生徒数がついに3万人を超えたN高グループ。多様な生徒が様々な分野で活躍しています。そんな中、キラリと光る実績を生み出した生徒もたくさんいます。実績を生み出した生徒は、どんな活動をして、どうやって実績を生み出したのか……気になりますよね! そこでN高グループ新聞では「活躍生徒」と題してインタビュー企画を始めることにしました。第68弾となる今回は、「ストリートファイター6」の強化選手としてeスポーツ部に所属し、2025年11月に行われた大会で全国優勝をおさめた椿野 朝陽(つばきの あさひ)さんへのインタビューをお届けします。
初めての格闘ゲーム、「ストリートファイター6」に挑戦
Q.所属高とコース、学年、名前を教えてください
S高等学校、ネットコース、3年の椿野 朝陽です。
Q.どんな活動をしていますか?
N高グループのeスポーツ部で、「ストリートファイター6」(以下:スト6)(※1)の強化選手(※2)として日々練習を重ねており、大会に出場しています。

〜スト6の競技形式〜
大会によって競技形式は様々だが、基本は3対3で、各チーム「先鋒・中堅・大将」という役割に分かれている。椿野さんは「勝ち抜き制」と「オーダー制」という2つの形式を経験した。
「勝ち抜き制」は、始めに先鋒と先鋒で試合を行い、その次は勝利したチームの先鋒と、敗北したチームの中堅が戦うというもので、最終的に相手の大将に勝利すればそのチームの勝利となる。そのため、試合によっては先鋒1人で相手のチームに勝利する場合もある。
「オーダー制」は、同じ役割同士で試合を行い、各試合で獲得した合計ポイントで勝敗が決まる。先鋒と中堅は10ポイント、大将は40ポイント。
Q.その活動を始めたきっかけを教えてください
2023年の6月に「スト6」が発売されて、それから2ヶ月後くらいにYouTubeで「スト6」のプレイ動画が流行っていたんですよ。それを見て面白そうだなと思って始めました。ゲーム自体は割と色々遊んできた方なんですが、1対1のゲームは「スト6」が初めてだったので、勝っても負けても自分のせいという部分が新鮮で面白かったです。
強化選手になろうと思ったきっかけは、僕、eスポーツ部に入った後もしばらくは強化選手の存在を知らなかったんですよ。そんな中で友達が強化選手の募集を見つけてきて、「一緒にやらない?」って言ってくれたことがきっかけでした。「友達がやるなら、やってみようかな」っていう軽い気持ちでしたね。
ただ、そう思った段階で申し込みの締切日がギリギリに迫っていて。そこで、ダメ元で職員さんに「今からでも入れますか?」って聞いて、ギリギリで入れてもらった記憶があります。
Q.ゲーム自体は色々とプレイされてきたとのことですが、強化選手として活動するゲームに「スト6」を選んだのはなぜですか?
先ほども話したように、1対1で戦うので、味方メンバーの実力に左右されずプレイできる部分が面白いなと感じたことが理由です。個人戦のゲームって、自分の成長や改善すべき点がすごく分かりやすいんですよね。そこがお気に入りです。
Q.「勝っても負けても自分のせい」という精神を保ちながら活動することは孤独を感じそうですが、辛くありませんか?
「スト6」を始める前は、1つの試合で複数人同士で戦うようなチーム戦のゲームで遊んでいた時期もあったんですよ。そういうゲームだと、メンバーの実力不足で負けてしまうことがあるんですよね。その場合はもう「悔しい」とも思えないんです。「仕方ないか」と思うしかなくて。
でも「スト6」は、競技形式はチーム戦でもゲーム自体は個人戦なので、自分の足りなかった部分がはっきりと分かるんですよ。だからしっかりと悔しがれるし、その分成長もしやすいんです。
だから、逆に辛いと思ったことはあまり無いですね。
選手としても友人としても信頼をおけるチームメンバー
Q.その活動であげた実績や成果を教えてください
2024年は、ExCROSS BLUE LEAGUE(EBL)(※3)5位、NASEF JAPAN全日本高校eスポーツ選手権(※4) 東日本ブロック2位。
2025年では、NASEF 全国大会優勝、EBL 3位。
主な実績はこれらになります。

