活躍生徒vol.030:13カ国のコンクールで数々の賞を受賞! N中等部特別奨学生のヴァイオリニスト、東森有哉さん

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取材・文=愛禾(N中等部二年 通学コース) 活躍生徒の取材は2回目! とても楽しかった。

 生徒数がついに3万人を超えたN高グループ。多様な生徒が様々な分野で活躍しています。そんな中、キラリと光る実績を生み出した生徒もたくさんいます。実績を生み出した生徒は、どんな活動をして、どうやって実績を生み出したのか……気になりますよね!

 そこでN高グループ新聞では「活躍生徒」と題してインタビュー企画を始めることにしました。第30弾となる今回は、特別奨学生としてN中等部に所属し、世界13カ国のヴァイオリンのコンクールで数々の賞を受賞している東森有哉さん(音楽部所属)へのインタビューをお届けします。

目次

世界13カ国、41回のコンクールで数々の賞を受賞

Q.名前と学年、コースを教えてください。

N中等部一年生の東森有哉(ひがしもり ありや)です。ネットコースに所属しています。N中等部に特別奨学生として入学しました。

Q.どんな活動をしていますか?

国内外のコンサートやコンクールでヴァイオリンの演奏をしています。オーケストラと共演したこともあります。

Q.活動を始めたきっかけを教えてください。

赤ちゃんの頃からヴァイオリンの音楽を聞くのが好きで、それがきっかけで習い始めました。テニスも1歳から習い始めていて、2歳の時にプロの養成コーチからスカウトされたことがあるんですが、ヴァイオリンを選んで結果として12年間続けています。

Q.その他に幼少期から好きだったことはありますか?

13カ国以上(※)のコンクールで金賞を37個、特別賞を12個もらいました。

あとは、10歳でポーランドのザブジェフィルハーモニー管弦楽団と共演したり、2024年にはワガノワ・バレエ・アカデミー在籍生(※)と共演したりしました。名古屋市にあるコンサートホール、宗次ホールでは最年少でリサイタルデビューもしています。

※13カ国以上……東森さんは6歳だった2018年から、日本・イギリス・エストニア・スペイン・イタリア・ロシア・カナダ・アメリカ・アイルランド・オーストリア・ポーランド・インドネシア・香港の13ヶ国で合計41のコンクール1位を合計37回、世界TOP5、2位、3位、5位、特別賞12回、聴衆賞1回受賞。

※ワガノワ・バレエ・アカデミーとは…ロシアのサンクトペテルブルクにある世界的に有名なバレエ学校。1738年に創設された学校で、クラシックバレエの最高峰として知られ、世界中のバレエダンサーを育成している。

【その他の活動】
2022年4月14日ウィーン楽友協会で1位受賞者として滝廉太郎作曲「荒城の月」を演奏。
2024年11月名古屋市立小幡北小学校創立40周年記念式典で演奏、2025年4月名古屋インターナショナルスクール創60周年記念式典で演奏。
2025年8月ワガノワ・バレエ・アカデミー在籍生と共演、10月名古屋ミッドランドスクエア音楽祭に出演を予定している。
現在、キリル・トルソフ氏(※)に師事。

※キリル・トルソフ氏…ドイツ出身のヴァイオリニスト。6歳でロシアのサンクトペテルブルク・フィルハーモニアを本拠地とするオーケストラと共演し、デビュー。世界トップレベルの音楽大学であるミュンヘン音楽演劇大学のヴァイオリン教授など数々の肩書を持つ。(portfolio

9歳の時、ウィーン楽友協会で1位受賞。(写真提供=東森さん)
10歳の時、最年少でリサイタルデビュー。この時のチケットは完売だった。 (写真提供=東森さん)
たくさんの受賞メダルと。(写真提供=東森さん)

ヴァイオリンとの向き合い方

Q.コンサートでの演奏と、コンクールで評価される立場としての演奏で、違いを感じることはありますか?

コンサートは単純に、演奏を聴きに来た人たちが多くて、演奏をジャッジしている人たちがいない。
コンクールの方がちょっと緊張しますね。評価されるということは、悪い点も言われるっていうことだし。他の人とどちらが上手いか、という競争みたいな要素が強いので、それも緊張に繋がりますね。

Q.数多くのコンクールに出ることで得られることは何だと思いますか?

