VRで夏を感じられる!? 夏祭り2025徹底調査! 【VEにインタビュー編】

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取材=佐藤おいなり(S高4期・通学コース)、chikachan(N高9期・オンライン通学コース)
文=佐藤おいなり
画像=バーチャルイベント実行委員

この記事は2025年9月11日までに調査・取材された記事です。
バーチャルイベント実行委員会は2025年9月12日より、「イベント企画委員会」に変更されました。
また新聞実行委員会は同日より、「メディア広報委員会に」変更されました。

バーチャルイベント実行委員(以下、VE)主催のイベント、「夏祭り2025」が8/19から8/21にかけて行われました!

メディア広報委員会では、田舎にあるおばあちゃんの家をテーマに、スイカ割り、流しそうめん、花火などのギミックで夏を感じさせるワールドのイベントレポート、ワールド制作に携わったVEのお二人に取材しました!

今回の記事は、8/20のVRChatイベントを進行したVEのお二人に取材したものです!
VEの方々が「夏祭り2025」にかけた熱量、お二人のVRへの情熱を感じ取ってください!

目次

話をしてくれた人のプロフィール

tikuwataisaさん
VE8期/よく使うVRのアプリは「VRChat」


やさいいためさん
VE7期/よく使うVRのアプリは「VRChat」「Rec Room」

「夏祭り2025」のワールドについて

ーー今回、イベントで使われたワールドはどんなワールドですか?

田舎ののどかな雰囲気を、スイカ割りや流しそうめんで満喫しつつ、楽しんでいくワールドです。

ーーこのワールドはどのぐらいの期間で作られましたか?

準備が4月の下旬ごろから始まったので、だいたい四ヶ月ほどです。
ワールドの制作は6月あたりから始めました。

ーーワールドの作成に用いたツールはなんですか?

3Dモデルについては「blender」というソフトを使いました。
ギミックやワールドアップロードについては「Unity」というゲームエンジンを使いました。

ーーサカバンバスピスが至る所にありましたが、それはなぜですか?

一、二年前の夏祭りイベントのワールド制作において「どうしよう! 期限がやばい!」ということになったとき、急遽当時流行っていたサカバンバスピスをワールドに置いて探すというギミックを仕込みました。
事後アンケートでサカバンバスピスを見つけることが好評だったようで、「だったら続けよう」ということになりました。

ワールドに設置されていたサカバンバスピス。

ーーこのワールドをテンプレートを使用せず0から作っているこだわりを教えてほしいです。

VRのイベントはだいたいワールド探索がメインだと思っています。
そのようなイベントは既存のワールドが使用されているかと思うのですが、ゼロから新しく作ることで、オリジナリティや特別感が出て、また一つ違うものになると思っているからですね。

ーーワールドの制作についてのこだわりを教えてください。

スイカ割りや流しそうめんなどのミニゲームのギミックですね。夏といえばスイカやそうめんなどのイメージがあると思います。
今回は舞台が海ではないので、そういうギミックに力を入れました。

スイカ割りをしている参加者。
流しそうめんをしている参加者。

ーーワールド制作で苦労した点を教えてください。

やっぱり、納期に一番苦労しました。イベント数日前まで手がつけられていなかったものとかを急いで制作したり、なんてこともありました。
あと、イベントまで結構時間が押してるっていうのもあって、優先順位の低いものとか時間がかかりすぎるものとかは削ったりしました。

ーーもっと時間があったらこだわりたかったところはありますか。

今回、ワールドの家の中に開かずの扉があったのですが、そこにキッチンとかを置く予定だったんですよね。
追加で夏を感じさせるものを置いていたらいいなっていう感じだったんですけど、時間が少なくて今回は作れませんでした。

「夏祭り2025」にかけた想い

ーー「夏祭り2025」を終えての感想をお願いします。

tikuwataisaさん

イベントを終えて、一番の感想は「楽しかった」です。今回イベントの運営をしてきたわけですが、多分だけど参加者以上に自分が楽しんでいたと思います。
今回のイベントにあたって何回かリハーサルをしたんですけど、運営が盛り上げて、参加者もそれに乗じていっぱい話してくれて、そういったわいわいしながら楽しめるっていうのがめちゃくちゃ楽しくて。
だから本当に、今は「楽しかった」以外の感想が出てきません(笑)