チームで何度も作戦を話し合いながら練習するのは、楽しかった時もあるし、しんどかった瞬間もあります。そうして様々な思いを抱えながら活動してきたからこそ、そのチームでこうした実績を残せたことが本当に嬉しいです。
Q.試合中の気持ちを教えて欲しいです。
試合自体はオンラインなので自宅で参加することが多いんですが、やっぱり緊張します。手先も冷えるので試合が始まってすぐは固い動きになってしまうことが多いですが、途中から慣れてきます。
僕は緊張で練習と動きが変わっちゃうタイプなので、強化選手に入ったばかりの頃はその点も苦労しました。
Q.たくさんの実績を積まれていると思いますが、椿野さんの実績を聞いた周りの方々の反応などはいかがですか?
あんまり自分の実績を進んで話さないタイプなんですが、知ってもらえた時は「すごいね」って驚いてもらえたり、「おめでとう」という言葉をもらうことが多いですね。
Q.椿野さん自身は、自分の実績についてどう思われていますか?
驚きが強いです。こうして大会出場なんてするほど力を入れたゲームは「スト6」が初めてなので。でも自分の成長もしっかりと実感できて、改めて「スト6」は面白いゲームだなと思います。
Q.強化選手として「スト6」をプレイしてきて、自分の中で変化はありますか?
まずは人脈が広がったことですね。今のチームは、最初eスポーツ部の職員さんから指定されて組成して、その延長線で今でも組んでいるという感じです。メンバーとは常に励ましあったり、練習時関係なく話したりしていて、結構仲良くやれていると思います。
Q.成果を上げることができた理由は何だと思いますか?
チームメイトと一緒に他の「スト6」の強化選手に対戦をお願いしたり、配信者の方に個人で対戦をお願いしたりなど、色んな人に自分から対戦を申し込んで練習してきたことが理由だと思います。配信者など外部の方も本当に優しい人たちが多いので、気軽に対戦をお願いすることが出来ます。
Q.活動にeスポーツのコミュニティなどは役に立ちましたか?
役立ちました。強化選手にならなかったら、ここまで上達出来なかったことはもちろん、出会えなかった仲間たちも多いので。うちのチームメイトは、大会の時はしっかり自信を持って試合に臨んでくれるし、あと、普通に話してて面白いんですよね。選手同士としても友人としても本当に良いメンバーたちだと思います。

常に「次の試合」を意識
Q.活動の中で大変だったことは何ですか? また、それをどう乗り越えましたか?
強くなるために色々と悩みました。最初の頃は浮かんできた悩みを自分だけで処理しようとしていて、その時期が本当にしんどかったです。
どう乗り越えたかというと、先ほど話したように他の強化選手や配信者などの上手なプレイヤーの方に積極的にアドバイスをもらいに行きました。1回対戦していただいてから、「ここが出来てないかもね」みたいに相手から教えてもらう感じです。
あとは、逆にちょっと休んでみるとか。「スト6」から完全に離れるというわけではなくて、自分ではプレイせずに、ネットに上がっている上手いプレイヤーの動画を1〜2日ほど見るだけ、という時間を作っていました。無理に毎日練習しなくても、そうやって少しだけ休みの期間を作ってみる方が長く活動を続けられるんじゃないかなと思っています。
Q.活動の中で嬉しかったことは何ですか?
やっぱりチームメイトと一緒に勝利できた瞬間が一番嬉しいです。
負けてしまったとしても、励ましの言葉というよりは「ここの動きを直した方が良いかもね」というような、次の試合に向けた声掛けが多いかなと思います。もちろん試合中は「ナイス!」とか、ポジティブな声掛けも大事にしています。
Q.自身が試合に敗れてしまった際の気持ちの持ちようを教えて欲しいです
そうですね……反省などよりも、次の試合に出る味方の応援に回るようにしています。勝ち抜き形式の大会だと自分が負けた相手と味方が戦うということがよくあるので、戦って分かった相手の動き方とか、癖とか、そういうことをすぐに伝えるようにしています。どんな結果であろうと、常に次の試合に意識を向けるようにしています。
Q.活動を通じて得られたスキルはありますか?
まずはシンプルに「スト6」のプレイスキルですね。最初の頃はとにかく「スト6」に慣れるために色々なキャラを使って、色々なプレイスタイルを試していました。そこで「自分はこの動きが得意なのかも」と思った部分は、変更後のキャラクターの動きにも活かしたりとか。そのようにプレイスキルを上げていきました。
後は上手な人にアドバイスをもらう際に役立つ言語化能力や、コミュニケーション能力なども培われました。やっぱりアドバイスをもらう際には、「どの部分を見て欲しいのか」「どういう動きが出来るようになりたいのか」という自分のプレイについて具体的な説明が出来る方が良いと思うので、今後も役に立つスキルだなと思います。

