活躍生徒vol.007:アニメーションを制作し各種コンテストで受賞した、井上 やまとさん

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取材・文=りな(S高3期 ネットコース)

生徒数がついに3万人を超えたN/S高。多様な生徒が様々な分野で活躍しています。そんな中、キラりと光る実績を生み出した生徒もたくさんいます。実績を生み出した生徒はどんな活動をして、どうやって実績を生み出したのか……。気になりますよね!

そこでN/S高新聞では「活躍生徒」と話してインタビュー企画を始めることにしました。第7弾となる今回は、アニメーションを制作し中学1年生で、各種のコンテストで受賞した、やまやまさんこと井上やまとさんにインタビューします!

目次

活動は3年前から

Q.  所属校とコース、学年、ニックネームを教えてください。

中等部のネットコース1年、井上やまとです。ニックネームはやまやまといいます。

Q. どんな活動をしていますか?

Blender※などを使って、オリジナルのキャラクターを登場させた短い動画を作っています。

※Blender…3Dモデリングや3DCGアニメーションを制作するためのツール。まるで現実に存在するかのような3Dオブジェクトを作成することができる。

Q. 活動を始めたきっかけを教えてください。

昔からものを描いたりするのが好きだったんです。そこで、3年前から3DCG制作ソフトのBlenderを使い始めて、2Dでは表すことのできない世界観に魅了されていったことがきっかけです。

Q. 独学でそこまで使いこなせるようになったのですか?

はい、そうです。初心者向けのチュートリアル※の本を読み込んだりして、頑張って覚えていきました。
細かい技術の知識は、チュートリアルの動画を見たりなどして学びました。

※チュートリアル…新しいソフトウェアやシステムの使い方や操作方法を教えるための指導書

Q. その活動であげた実績や成果を教えてください。

基本的には自由に作品を制作していました。初めてコンテストに作品を出したのは小学校6年生の時です。
せっかくだからコンテストに出してみようという話になって……。
そこで「Webアニメコンテスト」(※1)に応募しました。そこで、初年度は株式会社リオ最優秀作品賞とCLIP STUDIO PAINT賞を受賞し、次年度(2024年)には大賞とだんグラ賞を受賞しました。他には、「フクヤ アニメコンペティション」(※2)で、審査員特別グラミネーション賞をいただきました。一番最近だと、「EXA KIDS」(※3)という大会に挑戦をしました。そこでは、優秀賞とKATHMI賞をいただくことができました。

(※1)webアニメコンテスト…2003年より始まった、学生でも一般の人でも参加できる歴史あるコンテスト。
やまやまさんの受賞作は上記のURLから。
(※2)フクヤマニメ アニメコンペディション…1〜20分のオリジナルアニメをを募集するアニメコンベンション。
やまやまさんの受賞作品は上記のURLから。
(※3)EXA KIDS…ITやプログラムを学ぶ小中学生が参加する作品コンテスト。
やまやまさんの発表切り抜きは上記のURLから。

やまやまさんのWebアニメコンテストの受賞作『アカロの暴走妄想』                              (画像提供=やまやまさん)

楽しんで作品の制作を

Q. その成果を上げることができた理由は何だと思いますか?

「EXA KIDS」は別として、コンテストを探すにあたってはテーマや年齢、作品時間の制限がないものを中心に探しました。
そのため自分の作りたいものを楽しんで作った作品を応募することができました。それが成果を上げることができた理由だと思います。
「EXA KIDS」に関しても以前から作りたかったものとテーマがうまく融合できたのでよかったです。

Q. たくさんの実績や成果を上げたことに対して、ご両親や周りの方からはどんな声を掛けられましたか?

みんな「おめでとう」と言ってくれました。
その中でも、特におじいちゃんとおばあちゃんがすごく喜んでくれたんです。
お礼に自分のオリジナルキャラクターを印刷したひざ掛けやタオル、ポシェットなどのグッズをプレゼントしました。

