【任命式現地取材〜後編〜】3万人の声を背負って。私たちの生徒会の、今までとこれから。

9月12日に、東京 歌舞伎座タワーで行われた第4期生徒会 委員・役員任命式。
式典では、委員・役員の任命だけでなく、第3期生徒会が取り組んだ1年間の活動も報告されました。
当日のライブ配信をご覧になった方や、これまで学園のSNS等で生徒会の取り組みをご存知の方の中には、「生徒会ってこんなこともやっていたんだ!」と驚いた方もいるかもしれません。
たくさんの企画を実施し、3万人を代表する20余名……。とてもかっこよく感じますよね!
しかし、多くの人と活動する裏には数々の苦労があったのではないでしょうか。
ということで……。
後編では今まで生徒会を担ってきた第3期生徒会に焦点を当て、toranさん、山本げんたさん、Ryutaroさんから伺った知られざる努力や苦労のエピソードをお届けします!
※ 今回の記事では生徒会の知られざる苦労・努力のエピソードを伺うべく、第3期生徒会長のtoranさんから始まり数珠つなぎで次の方へと取材を行っています。

私たちの生徒会 〜第3期生徒会長 toranさん〜

toranさん
第3期生徒会長 地区代表
N高等学校、3年次
SNS:@toran_yyg(X)
ーー第3期生徒会での取り組みについて教えてください
第3期生徒会では第2期生徒会と同じような組織形態で活動していて、生徒会主催の企画以外にも、NED(※1)に生徒会として協賛を行ったり、磁石祭の主催を行ったりしました。
主催したイベントは磁石祭だけでなく、108名を万博に招待したオフラインイベントなど複数あり、私たち3期の任期後にもアオハル体育祭(※2)の実施を予定しています。
※1 NED
「生徒がオリジナルのアイデアを見つけ、広げるために”表現する”場」がコンセプトのN高グループの一大イベント。
今年度から、Nプレゼンフェスに名称が変更されました。
※2 アオハル体育祭
生徒の声をきっかけに始まったオフラインでの体育祭。
今年度は関東と関西の2拠点で開催予定。
ーーその中で、toranさんが特に苦労したり印象に残っている企画は何ですか?
そうですね。
特に印象に残っているのは磁石祭です。
生徒会役員になる以前は磁石祭実行委員をやっていたこともあり、磁石祭に対する愛が自分の中でも強く、携われることを楽しみにしていました。3期としては生徒会としての協賛活動を拡大していきたいと考えていたので、学外営業部のメンバーを中心に協賛活動に励み、クラウドファンディングや寄付、企業からの協賛を通じて1,176万円というとても大きな資金をいただくことができました。
そのお金を使い、「磁石祭ZERO」として規模を拡大して実施できたことが、第3期生徒会として活動してきた中で私にとって嬉しく楽しかったことだと思っています。
ーーtoranさんにとって3期役員の皆さんはどのような存在ですか?
友人としてのパートナーであると同時に、良きビジネスパートナーです。
たくさん支えられながら活動したこの1年、家族のように言葉を交わしたことはもちろん、業務面で役員に対して信頼をおくことが多くありました。「ビジネスパートナー」という言い方をすると悪く取られてしまう方もいるかなとは思うのですが、業務でしか話さないということではなく、私にとって役員の皆は友情に加えて業務上でも信頼をおける存在ですね。

