【磁石祭】まぐ³トーク!磁石祭マスコットの制作者4人が対談してみた

取材・文=たつひこ(N高7期・通学コース)
N/S高等学校・N中等部が合同で開催する学園全体の文化祭である『磁石祭』。
初の生徒会主導となった今年度の磁石祭2024も、無事に大成功で幕を閉じました。
そんな磁石祭に『マスコット』が存在していることを、皆さんはご存知でしょうか。
今回は、磁石祭マスコットの制作に関わった4人による、マスコットについての思いや裏話を交わす対談の様子をお届けします。
この記事は、昨年度執筆した【磁石祭2022×2023】まぐマグトーク!磁石祭マスコットの制作者2人が対談してみた」の続編です。
まだ先行記事を読んでいない方は、是非こちらの記事からご覧ください! あわせて読みたい 【磁石祭2022×2023】まぐマグトーク!磁石祭マスコットの制作者2人が対談してみた 取材・文・写真=たつひこ(N高7期・通学コース) N/S高等学校、N中等部が合同で開催する、学園全体の文化祭である磁石祭。今年開催された磁石祭2023も、無事に大成功で...
はじめに
磁石祭のマスコットは、磁石祭2022にて初めて誕生し、磁石祭2023・磁石祭2024と受け継がれてきました。
まずは、そんな歴代のマスコット達をみなさんに紹介します。
磁石祭2022マスコットキャラクター
偶田(まぐだ)

性格:明るくて元気 みんなと仲良し
好きなこと:人と人をくっつけること
特技:タイピング フリーWi-Fi
弱点:漢字が書けない 運動が苦手
一人称/口調:まぐ/えいえいおーまぐ!
磁石祭を応援するため、magネット星から地球にやってきた!
磁石祭2023マスコットキャラクター
マグベル

性格:ちょっと内気 誰にでも優しい
好きなこと:お祭りで盛り上がること
特技:歌うこと みんなの癒しになること
弱点:不協和音
一人称/口調:でし/でしを最高のお祭りに連れて行って欲しいでし…!
偶田の弟子。偶田から磁石祭の話を聞いて、magネット星からやってきた!
磁石祭以前はお祭りの経験がなく、磁石祭が初めて参加するお祭りだった。
磁石祭2024マスコットキャラクター
まぐら

性格:明るいけどおっちょこちょい
好きなこと:砂鉄集め
特技:人と人をくっつける
特徴:感情によって、リボンとヘアピンの色が変わる
弱点:強風(体重が軽すぎて飛ばされる)
一人称/口調:ボク/レミ/ボクね!幕張でね!!待ってるレミ!!!
偶田とマグベルの噂を聞きつけ、磁石祭を求めてmagネット星からやってきた!
――録音開始

では、レコーディングを始めていきます。まずは、自己紹介からしていきましょうか!
話している4人


たつひこ(N高7期・通学コース京都四条烏丸キャンパス)
マグベルのイラストを担当/磁石祭2023実行委員/磁石祭2024実行委員(まぐらのLive2Dを担当)/N/S高新聞実行委員
この記事の執筆も担当してます!


であ(N高6期・元通学コース京都キャンパス)
偶田のイラストを担当
今日なんで呼ばれたかあんまりわかってないです!


まな(N高6期・元通学コース千葉キャンパス)
まぐらのイラストを担当/磁石祭2023実行委員
Googleのトップページにたまに現れるゲームが好きです!


雨音(S高3期・ネットコース)
まぐらの声優を担当/磁石祭2024実行委員
まぐらとヴァンガードが好きなオタクです!
マスコットへ応募した経緯



それでは、早速ですが質問していきます!



まなさんと雨音さんは、どういう経緯でマスコットのイラストや声優に応募したんですか?



私が最初に磁石祭のマスコットのコンテストを知ったのは、2023年の磁石祭実行委員の時でした。その時はマスコットのことにあんまり詳しくなかったんですけど、マスコットを描くっていう役割が毎年存在してるんだなって知って……、その直後は、受験とかでドタバタしててめっちゃ忘れてたんですけど(笑)。



1月ぐらいの受験が終わった時、何か挑戦したいなと思っていたタイミングでマスコットの応募が来ていたのがきっかけでした。



最初の方は「一応描いてみるか……」ぐらいの気持ちで応募する気はなかったんですけど、描いてみたら結構可愛い子ができたので、応募しましたね。



なるほど! ︎︎じゃあ、磁石祭2023の実行委員が最初のきっかけですか?



あとタイミングですね! 手が空いた時に可愛い子ができたので。



あと、高校3年って本来は磁石祭実行委員としては関われない立場だったので、「あわよくばもう1年磁石祭に携われたらいいな」みたいな気持ちもありました。



ありがとうございます! 「一応描いてみるか」みたいな感覚、結構わかるかも……。自分もマグベルを描いた時、帰り道に良いイメージが浮かんだのを試しに形にしてみたのが最初だった気がします。



雨音さんが声優に応募したきっかけは何でしたか?



実は、最初はそもそも募集をやってることも知らなかったんです。磁石祭2024の実行委員の同じ班の方達から「募集やってるらしいよ!」っていう話を聞いて……



「分かんないけど、やってみるか!」ってノリで、風邪の時に応募しちゃって。



えっ!?



うそっ!



風邪で、あの声なんですか……??