Q.椿野さんが普段使っているキャラクターを教えてください
普段は「キャミィ」というキャラクターを使ってます。
何かがめちゃくちゃ出来て、代わりに何かが全然出来ないみたいな、そういう尖った性能のキャラクターが個人的に苦手なんですよね。その点「キャミィ」はオールラウンド系のキャラクターなので、使いやすいなと思いました。
Q.相手選手が使ってきたら「厄介だな」と思うキャラクターはいますか?
「ザンギエフ」や「ダルシム」辺りが苦手ですね。
「キャミィ」はオールラウンド系といってもどちらかというと近距離タイプなので、「ダルシム」みたいに腕が伸びたり炎を吹いてきたり、そういった遠距離タイプのキャラクターは割と厄介だなと思います。
Q.今後の展望を教えてください
今のところは特に大会への出場が決まっていないのですが、大学に行ってもゲームは続けるつもりなので、目についた大会に自分からどんどん出場していきたいなと思います。
第一志望はZEN大学なので、パソコンの勉強などもしていきたいです。大学卒業後はeスポーツの道に進むのか、就職するのか、それとも趣味の料理の方に力を入れるのか、まだまだやりたいことが決まっていなくて。だから、幅広い分野で使われるであろうパソコンを軸に、将来を考えていきたいなと思っています。
Q.最後に読者の方へメッセージをお願いします!
僕の場合だと「スト6」ですが、一つのことを突き詰めてやってみると、自分の中の視点や考え方が大きく変わるし、自信も身につきました。ぜひ皆さんも熱中できるものを見つけてみてください!
終わりに
今回は、活躍生徒企画第65弾として、椿野朝陽さんのインタビューをお届けしました!
「スト6」に対する知識が全く無い私にも丁寧に教えてくださり、椿野さんのお話を聞いて「スト6」への興味がとても強まりました!
椿野さんの今後の活躍に注目です!
eスポーツ部の特徴は「エンジョイするも、ガチになるのも自分次第!」という点です。
eスポーツ部で友達を作りたい!友達とワイワイゲームがしたい!という人は、毎週開催されるオンラインゲーム交流会や3ヶ月に一度リアルで開催されるゲームオフ会、プロゲーマーの方の無料トークセッションなどに参加できます。
eスポーツ部に所属し、プロを目指したい!大会に出てみたい!という人には、各ゲームタイトルの有名プロ選手やプロチームから毎週無料で指導が受けられる強化選手制度がオススメ。
交流会やリアルイベントのお知らせ、強化選手の募集のお知らせなどは、学園のslack内の#club_esports にて発信をしているので、ゲームが好きな人はぜひ、入室ください!お待ちしております!
※受講はN高グループ(N高/S高/R高/N中等部)の生徒に限ります。


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