【磁石祭ZERO】生徒が資金集め!? 〜磁石祭クラウドファンティングの裏側を覗いてみた〜

取材=のりしお・chikachan
文=のりしお・chikachan・瑠璃
磁石祭ZEROのリアル会場が開幕するまであとほんの僅か! 磁石祭実行委員を始めとした様々な生徒会が磁石祭ZEROに向けてそれぞれの特色を活かし、活動を行っています!
その中でも今回は、磁石祭ZEROの開催にあたり企業協賛・個人寄付・クラウドファンディングを通じて総額900万円以上の資金(※取材当時)を集めた渉外実行委員と学外営業部の方に、活動内容や磁石祭での更なる取り組みについてインタビューしました! ぜひ最後までご覧ください。
そもそも渉外実行委員って?
学外営業部と渉外実行委員は、現在磁石祭の資金を生徒自身の力で集めるために活動しています。
学外営業部は生徒会役員会の部署のひとつ、渉外実行委員は実行委員と、組織に違いがありますが、連携して活動しているということで、併せてインタビューしました。学外営業部からは横山綾乃さん、渉外実行委員からは新原照章さんと大橋彩美香さんにお話を伺いました。
渉外実行委員に入ったきっかけや、実行委員活動に興味のある人へのメッセージもいただきました。実行委員活動が気になる方も要チェックです!
横山綾乃(ヨコヤマ リオ)さん
生徒会 学外営業部

新原照章(ニイハラ テルアキ)さん
渉外実行委員1期生

大橋彩美香(オオハシ アミカ)さん
渉外実行委員1期生

ーー渉外実行委員に入ったきっかけ

N高グループに転入する前の学校では勉強一筋で、N高グループの課外活動や実行委員をとても魅力的に感じました。
中でも渉外実行委員を選んだのは、普通の高校ではまずできないことだからです。そして、お金が障壁になって課外活動ができない生徒がいるという現状を少しでもよくしたいという思いもあります。そんな生徒が一人でも減って、課外活動を通して「新しい自分」に出会えるような機会を掴んでくれたらと思います。



N高グループに入学したきっかけが、N高グループの課外活動に興味を持ったことでした。普通は絶対にできない体験になること、営業スキルや雑談力など将来に役立つスキルを高められることで渉外実行委員に惹かれました。募集のタイミングでキャパシティに余裕ができたこともあり、応募しました。
生徒主体での渉外活動
ーー渉外実行委員と学外営業部の活動内容を教えてください。



学外営業部の主な活動内容としては、学園外部に向けた窓口部署として学園の可能性を広げるために活動しています。そして現在は、渉外実行委員と一緒に磁石祭ZEROの協賛金1000万円を目指して活動しています。



渉外実行委員としては、より良い学園づくりのために学外営業部と共にクラウドファンディングと企業からの協賛金を獲得する営業活動を行っています。
ーーこれまで渉外実行委員と学外営業部の活動で得られた実績や成果を教えてください。



2025年4月14日時点で14社と合意し、合計679万円の企業協賛を頂きました。また、個人寄付とクラウドファンディングが合わせて234万円で、全て合わせると900万円超えと、ありがたいことにもうすぐで目標の1000万円に達成するんです!(※)
(※……取材時点での金額。現在は目標の1000万円に達成しました!!)
磁石祭ZEROに向けて
ーークラウドファンディングに関する活動内容を教えてください。



クラウドファンディングに関しては、4月30日までに目標金額の500万円に達成するよう活動しています。日頃お世話になっている学園の教職員の皆様からもクラウドファンディングにご協力頂いたり、山中理事長をはじめとした影響力のある方々からも応援動画が寄せられているので、まだまだこれから磁石祭ZEROに向けて頑張っていきたいです!



クラウドファンディングで支援をする際に、応援コメントを一緒に送付できる機能があるんですけど、私はそこで頂いたコメントに返信したりしてます。
あとは、営業に関する大変だったエピソードを支援してくださった方に向けて書いています。



Xでクラウドファンディングのお願いをするなど、SNS活動も最近行っています。
あとは、他にどんなリターンがあると支援してくれるのかということや、今後クラウドファンディングをする上でどんな課題点があるのかなど、そういった事を話し合ったりしています。



あともう一つは、クラウドファンディングに協力してくださった方に向けて、渉外実行委員の活動報告のレポートを作成したりしています!
ーークラファンの活動で大変なことは何ですか?



