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活躍生徒vol.054 投資部に所属し、7ヶ月で資本金を90万円にまで伸ばした高浪天冴さん

取材・文=raku(N高10期・通学コース)
写真提供=高浪天冴さん

生徒数がついに3万人越えを記録したN高グループ。多様な生徒がさまざまな分野で活躍しています。そんな中、きらりと光る実績を生み出した生徒もたくさんいます。実績を生み出した生徒は、どんな活動をして、どうやって実績を生み出したのか……気になりますよね!そこでN高グループ新聞では「活躍生徒」と題してインタビュー企画を始めることにしました。第54弾となる今回は、投資部に所属し、7ヶ月で資本金を90万円にまで伸ばすことができた高浪天冴(たかなみてんご)さんへのインタビューをお届けします!

目次

儲けは「株を見ている時間」で決まる

Q.所属校とコース、学年、お名前を教えてください。

S高等学校3年、通学コース週5生の高浪天冴です。

Q.どんな活動をしていますか?

2年生から投資部(※1)に2年連続で受かっていて、基本的には投資部の活動をしています。
あとは、投資部の仲間と4人で、日本経済新聞が主催している「日経STOCKリーグ」(※2)に参加していて、今は日本に上場している企業の中から、自分たちのテーマであるアニメ産業に関連する企業を探して、ポートフォリオ(※3)を組んだりしています。

※1 投資部 
N高グループの部活動の一つ。年に一度の入部選考を通過した生徒が所属し、一般財団法人村上財団や、角川ドワンゴ学園から提供される運用資金で投資活動を行う。

※2 日経STOCKリーグ 
日本経済新聞社が主催する、中・高・大学生を対象にした金融・経済学習コンテスト。

※3 ポートフォリオ  
投資においては、金融商品(投資信託や株式)の組み合わせを意味する。どの金融商品をどれくらいの配分で組み合わせて購入するか、などを決めることを「ポートフォリオを組む」と表現する。

Q.投資部の活動であげた実績や成果について教えてください。

資本金運用の成果は、去年より今年の方が運用の成績が良かったです。
今年は7月の半ばに投資部から資本金をいただいたのですが、資本金20万円を2月の時点で約90万円まで増やすことができました。

高波さんの資産運用の推移グラフ

また、自分の実績が注目されて至ったわけではないのですが、投資部の活動に興味を持った先方から依頼があったことがきっかけで、投資部一年目の高校2年の時にNewsPicksから取材を受けました。
自分がこれまでやってきたこと、なぜ投資に興味を持ったか、投資スタイルなどについて聞かれた覚えがあります。投資部二年目の高校3年の時は日本経済新聞から取材を受けました。

あともう一つ、日経STOCKリーグの活動の中で、産業の行政にあたる「経済産業省」・アニメスタジオの業界団体である「日本動画協会」・アニメ産業のリサーチを行っている「ヒューマンメディア」にヒアリング(※4)を行ってまとめたレポートも成果になるのかなと思います。

※4 ヒアリング
 一般的に、相手の話を聞きに行き、課題や要望などを情報収集すること。

Q.そのような実績をあげることができた理由は何だと思いますか?

難しいんですけど、投資のことについてだと、投資で儲けが出るかどうかって、株を見ている時間でほぼ決まるんですよね。

プロの投資家って、1日8〜10時間とか、普通に正社員が働いているのと同じ時間株を見ているんです。
仕事をしながら投資をする人と、投資を仕事にする人とでは、当然儲けられる時間・株を見られる時間の量が変わりますよね。
例えば、日本には4000社くらい投資できる会社が上場してるんですけど、その4000社を1日のうちの1時間で見る人と、10時間で見る人だと、絶対後者の方が儲けやすい会社を選びやすいんです。

じゃあ今年の僕はどうだったかっていうと、夏休みの間は3年なんで受験勉強をしなきゃいけなかったんですけど…、現実逃避をして、ずっと株を見ることに夢中になっていたので、儲けられたのかなって思ってます。

「好き」が本質だったからできたこと

Q.投資部に入部したきっかけを教えてください。

もともと小学生の頃からニュースにすごく興味があって、ずっと新聞を読んでいるような変な人だったんですけど(笑)。
株って、基本的にいろんなニュースで毎日動いているので、良いニュースだったら上がるし、悪いニュースだったら下がるんです。
だったら、ニュースに対する理解力があれば、株の動きを見極めて儲けられるんじゃないかなと思ったんです。逆に儲けられなかったら、そのニュースに対する理解力はそこまでだったな、みたいな感じで。

その考えから、自分のニュースに対する理解力を確かめてみたいっていう気持ちで入部しました。

Q.投資部の活動で特に大変だったことはありますか?

