生徒数日本一の高校「N高・S高・R高」の卒業式ってどんなの?【現地レポート】

取材・文・撮影=とむ(S高4期)・n(N高10期)・愛禾(N中等部2年)

2026年3月25日に「令和七年度 N高等学校・S高等学校・R高等学校・N中等部 合同卒業式」が行われた。
卒業生にとっては、一生に一度の中学、高校の卒業式。
私たち、メディア広報委員もその場に出向き、その雰囲気を感じ、当日登壇する生徒を取材した。

目次

卒業式の概要

「令和七年度 N高等学校・S高等学校・R高等学校・N中等部 合同卒業式(以下、卒業式)」は2026年3月25日に、大阪府の「サンケイホールブリーゼ」にて行われた。
事前に申し込んだ生徒とその保護者、特別表彰生徒が出席し、卒業証書授与と特別表彰が行われた。

式典の様子

卒業式が行われる「サンケイホールブリーゼ」のロビーやホワイエ(※)には写真撮影スポットや卒業生へのメッセージボードなどが設置されていた。

(※)ホールなどのロビー、エントランスと客席の間に設けられる、広めのスペースのこと。

写真撮影スポット 「N高等学校」と書かれている箱は回転させることができる。他の面は「S高等学校」「R高等学校」「N中等部」となっており、それぞれの所属校で写真を撮ることができる。

卒業生への祝辞、メッセージ

合同卒業式は以下の式次第で進行した。

・オープニング

・開式の辞

・卒業証書・修了証授与

・学校長代表のことば

・理事長祝辞

・特別表彰

・送辞・答辞

・お祝いメッセージ

・校歌斉唱

・閉式の辞

・エンドロール

オープニングでは、誰もが知っている超有名タレントが特別ゲストとして登壇し、会場は大変な盛り上がりを見せた。ゲストと卒業生がこの日だけの特別な時間を過ごし、卒業式の開式に華を添えた。

特別ゲスト登壇は学園外非公開で行われたため、アーカイブではご覧いただけません。ご了承ください。

特別ゲストが降壇すると会場は一気に式典ムードへと移り変わる。

卒業証書・修了証授与が行われ、抽選で選ばれた卒業生がそれぞれの所属校の学校長から証書を受け取る。学園の制服や華やかな和服など、思い思いの服装に身を包んだ卒業生が登壇し、証書を受け取った後、カメラに向かってポーズを決めていた。

証書を授与する奥平校長と受け取る卒業生(画像:学園提供)

証書授与が終わると、奥平校長の「最終授業」と題した映像が放映された。

関西出身の奥平校長が本場の関西弁で「人生」を「たこ焼き」に見立てて、卒業生にエールを送った。最後は「ほんまにおめでとう」と全国の卒業生に向け、卒業証書を動画上で授与した。この瞬間、全国の卒業生に一斉にメールで卒業証書の画像が送信され、文字通り卒業証書が授与された。

学校長と理事長が祝辞を述べた後、特別表彰授与が行われた。

特別表彰とは、在学中に目覚ましい活動や実績を収めた卒業生を表彰するもの。
今年度は中等部から4名、N高グループから特別文化部門、学内活動部門、スポーツ部門の3部門合計で21名が表彰された。

特別表彰生徒には、学校長からトロフィーが渡された。

トロフィーを受け取った特別表彰生徒の皆さん(画像:学園提供)

いよいよ卒業式も終盤に差し掛かり、送辞、答辞を中等部、N高グループ代表がそれぞれ述べた。
祝電紹介や著名人からのお祝いメッセージ動画の放映が行われた。
また、豪華ゲストによる特別パフォーマンスも行われた。

校歌斉唱ではN高等学校校歌/N中等部スクールソング「代数Nの方程式」、S高等学校校歌「夢で描けば」、N高グループ校歌「幾千のつばさ」の3曲をメドレーで斉唱。また、各校歌の1番を在校生、卒業生の有志がソロ歌唱した。卒業生たちの美しい歌声が会場内に響き渡り、卒業式を締めくくった。

壇上で校歌斉唱する在校生、卒業生の有志の皆さん(画像:学園提供)