磁石祭発表特番1本目(※1)のまぐらの声、風邪の状態で録ってました。あれ、オーディションの時に送った音声だったんですけど、そのまま使われちゃって(笑)。



まって、風邪であんな可愛い声の人いるんだ(笑)。



必死に声をあげて、受かったのがあれです。だから、だんだんまぐらの声が変わっていってるんですよね(笑)。
※1 磁石祭2024発表特番の1本目(学園内限定)
まぐらの登場は 39:10〜目夢と青春が詰まった詰まった最高の文化祭がやってきた!「Challenge the LIMIT!!」磁石祭2024発表特番 act.1
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全然気づかなかった(笑)。



多分、若干低いんですよね。リアル会場の二日目の音声とか聞くと、結構違うなっていうのがあります。



あんまり気づかれなかったからよかったと思って、すごく安心したんですけど(笑)。



多分誰も気づいてないです(笑)。
まぐらの名前の由来



まぐらの名前の由来とか、思いついた経緯とかがあれば教えて欲しいです。



めちゃくちゃ凝ってるってわけではないんですけど、過去2年連続『まぐ』が入っているので、『まぐ』は使いたいなっていうのは最初から思ってました。



今回語尾が音階の『レミ』だったんですよ。だから、音階と『まぐ』を組み合わせて、一番語感が良かったやつを選びました。



なるほど! じゃあ最初、『まぐど』『まぐれ』みたいな選択肢があったんだ。



そうですそうです(笑)。「まぐれは違うしまぐふぁも違うな……」と思って、あんまり今までに居なさそうな名前かつ可愛いのを探して『まぐら』にしました。



なんか、こうやって『まぐ』が続いてるのが嬉しいですね。偶田から始まって。偶、マグ、まぐ……。



次はどんな名前になるんだろう……!



ちなみに、ひらがなにした理由とかはありますか?



カタカナにするとなんか可愛くないなっていうのと、漢字も難しくて。



まじで、偶田の名前が漢字なのすごくないですか?



なんか頑張って探したんですけど、「『まぐ』って読む? 読まない?」みたいな問題が度々上がってたりとか、変換が出てこないとか。普通に迷惑かけまくってる自覚があるので、ひらがなは大正解だと思います(笑)。



『偶』以外に、苗字っぽい、かわいい漢字がなさすぎて(笑)。カタカナも硬いから、ひらがな一択でしたね。



改めてなんですけど、最初のマスコットの偶田が漢字なのほんとにすごい(笑)。



ほんとにすごい(笑)。



今回のまぐらちゃんがひらがなだから、漢字、カタカナ、ひらがなでめちゃバランスがいい。並べた時にニコニコできる。



次、英語とかだったらどうしよう(笑)。



あー!



来そうですよね(笑)。
まぐらのデザイン
制服/髪型



まぐらのデザインをする時に、意識していたこととかがあったら教えてください。



基本的な方針としては、N/S高らしさと、磁石祭の磁石の要素と、あとは完全に趣味を詰めようと思ってました。 本当に受かると思ってなかったので、せっかくだから自分の好きな子を作ろうと思って、自分の好きを詰めましたね。



あとは、最終的にシルエットにした時にキャラクターがわかりやすくなればいいなと思ってました。



去年2つとも絵柄がすごく似てたと思うんですけど、去年の記事で来年の話をしてた時に、「絵柄を固定しちゃうとこの先大変だと思うから、違うテイストで来て欲しい」という話をしてたので、「せっかくだから、自分の絵柄でいこうかな」っていうのは方針として決めてましたね。名前とか制服とかの要素要素で去年を引き継ぎつつ、絵柄を固定しないようにしたいなと。



言ってた! だからまぐらのデザインを見た時嬉しかったです。



去年と似たキャラクターのデザインが現れたらそっちが選ばれちゃうのかなと思いつつ、描き始めました。



ポンチョとスカートみたいな、三角形2個のシルエットがすごく好きなんですよ。N/S高のブレザーが使いやすそうだったので、ポンチョにアレンジしました。完全に同じ制服だとつまらないので、スカートの一部だけN/S高のデザインを取り入れました。



あと、偶田とマグベルより年下をイメージしてたのと、腕章がすごく好きだったのでN中等部のカラーの腕章を入れたりとか。



そういうのが、全体の服の構成でしたね。



まぐらのスカートとか、制服のデザインを一部に取り入れるの、本当に天才すぎると思ってます。全体を制服にしちゃうと、模様が賑やかになっちゃうんですよね。



初期案とかみると、スカートとか元々制服そのままなんですよね。





えっ!? 全然違う!!!



髪型で悩んでた時のやつなんですけど。



めっちゃ可愛い!



可愛い!



髪色も違う……!?



そうなんですよ! それ、裏話があって……。



髪色、最初はグレーの予定だったんです。



えー!