 やまやまさんのオリジナルキャラクター カチロボ冒険記ボス「赤いメカ鳥」                                                                           (画像提供=やまやまさん)
  

Q. 活動にN/S高のコミュニティは役に立ちましたか?

はい、N中等部でのSlackのやり取りやLT大会(※1)に参加したことが、プレゼン力を強化することに繋がったと感じています。また、Slackでのやり取りが新たなアイデアの源にもなっています。また、マイプロ(※2)での活動もプレゼン力の向上や作品制作のモチベーションになっています。

(※1)LT大会…ネットコースで開催される、ものづくりの成果を発表し褒め称え合う大会。
(※2)マイプロ…N/S高で行われている、課題解決型プログラム。正式名称、「N高グループマイプロジェクト」。

Q. 活動の中で大変だったことはありますか?

技術の壁に突き当たったときは大変でしたね。
制作したいものがあるのに自分の技術が足りなくて、できないときが……。
例えば、土煙のエフェクトを制作したいときに、制作の仕方が分からなくて困ったことがありました。

Q. その大変さをどう乗り越えましたか?

チュートリアルを漁ったり、教本を読み直したりしました。
そうすると知識が増えてくるので、それまで分からなかったことが分かるようになります。
これを繰り返して分からない所を理解していきました。

Q. 活動の中で嬉しかったことはありますか?

以前の自分が「わからない……」と言いながら制作していたものを、苦戦せずに制作できたときが嬉しいです。

動画編集をしているやまやまさん                                                                          (画像提供=やまやまさん)  

自身の作品を通して、同好会に影響を

Q. 活動を通じて得られたスキルはありますか?

締切に追われながら作品を完成させる忍耐力がつきました。
また、全体的に制作する作品の幅が広がりました。動画しか制作していなかったのですが、最近は少し音楽も制作し始めました。

Q. この活動を通して人に変化や影響を与えることができたエピソードがあれば教えてください。

自分の作品を見てくれた数人の方たちが、Blender同好会※に入ってきてくれたことがありました。

※Blender同好会…「会話bot」さんという高等部の方が作った同好会。Blenderで作った作品を共有している。

Q. 読者の方に伝えたいことはありますか?

Blenderを始めてみたいなと思っている人にぜひ紹介したい動画があります。

【初心者向け】世界一やさしいBlender入門!使い方&導入〜画像作成までを徹底解説【最新版対応】

⇧とてもわかりやすく説明がされていて、おすすめの動画です!

Q. 今後の展望を教えてください。

これからも技術や知識をたくさん吸収して、良い作品を制作し続けていきたいです。

おわりに

今回は、中学1年生にしてアニメーションを制作し、数々のコンテストで受賞されたやまやまさんこと井上やまとさんをご紹介しました。

インタビューをさせていただいている最中に自身の作品を見せてくださったり、Blenderを始めてみたい読者の方に向けておすすめの動画を紹介してくれたりなど、本当にアニメーション制作が好きな方なのだと感じました。やまやまさんの今後のさらなる活躍に注目です!

やまやまさんのYouTube
https://www.youtube.com/@AnywayAkaro/videos

やまやまさんのInstagram
https://www.instagram.com/yama_yama_kanan

活躍したいN/S高生へ!「N高グループマイプロジェクト」とは

「N高グループマイプロジェクト」とは、地域や身の回りの課題、自身の興味関心などをテーマにプロジェクトを立ち上げ、中・長期的に実践する課題解決型プログラムです。自らが課題を見つけ、問題解決のアプローチを思考し、プロジェクトと向き合うことで、社会や人とのつながりを学び、自分らしく社会を変える一歩を踏み出すことを目指しています。2017年に開講した「N高グループマイプロジェクト」は今年で8年目を迎え、累計1,000名のマイプロ生を輩出してきました。

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※受講はN/S高生に限ります。

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