生徒数がついに3万人を超えたN高グループ。多様な生徒が様々な分野で活躍しています。そんな中、キラリと光る実績を生み出した生徒もたくさんいます。実績を生み出した生徒は、どんな活動をして、どうやって実績を生み出したのか……気になりますよね!
そこでN高グループでは「活躍生徒」と題してインタビュー企画をしています。
第56弾は、熱気球で笑顔を広げるために活動し、さまざまなコンテストでその活動を評価されてきた中川茉莉花(なかがわ まりか)さんにインタビューをしました!
より多くの方へ熱気球に親しみを!
Q.所属校、学年、コース、お名前を教えてください。
N高等学校3年、通学コースに所属している中川茉莉花です。
Q.どんな活動をしていますか?
熱気球を通じて空を見上げ、笑顔になる瞬間を広げることを目指すプロジェクトをしています。
2025年度に学園内でオンラインの熱気球トークセッションを開催し、佐賀県で実施するオフラインの熱気球イベントも企画することができました。
Q.熱気球の活動を始めたきっかけを教えてください。
私は小さい頃から熱気球が大好きでした。家族で毎年のように「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」に行っており、物心がつく前から熱気球に親しんでいました。
だから、熱気球が「好きになった理由」が明確にあるわけではありません。ただ、たくさんの熱気球が空を飛ぶ非日常的な綺麗な景色を見て、未知の世界に引き込まれるような感覚に強く惹かれていたことを覚えています。
しかし、周りに熱気球に興味を持つ人はほとんどおらず、なかなか理解してもらえなかったため、長い間自分だけの趣味として楽しんできました。
そんな中で、自由や多様性を大切にしているN高グループならこの熱気球への想いを形にできるかもしれないと思い、入学後にSlack内で「熱気球同好会」(※1)を設立しました。
そして活動を続ける中で、「熱気球の魅力をもっと多くの人に伝えたい」という思いが次第に強くなり、『より多くの方へ熱気球に親しみを!』というプロジェクトを立ち上げたのがきっかけです。
(※1)熱気球同好会は中川さんの卒業をもって、2026年の3月に廃止されます。

相棒と積み重ねた成果
Q.熱気球の活動で得られた実績、成果を教えてください。
2025年度に、学内でオンラインイベントを開催し、熱気球のパイロットの方をゲストにお呼びして生徒とのトークセッションを企画しました。また、佐賀県での熱気球体験イベントも実施しました。
この体験では、佐賀バルーンミュージアムで、熱気球パイロットによる熱気球の歴史や仕組み、熱気球業界の話を聞くトークセッションとディスカッションに加えて、館内の見学、熱気球のフライト体験、有田ポーセリングパークで有田焼の絵付け体験を実現させました。
また、磁石祭(※2)のオンライン企画で熱気球動画の展示を行なったり、Nプレゼンフェス2025(※3)の探求部門で登壇したりしました。
そして、令和7年度の合同卒業式(※4)において、熱気球の活動が学内活動部門で特別表彰を受けました。
その他にも、さまざまなコンテストで受賞することができました。
コンテスト受賞歴
・自由すぎる研究®EXPO2025:金賞(称賛団体賞)
・地方創生⭐︎政策アイデアコンテスト :九州経済産業局長賞
・立命館大学RIMIXベンチャーコンテスト :Pre部門 優秀賞
・成蹊大学ビジネスプランコンテスト:ファイナリスト賞
・FRaU SDGs edu プレゼンコンテスト :TOP100賞
・全国高校生MY PROJECT AWARD :地域summit特別賞
(※2) 磁石祭:N高グループ内で行われる文化祭
(※3) Nプレゼンフェス:N高グループ内で行われるプレゼンテーションフェス
(※4)合同卒業式:N高等学校・S高等学校・R高等学校・N中等部の合同卒業式
Q.その成果をあげることができた理由は何だと思いますか?
成果をあげることができた一番の理由は、一緒に熱気球活動を進めてきた相棒の高澤陽奈(たかざわいおな)さんの存在です。
コンテスト期間中、彼女は受験のため活動に参加できず、基本的には私一人で動いていました。プレゼン発表の際には、緊張で体が動かなくなってしまい、泣きながらメッセージでやり取りをして、なんとか気持ちを保っていました。そのとき、相棒の存在がどれだけ大きいのかを改めて実感しました。
私は行動力はある一方で、不安が強くなることが多いです。そんなとき、彼女のリラックスした性格や「大丈夫やよ〜」という言葉に何度も救われてきました。
私は熱気球活動の代表で、彼女は副代表という立場なので、周りからは彼女が私についてきているように見えるかもしれません。しかし実際には、私の方が彼女にいつもたくさん助けてもらっています(笑)。
2人で協力してきた信頼関係があったからこそ、この成果につながったのだと思います。

挑戦の先で届いた熱気球の魅力
Q.熱気球の活動を進める中で、N高グループのコミュニティは役に立ちましたか?
私が所属していたマイプロジェクト(※5)では、月に1回の定期報告会があり、そこで今月取り組んだ活動を共有します。自分の活動について多くの人に褒めてもらえたことが自信につながり、その後の活動のモチベーションにもなっていました。また、他の方の発表を聞く中で、プロジェクトには本当に幅広いテーマや取り組み方があるのだと感じました。
さらに、活動の中で大きな実績や成果を出した際には、マイプロ運営がニュース記事として取り上げてくれたり、今回のように運営の推薦で活躍生徒として外部に発信してくれる機会もあります。そうした機会のおかげで、学校内でも自分の活動の認知度が上がりました。
(※5)マイプロジェクト:N高グループ内で行われる課題解決型プログラム