直前までグレーで描いてたんですけど、私の絵の彩度が低かったのでキャラクター映えしないなと思って、絵全体の彩度を一括でいじったんですよ。髪色を若干水色っぽいグレーで描いてたから、この髪色になったんですよね。



そうなんだ……!? たしかに、全体的に青色っぽい印象はあります。



元々影とかに水色を含めてたので、水色っぽいキャラクターができあがっちゃった。



でも、それはそれで可愛かったので、このまま提出しました。



最初の方、髪型と髪色を悩んでた時に水色にする案もあったんですけど、水色でポニーテールだと某ボーカロイドに似すぎてしまって……。



あるあるだー!!(笑)。



だから、避けようと思って灰色にしたんですけど、結局若干寄りましたね(笑)。



でも、そんなに寄ってない気もするけどな。



元々青系にしたかったのと、そこまで本家さんにも似てないと思って、これで行きました。



すごい、マスコットこの子に似てるって話、みんなできるんだ(笑)。



できるね(笑)。



最初の髪型を6パターンぐらい描いてて……。





体の部分だけは確定してて、髪型どうしようかってなった時にめっちゃ色々試してました。色々考えてたんですけど、高めのツインテールが一番しっくり来たので真ん中の上のやつになりました。



一旦ツインテールに決めた後に、髪色総選挙が始まったんです。





けど、あまりにも水色が某ボカロすぎる(笑)。あと、偶田とマグベルと並んだ時のことを考えて、ピンクとか銀髪とかよりも灰色の方が隣に並んで馴染むかなと思って、左上の灰色にしました。



だから、初期の案はめちゃめちゃ灰色なんですよ。



意外です! 完成したまぐらだけ見たら、下の水色を選んだみたい。最後に一括で色味変更するのは、であさんもしてましたよね(笑)。



してました。2022年度の最終投票(※2)を見てもらったら分かるんですが、彩度が低すぎてあまりにも映えなかった。



彩度変えたら、肌が真っ白になりました(笑)。
※2 2022年磁石祭マスコット最終投票(磁石祭公式Xより)



まぐらの彩度を変える前はこんな色でした。





え、ほんとだ!



全然違う!



効果レイヤーを使って一括で全体の彩度を変えてるんですけど、レイヤーをオンにするとみんなが知ってるまぐらに!





まぐらだ!



だから元々灰色で、地味だなと思って彩度をあげた結果、今の色になったんですよね。



皆さんは、まぐらの髪の色は何色だと認識してるんですか?



水色寄りの灰色かな。



自分は結構水色だと思ってました。でも確かに、形容し難い色はしてます。



多分、灰色から彩度を上げたから出来上がった色だと思う。加工前と加工後で、彩度が13%ぐらい上がってます。
ちびまぐ



キャラクターデザインの時に、ニコニコテレビちゃん(※3)が使えないという大事件が(笑)。
※3 テレビちゃん
ニコニコ動画のマスコットキャラクター 出典:ニコニコ大百科
ニコニコ大百科 ニコニコテレビちゃんとは [単語記事] - ニコニコ大百科 ニコニコテレビちゃんとは、テレビをモチーフにしたニコニコ動画のマスコットキャラクター()のことである。 現在ではニコニコ動画の各種サービスにおいて、アイコン等に...



ありました! びっくりでしたよね……。



利用規約に『使えないかも』とは書いてあったんですけど、「まあ去年も一昨年もいけてるし行けるやろ……!」と思って描いたら使えなくて。割とデザインの軸だったキャラクターが使えないっていうので、かなり焦りました。



それで、なんとかしようと思って新しいキャラクターをめっちゃ考えたんです。



ニコニコテレビちゃんから踏襲して、白系を使いたいとか、音符の要素をまぐらのデザインにあまり落とし込めてなかったので、音符を使いたいなとか考えてました。あと、「そういえば偶田からマグベルに腕輪が引き継がれてたな」と思ったりもして……



当時15個ぐらいデザインの案を出しました。









個人的には、⑤の手が鍵盤になってるのも好きだったんですけど、デザインがごちゃごちゃするなと思って没になったりもしましたね。



でも確かに、完成形が一番しっくりきますね。



⑥の子可愛い、磁石の部分が足みたい(笑)。



以前たつひこさんと少し話した時に、差分の関係で腕輪は2個とも受け継いでほしいってたつひこさんが言ってたんです。ちっちゃい子には赤しかつけてなかったので、ポニーテールの方に青い腕輪を付けました。これが完成形です。





そういえば、ちびまぐは、どういう設定のキャラなんですか? ︎︎事情的にはテレビちゃんの代わりだとは思うんですけど、キャラクターの設定上どうなんだろう。



なんか、本当はアクセサリーだと思ってたんですけど、たつひこさんが作ってくれたLive2D(※4)の段階でまばたきとかしだして(笑)。
※4 Live2D
イラストをイラストのまま、立体的に動かす技術。
Vtuberやアニメーション等で利用されており、磁石祭2023/2024のステージで流れた映像のマグベルやまぐらもLive2dを活用している。



あーっ! しない方がよかった……!?



全然大丈夫です(笑)。なんかそれもそれで面白いなと思って。元々は、『命を宿してるわけじゃないけど、顔に連動して動く同じ表情をしてくれる子』みたいなのをイメージしてました。



けど、気づいたら思ったより生きてた……(笑)。



思ったより生きてました(笑)。
Live2D



Live2Dの制作をする時、イラストファイルのレイヤーわけがめっちゃ綺麗でびっくりしました。



謎の自信として、「去年動いたし今年も動くのかな?」っていうのがあったので、多分Live2Dになるだろうと思って、最終選考に通ったあとに……



高画質で最初から描き直してるんですよね。



えっ!?



