N高から海外留学!?偉大な先輩のその後とは!?

今回インタビューしていくのは・・・
2023年度にN高を卒業し、現在は海外の大学に進学している

しろみさん、本日はよろしくお願いします〜!



こちらこそよろしくお願いします!
先輩の高校時代



高校生時代で一番思い出に残ったことは何ですか?



むっずかしい(笑)。まず高校生でやったことが多すぎるなと思ってて。マイプロもやってたし、政治部とか生徒会、磁石祭もやってたから順位が決めづらい(笑)。でも一番思い出に残っているのは政治部かな。私、N高に入った時は課外活動をこんなにする気がなかったんだけど、政治には興味があったから政治部に入ったの。そしてそこでグループディスカッションとか色々やって、政治部の活動を学校の人に知ってほしいという趣旨のもと(※)NEDに参加したの。NEDってわかる?
NED・・・N高等学校・S高等学校・N中等部・N Code Laboに所属する生徒がオリジナルのアイディアを見つけ、広げるために “表現する場“をコンセプトとしたイベント。2024年度では様々な生徒が各部門でプレゼンテーションを披露した。



わかります! 応募しました!!



いいね! 2024年はリアルの会場で行われたと思うんだけど、私たちの時のNEDは完全にオンラインだったんだよね。



そうなんですね!



そう! で、NEDで政治部のブースを出そうってなったの。そしてそのブースのメンバーを先生たちが募集してたから手を上げて、NED企画グループに入ったんだけど、そこでリーダーをやりたい人がまったくいなくて、1年生ながらリーダーになっちゃったの(笑)。最初は戸惑いもあったんだけど、当時の私はその企画のリーダーの活動を通して人をまとめたり、やる気のない人のやる気を起こさせたりするのが楽しかったし、その政治部でのNEDの活動をきっかけに生徒会とか磁石祭とか生徒会に手を出し始めたので、一番思い出深いのは実は政治部のNEDかな!



そうなんですね。色々な場面で活動されていたので最初から活発に活動されていたのかと思っていました。 ありがとうございます!
最高の出会いと学び



(※)全国マイプロジェクトアワードにも参加されているんですね。そこで学びになったことはありますか?
※全国マイプロジェクトアワード・・・高校生の活動をシェアする学びの祭典。公式サイトはこちら



マイプロって今までの活動や、大変だったこと、当時の気持ちをめっちゃ書くの。だからその中で自分が見えなかったプロジェクトの強みとか自分自身の強みが見えたし、自分が取り組んできた3年間を振り返れたのはすごく良かったなって思ったね。あとその場で友達ができて……。



え!? 本当ですか!? すごい……。



そう! そこで自分がN高で生活していて感じられなかった青春を感じることができてすごく楽しかったっていうのがあって、それも良かったなって思ってる!



なるほど。マイプロジェクトアワードって全国から来ますもんね。



そう、全国から! 私、宮崎の友達ができたんだけど、その子と話して一番記憶に残ってるのが「東京のサイゼリヤってこんなに食べれるんやね〜!!」っていうので(笑)。マイプロという学びの場でありながらも、こんなに楽しく話せる友達が現地でできたことがすごく良かったなと思います。



面白いお友達さんですね! 全国から人が集まるからこそ得られる経験だと思いました。ありがとうございます!
好きから湧き出るモチベーション



活動を両立する際のモチベーションの保ち方はありますか?



基本的にどの活動も好きだからやってたのもあって苦しくなかったね。でも活動内のタスクに関しては嫌なことはあったから(笑)。その時は心を無にして締切までに終わらせられるように頑張ってました! そう考えると締め切りに終われるモチベーションって大事かもね!



確かに……。今追われてますね。



あとこれは私が考えながら活動をしていたことではないんだけど、どの活動においてもしんどくなってしまったら命をかけてするものではないと思うから、重く考えず楽しく活動してほしい気持ちがあるかな。楽しんでいいんだよ!