ーー第3期生徒会役員の皆さんとの思い出や伝えたいメッセージを教えてください。
発足後の生徒会合宿を通じてお互いに仲を深めることができたのですが、会長選を兼ねた合宿には友情を感じつつもライバルとしてのバチバチした雰囲気を感じる場面もあり、合宿後はどうやって接していくべきか考えたことがありました。また、1年間活動を共にする中には人間関係など課題ができる場面もあったかと思います。
だからこそ、それぞれが自分のやるべきことと頑張りたいことを両立して、自分の意見を相手に伝える時も感情的になるよりどうやったらオンラインで自分の想いを相手に伝えることができるかを意識して活動する姿にとても助けられ、節々で皆が3期の役員で良かったなと感じてきました。
本当に、1年間ありがとうございました。
ーーtoranさんから役員会きっての苦労人を1人挙げるとすれば、それは誰ですか?
役員として活動する中では負担になることも多く、それを乗り越えようと努力する役員一人ひとりに対してそれぞれすごいなと思っていました。
ですが、その中であえて1人だけ名前を挙げるとすれば、副会長の山本 げんたさんです。
副会長として公の場で注目される機会が多い中、彼自身の業務にも集中しなければならず、私が会長として外に発信する役割を担っていた分、内部に目を向けるということが副会長の役目でもあったと思います。発信しながら内部のことを支え、仲間の役員にも気を配るという複数のことを両立し、彼自身の明るさを失うことなく保ち続けていた姿がとても印象的でした。
役員全員が異なる種類の負担を担っていたのはもちろんですが、1番の苦労人というか、すごいなと感じていたのは山本 げんたさんです。
ーー最後に、この1年を振り返っての感想をお願いします。
思わず「早すぎる!」と思ってしまうほどあっという間に過ぎ去った1年でしたが、全員ガチガチに緊張していた昨年度の任命式から、緩やかに話せるようになった今の様子には皆の成長を感じました。
私も任命を受けた当初は、「リーダーとしてどうあるべきなのか」や、「仲間とどのように関わっていくべきか」、「業務をどうするべきか」など、考え方が独りよがりになっていたなと思います。そのようなところから、次第に周りと協働して考えること、自分自身の新たな側面に気づくことができました。
この1年は私にとって、周りと協働しながらどのように生徒会組織を作り上げていくのかを考え続けた1年であり、楽しさ以外にも今後の人生に活きる学びが多い1年間だったと思います。
私たちの生徒会 〜第3期生徒会副会長 山本げんたさん〜

山本 げんたさん
第3期生徒会副会長 近畿地区代表
S高等学校、2年次
SNS:@yamamoto_genta1(X) / @genta_s4 (Instagram)
ーー生徒会役員として1年間活動された中での、知られざる苦労や努力のエピソードについて教えてください
1年間副会長という立場で活動してきた中では、縁の下の力持ちとして生徒会内部を支える役割を担っていたことが自分なりの苦労ポイントだったのかなと思います。3期は、会長を筆頭に副会長が2人という3役の体制で活動してきたのですが、自分以外の2人はどちらかというと外部に発信していくことが得意なタイプだったので、内部のことは自分が引き受けていました。
他のことだと……。
生徒会には「部署(※3)」というものがあり、元々は営業部に所属していたのですが、途中から役員会で1人だけ広報部も兼部することになりました。副会長をやりながら多いときには7、8個の企画を掛け持ちし、代表役員会などのいろんなところに顔を出していたことも頑張ったことの1つですね。
いろんなことをやりまくって、やりまくってやりまくった。そんな1年でした!
※3 部署
第3期生徒会から第4期生徒会に変わるにあたり、生徒会組織の体制が大きく変化しました。
現在の体制について、詳しくはこちらの速報記事をご覧ください。
https://nshigh-news.jp/2025/09/24101/
自分は比較的メンタルが強い方で周囲がダウンしている時も動き続けていたから、そのあたりも苦労エピソードと言えるのかもしれません。
まぁ、だいたいの苦労エピソードはこんな感じです!
そこに通りすがりの……。
第3期生徒会 ミルキーさんお姉ちゃんがジュース奢っちゃるよ〜。
やったー! ありがと、おねーちゃん!!



ありがとう!



やまげんにまで奢るって言ってない!!(笑)
……とまあそういう苦労もありますね! (笑)
今思いついたのですが、自分以外の3役がモデルのような女子2人だったり、3期全体の男女比も7:13だったりしたので、普段自分たちが意識することあまりなくても、ジェンダー面に対して周囲の目を気にする場面もあったのかなと思います。
ーーげんたさんから見て役員会きっての苦労人はどなたか教えてください。
次は指名制かぁ……。
私は何かと苦労した分、外(メディアなどの表舞台)に出させてもらうことが多かったのですが、部長たちなど全員が同じように外に出られるとは限らず……。総務部長のつがっち(関東地区代表)やRyutaroなどは、外に出ること自体は少なかったもののかなり苦労していたんじゃないかと思います。生徒会の広報関係を担っていたm1lk_TEA(みるくてぃー、北海道地区代表)や、磁石祭に尽力していたhi7no(ひなの、北海道地区代表)など、みんな頑張っていましたね!
私たちの生徒会 〜ナレッジベース実行委員代表 Ryutaroさん〜


