【ナナヲアカリ】磁石祭スタジオで公開インタビュー! 〜磁石祭ゲストに気になるアレコレ聞いてみた〜

取材・文=雛谷さなん(S高4期・通学コース)、のりしお(S高3期・卒業生)
企画進行=りょー(N高10期・通学コース)

N高グループ生が総力を挙げて開催した「磁石祭2026」。
オンライン・リアル、どちらの会場にもメディア広報委員会の姿がありました。
そんな中リアル会場のスタジオでは、なんと磁石祭のゲスト・ナナヲアカリさんに公開インタビューをする企画が実現!
メディア広報委員が普段、どのようにインタビューをしているのか。
磁石祭当日、どのようなインタビューが繰り広げられたのか。
スタジオでご覧になった方も、惜しくも見逃した方も、最後までお楽しみください。

ナナヲアカリ
大阪府出身のアーティスト。
2016年よりニコニコ動画を中心に活動を開始。様々なボカロPとタッグを組み、数々の楽曲をリリースする。代表曲は「チューリングラブ feat. Sou」や「明日の私に幸あれ」などがある。
磁石祭2026では二日目のステージエンディングにゲストとして登壇し、生歌唱やN高グループ生との合唱を行った。

目次

「ナナヲアカリ」にとって音楽とは

雛谷さなん:ナナヲアカリさんは「チューリングラブ」等の素晴らしい曲を放っておりますが、普段どのようなことを心がけて曲を作っていますか?

ナナヲアカリ:自分で書く時もあるんですけど、楽曲によってはボカロPの方や、作家さんから提供してもらうことも多いです。
それぞれ作曲者が違うと、その曲の持つ性質が全く変わってくるので、作家さんらしさ、プロデューサーさんらしさ、そしてナナヲらしさをどういう風にいい塩梅で、特色を表に出せるようにできるかということを意識しながら、曲作りを一緒に進めています。
レコーディングのときは、自分の歌声でどうやってそこを表現できるかを意識しながら臨んでますね。

雛谷さなん:ナナヲアカリさんと作家さんやプロデューサーさん。それぞれの世界が融合してるみたいな世界観も作っている、ということですか?

ナナヲアカリ:そう思っていただけたら!

雛谷さなん:ありがとうございます! ナナヲアカリさんは作詞の方もされてるということで、作るということはネタ切れやスランプという状態も避けられないかと思います。そうした際、どう乗り越えていますか?

ナナヲアカリ:昔は自分が作詞をしていたとき、自分の想いばっかりを歌おうと思いすぎて自分の心を切り売りみたいに、どんどん減らして書いていることが多かったです。そういうとき「あ、今の自分もスランプだ」みたいに思うと、心がとても軽くなったりもしました。

けど、納期的に絞り出さないといけないときもありますが、無理なときは無理になってしまうので、ギリギリまで沈み切って浮上するのを待つというのが自分にはすごく合っているなというのを、ここ何年かで掴んできました。だからもう、ネタ切れやスランプになったときはもう足掻かないっていうことをしています。

雛谷さなん:すごいですね。底の底まで行ってから上がることが多いということですか?

ナナヲアカリ:沈み切る時間は決まっていると、私は思っています。
浮上しない人生ってありえない。この波があるのが日々だから、沈み切ったら沈み切ったで波が上がり始めるのを待つみたいなスタイルです。

雛谷さなん:なるほど。ありがとうございます! では、音楽にはどのように向き合っていますか?

ナナヲアカリ:自分の好きなことを仕事にできたということは「すごい幸せだな」と感じます。ですが同時に、私はメンタルがあまり強くないので、追い詰められていくとどんどん歌とか音楽をちょっと嫌になっちゃう時期とかもあります。
自分で好きなことを嫌いになりかける自分がめっちゃ嫌だったので、今はその向き合い方として絶対に、音楽と歌を自分が好きって思える状態でやり続けよう」という意識をしています。

雛谷さなん:とてもかっこいいです!

「ナナヲアカリ」が輝く瞬間

のりしお:絶賛ライブの準備中ということですが、ライブの時に一番楽しいと感じる瞬間はありますか?