投資は、ニュースをもとに判断するっていうのが基本的なやり方です。小学生の頃から変わらずニュースを見ることは好きでしたし、投資の活動自体は特に大変だな、とか苦痛だな、と思うことはなかったです。

投資以外の活動だと、日経STOCKリーグとかは、投資部の一緒に参加している仲間の中でリーダーをしていたので、大変なこともありました。
通信制なので当然チームの人達の住んでる地域が各々違うわけで、ヒアリングをする時とかは、日程とか場所を決めたりする調整が自分にとってすごく難しかったです。

ヒアリング自体もすごく緊張しました。アニメ産業について調べているので、アニメのビジネスを研究している人たちに話を聞きに行ったんですけど、アニメにそこまで詳しいわけでもない自分達が、アニメを専門に研究しているような人たちに話を聞きに行くのは、すごくハードルが高くて大変でしたね。

ヒアリングを行った際の記念写真

Q.それを乗り越えることができた理由は何だと思いますか?

日経STOCKリーグをやったのも、その意欲が湧いたっていうのは自分が好きな投資に関連していたからなので、やっぱり本質的には自分の好きなことだったからじゃないですかね。
それに繋がって、大変だったことも何とかやってのけられたんじゃないかなと思います。

Q.日経STOCKリーグに参加したきっかけを教えてください。

日経STOCKリーグは、好きなテーマや産業について、チームで調査し、最終的に上場企業の株式を組み合わせて一つの商品(ポートフォリオ)を作るというものです。

実は、投資部にもまったく同じような「自主ゼミ」という、参加者が業種別に3~4名程のグループになって3ヶ月間リサーチを行い、外部の方も招いた発表会に提出する、チーム同士で競うようなものがあるんです。
これのまさに、競う相手が投資部内から外部になったようなものが日経STOCKリーグだと感じ、これに参加しない手はないと思いました。
投資部のためにあるようなものなので、来年以降の後輩たちにもぜひ参加を続けてほしいなと思っています。

投資部という場所、投資をして得られたこと

Q.投資部に所属するためにはどのようなことが必要でしたか?

投資部に所属するには、Googleフォームから志望理由を提出する必要があります。

2年生の時に投資部に応募したときは、昔からニュースに興味があったことや、それに影響を受ける株に興味を持ったことなど、投資部の入部に至るまでの経験や趣味について書きました。
3年生で再度応募したときは、投資部に所属した1年目での実際の経験や、投資期間後半に儲けが失速してしまったことを踏まえて、2年目でやりたいことを書きました。

倍率は高いですが、自分の強みと投資を結びつけることができれば良いと思います。

Q.活動をしていく中で、投資部はどのような場所でしたか?

自分にとっては、同じことをやっている仲間がいる場所ですかね。当然居心地はとても良いです。
スタッフの人たちも、良い意味で放任主義です。投資に関することで自分がやりたいことは自由にやらせてくれるし、ヒアリングとかも生徒だけで自主的にさせてくれました。
でも、いざ困ったことがあったときにお願いしたいっていうことはしっかりサポートしてくれます。

投資に関することだと、投資部って、入部すると資本金が提供して貰えるんですね。そのお金って、損した分は返さなくても良いんですけど、得をしたら資本金の20万円を返すだけで良くて。
投資ってやっぱり、自分のお金だとあんまりチャレンジできないことじゃないですか。でも、資本金を提供してもらえるので、自分のお金でやるには不安だけど、ちょっとやってみたいなっていうことをやれる場所が投資部です。

何より、投資部は全日制高校には絶対にできないような学びと経験が手に入る場所だと思います。
投資部全体の活動では、日本の株式のほとんどがやりとりされている「東京証券取引所」に見学に行ったり、通貨「円」を発行している「日本銀行」に見学に行くこともありました。
必ずしも個人ばかりの活動だけではなく、投資部はこういった見学やグループ活動も充実しているのでおすすめです。