閉式の辞をもってライブ配信での一般公開は終了し、場内及び学園生徒、保護者のみに配信されたニコニコ生放送でエンドロールが放映された。エンドロールには令和7年度に卒業するN中等部生、N高グループ生全員の氏名と、学園職員からそれぞれの部署ごとに、ユニークなビデオメッセージが流れた。

放映が終わると、「令和七年度 N高等学校・S高等学校・R高等学校・N中等部合同卒業式」の幕が閉じられ、N中等部635名、N高等学校・S高等学校・R高等学校合わせて11,141名が卒業した。

教職員から卒業生へ「卒業おめでとう」(画像:学園提供)

アフターパーティーの様子

感動的な式典の後、学園・生徒会主催のアフターパーティーが開催された。軽食や飲み物が提供され、生徒会長が挨拶をして全員で乾杯。食事を楽しみながらそれぞれ友だちと会話を楽しんでおり、会場には笑い声がよく響いていた。

アフターパーティーで最も盛り上がったのが生徒会主催のビンゴ大会だった。

N高グループグッズなどを含む豪華景品が用意されており、最初にビンゴになった人は手を挙げて喜んでいる様子だった。

アフターパーティー会場の様子

出席した卒業生にインタビュー

答辞:N中等部卒業生代表 三好 桃夢(みよし もゆ)さん

答辞を述べる三好さん(画像:学園提供)

N中等部でどんな学園生活を送っていましたか?

たくさんの課外活動に参加していました。最初はN中でどんなことができるのか、どんなイベントなのかというのが全くわからなかったので、説明会を受けたり、実際に参加してみて、慣れてきてから選考があるものなどに参加していきました。

印象に残っているイベントはありますか?

どれも印象に残っていますが、特に印象に残っているのは、私が初めて参加したイベントです。高齢者の生活サポートする事業を展開している企業の社長さんのお話を聞かせていただいたイベントでした。

N中等部代表で答辞を述べられていましたが、やってみていかがでしたか。

自分の出番が近づくにつれ、緊張というか頭が真っ白になってしまいました。いざ壇上に上がって、話し始めて「これ(答辞台本)を言わなきゃいけないな」というのは分かっていましたが、「私大丈夫かな」とすごく不安になりながら話していました。だから、とりあえず無事に終わったことが良かったです。

すごくスラスラと綺麗な声で答辞を述べられていました。

あ、そうだったんだー。自分ではそういうふうに感じられなかったです(笑)。

卒業式で一番印象に残ったことを教えてください。

印象に残ったことはたくさんありますが、一番は3年間でできた知り合いや友達と最後に会ってお話しできたことです。普段なかなか会うことのできない方ばかりでした。

答辞:N高グループ卒業生代表 石田 暖都(いしだ はると)さん

答辞を述べる石田さん(画像:学園提供)

卒業式の感想を教えてください。

飽きることがなかった卒業式だったなと思います。豪華ゲスト、校長のお話や理事長のお話、特別表彰や生徒のみんなが話していたことなど、一つ一つが興味深いものでした。(特別表彰の生徒は)自分とは違う世界を見ているんだなっていうのが面白いなと思って卒業式に参加していました。

答辞を述べられることになった経緯を教えてください。

僕は最初、壇上で卒業証書を受け取る生徒の募集に応募していたんです。当落を待ってたら「残念ながら落選となりました」というメールが来て「はぁ!?」って感じで(笑)。落胆していたら「卒業生代表答辞への選出のお知らせ」というメールをもらったので、「いいっすよ!」という気持ちでお答えして、答辞を担当することになりました。

どんな気持ちで答辞に臨みましたか?

もちろん自分自身を振り返ってみたことを言葉にしてみたいなって思ったですし、せっかく呼んでもらったからにはという責任感。自分のことももちろんだけど、他の生徒がどういう世界を見てきて、どういうふうな想いで卒業式を迎えているのかいろいろ考えて言葉を選んだでも、最初は正直なところ「何を言っていいのかわからない」という感じでした。

いろいろな言葉を述べてくださった中で特に想いを込めた言葉を教えてください。

もちろん全部大事だし、想いを込めて伝えた。その中でも、「在校生のみんなへの言葉」というのに一番想いや気持ちが強くあって。それぞれ、この学校に入学した背景というのがいろいろあると思うし、間違ったなとか何もできないよと思うこともあると思うんです。でもみんなは、その中で選んでこの学校にいるわけじゃないですか。だから「どんな選択肢があったっていいし、新しい答えを作ってもいいんだよ」っていうのを校長やメンターさんがよく仰ってた。それがみんなにもより伝わればいいなと思って言葉にしました。

N高グループで過ごした3年間で一番楽しかった思い出は何ですか?

