【N/S高新聞 卒業生座談会】先輩たちに聞いてみた、N/S高新聞の歴史(前編)

取材・文=tom(S高4期・通学コース)きほちゃ(N高7期・ネットコース)
N/S高新聞が始動して3年がたち、初期から支えてくれた実行委員が卒業しました。
今回の記事では、今年の新聞実行委員卒業生と一緒に、最初期の実行委員だった方(現在はスタッフとして支えてくださっています)にもお話を聞き、3年間のN/S高新聞の歴史を振り返りました!
N/S高新聞での思い出話や知られざる新聞実行委員の裏話がたっぷり!
この記事で座談会に参加できなかった卒業生の皆さんは「こんなことあったなー」と思い出に浸り、在校生、新聞実行委員に興味がある皆さんは新聞実行委員の雰囲気を知っていただけたら幸いです。
ぜひ最後までご覧ください!
※N/S高新聞は、2025年度より「N高グループ新聞」へ名称を変更しております。
メンバー紹介
きほちゃさん
N/S高新聞実行委員 執筆2期生
主な記事
自分のまま生きるためにー拝啓、高校生のあなたへー ア福リカインタビュー
磁石祭ネット企画、舐めたらあかん。〜この勢いに乗り遅れるな!!!〜
ほのかさん
N/S高新聞実行委員 執筆2期生
主な記事
『1分で話せ』伊藤羊一さんが、NED2024で語った挑戦のヒント
【現地レポート】面白あり学びありのプレゼン祭典の実体!
miite(みーて)さん
N/S高新聞実行委員 動画制作コース1期生
主な動画
【N/S高】通学コース生とネットコース生の1日の過ごし方に密着
【N/S高】全国拠点スクーリング会場の先生にインタビューしてみた【メンター&先生インタビューシリーズ第一弾】
まどやんさん
N/S高新聞実行委員 執筆1期生
(現在はTAとしてN/S高新聞実行委員に関わっている。)
主な執筆記事
家に居場所がない? 大丈夫、一緒に動いてくれる人、考えてくれる人がいるよ
転入するのに学年なんて関係ない! 3年生で転入したN高生にインタビュー
かなぽんさん
N/S高新聞実行委員 執筆1期生
(現在はTAとしてN/S高新聞実行委員に関わっている。)
主な執筆記事
スクーリング、楽しみたいよね! 5つのポイント紹介編
【N/S高生の今】とあるN高生の好きなこと
N/S高新聞実行委員の始まり
2021年10月に「N/S高新聞実行委員」が始動した。この頃について教えてください。

それまで、N/S高新聞というものは職員さんたちだけで作っていたものがあって、それをワークショップ(※)という形で生徒も一緒にやっていこうみたいな動きでそのワークショップに参加した人が(N/S高新聞実行委員)0期生、0.5期生みたいな感じだった。



えっ、なんか。ちょっと曖昧なんですけど、10月にワークショップをやった気がする。ちょっと歴史の改変者になるかもしれない。



まどやんさん、かなぽんさんは0.5期生にあたるんですかね。



多分そういうこと。



うんうん。
今との違いは、note(※1)を利用していたことだと思うのですが、今使っているWordPress(※2)とnote、ぶっちゃけどちらのほうが使いやすかったですか?



私は、note派でした。色々楽だし。
ただ(WordPressは)色々デコれるのは楽しいなと思ってて。



確かに。



noteはなんで楽かというと、ぶん投げられたんですよね。今は配信設定っていうのが新聞実行委員のお仕事であるんですけど、それが無いので。
それだけで、機能面とかもろもろ考えたらWordPressでいいなと思っています。



noteの時に楽しかったのは、N/S高新聞以外にもnoteに記事を投稿している人がいて、noteに投稿されている全部の記事のなかでおすすめの記事を公式が出していて、それにN/S高新聞が載って、そういうワクワクもあって楽しかったなというのがあります。
N/S高新聞実行委員の”神”
とのむらさんと呼ばれる職員さんがいたそうなんですが、委員内で神と呼ばれていたようです。どんな方でしたか?