たくさんのフィードバックがもらえることです。ジャッジの人にもらったアドバイスを自分の演奏に取り入れてみて、工夫をしていく。次にコンクールに出た時、それまでのコンクールで指摘されたポイントに注意しながら演奏すると、いい評価がもらえます。

Q.ヴァイオリン演奏に対して、常に試行錯誤されているんですね。活動の中で特に嬉しいこと、辛いことを教えてください。

大変とか好きとかっていう観点で言うと、以前テレビに何回か出演してヴァイオリン演奏をした時、放送後に、テレビでの演奏を見たという会ったこともない多くの人から褒められるのがすごく嬉しいと思いました。

それと、自分の音楽をたくさんの人に聞いてもらえることが単純に一番嬉しいことです。

ちょっと嫌だなぁと思うのは練習ですね。最近、練習を一日に六時間くらいやらなきゃいけないので。遊ぶ時間も本当はもっと欲しいし。それに、僕がN中等部以外に通っているインターナショナルスクールの課題が、いつもとても多くて。リサーチをしてまとめるのは好きなんですが、テスト勉強とかはやっぱり嫌いなので、時間の管理はいつも大変ですね。

でも、練習の時には両親とか先生がサポートをしてくれるおかげで、なんとか続けられています。幼少期からやっているから、基礎の練習をたくさんするっていう習慣が身についたのかなと思います。

2023年放送のTBS「初耳ギフテッド2時間スペシャル」(※)にも出演した(写真提供=東森さん)

※初耳ギフテッドとは……TBSのテレビ番組「日曜日の初耳学」で、世界が注目する「ギフテッド」を紹介する企画。

Q.自分でヴァイオリンを弾く以外に、音楽に普段から触れることはありますか?

音楽は普通に趣味で聞いています。よく聞くのは自分が練習している曲で、それ以外でもクラシックが多いですね。クラシック以外では、NEFFEXの「Grateful」という曲が好きです。
あとは、初めて弾く曲とかは一発目で弾かずに、歌ったりドレミを使ってリズムをとったりして、体に馴染ませてから弾くことが多いです。

ヴァイオリン以外に身につけられたスキルも

Q.活動をする中で一番大変だったと思うことは何ですか?

リサイタルをする時に、いきなりぱっと今まで練習した曲の弾き方を忘れてしまうことがあります。それが1番困ったことかな。そうなってしまった時は、演奏する前にちょっと楽屋に戻って楽譜を見て思い出すようにしています。

2024年4月に行ったリサイタルのチラシ(写真提供=東森さん)
2022年、シェーン宮殿にてソロリサイタルを行った。(写真提供=東森さん)

Q.活動を通して得られたスキルには何がありますか?

みんなの前ですごく緊張をしなくなったり、プレッシャーを必要以上に感じないであったりということは、コンクールやリサイタルで外国に行って身についたスキルの一つです。人の反応をありのまま受ける練習として、3歳からヨーロッパで行っていた路上演奏はとても役立っていると感じます。

Q.路上演奏を始めたきっかけは何ですか?

きっかけは、毎日ヴァイオリンを練習する習慣があるんですが、海外にいる時はホテルの部屋で練習できないので、必ず早朝に観光地や公園で演奏練習していたことです。演奏を聞いてくれる人が皆喜んでくれるから、海外にいくと必ず路上演奏をするようになりました。
9歳からは、緊張しない練習になると思って意識的に路上演奏をするようにしています。

Q.路上演奏を続ける理由は何ですか?

先ほど言った「緊張しない練習」というのが一番の理由なんですが、もう一つの理由は、色々な人達との出逢いがあるからです。特に、音楽の文化が強い国での演奏は、世界のトップの人達から声をかけられることがあるので大好きです。以前、オーストリアのザルツブルクにあるモーツァルトの生家の前で演奏した時に、マウリツィオ・ポリーニさん(※)にすごく褒められたことがあります。
もらったチップの半分は教会やボランティア団体に寄付して、もう半分はお父さんへのお土産に使います。これができるので、「また路上演奏をしよう!」って思えるんです。

※マウリツィオ・ポリーニ氏…イタリア出身のピアニスト。ショパン国際ピアノコンクールで当時史上最年少優勝、高松宮殿下記念世界文化賞、第22回、第49回グラミー賞受賞など輝かしい実績を残した。

 

5歳の時の、コロッセオの前での路上演奏の様子。(写真提供=東森さん)

Q.N中等部に入ってよかったなと思うことはありますか?