Q.熱気球の活動を進める中で大変だったことと、その壁をどう乗り越えていったかを教えてください。
特に大変だったのは、磁石祭で行ったオンライン企画です。「各世界からの気球」をコンセプトに、世界の気球を数分の動画で楽しめる企画を制作しました。

まず、海外の気球パイロットから動画素材を集めることが大変でした。海外に人脈がなかったため、私用の気球インスタグラムでつながっている海外のパイロット全員に英語でDMを送り、動画提供を依頼しました。翻訳を何度も調整して思いを伝えた結果、多くの方が協力してくださり、海を越えて気球で繋がれたことを実感しました。
そして、動画編集も大変でした。専門知識がなかったため動画クリエイターの知人に相談し、BGMの提供や編集方法のアドバイスを受けながら完成させています。
また、相棒の高澤さんが留学中で十分に連携できなかったことも大きな影響がありました。時差の影響で彼女の生活が大きく変わり、解釈の不一致が起きたり相談が難しい場面もありましたが、「自分が中心になって進める」と奮い立たせ、周囲のサポートを受けながら企画を完成させました。
磁石祭のサイトが公開されたときは大きな達成感があり、大変なこともたくさんありましたがとても嬉しかったです。
Q.熱気球の活動を進める中で、嬉しかったことを教えてください。
学園内で主催した熱気球体験の事後アンケートで、
「気球に携わる仕事も視野に入れてみようと思った」「熱気球の魅力を知ることができたので、今度プライベートでも体験しに行ってみたい」
といった回答をもらったことが特に嬉しかったです。

自分がずっと好きだった気球の魅力が、同年代の人たちに伝わったことがとにかく嬉しくてアンケートを読みながら大泣きしてしまいました。
活動を始めた当初は実績を作ることが目的でしたが、この経験をきっかけに「人のためになる活動がしたい」と思うようになりました。
また、学校のイベントで「熱気球の方ですよね?」と声をかけてもらったり、学校の中で“気球”という言葉が自然に話題に出てくるようになったこともとても嬉しいです。


熱気球活動がくれた自信と次の夢
Q.熱気球の活動で得られたスキルは何ですか?
コンテスト活動を通して大きく変わったのはメンタルの強さです。
1年生の頃は、うまくいかないことがあるとすぐに挫けて長く引きずることが多く、いつも何かに悩んでいました。
しかし、今は「まあいっか!なんとかなる!」と思えるようになりました。これまで自分が積み重ねてきた活動に対して確かな自信がつき、自己肯定感が高まったのだと思います。
「なんとかする私がいるから、なんとかなる」と思えるようになり、自分の活動が大きな盾になっているように感じています。
また、コンテスト活動のおかげで、人前で発表することへの苦手意識もなくなりました。もちろん今でも緊張して手が震えることはありますが、自分から「プレゼンしたい」と思えるようになり、大きな自信につながりました。

また、通学しているキャンパスでは特別授業を担当する機会もありました。私の課外活動やプロジェクトについて話す授業で、後輩たちに進路やプレゼンのアドバイスをすることができました。
自分の経験を通して、後輩たちに影響を与えられる存在になれたことがとても嬉しかったです。
Q.今後の展望を教えてください。
高校を卒業し、大学では国際経営学を学びながら本格的に気球の活動を事業として成長させていきたいと考えています。国際系の大学という環境も活かし、気球の魅力をさまざまな国の人たちに届けていきたいです。
また、進学する大学には熱気球のサークルがないため、高校で熱気球同好会を立ち上げた経験を活かし、大学でも新しくサークルを立ち上げたいと考えています。
そして、熱気球パイロットの免許を取得して実際に気球を使った活動を通して、子どもたちや社会に貢献し、自分の夢である「気球で人々が笑顔になる社会」を本格的に実現していきたいです。
おわりに
今回は、熱気球活動を通してさまざまなコンテストで成果を上げ、そして何よりも熱気球で笑顔を広げていくことを目標とする中川茉莉花さんにインタビューをしました!
自分の「好き」を原動力に、周囲を巻き込みながら活動を形にしてきた中川さん。その姿からは、熱気球への強い想いと行動力が感じられ、とても印象的でした。中川さんの今後のさらなる活躍がとっても楽しみです!
また、中川さんと一緒に活動を進めてきた高澤陽奈さんにインタビューをしている記事もあります。ぜひ合わせてご覧ください!

「N高グループマイプロジェクト」とは、地域や身の回りの課題、自身の興味関心などをテーマにプロジェクトを立ち上げ、中・長期的に実践する課題解決型プログラムです。自ら課題を見つけ、問題解決のアプローチを思考し、プロジェクトと向き合うことで、社会や人とのつながりを学び、自分らしく社会を変える一歩を踏み出すことを目指しています。2017年に開講した「N高グループマイプロジェクト」は今年で8年目を迎え、累計1,000名のマイプロ生を輩出してきました。
N高グループマイプロジェクトでは随時受講生を募集しています。詳しくは下記URLからご確認ください。
https://sites.google.com/nnn.ac.jp/2025myproject
※詳しい募集タイミングは n-mypro@nnn.ac.jp までお問い合わせください。
※受講はN高グループ(N高/S高/R高/N中等部)の生徒に限ります。


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