応募段階であまり画質良く描いてなくて。パーツ分けしてた方が差分とかも描きやすいし、Live2Dも作りやすいだろうなと思ったので、それっぽいレイヤーわけをしました。



すご……!? 確かに、Live2Dはめちゃめちゃ作りやすかったです。



だから、若干応募段階から線とかが変わってます。めっちゃ細かく見てるとわかるかも。
構想段階のままだったら、レイヤー分けとか見てられないぐらいひどいかもしれません(笑)。
その他のデザイン



初期案と今を比べてみると、結構違うところがいっぱいありますね。



ありますね。最初は自分の好きをデザインしてたのが、だんだん周りの意向を汲み取って、ちょっとずつ変わっていってます。



マスコット募集の時にキャラクターの設定例があったんですが、あくまで例であって満たす必要はないのかなと思ってたら、応募の1週間前ぐらいに、「これ含んだ方が良いのでは……?」みたいに急に思えてきちゃって。



Slackの検索機能をフルで使って、マスコットの例は満たした方がいいのかをめっちゃ調べまくって、どうやら満たした方がいいという結論に辿り着いたので、そこからまた要素が増えたりして……。



表情によって色が変わらないといけなかったので、ヘアアクセサリーとかリボンとかに落とし込んだりしました。



あの設定、Live2Dを作る時に、表情毎に画像差し替えなきゃだったのでちょっと大変でした(笑)。



最初シンプルだった子がどんどん周りの意向とか設定とかが詰まってきて、 今のまぐらが出来上がった感じはありますね。



あとは、キャラクターデザインがほとんど固まった後に、magネット星から来たっていう設定を見つけて。過去の2人が頭に触覚みたいなのつけてたのを急に思い出したので、同じ星から来たならそこは踏襲したいなと思って、出現しました。



ニコニコの電波くん(※5)を参考にしてとってきてるやつですね。全然深い意味はないんですけど、なぜか受け継がれてるやつの1つ(笑)。
※5 電波くん
ニコニコ生放送のイメージキャラクター 出典:ニコニコ大百科
ニコニコ大百科 でんぱくんとは [単語記事] - ニコニコ大百科 でんぱくんとは、ニコニコ生放送のイメージキャラクターである。 正式名が決定した際にはニコニ・コモンズで発表された。 【追記】 でんぱくんで決定致しました!沢山のご...



自分も、あれがmagネット星の子だからあるのかなと思って描いてました(笑)。



magネット星のそういうものなのかなと思って、3年連続で描いちゃった(笑)。



並べて描くと統一感があるので、すごい楽しいんですよね。



でもであさん、ファンアートあんまり発信してなくないですか? もったいない。



確かに、マスコットのファンアート描いても、共有する場が私あんまりなくて。



そう、卒業したらSlackも見られないから。



1回マスコットの3人全員揃ってる絵とか描いてみたいんですけど、時間が取れないのもあって、なかなか描けてないですね。



あと、著作権が学園側にあるじゃないですか。それも難しくて。



そうなんですよ、めっちゃわかります。



勝手に描いて載せてもいいけど、万が一、学園側がやめてほしいなってちょっとでも思うかもしれないなって思ったら載せづらくて。



それでいうと、美術部のイラコンがあったじゃないですか。せっかくあるなら描こうかなと思って、「美術部のマスコットのエルツちゃんとか、磁石祭のマスコットの子達とか使っても良いですか?」って質問したら、二次創作にあたるのであんまりよくないって言われちゃって。



だから、結局出さなかったんですけど、学園側もマスコットの扱いに割と迷ってる気がしますね。イラストでいうと、どうしても一次創作者が自分たちになっちゃうのもあって、気にしてくれている気がします。



私もそう。美術部のイラコン見つけたんですけど、たつひこさんがマスコットの質問してて、「あ、マスコット使えないのか」と思ったんです。でもなんか、マスコットの立ち位置として磁石祭の顔じゃないですか。だからこそ磁石祭の絵を描こうと思ったらどうしてもマスコットが構図から離れなくて。



頼まれてるイラストがあって忙しかったのもあって、やめたとこはめっちゃありますね。



ちゃんと声明を出したいぐらいです。制作者的には完全に全部自由に使っていいから、二次創作とか沢山してっていう意思をちゃんと伝えたいですね。もちろん、磁石祭実行委員側としての規約とかもあると思うんですけど。



たつひこさんが高校にいる間に動いてくれないと(笑)。私たち高校に権限がないので(笑)。



ないんですよね、寂しい。



かなり脱線しちゃいましたが、デザインについてはこんな感じですね。
声の印象



イラストの話ばっかりになっちゃってるので、声優の話もしたいなと思ってます!



聞きたいー!



聞きたい!



まぐらの声は、どうやって今の声に決めていったんですか?



なんだろう、オーディションに応募する段階のまぐらの資料がすごく少なくて。唯一あった情報は、台本とマスコットの前提になる情報だけだったんですよ。



だから、語尾の上げ方とか、まぐらがどういう性格のキャラなのかが全然わかんなかったんですよね。



最初演じてた時は、すごくボーイッシュな子だったんです。



ほうほう……!?



「一人称『ボク』だしな〜」と思って。



その後に、何を血迷ったかダウナー系で演じてたんですよ。



どういうこと!?(笑)。



えーっ! 嘘!(笑)。



クールっぽいけど、情熱を感じる子、みたいなのをイメージしてたんですけど、そしたらだんだん音程が上がってきて。



募集の存在を知ったのが二日前だったんです。風邪をひいてたのもあって「やばい、間に合わない!」って焦りながら、どんどん声を上げた結果が今のまぐらです。



だから、最初は今ほど声が高くなかったんですよ。私の地声に近いまま、「元気溌剌!」みたいな感じ。



声を色々試してる時に、過去のマグベルと偶田の声優さんの声を聞いて、「すごくゆったりしてる!」と思って。



わかる、今聞いても思ったよりゆったりしてる。



柔らかい感じだなと思って、そこですごく悩みましたね。



今履歴見てたんですけど、50回以上は録り直したかな。



50回以上……!? 風邪の時に……??



