【取材】ネットの高校の卒業式 現地に行くという選択

取材・撮影・文=223(N高8期・通学コース)
※記載している情報は2025年3月時点のものになります
卒業式って知ってますか?
私の偏見で説明するなら、学校生活最後の日にみんなで別れを惜しむ式です。皆さんも卒業式で仲間と涙を流す姿が目に浮かぶのではないでしょうか。でも通信制高校はリアルで同級生と会う機会が少ないですよね。初めましての人と卒業式で別れを惜しむのも変な話だと思いませんか? 会場に行くのだってタダではありません。
本当に卒業式って現地に行くべきなのでしょうか……????
卒業式の概要
令和六年度 N/S高等学校・N中等部 合同卒業式は3月28日に行われました。卒業式の開催場所は毎年変わり、今年はR高等学校の本校がある群馬県でした。パブリック会場や配信もあるので、全国どこからでも参加できるようになっています。
会場には申し込みをした生徒と特別表彰された生徒が出席し、卒業証書授与と特別表彰が行われます。
卒業式本番
2024年度の合同卒業式の会場である群馬県にやってきました。私の住んでいる広島県からだと式開始のギリギリに到着します。開催地が家から遠いと大変ですが、旅行気分で行けるのがいいですね!
14時になり、卒業式が始まりました。式典特有の厳かな雰囲気が会場を包み、生徒からも緊張が伝わってきます。
卒業式のメインディッシュともいえる卒業証書授与が始まりました。順番に生徒が壇上に上がり、卒業証書を受け取り、メンター※からのコメントを校長先生が直々に読み上げてくれます。各校の校長先生がメンターからの熱い思いを時に叫んで、時に優しく、一人一人に読み上げる様子から、日本一の生徒数を誇る学校ですが、一人一人にちゃんと向き合ってくれる人がいたことが伝わります。
生徒の学びや進路実現に向けたサポートを行う教育スタッフ。担任の先生のような存在である。
特別表彰ではスポーツ選手や学内で成果を残してきた生徒が順に登壇し、表彰されます。時間は長いですが、証書を受け取る時に簡単なパフォーマンスをしたり、ポーズを決めたりする生徒も多く、その度に会場内が笑いや拍手で盛り上がります。
飽きる暇もないまま卒業式も終わりの時間を迎えました。もう終わるかと思った時に特別ゲストのみやぞんさんが登場しました!
卒業式には毎年豪華ゲストが呼ばれます。みやぞんさんが登場した瞬間、今日一番の歓声があがります。みやぞんさんが卒業生からのお悩み相談に答え、進行の奥平校長が振り回される、そんな楽しい時間でした。
2時間とは思えないほど内容の濃い式が終わるとレセプションが始まります。
レセプション
レセプションは卒業式と同じ会場内で行われました。会場には生徒会役員会からのお菓子が並べられています。卒業生は自由に食べられるそうです。
レセプションの最初は卒業証書授与から始まります。
え、またやるんですか!?
そう思った方も多いでしょう。卒業式では全員に授与する時間がなかったので、レセプション内でも行います。卒業式は配信されているのに対し、レセプションの授与式は配信されません。しかし、卒業式同様、各校の校長先生から卒業証書を順に受け取ることができます。
卒業証書授与が終わるとレセプションが本格的に始まります!
ブースはナレッジベース実行委員会、バーチャルイベント実行委員会、体験学習実行委員会、渉外実行委員会、そして私たちN高グループ新聞実行委員会の5つが出展していました!
レセプション出展ブース紹介
ナレッジベース実行委員会
ナレッジベース実行委員会はN/S高年表を作れるブースを展開していました!
上段にN/S高が歩んだ歴史、中段に世界で起こったニュース、下段に自分の思い出を付箋で貼れるスポットになっています!
このスポットのおすすめポイントを教えてください!

「過去に自分が体験した思い出を振り返りながら、同時にN/S高の歴史を振り返ることができるスポットとなっています!」
入学した時期や実行委員に加入した時期など、たくさんの人がN/S高の思い出を付箋に残していました。
バーチャルイベント実行委員会
バーチャルイベント実行委員会のブースではVRの世界と写真が取れるフォトブースがあり、広報で使用した映像が流れていました。
このスポットのおすすめポイントを教えてください!



「VRとリアルの写真を一緒に撮れるスポットになっています!」
写真の背景にはN/S高普通科のバーチャル校舎学びの塔が写っています。実行委員がチェキを撮って、その場で印刷してくれます! そのチェキを体験学習実行委員会のブースに持っていくと“とある”ことができるそうです!
体験学習実行委員会
体験学習実行委員会のブースはチェキをデコレーションできるブースとなっています。体験学習実行委員に声をかけると学園が用意したフォトブースでチェキを撮ってくれます!また、バーチャルイベント実行委員会ブースで撮ったチェキもここでデコレーションができます。
このスポットのおすすめポイントを教えてください!



「チェキをデコレーションしながら、思い出を振り返ることができるブースです!」
取材をしているとバーチャルイベント実行委員会ブースと体験学習実行委員会、2つのブースを体験する2人に出会ったので密着しました!
まずはバーチャルイベント実行委員会ブースでチェキを撮ります。
少し恥ずかしそうでしたが、可愛く撮れていました!
次に体験学習実行委員会ブースで落書きをします。シールやペンが豊富なので楽しく落書きができます!
談笑をしながら日付やメッセージを書いたり、お気に入りのシールを貼ったりしていました。
渉外活動実行委員
渉外活動実行委員ブースでは磁石祭とクラウドファンディングの紹介、卒業生から在校生へのメッセージを書いてもらう企画をやっていました。
本来チラシを受け取る側である卒業生がチラシを配っている姿もあり、N高生としての活動を最後まで楽しんでいました。
このスポットのおすすめポイントを教えてください!



「後輩に向けたメッセージを書けるところと、発足したばかりの渉外活動実行委員の活動を知ることができる、素敵なブースです。」
新聞実行委員
そして最後に紹介するブースは我らが新聞実行委員のブースです!
新聞実行委員ブースでは卒業生が制作した記事と動画の展示、卒業短歌を書いて桜に花を咲かせる企画を行っていました。


このスポットのおすすめポイントを教えてください!



「卒業短歌の五七五七七で思い出を振り返られるところです!」
レセプション終了後
楽しいレセプションの時間も終了し、帰宅の時間になりました。しかし、ただ帰宅するだけではありません。桐生市の名産が入ったお土産を受け取り、最後まで楽しめる内容となっていました。
まとめ
全体的にしんみりとした卒業式ではなく、楽しく母校から羽ばたこうという卒業式でした。
個人的な感想ですが、卒業証書授与で呼ばれる名前が聞いたことない名字ばかりで、たくさんの地域から集まっていることを感じ取れて楽しかったです。
Q.ネットの高校の卒業式は現地に行くべきなのか
A.行く必要はないが、行くと楽しい!
実行委員活動で知り合った仲間と再会して涙を流す人、初めて会った人と仲良くお菓子を食べる人など、どんな人でも楽しめる卒業式でした!
大物ゲストに生で会えるのは会場に行った人の特権なのでそれ目当てでも良いですね!
現地に行こうと思えば交通費がかかります。しかし、卒業旅行の最終日や初日として来ている生徒も多かったので高校生活最後のイベントとして旅行ついでに参加してもいいですね。
卒業式はパブリック会場や生徒限定配信もあるので無理せず、でも高校生最後にド派手に行きたいなら是非現地に行ってみてください!
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