党首討論を現地取材!? ニコニコ主催の「ネット党首討論」を見てきた!
取材・文=瑠璃(S高3期・通学コース)
2024年10月13日、ニコニコ主催の「ネット党首討論」が行われました。
10月27日に投開票された衆議院選挙に合わせて主要政党の党首が集まったこの討論会に、なんと我々N/S高新聞も呼んでいただきました!!
この記事では現地の様子をお届けします!
また、討論の様子はニコニコ生放送の見逃し配信などで見ることができます。この記事を読んだあとでぜひご覧ください。
https://live.nicovideo.jp/watch/lv345963851
会場へ!
会場はドワンゴのオフィスがある歌舞伎座タワー。N/S高生の私は課外活動などで何度か来たことがありますが、今回はなんといっても党首討論。初めて感じる、ピンと張りつめたような空気感です。
会場の入り口では「全身を金属探知される」という、なかなか貴重な体験をしました。金属探知機なんて空港でしか見たことがありません。初めてのことだらけで、まだ何も始まっていないのに緊張してきます。
いざ、討論!
いよいよ討論開始。初めにテーマが示され、以下のような流れで進んでいきます。
① 司会者が党首の方を1人指名
② 指名された方がテーマに関して60秒で考えを述べる
③ 司会者が別の党首の方を1人指名
④ 指名された方が②の60秒の主張に対して30秒で意見を述べる
③と④を数回繰り返したら、①に戻ります。
さて、1つ目のテーマは「経済政策」です。
「うわっ、いきなり難しそう……」「経済なんてわからない……」と思いませんでしたか? 私も始めはお話についていけるか不安でしたが、内容がとても身近なものだったので杞憂でした。
主に話されていたのは、賃金の引き上げ・消費税・103万の壁です。
いかにして賃金を上げるか、消費税は撤廃するのか、103万の壁を引き上げるかーー。
私たちの生活に大きく関わることばかりです。
私もお給料は上がってほしいし、もっと安く買い物をしたいし、無課税で103万円より多く稼ぎたい。そういう政策を実現してくれる政党に、発言力を持ってほしいです。
どうでしょう。みなさんも自分ごととして考えられるのではありませんか。
2つ目のテーマは「憲法改正」です。
日本国憲法に自衛隊という言葉を明記するか、緊急事態条項を創設するかなど、憲法改正についてはこれまでもさまざまな議論が行われてきました。
今回の討論では「改正すべき」「改正すべきでない」「今は改正すべき時でない」など、各党で意見が大きく分かれました。発言時間の制限もあり、内容に深く踏み込むような議論はあまりなされませんでした。
こちらはすぐには結論の出ない問題のようですが、だからこそ関心を持って見守っていきたいと思います。
討論会終了!
今回の討論は衆議院議員選挙に合わせて行われましたが、選挙のあるなしに関わらずたいへん勉強になるものでした。選挙は終わっても、これからの日本の政治を考えるうえで参考になるはずです。
これまで政治に興味のなかった方も、政治は難しくてよくわからないという方も、ぜひ一度この討論を見てみてください。司会者の進行によって話が整理され、発言機会も平等。どの政党がどんな考えを持っているかを知るには、絶好の機会です。きっとこの討論が、あなたが政治について知る第一歩になってくれます。
それに、テレビで政治に関するニュースをやっているときに内容が理解できたら、なんだかカッコよくありませんか? 一緒にカッコいい若者、目指しましょう!
終わってみてどうだった?
今、記事を書きながら改めて思うのは、政治はとても身近なものだということです。たとえ選挙権がなくても、政治について知り、考え、話すことで私たちは「政治に参加」しています。
私の一票が、私たちの暮らしに直結している。その一票が生活を大きく変えるかもしれない。
あと一年で18歳、私ももうすぐ選挙権を得ます。自分の頭で考え、胸を張って票を投じることができるように、これからも政治に関心を持ち、考え続けていきます。
あなたが政治に参加するために、この記事が役立ったなら嬉しく思います。
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