VRで夏を感じられる!? 夏祭り2025徹底調査!【イベントレポート編】 

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取材=佐藤おいなり(S高4期・通学コース)、chikachan(N高9期・オンライン通学コース)
文=chikachan

画像提供=バーチャルイベント実行委員会

バーチャルイベント実行委員(以下、VE実行委員)主催のイベント、「夏祭り2025」が8/19から8/21にかけて行われました!

新聞実行委員では、田舎にあるおばあちゃんの家をテーマに、スイカ割り、流しそうめん、花火などのギミックで夏を感じさせるワールドのイベントレポート、ワールド制作に携わったVE実行委員のお二人に取材しました!

今回は、そのイベントの様子をお届けします。ワールド制作については後ほど配信する記事で紹介しますので、配信され次第そちらも併せてご覧ください。

この記事は2025年9月11日までに調査・取材された記事です。
バーチャルイベント実行委員会は2025年9月12日より、「イベント企画委員会」に変更されました。
また新聞実行委員会は同日より、「メディア広報委員会」に変更されました。

目次

そもそもVE実行委員って何?

VE実行委員ってどんな活動をしているのかを知らない人もいれば、VE実行委員が主催したイベントに参加したことがある人もいると思う。

VE実行委員とは、N高グループの特長の一つであるVRを利用する生徒を増やし、VRでの交流を促進するため、イベントの主催などを通してVRの魅力を伝える実行委員のこと。VRに対して、熱い思いを持っている生徒たちが集っている実行委員会なのだ。今回のこのイベントのワールドは、VE実行委員だけで作っている。さらにそのイベントの運営まで行っているそうだ。

早速、そんな実行委員が作り上げたイベントを体験しに行こう!

没入感のあるVR世界

ワールドに入ると、ゆったりとした音楽と共に聞こえる蝉の鳴き声。どこか懐かしい雰囲気を感じる。

最初のアイスブレイク「自己紹介」を終えたところで、早速探索開始。目の前に見える「田舎のおばあちゃん家」に入ってみよう。

家の中に入ると、まず見えたのはお茶の間。ちゃぶ台の上には美味しそうなカステラが乗っていた。爪楊枝に刺して、食べることができる。おばあちゃんが座布団に座って美味しそうに食べている光景が目に浮かぶ。

寝室の方に進むと、枕投げをしている参加者たちが!  開始早々、VRの世界を思いっきり楽しんでいるみたいだ。

両者容赦無く互いに向かって枕を投げている。

やったな!

仕返しだー!


そんな無邪気な声が聞こえてきそうだ。

筆者はリアルで枕投げをすると舞い始める埃ですぐにダウンしてしまうので、VRで限りなくリアルに近い枕投げを体験することができて楽しかった。

そして今回このワールドには、なぜか何匹ものサカバンバスピスが隠れているそうだ。何かの中に擬態していたり、隙間に隠れていたりするみたい……?

記事に掲載している写真の中にもしかしたら隠れているかもしれないので、よかったら記事を楽しみながら探してみてほしい。

夏に遊びたくなるものといえば

縁側を降り、庭の方に出てみると……「夏の風物詩」ともいえるアクティビティがいくつもあった。まず遊んでみたのは「水鉄砲」。

このような感じで、壁に向かって撃ってみたり、他の人に向かって撃ってみたり……。もちろんVRなので、濡れる心配もなくみんなで水鉄砲で楽しく遊べる。

筆者も水鉄砲に触れてみたのだが、撃つと同時に「シュッ」と水の音がし、風情のある景色の中遊ぶことで、みんなと遊び、夏を楽しんでいるリアルな気持ちになれた。

そんな感じで水鉄砲で遊んでいると……。衝撃的な光景を目にした。


ゆったりとした田舎の風景の中、何やら凄まじい水色のビームが。何だこれは……? 

どうやら、これも水鉄砲らしい。

このスーパー水鉄砲を撃つと「チュドーン」と明らかに水鉄砲ではない、何か強そうな武器の発射音がする。しかもよくみるとこの水鉄砲、サカバンバスピスをモデルにしてつくられている。一体サカバンバスピスにどんな力が秘められているのだろうか。

スーパー水鉄砲、このワールドには1つしかなかったのだが、水の勢いとサカバンバスピスのデザインが人気で色々な人が使っていた。

夏の風物詩「流しそうめん」

続いて訪れたのは「流しそうめん」。といっても、ただ流れてくるそうめんを食べるだけでなく、なんと対決をしながら食べていくらしい。

対決の内容は「指定された時間内でどれだけ同じ色のそうめんを取ることができるか」。筆者もチャレンジしてみた。

よーいどん!