あとは僕、大学は経済学部に行きたいなと思ってるんですけど、やっぱりそれも投資部の影響がすごくあります。
自分の将来を考える上でも投資部っていう場はとても役立ったな、と感じますね。

Q.投資部の活動で身についたスキルについて教えてください。

企業分析力は間違いなく身についたと思います。
あとは、国が毎月出している「月例経済報告」(※5)っていう文章とか、経済関連の報告書を読むようになりました。
そういうレポートとか報告書を読む中でも特に、経済用語を知ることができたのは、スキルとして自分にとって大きかったです。

レポートを読み解くためにも、投資部に入るまで全く気にしなかった日本銀行の動きとかをすごく見るようになりました。世間的に言われている「利上げ」とか「利下げ」(※6)の話です。

スキルとは少し関係ない話になるんですけど、日本銀行のレポートってすごく微妙なニュアンスの表現が多いんです。「ゆるやかに拡大している」とか、「下げ止まってる」とか。そういうのを読み解くのが面白くて、投資をしている人たちの間で変な趣味になってますね(笑)。

※5 月例経済報告 
政府が毎月発表する、日本の景気に関する公式見解を示す報告書のこと。

※6 利上げ・利下げ 
景気や物価の調整を目的に行う、政策金利の引き上げ/引き下げのこと。

投資とともに歩み続けるこれから

Q.今後の展望について教えてください。

3年なので卒業にはなるんですが、投資は続けていくと思います。
投資って、企業によって株価の動きが全然違うので、正解がないんですよね。だからこそ、株価の動きが上がるか下がるかを予想する精度を高めて、打率を上げるっていう必要があるんです。
その打率を上げるっていうのを限りなく高めていくためにも、投資の勉強をして、今後も続けていきたいなって思ってます。

Q.最後に、記事を見た方に伝えたい、投資の魅力について教えてください。

普通に普段生活してる中で、投資とか株ってあんまり気にしないしよくわからないと思うんですけど。
やっぱり、一番の投資の魅力はお金が増えるっていうことですよね。投資を勉強して基本的に損することはないです。あとは、株の数値って毎日何かしら変動しているので、そういうのに面白みを感じる人はすごく楽しめると思います。

もう一つ、株を学ぶと、主観的な視点に加えて、株とかマーケット的な視点から色々なことが見えるようになるんですよね。例えば、バイトをしてたら、この会社の商品が売れてるんだ、とか。
普段の生活に、もう一つ視点を追加して見られるようになるっていうのは、新鮮な体験になると思います。

未経験の人でも、最初はプロが作ったファンド(※7)にちょこっと投資してみて、増えたかどうか確かめて。次は自分で好きな会社を買ってみるとかだけでも楽しいんじゃないですかね。毎回これが絶対正解っていうのはないので、徐々に自分に合うやり方でやっていければ良いと思います。

※7 ファンド 
投資信託のことを指す。投資家から集めた資金を運用し、その利益を投資家に分配する仕組み。

おわりに

今回は、活躍生徒企画vol.054として、高浪天冴さんのインタビューをお届けしました。
投資未経験の私にもわかりやすく、説得力のある説明をしてくださったインタビューを通して、高浪さんが日経STOCKリーグへの参加に至るまでや、投資で大きな利益を得るまでには、さまざまな挑戦や多くの勉強の過程があったのだろうと感じました。
この文章を通して、読者の方に少しでも投資についてのことや、高浪さんの考えが伝われば良いなと思います。高浪さんのこれからのご活躍も応援しています!


活躍したいN高グループ生へ!「投資部」とは

「N高グループ投資部」とは、実際の資金を用いて株式投資に挑戦し、社会の仕組みや経済の動向を実践的に学ぶプログラムです。村上世彰特別顧問をはじめ、投資のプロフェッショナルによる講義を受講できる機会もあります。投資を通じて経済への理解を深めるだけでなく、リスク管理や意思決定の力を養い、社会におけるお金の流れを主体的に考える力を育みます。

2019年に開講した「N高グループ投資部」は、今年度で6年目を迎え、これまでに多くの生徒が実践的な学びを経験してきました。

N高グループ投資部の募集は、在校生は3月、新入生・N中等部生は4月に行っています。詳しくは下記URLからご確認ください。

https://nnn.ed.jp/about/club/investment

※詳しい募集タイミングはメールや投資部公式Xでご案内します
※受講はN高グループ(N高/S高/R高/N中等部)の生徒に限ります。

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