僕は名古屋のインターナショナルスクールと、N中等部、CTY(※)という3つの環境で学んでいます。それぞれ学ぶことは違いますが、N中等部はメンターさん(※)など、自分の活動を見てくれる人たちがたくさんいるので、それが嬉しかったことです。

※CTYとは…Johns Hopkins Center for Talented Youthの略称。ジョンズ・ホプキンズ大学のギフテッドプログラムで、指定された共通テストで一定基準以上の点数をとった優秀な生徒に入学が許可される。東森さんは世界の実力テスト(MAP Test)でMathとLanguage Usage世界上位2%、Language Reading世界上位3%に入っており、全て高校卒業〜大学1年生レベルであるため、入学が認められた。

※メンターとは……N高グループ内で生徒の学習や日常生活のサポートをする職員のこと。

Q.今後の展望を教えてください。

今後の展望って、どれくらい先のことをいうんでしょう? 

最終的には、他の人に教えられるレベルまでヴァイオリンを練習して、先生になってみたいなと思っています。自分もコンサートなどで活動しながら、人に教える。大学はハーバード大学とか、海外の有名な大学に進学したいと思っています。

おわりに

東森さんの活動の様子は、いかがだったでしょうか? 

インタビューの最中には、ヴァイオリンのことはもちろん、自身の日常生活やN中等部にきてからのことまで話していただき、笑いの多い時間でした。

ギフテッドという特性は、日本の義務教育の中で必ずしも快く迎え入れられるわけではなく、多くの場合特別な対応が必要になり、同級生には受け入れてもらいにくい、と、何かの記事で読んだことがあります。

取材を通して東森さんと実際にお話ししてみて、その実績の数々は私とはかなり異なる環境、才能で生まれたものであることを実感しながらも、質問に真摯に向き合い、時には「これはちょっと個人的な話なんですけど」なんて笑いながら話してくれるご本人の姿を見て、この姿をどうにか記事に現したい、と思いました。つまり、「ギフテッド」であり「類稀な才能を持つ、別世界の人」というだけの感想を、読者の方に持って欲しくはない、と思ったのです。

国際的に活躍するヴァイオリニストとしての東森さんの姿と、好奇心旺盛でユニークな東森さんの姿。その両方の側面を、この記事から感じていただければ嬉しいです。

東森さんのメディア出演・SNS・その他情報はこちら

〈取材・演奏〉

ウィーンでの取材

ザルツブルクでホームレスに寄付

国内外で1位や特別賞、聴衆賞を受賞。9歳

Sicilienne by Paradis 2024年4月
リサイタルのリハーサル

中日新聞記事2022年6月
https://www.chunichi.co.jp/article/489358

東森さんのヴァイオリンの先生
Prof. Kirill Troussov(キリル・トルソフ教授)について
https://troussov.com/en/home.php

〈Instagram〉

自然や花の撮影
@aaliyah_album

演奏やヴァイオリン(お母様投稿)
@aaliyah_mom

〈Slackチャンネル(学園生のみ)〉

#times_アリヤの上級英語イディオム
#times_アリヤの上級英語リーディング

〈ポートフォリオ〉

東森さんのポートフォリオ(学園外閲覧可能)

〈東森さんから〉

大きなスポンサーさんの元で、リサイタルやコンサートの仕事がしたいです。
2026年から僕の音楽活動のスポンサーになってくれる方、企業、大募集です!
※演奏するプログラムは先生と決めさせていただきます。

活躍したいN高グループ生へ!「音楽部」とは

N高グループ音楽部では、自分が制作した楽曲、演奏動画、歌ってみた動画など様々な作品をslackに投稿して部員同士で交流しています。
バンドの募集や音楽に関する質問ができたり、音楽部生徒が主催する様々な企画(好きな音楽について話す、作詞など)も開催していますので、音楽を通じて交流したい!友達を作りたい!方はぜひ入部してみてください♪
入部方法:#club_musicに参加するだけ!




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