Ryutaroさん
第3期生徒会ナレッジベース実行委員代表
S高等学校、3年次
SNS:#times_まるりゅう(学園Slack) / @ryutaro_517(Instagram)
ーー3期の活動を通じた苦労エピソードについて教えてください。
役員として活動する中では上手くいかず落ち込むこともあったのですが、そんな時に自分を救ってくれたのは、自分が今まで大切に接してきた仲間たちでした。
転機になったのが、代表役員会という各部署の部長たちが集まる会議でメンバーに相談した時のことです。メンバーの皆がたくさんのあたたかい言葉を掛けてくれて、特に副会長の後田 百歌さん(うしろだ もか、関東地区代表)の言葉には大きく救われました。
気持ちが落ち込んでいた当時ですが、この経験をきっかけに「上手くいかないことが起こるのは仕方がない!」と、前向きに受け止められるようになったんです。
そこからは、いろんな活動に対して自分らしく取り組むことができるようになりましたね!
生徒会活動に限らず、人と関わることは何かしらの課題がつきものだと思います。しかし、何かが起こった時に助けてくれる人は自分が今まで大切にしていた人たちであり、最終的に自分を変えてくれたり、その後の自分をより強くしてくれる武器や仲間になるのだと実感しました。
また、上手くいかないことがあるとそこにばかり目が向いてしまうと思うのですが、「1個上手くいかなかったけど99個は上手くいっている!」と、次第に残りの99に目を向けることができるようになりました。
そこに通りすがりの……。



苦労してるんだなぁ。



苦労したよ!



かわいそう……。
かわいそうに……。



あかねこたちもたくさん頑張ってただろ!(笑)
ーーRyutaroさんは生徒会役員である以前に、ナレッジベース実行委員代表でもありますよね。2つの立場の両立で苦労された場面はありますか?
ありました。
昨年度から各実行委員組織が生徒会に含まれるようになったのですが、役員の中には生徒全員への還元を大切にしているからこそ、実行委員組織にお金を出すことに否定的な人もいて、気持ち的に役員と実行委員の板挟みになる場面がありました。
結果的には、勢いと時間が解決してくれたんですけどね!


第4期生徒会へ〜 奥村さんからのメッセージ〜
今回は、3期生徒会と1年以上並走された職員の奥村 翔子(おくむら しょうこ)さんから3期生徒会に向けたメッセージをいただきました。
「本当にお疲れ様でした!
3万人の代表としてプレッシャーや葛藤もあっただろうし、しんどいことや悲しいこともきっと経験したと思います。ですが、それ以上に大きな成果を残し、いろんな経験をして成長し、たくさんの仲間を作り、充実した時間を過ごしてくれたんじゃないでしょうか。みんなに憧れてる人もいっぱいいると思います。
私自身、生徒会の担当に初めてなり、みんなから学ぶこともいっぱいありました。ありがとう。これからもまだまだよろしくお願いします!」
(奥村さん)
終わりに
さて、いかがだったでしょうか。
実は、今回の記事のテーマには私が感じた1つの私情が背景にありました。
それは「生徒会の取り組みが正しく伝わっていないのではないか?」ということです。
ある時、生徒会外の方から面と向かって「生徒会は役員の実績づくりの場だ」と言われたことがありました。
断言しますがそのようなことはありません。もしかすると、その人にとってそう見えてしまった一面があったのかもしれませんが、生徒会の一組織であるメディア広報委員としても、学園のために尽力し、時に涙を流す役員を見てきた友人としても、そのように言われるいわれは無いと思うのです。
たしかに生徒会の企画として公開されるものには役員の方が代表して表に立つことが多く、華々しい実績と思われるかもしれません。
ですが、生徒会内はもっと複雑で、公開されているものだけが各生徒会委員・役員の取り組みの全てではありません。
そして、その裏にある努力や苦労というのはたいてい表には出てこないものなのです。
突然ですが、皆さんは「自分の個人情報といえる内容が公開される」としたらどうでしょうか?
私はやはり怖いと感じますし、公開することに強い抵抗を感じます。
しかし、学園の顔として本名も容姿も学内外に広く公開し、そのうえで自分の時間の多くを割いて「学園をよりよくしたい」と活動するのが生徒会役員の皆さんなのです。
取材に応じてくださった3名はもちろん、その他にも学園を支えてくださっている方はたくさんいます。
今回の記事に載せた取り組みや苦労のエピソードは、きっとまだまだ一部であることでしょう。
物事を正しく見るには、知ろうとする気持ち、背景を慮る心づかいが大切だと思います。
私たちの学校の生徒会が、今までにどのような活動を行ってきたのか。
また、今後どのような取り組みがなされていくのか。
少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです!
- 任命式の配信はこちら
https://www.youtube.com/live/qMfmStsQaGo?si=Dey4Rm5uHk3Xp2Fr - N高グループ生徒会公式X
@kdg_seitokai - 学園Slack(在籍生徒のみ閲覧可能)



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