あ、あれ? 意外とそうめんを取るのが難しい……。結局、取ろうとしたそうめんはほぼ全部桶の方に流れ込んでしまう……(笑)。


いいスコアは取れなかったが、その分そうめんを取れた時の達成感はすごく、取れた時は心の中でガッツポーズ。
流しそうめん対決をした参加者にも感想を聞いてみた。

ーー流しそうめんのアクティビティ、遊んでみてどうでしたか?

楽しかったです! 同じ色を掬わなきゃいけないのが難しかったです(笑)。

操作が難しかったけど、他の人と競ってそうめんを掬うのが楽しかったです!

食べ物系が大好きなので、そうめんのアクティビティは面白かったです!

流しそうめんの遊び方のガイドもあり、VR初心者にも優しい設計だった。

いつでもどこでも楽しいスイカ割り!

そして次に訪れたのはスイカ割りゾーン。ブルーシートが敷かれていて、その上にスイカがある。一見ごく普通のスイカ割りだが、VR世界だからこそ実現可能なスイカ割りをここでは体験できた。
まず、スイカ割りをするバットを持つ。そうしたら、スイカをめがけて思いっきりバットを振る。すると……。

画像のように、スイカを8等分ほどに割ることができる。スイカを割る時のパワーがパーセンテージで看板に映し出されるのもポイント。

この時のパワーは163%。この時出た最高記録が驚異の800%超えだったので、筆者はそれを超えたい気持ちで繰り返しスイカを割っていたが、800%はもちろん、200%を超えることさえできなかった。

「スイカを割れるか」が競うポイントではなく「どれだけのパワーでスイカを割るか」を競うのは、やっぱりVR上だからできる新たなスイカ割りだなと感じた。

ちなみにこのスイカ、手に持って食べられて、残ったスイカの皮は投げることが可能。食べる時だけでなく、食べ終わった後もVRの「スイカ」を楽しむことができる。

ここで、スイカ割りを体験した参加者にも感想を聞いてみた。

ーースイカ割りのアクティビティ、体験してみてどうでしたか?

楽しかったです! 棒の振り方によってパワーが変わるので、またチャレンジしてみたいです!

スイカを割るの、めっちゃ下手でした。120%くらいしか出せなかったです(笑)。

流しそうめんやスイカ割りのアクティビティ、全部がらしくていいなと思いました!

このように、スイカ割りのアクティビティも好評だった。
イベント中は自由にワールドを探索できるので、アクティビティの他にも家の中を探索したり、逆に敷地から抜けてワールドの果てまで冒険に出てみたりすることができた。ただし、冒険に出るのはあくまで自己責任で、運営が行っちゃダメ! と言っている場所には行かないように、そして迷子にならないようにだけ注意だ。

惹き込まれる幻想風景

遊んでいるうちに気がついたら夜になっていて、打ち上げ花火の時間になった。

参加者一同、みんな花火の方を向いている。

「ドーンドーン」と打ち上がるたびに花火の音がするが、光景はVRの花火という、とても新鮮で美しい景色だった。赤、黄色、緑など色とりどりの花火があがっていく。

牡丹の花火の他にも、ハート型の可愛らしい型物の花火も鑑賞することができた。
夏の夜、蛍が飛ぶ庭で眺める花火はとてもロマンチックだった。

ここで毎度お馴染み、打ち上げ花火を鑑賞した参加者にも感想を聞いてみた。

ーーVRの花火を鑑賞した感想を教えてください。

精巧に作られていてすごいなと思います!

ラブリーな花火もあっていいですね!  かわいい!

VR上なのに、リアルと同じくらい、いやそれ以上に綺麗な花火だったなと思います。

最後は記念撮影!

時間が経つのは早いもので、あっという間にイベント終了の時間になってしまった。

「もう終わっちゃうのか〜、楽しかった!」

「また参加したいな」

参加者からそんな声が聞こえた。名残惜しいが、最後にひまわり畑をバックに記念撮影。夏の最後に、N高グループで楽しい思い出を残すことができた。

(夏祭り2025VRchat編、ありがとうございました!)

おわりに

今回は、VE実行委員が主催した「夏祭り2025」のVRchat編に参加してイベントの様子をお届けしました。VRのイベントの魅力、伝わったでしょうか。

夏祭り2025の他にもVRを使ったイベントは日々行われています! この記事を見て気になった方はぜひSlackの
#普通科_お知らせ を確認してみてくださいね。

次回のインタビュー編では、このイベントの設計の裏側などをお届けします。そちらもお楽しみに。

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