なんか知らないうちに自分のことが知られていくんだよね。(第二期)生徒会長という立場もあったけれど、みんなに知られて、みんなと話して、いろんな人がいるっていうことを知ることができたのが一番楽しかったですね。その中でも人って合う合わないがあるから、私と相性がいいなと思ってくれる人と仲良くなって、仲間として互いに応援しあってっていう関係が出来ていくのが面白いなと思って生活してました。

石田さんの人生にとってN高グループでの3年間はどういう時間でしたか?

入学した頃はこういうふうになるとは全然思っていなくて。目の前のことで精一杯だった自分が夢を持ったり、「こういう仕事がしてみたい、ああいうことやってみたい、これ面白いな」と前向きに考えられるようになったりしたのが、3年間ですごく意味のあることだったと思います。また、日本全国に友だちがいるのもすごく嬉しいなと思います。

在校生に向けてメッセージをお願いします。

時には人と関わりたくなくなることってあると思うんです。そういう時ははっきり言って離れてしまっても別にいいと思うし、疎遠になってしまってもいいと思うけど、その人が自分のことを支えてくれたことだったり、いろいろな人に支えてもらっていることだったりは忘れないでほしい。それと、自分が誰かを支えているということもあるので、自信を持って残りの高校生活を楽しんでもらえたらと思います。

N高グループ新聞にて「活躍生徒記事」として、石田さんを取材した記事が配信されています。よろしければあわせてお読みください。

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中等部特別表彰:大阪・関西万博のトークセッションやNED2024に登壇し、精力的に活動した
柴 紡希(しば つむぎ)さん

学園生活で力を入れて取り組んだことは何ですか?

一番力を入れたことは、音楽活動です。最初は楽曲提供がしたくて、楽曲制作に取り組んでいたんですけど、中学2年生ぐらいの頃から自分が表に立って、不登校という言葉を“Select Learning”に変えたいという思いで弾き語りに活動内容を変えていきました。

卒業式で一番印象に残ったことを教えてください。

特別表彰をしていただいたことはもちろんなんですけど、最後の職員さんからのメッセージのところで涙ちょちょぎれに(涙が止まらなく)なりました。

高校 学内活動部門:熱気球同好会を立ち上げ、学園を利用して「好き」を突き詰めた
高澤 陽奈(たかざわ いおな)さん・中川 茉莉花(なかがわ まりか)さん

高澤 陽奈さん

特別表彰に選出された時、どんな気持ちでしたか?

やっぱり、驚きが初めに来て「なんで自分なんだろうな」って思ったり、それが気になって教職員の方にきいたりしました。どうしても信じられなかったので、受け入れるのに時間がかかりましたが、よく考えると、見守ってくれていて評価してくれている人がいたんだなってことに気づいて嬉しかったです。少し時間が経ってから、動画で見ていた「あの場所に私が立つんだ」っていう意識が芽生えて、頑張ろうという気持ちに切り替わりました。

登壇した時、どんな気持ちでしたか?

めちゃくちゃ緊張して、不安でいっぱいになって、トロフィーを受け取った時の事も今はあまり覚えていないです(笑)。でもトロフィーを受け取って、「私の頑張りが評価されて、こういう形になったんだ」と思って、すごく誇らしい気持ちになりました。

卒業式の感想を教えてください。

私は通学コースでキャンパスに通っていたので、友だちや知り合いもキャンパスか委員会関係がほとんどだったんです。会場でエンドロール(※)を見て「こんなにたくさんの同級生がいるんだ」という驚きがあったり、たくさんの人に祝われている映像を見て「私って本当に卒業するんだ」という実感が湧いたりしました。全体的に、これからも頑張ろうって背中を押されるような。すごく励まされる卒業式だったなと思います。

N高グループで過ごした3年間で一番印象に残った思い出は何ですか?