神です。



どういう神だったか、ちょっと言って(笑)。



職員さんとして、すごく対応が早かったんですね。サポートが行き届いてるので、何をお願いしても良い返事を優しく返してくれたり、もし難しい場合でも「こういう方法があるよ」っていう感じで多分動きやすくサポートしてくださったりしていた方です。
そういった方は今もいらっしゃるんですけど、より委員が少なかったので「とのさん、とのさん」と慕うような存在になっていた方ですね。



生徒だけでやるんじゃなくて、一緒に楽しんでくれた感覚もあったし、何かやりたいって言った時に、とりあえず「良いじゃんやってみなよ」って背中を押してくれるのが、自分がやりたいことに突き進む起爆剤みたいなものになっていたなと思います。
N/S高新聞の愛されキャラクター「えすぬん」
皆さんのえすぬんに対する思いを教えてください。



いっぱい応募してくれたって思い出がありますね。



そもそも、キャラクターが公募だったんだよね。



いろんなキャラクターがいた中で、みんなが親しみやすくて愛がこもったえすぬんが選ばれて、今もずっと愛されているのがすごい感慨深い。



公募で募集したキャラクターを決めたのは誰だったか覚えていらっしゃいますか?
(一同)(首を傾げる)



知らない感じ……ですか?



決めたというか、投票したのは(N/S高新聞)実行委員が投票しました。



なるほど、実行委員がえすぬんを選んだんですね。
普通のえすぬんは目にすることが多いんですけど、怒ったえすぬんとか泣いてるえすぬんはどこで使われているんですか?
(えすぬん 怒)
(えすぬん 哀)



グッズがありますよ。



ランダムで4種類のなかから喜怒哀楽が出てくるみたいなものがありました。



グッズになったり、スライドにも使われていたりする。
えすぬんを愛してあげてください。
N/S高新聞実行委員の初期を支えた、神を失う。
神(職員、とのむらさん)を失った(とのむらさんが新聞実行委員を離れた)という事件が起きたそうですが、その出来事について生徒の皆さんはどう思っていらっしゃいましたか。



一本の柱を失った感じがあって、委員内でも盛り上げようと頑張っていた人はいたけど、それでも盛り上がりに欠ける部分があって色々ありましたね。ここを説明するのはすごく難しいと思う。



一期生として入ってきた私たちの世代がスタッフになった時でもあるんですけど、スタッフとしても新米すぎて何もできなかった(とのむらさんがいない状況でスタッフとして生徒のサポートをすることが難しかった)な、というのが私たちの思うところです。



そのときに活躍されていた主力メンバーが、受験とかいろいろでお休みしてしまうのが増えて、新米だらけになったので「どうしようか」という感じになった。そこから私たちも成長して、5期ぐらいから安定してきたイメージですね。



この時期はものすごく大変だったそうですね。



大変でした(笑)。
noteから公式サイトに移行。
2023年3月31にnoteから公式サイトに移行していますが、この時のことを教えてください。



ずっと、2023年の最初ぐらいから、WordPressに移行しようという話は出ていて、ちょっとずつ作業は進んでいたんですけど、なかなか完全移行とはならず、ずっと引きずっていた感じで、2022年度末に区切りをつけて完全移行するという流れになって、システム班(※)の方々が色々設定とかしてくださって、みんなでWordPressを使うっていう風になって。
でもそのときは慣れるのが大変だったという記憶があって、noteと操作が全然違うし、noteだったら丸投げでも良いし。
ほのちゃん(ほのか)WordPressどうだったかな?