解釈違いが生まれたらいやだなと思って(笑)。



ちゃんとした演劇経験がなかったので、試行錯誤を繰り返してましたね。



それ、聞きたかった! 声の雰囲気がすごく声優として演じることに慣れてるなと思って、経験があるのかなと思ってたんですが、そういうわけではないんですか?



ほぼ初めてでしたね。台本を読むことにも慣れてなかったので、声優になってからは『とりあえず台本を読みまくろう』っていうのを心がけました。



それでいうと、セリフ読み自体はめちゃ上手かったんですけど、100%プロじゃない、みたいなのが、逆にまぐらっぽさに繋がってた気がしますね。



ちょっと程度抜けてる子、みたいなイメージがまぐらにあったので、めっちゃ頑張って下さった結果ぐらいの声が一番まぐらに合ってたのかなと思ってます。



わかる、初めてだからこそある雰囲気がまぐらのキャラクターっぽくて、めっちゃ良かったですよね。



じゃあ、まぐらをきっかけに声優としてキャラを演じることを始めたんですか?



元々TRPG同好会(※6)に入ってて、ロールプレイ自体をしてたんです。だけど、発声練習とか、滑舌練習的なものはしたことがなかったです。



声優に選ばれた後でやり始めても、多分間に合わないと思ったので、『基礎とばして応用』みたいな感じで、結構ドタバタしてましたね(笑)。
(※6) TRPG同好会
TRPGが好きな人たちが集まる学園の同好会チャンネル
(TRPGとは、会話を通してRPGを遊ぶアナログゲーム。テーブルトークRPGの略)
大変だったこと



それでいうと、磁石祭マスコット関連って結構ドタバタしますよね。



募集がコンテストの形をとっているので、どうしても決定が遅くなっちゃいますもんね。特にまぐら、差分の量がめちゃめちゃ多くなかったですか? めちゃ大変そうだなと思ってました。



一部の差分は、飛行機の中で描いてました。



どういうこと!?(笑)。



ちょうど話をもらった時、すごく久々の家族旅行があったんです。描く時間が無いなと思って、フライト中に描いてました(笑)。



最初に実行委員長ずからお願いされた分は、過去の自分がレイヤー分けしてくれてたのもあって、そこまで大変な作業じゃなかったです。ただ、リアル交流班から依頼された差分とかは、構造が変わったりするので、一から描き直してて大変でしたね。









一括で描き直すタイミングは、マグベルの時はなかったので、一番大変そうだなと思ってました……。



ドタバタしたことだと、雨音さん、Live2Dを急に使わないといけないの大変じゃなかったですか?



めっちゃ大変でした(笑)。



そうですよね……。Live2Dをつくるのはいいんですけど、最終的に、動かすのは声優さん頼りになる形で作っちゃってるので、結局声優さんが毎回大変になっちゃうんですよね。



マグベルの時は、自分が使えるかわからないまま作ったら、声優さんがたまたまLive2Dの経験があってテンポ良く進んだんですけど、今年どうなるかわかんなくて、Live2Dのお願いをしてる時、結構無理させてるなと思ってました……。



あれ、なかなかスマホと連携できなくて、かなり期限ギリギリまでかかってました。



元々音声と動画を同時に録ろうって思ってたんですけど、パソコンだけで録ると動きがすごい挙動不審になっちゃって。



同時に録るのは諦めて、音声と映像をバラバラに送ったんです。クリエイティブ班の方がすごくうまく繋ぎ合わせてくれて。本当に感謝しかないです。



ほんとにそうですね……。感謝しかないです。



1日目のエンディングステージ(※7)で、リアルタイムでまぐらと話す企画をしたと思うんです。初の試みだったんですけど、大変じゃなかったですか?
※7 磁石祭20241日目エンディングステージ(学園内限定)
リアルタイムで話す企画は 06:19:00〜磁石祭2024ステージ(1日目)-N高等学校 S高等学校 N中等部 文化祭-@ニコニコ超会議2024【04/27】
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大変でしたね。まぐらとして話してると、どうしてもLive2Dで表情が合わなくて。当日は、表情は固定で、まばたきとかも手動でやってました。



1つ間違えたらすごい間が開いたりとか、変な挙動になっちゃわないかなとか、事故らないかがすごく心配でした。



だから、無事に乗り切れてよかったです。



ほんとにこれ実現できるんだって思ってました。



来年に引き継ぐとなると、かなり難しそうですよね。



うーん。いや……。



やればできる……?



やればできるんじゃないかな……? 来年の人に引き継ぐなら、全部手動がいいよとだけ言っておきます(笑)。



あれを実現できたのって、雨音さんの技量というか……。まぐらのイメージが、雨音さんの中ですごく定着していたからなのかなと思います。



雨音さん自身がまぐら、みたいな(笑)。



まぐらの声について、「すごい!」とか、「いいですね!」とかしか反応をもらってなくて、演技指導が一切入らなかったので、これで大丈夫かなっていう不安はありました。



それでいうと、私自身にあんまりキャラクターが詰めきれていない部分があったので……。みんながなんとなくの共通認識で固めていたからこそ、あまりキャラから大きく逸れることがなかったのかなって思います。



ずっと「解釈違いを起こさないように」って思ってて、実行委員のメンバーにいつも相談してました。



本当に、まぐらがまぐららしくいられたのは雨音さんの努力のおかげなので、本当に感謝してます。



すごく嬉しい。マスコットが発表される発表特番の時、コメント流れるじゃないですか。あれですごい解釈違いとか言われたらどうしようって思って。



発表特番、めっちゃ緊張しません?