間違いないと思います。どうしても責任感や使命感に追い詰められる時は楽しむことを忘れないようにしたいなと思えました。ありがとうございます!
昔からの夢



どうして海外の大学に進学しようと思ったんですか?



実は私、小学生の時から「海外の大学に行きたい」という夢があったの。でも中学生で現実を見て、やはり国内の大学を考えようと高校時代は思っていたんだけど……。でも、どうしても自分に合わない気がしたんだよね。私は医学部志望だったので、海外の大学の医学部を調べてみたら、ハンガリーとチェコがメジャーなことを知って、説明会に行ってみたら、その地で大学生活を送っている自分のイメージがばっちり湧いてきたの!



すごいですね! それはもう感覚で?



うん。感覚もあるんだけど、私自身が固定観念を持たずに人と接することができる人になりたかったの。だから海外に行って色んな文化を持った人と勉強するって今後の私の人生で役に立つと思って海外の大学を選んだね。



すごすぎる(笑)。自分のなりたい人物像を目指し続けられるだけでなく、海外で様々な文化と触れ合うという行動が伴っているのは本当に流石だと思いました。ありがとうございます!
海外に留学したからこそ



実際に海外の大学に行って、日本との違いを肌で感じたことはありますか?



今は大学じゃなくて大学附属の予備校に通ってて、そこではわからなかったら「わからない」って言って授業を止めて、その質問のペースで進むんだよね。



へ〜! そうなんですね!



そう! 「なんでこうなるんだよ!」を授業中にきいて、それに教授が合わせるの。これは正直、自分には合わないところもあったんだけどね(笑)。というのも日本人は数学が得意すぎる! 最初のテストでも合格しなかった人は日本人にはいないくらい。だから日本人の私のペースには合わないこともあったね。



そうなんですね! 数学に関しては海外と日本で大きな違いがあるのかもしれませんね! それはそれで面白いな……。今気になったんですけど、ハンガリーには日本人ってどれくらいいるんですか?



結構いる! 私はこの大学に直接入学したわけじゃなくて、東京で留学とかをサポートしてくれる人に繋いでもらって留学しているから、日本人だけのコミュニティとか自習室みたいなものもあって、同期も15人くらいいるね。



そうなんですね! 同期も多くてめっちゃ楽しそう……。ありがとうございます!
N高で得た大事な価値観



N高で学んだことでためになっていることは何ですか?



そうだなあ……。まず私は好きなことを持って活動できることはすごい強みだと思ってるんだよね。何か一つが強い人ってめっちゃかっこいいじゃん?



そうですね! わかります。



一つの分野に特化してる分、その分野ではすごく広い視点を持ってるよね。N高にはそういう人がたくさんいてその人たちと関われたことは良かったことかなって思ってる。あ、それと中学の時の、全部を真剣に取り組んでる人を軽蔑する雰囲気が苦手だったんだよね。



ありますね。そういう雰囲気。



うん。でもN高ではそれがあんまりなかったから周りの目は気にせずに何かに真剣に取り組んでる人はかっこいいって思えるようになったし、私も周りの人や環境に影響されてそういう人になろうって思えたことはN高でしか得られない価値観だったのかなって思ってる!



確かに! わかります。自分も軸を持ってる人は本当に尊敬しますね。
先輩から後輩へのメッセージ



在籍しているN/S高生に一言お願いします!



N高には色んなコンテンツと環境があるから、自分が好きなものとかシンパシーを感じたものには飛び込んでみればいいと思うし、飛び込んだ中で辛いことがあれば自分で抱え込まずに誰かに相談してみてください。相談をする上で人に弱みを見せたくないとかあると思うんだけど、それは人と人を繋げる感情の一つだから大事だと思う。なので誰かに相談しながら好きなことをやってほしいなと思います!



確かに相談って大事ですよね。自分も肝に銘じておきます。ありがとうございます!
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