WordPress自体、初心者でも頑張ればわかる程度だからこそ、「どこを触ってはいけないか」が怖くて、そこに怯えながら、頑張って使っていました。
サイトに移行させるときに、デザインをN/S高に特化したいとか色々案が出たんですけど、もう一つ、サイトに広告を載せることができて新聞でお金を稼げるようになるみたいな面白い案があって、それを実現させるために「私はWordPressに慣れるんだ!」って感じで頑張りました。



noteとWordPressの違いって「N/S高新聞」ってGoogleで検索すると、パッと乗っかりやすいってところがあると思う。noteだといろんな記事があってヒットしにくいけど、公式サイトだったらGoogleでヒットしやすいみたいな話を聞いたことがある。そういう意図もあったのかなとちょっと思いますね。
スタッフから見て、サイト移行はどんな感じでした?



移行の案自体は一期生の同期の人がやりたいって話をしてたという記憶もあって。だから念願だったのかなっていう気はします。
きほちゃが言ってくれたように検索に引っかかりやすいというのも一つだけど、SEO対策(※1)とかそういうシステム的なところも独自でやっていけるようにっていう目的もあって、ナレッジベース(※2)のプログラミング得意な子たちにも依頼して、自立していこうみたいな流れもあったかもしれないです。
”新聞”なのにYouTubeチャンネル開設!?
動画班ができて、動画投稿を開始したときのことを教えてください。



動画制作コースができてから、1本目の動画が投稿されるまで結構間が空いたんですけど、その間の時期に動画制作コースが過疎るじゃないですけどあんまり活発に活動していなかった時期もあったなと感じていて、なんかヌルッと始まった印象がありますね。
2023年11月8日に動画が投稿されて、そこから結構動き出したイメージがあるんですけど、どういう状況でしたか?



ここから、過疎だった動画班が動き出した。同じ時期に動画コース1.5期生の募集を始めて、それで少し人が増えたっていうのもあったかなと思います。
たくさん動画がある中で、miiteさんが一番印象に残っている動画はありますか。



私動画コース1期生ですけど、私が関わった動画が出たのって最近で、2024年の5月に投稿した「【N/S高】通学コース生とネットコース生の1日の過ごし方に密着」(※)という動画なんですけど、自分の中ではその動画が出たあたりで(動画コースの)過疎が解消されたかなって思います。
(※ 【N/S高】通学コース生とネットコース生の1日の過ごし方に密着 )



この動画がチャンネルで一番再生されていますね。



嬉しいですね。ありがたいです。
動画コース担当スタッフのかなぽんさんは動画コースが始まったときどのような印象でしたか。



そもそも一番最初の動画はもうすでに卒業した人が作ってくれたんだけど。頑張って一本目を出そうとしたときは2本動画があって「どっちを上げる?」「やっぱり一本目だから大切にしたい」っていうのがあってなかなか動画投稿ができずズルズルといってしまったことがありましたね。それを自分でなんとかしようと思ってメンバーを動かして、やっと1本目をという感じでしたね。時間がかかりました。



動画が活発になり出したのって、執筆の私たちから見てmiiteさんの「通学コース生とネットコース生の1日」かなと思うんです。この動画見ていて「あ、すごいな」と思うんですね。本当にN/S高新聞で発信したいことを発信しているので、miiteさん自身がやりたかったことをやってくれてるんだなと思って、それがいっぱい再生されて多くの人に見てもらえて、動画(コース)が動き出すきっかけになったので、勝手に嬉しく思っていましたね。
実行委員になった頃の抱負



今もそうですが、一回やってみたいこと、それに挑戦するっていうことが念頭にあったと思います。



「こういう記事を書きたい」「こういう動画をつくりたい」という環境を作るとか、ワークショップを開催するとか、そういう挑戦できる場所というのはめちゃくちゃ良い環境だし、ライターをすることで文章のスキルも上がるっていう感じだったんじゃないかなと思います。



目指すものはなくて、やりたいことをやっていこう、応援するよみたいな印象がありましたね。



(ほのか)私は新聞委員を仕事だと思ってやっていなくて趣味の集まりであったり、習い事みたいな感覚で集まっていたので、特に目標というのはなかったんですけども、引っ込み思案なところがあったからN/S高にきたというのもあって、どれだけ人と仲良くなれるのか、どれだけ人と話すことができるのかというのを考えて活動していましたね。


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