緊張します。



なんか、自分たちが裏で作り上げてきたのをどう評価されるかがわかんなすぎて。



リアルタイムでコメントが流れますもんね。



楽しみな反面、磁石祭っぽくないとか言われたらどうしようみたいな。



めっちゃわかります。磁石祭2022の時も、発表特番でマスコットの発表ってありましたっけ。



あったと思います。偶田が選ばれたから、「製作者としてメッセージください」って言われて、動画を撮って送りましたね。



あったんだ! でも確か、偶田が喋って動いたのは磁石祭のステージが初めてでしたよね。



……って考えると、来年マスコットがどこまで磁石祭に関わるかって結構楽しみですね。



年々磁石祭でのマスコットの露出度が増えていってますもんね。



そうそう。



ただ今年、マスコットの制作者とか、動画担当してくれた子とかが、こぞって既卒生だったり3年生なので、来年みんないなくなっちゃうんですよね。雨音さんぐらいしかいないんじゃないかな。



動画もですし、それこそここ2年のLive2Dはめちゃくちゃ大きいと思ってるので、たつひこさんが卒業しちゃうとそこは心配ですね。



自己満足で作ってた部分があるので、そう言ってもらえると嬉しいですね(笑)。来年以降、どうなるんでしょうね……。楽しみです。
来年のマスコットについて



磁石祭のマスコット、そろそろ、男の子が出てきてもいいと思うんですよね。



わかる。今年の設定がボクっ子だったじゃないですか。絶対今年出てくると思ったんですよ。



でも、コンテストっていう形式上仕方ない部分はあると思うんです。みんなかわいい女の子好きじゃん……!!



そう、偶田の時も、女の子の方が絶対人気出ると思って女の子にしたから、わかるんです! でも男の子が欲しいんです! 待ってます!



待ってますよ、皆さん!!



今年に関しても最終投票の時点でほとんど女の子だった気がします。



ちらほら男の子っぽい子はいましたよね。



けど、めちゃくちゃ可愛い子が『ボク』っていうのがいいなと思っちゃって……。



コンテスト側に、男の子がほしいんだろうなっていうのはマグベルの時からずっとありますよね。マグベルも一部汲み取って、ネクタイにしたりしてます。



ちょっとボーイッシュ感ありますよね。



一応、足掻いてはいます(笑)。



自分は一旦女の子を描きたいけど、他の年に生んでくれるなら男の子がいいっていう……、すごくわがまま(笑)。



わかるわかる。



これただ褒めるだけなんですけど、磁石祭2022の時にマスコットが最初に生まれるじゃないですか。マスコットっていう情報だけで人型の偶田に行きついたのマジですごいなと思ってます。動物とか、妖精みたいなイメージになりそうなのに。



めっちゃ言われるんですけど、私からしたらもう人型以外ありえなくて。



え、まなさん思いますよね。



いや、思います。本当になんか、1代目でこれが確立されてるってすごくないですか。



学園生って人のイラストを描いてる人がやっぱり多いので、人型になったことによって、2代目、3代目ってどんどん盛り上がってきたのかなって思います。



普段のファンアートの延長でできるからこそ、ここまで広がったのかなと。



実際、偶田がいなかったらマスコットに応募してないって人は多いと思います。自分もそうだし。
コンテスト



これ、私だけなのかな。最終選考のキャラクター達を見た時、 他の方達が凄すぎて、私はちがうなってすごく思ったんです。



コンテスト全体のレベルがめっちゃ高くなってますよね。



ほんとに高くなってる。



しかも人数、今まで4人だったのが6人になってましたし。投票期間中にファンアートを描こうとしたんですけど、人数が多くて描けなかったです。















5番のイマンちゃん、めっちゃ好きだったんですよね。



スーパーデフォルメ(※8)のクオリティがめちゃ高いですよね。
※8 スーパーデフォルメ(SD)
等身の低いキャラクターのこと。ちびキャラやミニキャラなどとも言われる。



2番のアインちゃんが追加情報盛り盛りなの、キャラクターの解像度上げてくれてすごく良いです。



わかる……。個人的には、3番のマグニティも好きでした。かわいい……!!!



制服のアレンジがやっぱり多いのかなと思うんですけど、年々アレンジのバリエーションが無くなってくるんですよね。



ただ、磁石祭のマスコットを描く時に、制服以外でデザインするのって逆に難しいんですよね。



そうそう……。だから、まぐらはほぼ制服の要素だけで選ばれたんじゃないかなと思ってます。



確かに、一番制服っぽさが強かったかも。それこそ『N/S高ならでは』って感じのマスコットだなって思います。



みんながすごくプロっぽかったのに私は素人だったので、選ばれた時本当に私でいいのかなって思いました。



めっちゃわかるかも。他のキャラクター達も本当に魅力的だったので、その中で選ばれていいの、みたいな気持ちは自分のときもありました。



そう考えると、去年の歴代のマスコット達を見た上で投票するっていう人がやっぱり多いので、歴代のマスコットの雰囲気をどのくらい調査した上で描くかっていうのが意外と大事ですよね。



ただ単純に投票するだけだったらまた別ですけど、今までのマスコットの雰囲気のことや、キャラクターとの関係性を考えたら、だいぶ投票先変わってきますもんね。



あと、今回のコンテスト、マグベルとか偶田との関わりについて設定に書いてくれてる人もいて嬉しいよね。笑顔になっちゃう。



わかる……。歴代のマスコットに少しでも絡めてくれると、描いた身として嬉しいです。
物販企画



来年もマスコットのグッズを出したいなと思ってます。今年は一瞬で売り切れちゃったので……。でも、まなさんは普通に買えてましたよね!