最近は、「どうしたらサイトの閲覧数を増やせるのか」「どうしたら支援者を増やせるのか」といったことにとても試行錯誤しています。
更に、私たちは渉外実行委員一期生ということもあって、まだ「どういうアプローチをすれば伸びるのか」「閲覧者や支援者が増えるにはどうすればいいのか」といったデータがない状況なので、そういったことを探り探りで行っています。だからそこが難しいのかなと感じています。



クラウドファンディングをお願いするにあたって「支援に対するリターンが薄い」といったことが課題に上がっていまして、今後それを実行委員内で改善していきたいなと思っています。
それと、クラウドファンディングで頂いたお金の使い道がまだまだ不透明といったこともあり、支援がしづらい事にも繋がっていると思うので、そこを何とかしていきたいです。



「クラウドファンディングのご協力お願いします!」と言うと、どうしても「お金を寄付する」という行動だけが目立ってしまうのが課題だなと思います。
その裏にある磁石祭実行委員の熱い思いだったり、磁石祭をこういう風にしたい!! といった熱意が伝わりにくい時が多いので、その熱意を伝えるためにも、伝え方を工夫しなければいけないといった大変さを感じています。
ーークラファンの活動で嬉しかったことは何ですか?



やっぱり、クラウドファンディングのコメント機能で「応援してます!」などの応援の声がすっごく嬉しいなと感じます!



私は頂いた応援コメントによく返信をするんですけど、コメントで逆に「ありがとう」と感謝の言葉を頂き「え、こっちが感謝されることあるんだ!」と驚きと嬉しさの感情がありました!
あと、私は法人班(※)に所属していて、法人班として企業の協賛のお願いに行く機会がありました。すごく緊張してたんですけど、お褒めの言葉を沢山頂いたり、自分がどれだけすごい活動をさせてもらえてるのか、といったことを実感できて嬉しかった思い出があります。
(※……企業に協賛依頼を行う班。渉外実行委員には個人班と法人班の2つの班が存在する。)



在校生の方にクラウドファンディングでご支援頂いて、同時に「少額ですが、応援してます」とコメントを頂いたことが嬉しかったです。
金額に関わらず、とにかく応援してくれるのが我々の何よりの力になっていて、応援してくれてる、支援してくれてるということを感じることが出来て本当に嬉しいです。
ーー磁石祭が終わった後の展望を教えてください。



今後の展望、というより今のところはやっぱり、クラウドファンディングの期日までにクラウドファンディングの支援や魅力を押し出すぞ! っていう思いで活動することかなと考えています。



一つ、協賛とは違う形で来年度協力したい、といった企業が何件かあるので、その方々に向けてアプローチの対策などをしていきたいなと思っています。ですが、基本的には活動報告のレポートを書いたり、引き継ぎをするのが中心かなと思っています。
渉外実行委員の可能性とは
ーー渉外実行委員に今後入ってみたいと感じている方へ一言ください!



渉外実行委員は他の実行委員に比べて少し堅苦しい名前で参加するのに勇気がいると思います。ですが、ハードルが高いなと思わずに、新しい自分を見つけたい人や自分をもっと成長させたい人は是非応募して欲しいです。私たちも大歓迎です。



次の渉外実行委員に応募してみたいなと思ってくれている方は、まずは説明会にきて欲しいなと思います。私はこの実行委員が初めての実行委員だったんですが、自分に自信が持てるようになったので、新しい自分を探す第一歩として渉外実行委員を選んでくれたら嬉しいなと思います。



渉外実行委員は学外の方と連携・協力して、N高グループ全体に新しい可能性を広げる夢のある実行委員だと思うので、ぜひ挑戦してみて欲しいなと思います。
おわりに
今回は渉外実行委員、学外営業部の3人に取材をしました。
高校生がクラウドファンディングを自主的に行い、活動していることは本当にすごいことだと思います。
N高グループの可能性はまだまだ無限大にあるなと思いました。
この記事を読んでくれたみなさんも、クラウドファンディングに参加して実行委員のみなさんを応援してくれたら嬉しいです!!
ご報告
取材後、磁石祭の企業協賛・寄付・クラウドファンディングの合計金額が目標の1000万円を突破しました。学外営業部や渉外実行委員のみなさんの日々の積み重ねが数字として表れて、私たちも心から嬉しく思います。
また、クラウドファンディングは単独目標の500万円に向けて現在も継続中です! 引き続き応援よろしくお願いします!
クラウドファンディングでの支援は以下のURLから!
https://readyfor.jp/projects/magfes_zero_2025
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