やさいいためさん

制作などで忙しくて、「本番どうなるんだ」という気持ちはあったんですけど、皆さんがスイカ割りや流しそうめんとかをワイワイやってくれて、すごく楽しかったですね。

ーー「夏祭り2025」に込めた想いや、伝えたい想いを教えてください。

tikuwataisaさん

私にとって「夏祭り2025」は、制作メンバー全員の頑張りとVRへの熱意の結晶だと思っています。今回「夏祭り2025」を行うことができたのは、ひとえに全員がひとりひとり熱意をもって、自主的に制作を行ってくれたからです。
時には上手くいかないこともあったのですが、でも同じ目標のために協力し合って、なんとか参加者の皆様に楽しんでもらえました。
そういう熱意と努力が伝わって、参加者に最高に楽しんでいただけたら、もう言うことがないなって思ってます。

やさいいためさん

最近、現実だと外がすごい暑かったり熱中症を気にしたりとかで、外のお祭りに行けないみたいなこともあるかもしれないんですけど、VRだとそういうことを気にせず、家のエアコンがガンガン効いた状態で遊ぶことができるので、ぜひVRで皆さんに夏を楽しんでもらいたいなって思ってます。

ーー「夏祭り2025」の制作日記を始めたきっかけを教えてください。

まず、去年のイベントである「雪祭り2024」があったのですが、このイベントの参加者の数が振るわなくて、かなり低かったんです。
その際に、これではダメだとなり、人の目に入る機会を増やそうということで、今までにない広報をやれたらなっていう考えに至りました。
そこで、生徒が一から作ったワールドっていうものを魅力として強く押し出そうと思い、どんなものを作っているのかが簡単にわかる制作日記を行うことにしました。

VEのお二人がVRに持っている熱情

ーーお二人が感じるVRの魅力を教えてください。

tikuwataisaさん

VRの没入感という点にすごく魅力を感じています。例えば、VRゴーグルをかぶれば、サイバーパンクな未来都市だったり、中世のお城の世界だったり、いろんな世界を体験することができると思うのですが、そういう世界を液晶ではなく現実的に目の当たりにすることができます。
それに、中世のお城では剣を振って敵を倒す、みたいな体験もできます。

ゲームやアニメなどのファンタジーに存在していて、現実では絶対に体験できない世界をVRを利用すれば限りなく現実に近い形で体験することができるっていう点で、没入感がVRの大きな魅力なんじゃないかなと思ってます。

やさいいためさん

遠くに離れている人でも、VRですぐそこにいるかのような没入感がVRの魅力だと思っています。引っ越してあまり会えなくなった友達も、VRを始めて一緒にVR内でワイワイ話すと、リアルで盛り上がった時のような感覚になるので、距離が関係なくなるというのがVRの魅力だと思ってます。

ーーVRを使った今後の展望を教えてください。

tikuwataisaさん

今後もVEは活動を続けて、月に一から二回ぐらい、RecRoom、cluster、VRChat、Virtual Castなど様々なアプリを使ったイベントを開催していく予定です。
さらに、今回のイベントのようなワールド制作を行う大型イベントも順次制作して、構想ができ次第、「普通科_お知らせ」(※)などでイベントを告知しようと思います。新聞の読者の皆様には、目を通していただけると幸いです。

やさいいためさん

大型イベントを、RecRoom、VRChat、Virtual Castに加えてclusterを入れて、四プラットフォームでできるようになったらいいなって思います。

※「普通科_お知らせ」とは、N高グループの中のSlackチャンネルのこと。普通科生限定のお知らせが投稿されている。

ーーVRが気になっているけど、まだ触れられていない方にメッセージをお願いします。

tikuwataisaさん

私の実体験なのですが、VRを初めて使った瞬間、私の世界は変わりました。今までなんで触れてこなかったんだろうってぐらい、新鮮味があって、めっちゃ面白くて。本当にずっと「やってよかった」と思っています。だから、まだVRをやっていないとか、あまり触れていないという方も一回触ってみるといいと思います。
もしかしたら合わない人もいるかもしれませんが、世界が変わる可能性があるのでぜひ挑戦してみてください。

やさいいためさん

アニメや漫画の世界に自分の身で入れるっていうのはすごくいい体験になると思うので、面倒くさいなと思う人でも一度は入ってみてほしいなって思います。

終わりに

今回は、VEが主催した「夏祭り2025」について、ワールド制作やイベントにかけた想い、お二人のVRへの熱について取材しました。

記事の中でもありましたが、VEは様々なイベントを主催しています。気になった方はぜひ、Slackにて「#普通科_お知らせ」や「#ve実行委員」を覗いてみてください!

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