普通に買いに行きました!



マスコットに関わってた人には出来るだけ届けたいなと思ってたんですけど、ありがたいことにあり得ないぐらい一瞬で売り切れちゃって……。買えてて本当によかった(笑)。



在庫数が確かどこかで共有されてて……



されてましたね!



私、普通にマスコットのオタクだったので、早めにいかないと売り切れると思って朝から買いに行きました。



あれでも結構頑張ってるんですけどね……、ほんとに一瞬だった。二日とも、オープニングステージが終わった時点で売り切れてた気がします。



個人的に、来年はクリアファイルとかほしいなと思ってます。



それでいうと、来年以降やるなら全然新規で描き下ろすけどなって思ってました。



アイデアの時点では、マスコットの制作者に新規でイラストを求めようとかの案も出てたんですけど、何せ予算に限界があって、数が作れないんですよね。



来年以降マスコットがまた増えるなら、もっと予算もかかりますよね。



でも、せっかくなので何かできたら楽しいですよね……。



物販の企画を出した磁石祭マスコット同好会(※9)は運営を新規に募集してて、2年生の子達も居てくれてるので、来年以降も何かできたらいいな。
※9 磁石祭マスコット同好会
磁石祭マスコット好きが集まる同好会。磁石祭2024にて物販企画、「まぐまぐまグッズ販売」を企画。
まぐらとの向き合い方



マスコットのファンアートって、嬉しいことにたまに見かけるんですけど、マスコットの声って磁石祭が公式で動く時期からしか供給がないから、もっといっぱい喋って欲しいってめっちゃ思います。



だから、まぐらに関しては勝手に録ってるんですよね。



え!



え!?



友達に頼まれたおはようボイス、おやすみボイスとか。
一応録ってるんです。



え、いいな……。



公開してほしい!



ダウンロードしたい。



ダウンロードしたい。



Slackに載せてた気がします(笑)。



磁石祭の時期はすでに卒業してたので、Slackが使えないのがつらすぎる。ゲストアカウントだったので、本当に狭い範囲しか見られないんですよね。



でも、まぐらをそこまでちゃんと扱ってくれてるのが嬉しい。正直、声優の仕事だけやって終わることだってできたわけだから、その上ですごく動いてくれてるのが嬉しいです。



極端な話、Live2Dだって断ろうと思えば断れるんですよね。



なんていうんだろ、まぐらが私にとっての『相棒』というか、『半身』になってるというか。



なんかもう、すごく思い入れ深くなっちゃって。



ほんとに、そうなってくれたのが嬉しい。



それについて、すごくにこっとした話があるんですよ。



磁石祭2024の実行委員で、打ち上げに行ったんです。そこで、自分が所属してるステージ班と雨音さんが所属してる配信班が、たまたま隣の席だったんですけど……。



雨音さんがきた時に、配信のみんなが「まぐらー!」って言ってるのが聞こえてきたんです。



いいな……!



なんか、私がまぐら本人みたいな扱い(笑)。



すごく嬉しくなりました(笑)。こういうのも、雨音さんがちゃんとまぐらと向き合ってくれたからなのかなと思いますね。
まぐらの第一印象



みなさんに聞きたかったことなんですけど、まぐらのデザインをみた時の第一印象ってどうでしたか?



最初最終投票の一覧で見た時は、「みんな可愛い〜!」って思ってました。まぐらが選ばれたって聞いた時は、偶田と同じでツインテールだったので、親近感がありましたね。



あとは、クール系で来てくれたのがめっちゃ嬉しかったです。偶田もマグベルも、結構バカキャラで通ってるのかなと思ってるので、まぐらちゃんのしっかりものっぽい表情とかもすごく良かったし……。 クールな感じとか、淡い水色や青色を使ってるのも、すごく新しいなと思いました。



あとね、ちびまぐデザインが超秀逸だなと思った! 結構急ぎで描いたと思うんですけど、すごく好きです。腕輪が受け継がれてるところとかもめっちゃ好き。



あと、髪の毛の描き方がめっちゃうまいなと思ってます。え、わかりません?



わかる、髪の毛の流れがめちゃめちゃ良くない?



遠目で見た時に、ツインテールの描き込みがあまりにも綺麗なんですよね。あれが単純な一本の髪だった時と、こうやって流れがいくつかあるのじゃ全然見栄えが違うと思うんです。何度見てもあれは本当にプロ。



私、髪の毛を描く特にツインテールと巻き髪が二大苦手なんです。ラフ段階で、かわいいなと思って決めたものの、これ清書するの私だよなと思って。



まぐらは奇跡的に上手くいってます。多分、私も二度と描けないです(笑)。



髪の毛、普段のシルエットももちろん良いんですけど、髪の毛の嬉しい時のシルエットがめちゃめちゃ綺麗だなと思ってます。



自分も広がった時の方が好きです。広げた先があまりにも良くて、1回それで統一しようかなって思った時期がありました。 結局、表情と合わせて変化があった方が面白いかなと思って、嬉しい時だけ広げてるんですけど。



雨音さんのまぐらの第一印象はどうでしたか?