ナナヲアカリ:ライブはすごく好きなので、基本的に常に楽しいです。
昔はライブでのトラブルやミスでめちゃくちゃ落ち込んでいたりしたこともあったんです。
例えば、ライブ中はいつも耳にクリック音※ を流しながら演奏しているのですが、そのクリック音がずれてしまうときがあったり、私がミスをしてしまったりしたこともあったんです。
でも、そのミスやトラブルをバンドメンバーたちと華麗に乗り越えられたときがすごく楽しいです。

※クリック音とは
ライブ中に演奏や歌のタイミングを合わせるため、アーティストのイヤモニに流されるメトロノーム音のこと。観客には通常聞こえないもの。

あとは、5、6年に1回あればいいかなくらいなんですが、ライブ中に感極まって泣いちゃうときがあって、そういったときにファンのみんなが歌ってくれたりするときに乗り越えた感があって、「うわ、楽しい〜!」と思います。
やっぱり、音源と違った魅力が出せる瞬間にライブは楽しいなと感じます。

のりしお:トラブルが楽しめるところや、泣いてしまったときにファンの方が助けてくれるところにナナヲアカリさんのカリスマ性を感じますね。

実際に磁石祭内で行われたスタジオの様子。当日はファンの方がたくさん駆けつけてくれました。

のりしお:感情に波があるとおっしゃっていましたが、「もうやめたいな」と感じた瞬間はありますか?

実は普通にあります。
元々はすごくめんどくさがりで、三日坊主だったんですよ。
だから「やめちゃいたい」とか「あ、もう無理かも」と思うことがしょっちゅうあったんです。
でもそれも自分の気持ちの波で、だんだん自分のことが分かり始めてきて、「このやめたいって駄々こねてる自分、もうすぐ終わるやろうな」って俯瞰して自分のことを見るようになったら、今そういう気分になっているだけだと思うようになりました。

のりしお:俯瞰してみることってなかなか難しいと思うのですが、三日坊主は改善されたんですかね?

ナナヲアカリ:というか、唯一続いているのが音楽や歌なんじゃないかなと思います。
他のことが続いたことが本当になくて、学生時代は部活も一年ごとに変えてたり、高校のときは帰宅部の化身でした。(笑)

ナナヲアカリが煌めくために

のりしお:ナナヲアカリさんの楽曲作りで、アイデアはどのようにして浮かびますか?

ナナヲアカリ:基本的にはメモとか日記をつけているのでそのときに思った感情とか、自分的に「あ、これ面白そうだな」と思った感情や題材は書くようにしています。
曲のリリースに合わせて、「今歌いたいのはこういうのだったな」と思ったときに見返せるようにしていて、アイデアの種自体は持っておくようにしています。

のりしお:そういった種はどういうタイミングで生まれることが多いんですか?

ナナヲアカリ:もうほんまにふとしたときですね。
例えば今日生まれるかもしれないし、盛大に何かを感じることがあればですかね。
私は何かやばいミスをしてしまったときに「1人反省会」をすることが多いんです。そんなときに自分の気持ちを日記やメモに書いて見返すことが多いので、本当に日々生まれているかなと思います。

のりしお:なるほどー。
「1人反省会」というのは、ネガティブな方ですか? それともポジティブな方ですか?

ナナヲアカリ:ネガティブな方でしょ。え、皆さんしますよね?

のりしお:そうですね〜。たまにしますね。(笑)

雛谷さなん:私ずっとしてます。(笑)

ナナヲアカリ:それこそ本当に些細なことから大きいことまでで、例えば、さっきこの配信の前に打ち合わせさせてもらったじゃないですか? そのときに「うちの挨拶が被ってしまったな」とか「なんか嫌なやつと思われたかもしれない」とか小さいことが気になったり思ったりするので、そういった1人反省会をいっぱいしていますね。

高校時代の「ナナヲアカリ」という存在

のりしお:ここは磁石祭という高校の文化祭ということで、ナナヲアカリさんに高校生時代のこともお聞きしたく、ナナヲアカリさんは高校生時代はどのように過ごしていましたか?

