幕を閉じたのでした。

感想

正直めちゃくちゃ緊張しました。なんてったって初めてのワークショップでしたし、好きなものの共有って「自分の心の奥の方に秘めているもの」を見せるように感じるので、「否定されたらどうしよう」という不安もあるんですよね。それで今回も身構えていたんですが、他の人たちも同じように、否定される不安をもちながらも好きなものについて教えてくれてるんじゃないのかなと思って、段々とリラックスして話せるようになっていきました。

そうそう、画面OFFでもいけるのか問題、個人的にはいけると思いました! だから、画面ONにしなくちゃいけないのが怖いからワークショップに参加できない……と思っている方が居ましたら、それについては安心していただけたらなと思います。私の他にも画面OFFにしている方や、アバターで参加している方はいらっしゃったのでね。ワークショップってほんとに全国各地から参加者が来るんだな、とちょっとびっくりしました。これを機に友達をつくったら、ひょっとしたら全国に友達ができてしまうかもしれない。ワークショップ自体の学びも大きいですが、こういった友人関係の構築の面でもきっかけになり得ると思うので、気になっている方にはメリットたくさんありますよ〜! とお伝えしておきますね。

ワークショップって難度高そう……と思っている方も、今回この記事を読んでいただいたことで易しめのものもあるということを知ってもらえたのではないでしょうか? 逆にもっと難しいものに参加したい! という方は調べていただくと色々なワークショップや職業体験が出てくると思いますので、ぜひ参加してみてください! 

今回は入門としてオンラインのものに参加してみましたが、慣れたらオフラインのワークショップや職業体験にも参加してみたいなと思いました。せっかくN/S高に在籍しているのなら、ここでしかできないものを体験してみたいですからね! 長文の記事でしたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。ワークショップに対する不安が少しでも減って、参加する勇気をもつきっかけのひとつになれたら嬉しいです。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次