第一印象は「ツインテ可愛い」でした(笑)。磁石祭のメンバーと、ツインテって正義だよね、みたいな話をずっとしてました。



あと、絵柄が歴代の偶田マグベルと違った感じだったのもあってか、実行委員の中で、最初は「こんな感じか〜」っていうふうに様子をうかがってる人が多かった印象なんですけど、逆に絵柄の違いが良さになって、どんどんまぐらが好きになっていった人が多かった気がします。



わかる!



いい意味で絵柄を壊せたかなと思ってます。多分、磁石祭2024の代まで前回の絵柄を似せていくと、本当に伝統になっちゃうと思うので。



本当に感謝してます。



感謝。



来年、再来年と続くなら、これからの子が描きやすくはなったのかなって感じてます。



確かに自分の周りも、まぐらと関わって、まぐらのことを知っていくうちにどんどん好きになっていった気がします。「ピアス開けてるの良い」、「ポンチョ可愛い」みたいな話をよくしてました(笑)。



知れば知るほど好きになる感じがすごく強かったです。



これも、マスコットの露出が増えてきたのが影響してそうですよね。



マスコットの露出に関して、年々増えてるのもあると思うんですが、まなさんと雨音さんが本当に協力的だったのがすごく良かったなと思います。おかげで、みんなまぐらに対する愛着が沸いてて嬉しかったです。
最後に



じゃあ最後に、ここまで読んでくれた人や、来年マスコットに関わりたいと思ってくれてる人に向けて、それぞれメッセージをお願いしてもいいですか?



個人的に、マスコットを描かなかったら無かったであろう縁とか行動がめちゃくちゃあるので、そういう面でも、みんな気軽にマスコットに応募してみてほしいです。



それと、もし私みたいに、「私が選ばれちゃっていいの?」みたいな思いがあるとしたら、せっかく選ばれたのだから、自信を持ってほしいです。N/S高生の中で自分の絵が選ばれて、自分の学校の文化祭の顔になるって経験、普通の高校生じゃできないことだと思うので。



そして、せっかく選ばれたなら、そこから先マスコットがもっと使われるようにアプローチも頑張ってほしいです。



あと、あわよくば私たちのことを忘れないでほしいとも思う(笑)。まぐら、偶田、マグベルとの関係性とかを気にしてくれるんだったら、すごく嬉しいなと思います。



ありがとうございます! であさんはどうですか?



去年の記事をみると、私すごく定番のことしか言ってなくて、今までの固定観念を壊していってほしいとか、応援してるって言ってるんですけど。



私は、マスコットの受け継ぐ部分は受け継いでほしいっていうのも思ってて。もちろん固定観念を壊して、新しいことに取り組んでいく流れはめちゃめちゃ素晴らしいと思うんですけど、『腕輪を受け継ぐ』とか、『制服や磁石のモチーフを取り入れる』とか、あくまで参考にしていけば、デザインもやりやすいと思います。



固定観念を壊してほしいって言われてるからあんまり前のキャラと合わせちゃいけないのかなっていうよりかは、もう好きなようにデザインして、思うように作ってほしいって思います。



あと、偶田もマグベルもまぐらちゃんもめっちゃ可愛いから推してってほしい(笑)。ファンアートも描いてほしいなって思います。



あと、ファンアートをTwitter(現X)に載せてほしい。



載せて欲しい!



卒業しちゃうとスラック見られなくて……(笑)。



でもそれは2人にも言えると思うんです。ファンアートを発信してください(笑)。



声優の雨音さんは、どうですか?



来年声優やりたいなって思ってる人たちに向けてなんですけど、キャラクターをすごく愛してあげてください。



『ボールは友達』っていうのとはちょっと違うけど、マスコットは友達で、相棒であり仲間なので。ただ単に『マスコット』じゃなくて、深く愛していただければなって思っています。



ありがとうございます!



最後に、自分もマスコットに関わった一人として、メッセージを残したいなと思います。



今回の制作者対談の記事、昨年度も執筆したんですが、記事として需要があるのか全然わからなくて、今年度のものを書くか迷ってたんです。でも、Twitter(現X)で軽くつぶやいたら、思っていたよりも沢山の希望の声を頂いて、まず、それがすごく嬉しかったです。そして、そのおかげで今回の記事も実現できました。改めて、反応してくれた方々、本当にありがとうございます。



そんなふうに、磁石祭のマスコットが、たとえ一部の人にとってでも好かれるような存在であったなら、本当に嬉しいと思います。そして、これからも磁石祭マスコットの3人のことを少しでも覚えていてくれる人がいて、磁石祭マスコットの文化が続いていってくれたら、何よりも嬉しいです。



ここまで読んでくださり、ありがとうございました!


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今回の記事では、磁石祭2022/2023/2024のマスコットに関わった4人の生徒が、キャラクターについての思いや裏話などについて話している様子を皆さんにお届けしました。
この記事が、磁石祭マスコットを好いてくれている方々や、これから磁石祭マスコットと関わりたいと考えている方へ向けて、少しでも価値のある記事になっていれば嬉しいです。
来年以降の磁石祭マスコットの展開にも、注目していきたいですね。
「来年の磁石祭も、えいえいおーまぐ!」
コメント
コメント一覧 (1件)
幸せな気持ちになれる記事ですね……✨