ナナヲアカリ:さっき言ってたように帰宅部だったんですが、通っていた高校の音楽部がすごく厳しくて、一年生のときは楽器を触らせてもらえずに先輩のケースを運んでいたり、みたいな。
結構体育会系みたいな感じだなと思って、それが嫌すぎて「自分は部活に入らんとこう」と思い、外部でバンドをしていました。

普通に学校に行って、制服のまま、当時は大阪にいたので、大阪の狭くて煙たいスタジオに入って、曲のカバーとか、自作の曲だったりをバンドメンバーと合わせたりしていました。

のりしお:大阪という言葉をたくさん聞いたのですが、実は私も大阪出身なんですよ。

ナナヲアカリ:え、4分の3大阪※ってこと!?

※司会である「りょー」も大阪出身であったため、大阪出身に溢れていた。

雛谷さなん:私だけ仲間はずれなんですけど悲しいです。関東民です!

のりしお:じゃあせっかくなので、ナナヲアカリさんに大阪の好きなところを聞きたいです。

ナナヲアカリ:えー、大阪の好きなところ、なんでしょうね……。
でもやっぱり関西弁は好きですね。なんか親しみがあるというか、小さい頃から触れている言語って言ったらおかしいけど、大阪に帰るとやっぱり落ち着きますね。

のりしお:わかります。聞こえてくるイントネーションが全部関西弁っていうアットホーム感みたいなのを感じますよね。私も今は関東に住んでいるんですけど、元々大阪に住んでいたので、うちの母が関西弁に触れたいってすごい言ってるんですよ。

ナナヲアカリ:結構恋しくなりますよね。

のりしお:そうですねー。やっぱり関東にいると標準語しか聞かないじゃないですか。
だからたまに関西に戻って友達と遊ぶと、「めっちゃ関西弁やな」と思いますね。

ナナヲアカリ:分かります。(笑)

雛谷さなん:私だけがこの会話についていけない……。(笑)
ナナヲアカリさんの訛りがめちゃくちゃ可愛くて、標準語民からしたら、訛りがあること自体が可愛くって……!

ナナヲアカリ:そっか標準語って訛りがないから……。
でも私、標準語の練習めちゃくちゃしてましたよ。昔は東京人だと思われたい時期があって、それはすごく練習してましたね。

のりしお:それはどういった感じで練習したんですか?

ナナヲアカリ:お父さんは東京出身だったんで、父の真似をしていましたね。「あのときこうやって喋ってたな」と思い出して練習していて、たまに「大阪出身だと思ってなかった」と言われたときはガッツポーズしてました。

のりしお:でもやっぱり今は大阪が好きなんですね。

ナナヲアカリ:どっちも好きなんですよね。言葉としては関西弁の方が素だなと思っていて、東京でも関西弁が喋れるようになりました。

のりしお:じゃあやっぱり、大阪でライブをするときは関西弁でいっぱい喋る感じですか?

ナナヲアカリ:めっちゃ関西弁ですね。

のりしお:じゃあ東京公演と大阪公演とどっちも行ったら別の「ナナヲアカリさんが見られるかもしれないんですね。

ナナヲアカリ:そうですね。より関西弁が強いナナヲアカリが見られるかもしれないです。

スタジオでお話中のナナヲアカリさん(左)とMCのりょー(右)

学生に向けて

雛谷さなん:最後の質問になります。今、夢を追いかけている学生に向けて一言お願いします。

ナナヲアカリ:ナナヲアカリ自身も、学生時代は自分が今こんな風に活動をしているということに全く想像がついていませんでした。
進路に悩んでいたり、自分はやりたいことがなくてどうしようとか思っている子たちもいっぱいいると思います。でも、何にも心配することはありません!

終わりに

ナナヲアカリさんに対面でインタビューする機会というものは、そうそうないでしょう。
私も、記事を書いている途中で当時の緊張が蘇ってきましたが、ナナヲアカリさんの優しいお人柄でなんとか乗り越えられた記憶もついてきました。

自分の将来は想像がつきません。
ですが、心配せず自分が思う道に進んでいくことが大事なのだと、私はこのインタビューで学びました。
もし読者の中で、自分の将来への不安を抱いているならば「何も心配することはありません!」という言葉を思い出してください。

この記事が、読者の皆様の背中を少しでも押すことができたなら、幸いです!

同じく、ゲストであるiLiFE!のリーダー・空詩かれんさんにもメディア広報委員が公開インタビューを行いました。
こちらの記事もぜひご覧ください!

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