【娘から父への質問状!】 FP資格1、2、3級に合格した話を聞いてみた

取材・文=0(S高4期・通学コース)
こんにちは! S高4期生の0と申します!
皆さんはFP(ファイナンシャルプランナー)という資格を知っていますか?
少し前に父がその資格の3、2、1級に合格して喜んでいたのですが、私は「まあ何か良い資格なんだな」くらいにしか思っていませんでした。
しかしなんと、通っているキャンパスの先輩にも取得を目指している方がいたんです。
今回は私と同じような疑問を持つ方へ向けて、FPについて父にインタビューして参りました!
ぜひ最後までご覧ください!

父に聞くFP
FPとはどんな資格?

すごく簡単に言えば、その資格を持っている人は、暮らしの中での様々なお金に関することを相談される人、ということですね。



お金に関することというのは、例えばどういうことですか?



家計の見直しとか、例えばどんな保険に入れば良いか、お金の貯め方や税金の内容、不動産の資産活用などなど、本当に様々なことです。



なるほど。どれも生活する上で必要な知識ですが、自分一人で調べるとなるとだいぶ大変そうですもんね。その人達のサポートをしてくださるのが、FPの方々なんですね。
FPの資格を取ろうと思った理由は?



元々生命保険や金融商品を扱う仕事をしていて、お客様により良いアドバイスが出来るようになりたいと思って取りました。



日常に関係するお金のことをFP資格を取って学び、仕事に活かしていきたいと思ったということですね。
FPの資格を初めて聞いた時の印象は?



やっぱり難しそうだな……というイメージでしたね。まあでも、取れなくても今の仕事の給料が下がったりするわけでもないし、落ちたら落ちたで良いかなとも思ってました(笑)。



こんなことを言っていますが、実際受けてみたら全ての級に合格されたとは、すごいですね。
FPはどういった人に向いている資格?



金融業界で上の役職を目指している人や、営業、窓口などの、お客様に一番近いフロントラインで仕事をされている人、またはそういった仕事をしたいと思っている人に向いている資格だと思います。実際僕の職場にも、FP資格の取得を目指している、すでに取得しているという人はたくさんいますよ。



なるほど、私はFP資格というものを父から教わるまで聞いたこともありませんでしたが、金融業界の多くの方々はその資格の取得を目指しているのですね。
勉強方法について
どのように勉強をしていた?



仕事が終わった後に1日1〜2時間ほど、参考書を見ながら問題集をとにかくやり込んでいました。調子が悪い時は30分だけだったり1問解いて終わるなど、その日その日の調子を見ながら勉強していました。参考書を読む→問題を解く→間違えていたらもう一度参考書を読んで問題を解く、これの繰り返しです。



その2つだけで勉強していたんですか?



基本はそうですけど、参考書を読んでも分からないという時は、ネットとかで調べるということもしていました。問題について分かりやすく解説してくださっている動画などもあるので。



色々なものを調べて参考にしながら勉強していたということですね。
どうしても勉強をやりたくないという日はどうしてた?



いや、無理せず寝ます。



それが一番ではあるんですけどね……。一度休んでしまうと、もうそこから勉強が嫌になってしまうことってあるじゃないですか。



そういう方へのアドバイスとしてポイントが一つあって、テレビを見ながらくつろいでいる最中とかにも、すぐ手が届く場所に参考書や問題集を置いておくんですよ。そうしておけば、テレビでコマーシャルが流れている時などにも勉強が出来るので。休憩して、少し気が向いたら参考書とかを軽く読み直してみるとかすると良いと思います。
そこから気分が乗ってきて1時間くらい集中出来るということもありますからね。ですから、そういう日は、始めに勉強からではなく、環境を作るところから入っていました。



おお、なるほど。勉強が嫌なら、それ以外のところからまずやってみることが大切ということですね。
勉強は1人でやる? 誰かとやる?



同じくFP資格取得を目指していた人はいたんですが、集まって一緒に勉強するということはなかったです。電話で、『どこまで進んだ?』とか、『勉強嫌だー』という愚痴を言い合ったりはしてました。



やっぱりそういった人とコミュニケーションを取るというのは大事なんですね。



毎日毎日話していたわけじゃないですけどね。けど、別に一人きりでやるのがダメというわけではなくて、自分に合っている方法で勉強することが一番良いと思います。
FPの資格を取得してから
仕事面で変化はある?



変わりましたね。まず自分に自信がつきましたし、お客様に提供できるものも増えました。お客様の方が金融商品について知識があるという場合もあるので、そういう方とも話が合うようになりました。確実に取得する前とは違う自分に出会うことが出来ました。



前よりも仕事で活躍出来るようになったんですね。それによって周りの声などは変化しましたか?



そうですね、出世もしましたし。ただ、良いことばかりというわけでもなくて、妬みというか嫌味を言われることも多かったです。『1級持ってるんだしこれくらい分かるよね?』とか言われたりもしました。



そういった人たちへはどういう対応を?



『知りません、自分で調べてください。』とか言ってました(笑)。取得したという実績を評価してくれる人たちは必ずいますし、嫌なことを言われても気にせず過ごしてました。
勉強が苦手という人でもFPの資格は取れる?



もちろんです、120%取れると思います。実際僕も学生の頃のテストでは赤点を取るような生徒でしたし。



学生で取得を目指している方は、金融関係の仕事を経験されてなく、知識がまったく無い状態から勉強を始める人たちが多いと思うのですが、それでも120%可能なんでしょうか?



確かに実務経験のない人にとっては聞き慣れない言葉がたくさん出てくるので、きつい部分もあるかもしれません。耳慣れない言葉だというだけで心が折れないよう頑張ってほしいとは思います。ただ何かでつまづいても、一度乗り越えさえ出来れば、確実に取得できる資格だと思います。
FPの資格を取りたいけど不安がある、そんな人へ声をかけるとしたら?



落ちたらどうしよう、とかは考えなくて良いと思います。2回目3回目と落ちてしまっても必ず知識は身についていて、確実に合格へと進んでいますし。だからそういう人へは安心して落ちておいで、と声をかけますね。



父も受ける際は3回くらいは落ちるかな、という思いで試験を受けたそうです。周りにも5回落ちてようやく取得できた、という人もいたとのことでした。
ズバリ、FPの資格は受けるべき!?



そうですね、取得して損はないと思います。今まで言ったように、金融関係の仕事をしている人や目指している人たちはもちろんですが、そういった仕事とまったく関わらない人たちにも役立つ知識が得られるので。



お金の貯め方なども学べるとのことでしたもんね……私も勉強してみようかな。
終わりに
今回はFPの資格について父にインタビューしてきました!
初めは資格に対して「難度が高く取得していると評価される」というすごく曖昧なイメージしか無かったのですが、父のインタビューで、FPの資格を勉強することは、生活の中で役立つ知識を身につけられるということが分かりました。
家族にインタビューするということが初めてでだいぶ緊張もしたのですが、父の「より良い仕事をしたい」という思いも伝わって感動しました!
お父さん、インタビューに応えてくれてありがとう。娘も貴方を見習って、より良い記事が書けるように努力していきます。
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