もちろん、熱気球に関する活動が一番ですが、それ以外では佐賀で行われた職業体験に参加したことが自分の中で印象に残っています。

熱気球に関する活動は実際に実行するまでにすごく時間がかかって、その間にもいろいろと悩んで、何のために準備しているのか、先が見えない時間が続きました。いざ実行する日になって、準備していた通りの流れで進んでいって、参加者からの感想をもらった時には積み重ねてきた時間が長かった分、感動や達成感が大きかったですね。

高澤さんの人生にとってN高グループでの3年間はどういう時間でしたか?

基盤になる3年間だったなと思います。活動の中で悩むこともたくさんあって、でもその中でやっぱり学ぶことも多かったです。活動を始めていくということを学んだり、活動の中でどういった視点が必要になるかということを学んだり、これからどう生きたいかを考える時の基盤的な考え方を学べて、きっとそういう考え方に多分これから助けられることになると思います。

在校生に向けてメッセージをお願いします。

なんでも積極的に挑戦してほしいです。その中で楽しいと思えることや、一緒に楽しめる仲間を見つけてほしいなと思います。うまくいかないことや挫折することもあると思いますが、それも全部自分だけの学びになります。ぜひ自分なりの、後悔のない高校生活を送ってください。

(※)エンドロールは個人情報を含むため、学内関係者のみに公開されました。現在YouTubeで配信されているアーカイブではご視聴いただけません。ご了承ください。

中川 茉莉花さん

特別表彰に選出された時、どんな気持ちでしたか?

入学前からN高グループの卒業式を見ていて、特別表彰されている方に憧れていたので、「絶対熱気球で特別表彰されたい」とそれを目標に3年間過ごしてきたので、本当に嬉しかったです。

特別表彰は夢だったんですね。

そうですね、夢、目標でした。

登壇した時、どんな気持ちでしたか?

「やっぱりN高ってこんなに生徒数が多いんだな」と思って、その中で選ばれたことを改めて実感して、とても嬉しかったです。壇上から見えた景色はキラキラとしていて、私が見たかった景色が目の前に広がっていて、嬉しさで胸がいっぱいになりました。

卒業式の感想を教えてください。

私はキャンパスの卒業式(3年生を送る会)にも行ったんですけど、こうやって全国の友だち達との卒業式というのが本当に新鮮で、N高グループ以外での学校では味わえない感覚だなと思いました。校長先生たちの壇上でのトークが面白くてタレントのようでしたし、ゲストの方たちも豪華でとても楽しい式典だったなと思います。

N高グループで過ごした3年間で一番印象に残った思い出は何ですか?

今、この瞬間です(笑)。

あとはNプレゼンフェス(※)はすごく楽しかったですね。他の活動をしている友だちのプレゼンを見ることができて、すごくいい刺激になりました。

(※)Nプレゼンフェス:2025年11月30日に行われた、学園主催のプレゼンテーションの祭典。N高グループやN中等部に所属する登壇者が自分の活動や考えをプレゼンテーションしました。

中川さんの人生にとってN高グループで過ごした3年間はどういう時間でしたか?

出会いと経験の連続だったなと思います。この会場で久しぶりに会った人も結構多くて、本当にたくさんの人と出会い、いろいろな経験ができた3年間でした。

在校生に向けてメッセージをお願いします。

完璧な準備よりも小さな一歩が私は重要だと思っています。やっぱりみんな最初はちゃんとしないといけないと思うかもしれないですけど、私は入学してすぐに同好会を設立して彼女(高澤さん)と出会った。同好会を設立していなかったら彼女とは出会っていなかったかもしれない。ほんのちょっとした行動でもそうやって大きく生活が変わることが起きるんじゃないかと思っているので、いろんなことに挑戦してほしいです。

N高グループ新聞にて「活躍生徒記事」として、高澤さんと中川さんにそれぞれ取材した記事が配信されています。よろしければあわせてお読みください。

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終わりに

いかがでしたか。令和七年度合同卒業式の模様をお届けしました。
少しでも卒業式の様子が伝われば幸いです。
取材にご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。

そして、卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

学園公式YouTubeでは当日配信されたアーカイブがご覧いただけます。まだご覧になっていないという方はぜひご覧ください!

また、N高グループ新聞のYouTubeでは、当日の入場の様子をタイムラプスで撮影したショート動画を公開しています! そちらもぜひチェックしてください。

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