【卒業する三年生にインタビュー!】最良の高校生活の送り方って?
取材・文=石田(N高6期・ネットコース)
まえがき
2023年3月。卒業シーズン真っ只中、今月で卒業してしまう新聞実行委員会の3年生に取材する機会をいただきました。
この記事を通して在校生や新入生に3年生からの言葉を伝えることで、自分に出来ることを見つけ、悔いの少ない高校生活を送る手助けになればと考えています。
まどやんさん N高3年生通学コース(2023年3月現在)
新聞実行委員会に1期生として所属
以前取材された記事【 https://note.com/nshigh_newspaper/n/n8377db4100b6 】にも人柄が出ています!
課外活動から得た力
ーーまどやんさんが3年間でしてきた活動は何ですか?
私は主にこの3年間、課外活動に力を入れてきました。
最初はキャンパスのオープンキャンパス実行委員や新入生歓迎会に参加したり、実行委員会に参加してました。段々ワークショップ(※1)にも参加するようになってきて、「新聞を執筆してみよう」というワークショップに参加してみたところ、それがN/S高新聞になるということだったので、新聞実行委員会にも応募しました。それと同時期に体験学習実行委員(※2)が始動したので、それに参加し一つだけイベントを企画・運営しました。
※1 ワークショップ グループをつくり、さまざまなテーマのワークショップに取り組みます。社会で生きていくために求められる「自分の考えや他者と協力・連携していく」ことなど「正解がない課題に取り組む」トレーニングです。(N/S高公式HPより引用)
※2 体験学習実行委員 学園スタッフと一緒にワークショップやトークセッションの運営をする実行委員のこと。
ーー課外活動から得た力はありますか?
色々あるんですけど、主体性が身についたと感じています。課外活動に参加したことで、自分の気持ちを主張する力が身に付き、さまざまな活動に挑戦できるようになりました。
ーー学園生活で自分が変わったと感じたことは、先程あげられていた課外活動ですか?
そうですね、課外活動での経験が本当に大きかったです。
自分にできることの見つけ方
ーーさまざまな活動に参加されたまどやんさんだからこその「自分に出来ることの見つけ方」というのはありますか?
これは私だけじゃなくて、いままでインタビューしてきた人のほとんどが言っていたのですが、何でもやってみるって凄く大事だと思っています。
私も最初ワークショップに参加したのは自分からではなくて、担任の先生にオススメされたからなんです。やる気はないけどオススメされたしなんとなくやってみようかな、と参加してみるとすごく楽しく、色々な人に出会えて。そこから色々なものに参加するようになりました。ふとしたことが大きなきっかけに繋がるので、何でもやってみることが大事だと感じています。
ーーオープンキャンパスの実行委員もそのような理由で参加したのですか?
もともとキャンパスの先輩方に憧れがあったんです。
というのも、私がキャンパスに通うようになったのは、先輩方がやっていたオープンキャンパスに参加して「キャンパス楽しそうだな」と感じたからでして。入学後直ぐに実行委員の募集があって、応募しました。
ーーN高に決めた理由の一つはキャンパスの先輩方がいたからですか?
そうですね、元々N高でやりたい事があって入学したというよりは、中学生のとき社交不安障害という対人恐怖症をきっかけに不登校になり、とりあえず高卒資格を取らなければいけないという思いが強く、キャンパスに通学したいという意思はありませんでした。なので、キャンパス楽しそう、通学したいなと思ったのは先輩方の影響ですね。
ーー色々なことを経験されたと思うんですが、まどやんさん自身の3年間を一言で表すとどんな道筋でしたか?
人生って色々選択肢があって、いろいろなパターンがあると思うんですが、その中で1番いい選択をして1番いい人生を歩んでいるのではないかな、と思いました。
ーー3年間でやり残したことはありますか?
新聞実行委員会で、色んな人にインタビューすれば良かったなと感じました。
今ちょうど外部の団体さんに取材させて頂いた直後で、取材に合わせて外部の方との関わり方などの勉強も合わせてしていたんですけど、もっと早くに外部の団体さんとの関わり方を経験していたらもっとアクティブに新聞委員会で活動出来ていたなと思っています。
宇多田ヒカルさんが凄く好きなんですけど、ふざけて宇多田ヒカルさんのお話聞きたいな、と言っていたのも本当にできたかもしれないし……それが後悔ですね。
ーー出来そうにないことでも、「とりあえず案を出してみてやってみる! 」みたいな感じですか?
結局何とかなっちゃうので、何事も。出来ることは早めに経験しておいた方が良いと思います。
自分の成長に貪欲であれ
ーー新入生・在校生にこれをしておいてほしい、ということを教えて頂けますか?
「自分の成長に貪欲であってほしいな」とずっと思ってます。
中高生ってまだそれぞれ自分自身の価値観が定まっていないので、その時の見え方で「アイツあんなことしてるよ」って笑われちゃうこともあるかと思います。でも、自分が正しいと思っているなら何も間違ってないと思うんです。私たちがやることって、大体法に触れてない限りなにも間違っていないので、人の意見に左右されずにやりたい事を突き通して欲しいなと思います。
中学校時代、人の意見でやりたかったオシャレも我慢してたことがあったので、やりたいことを突き通すことは大事だと思います。
N高オープンキャンパスについてまどやんさんが取材された記事はこちら! 【https://nshigh-news.jp/2021/11/3809/ 】
こちらの取材でもN/S高の後輩に一言いただいています!
ーー自分のやりたいことを貫き通せ、という事ですね。N高に入ってからは、まどやんさんも自分のやりたいことができたと感じていますか?
そうですね、いまはいい人と出会ってやりたいオシャレもできてます。
私自身、人との出会いに本当に恵まれてたなと思っています。みんな私を受け入れてくれて褒めてくれるから、のびのびと活動ができて凄く幸せでした。
ーーだから自分の3年間を最良にできたんですね。多少やり残したことはあったとしても、自分のやりたいことを貫き通したからなんだなと感じました。
自分のやりたいことを貫き通して、成長に貪欲であれば、まどやんさん式の最良の高校生活が送れるみたいな感じですか?(笑)
かもしれないです。(笑)
一年あればなんでもできる
ーー私事なのですが、1ヶ月後には3年生で、あと1年しかN高に居られないんです。そこで、あと1年で全力でできることがあれば教えて頂きたいです。
1年あったら、なんでも出来ます!
ワークショップをやったら良かったなと後悔する人が多いんですけど、何ヶ月も続くものではないのでやりたいことがあったらどんどん参加していいと思いますし、実行委員をやりたい場合は1年だけ在籍っていう形でもありだと思います。
マイプロ(※3)は、私はやってなかったんですけど、「高3の12月から始めました」という人をこの前見かけました。私もそれを聞いてやればよかったって思いました(笑)。
だから、なんでも出来ます。
※3 N/Sマイプロジェクト(マイプロ)地域や身の回りの課題や、自身の興味関心をテーマにプロジェクトを立ち上げ、中・長期的に実践する課題解決型プログラムです。(N/S高公式HPより引用)
早めにやっておいた方がいいと言うか、あと1年なら気をつけて欲しいのは資格ですね。
資格試験は年に数回しかやらないものが多いし、受験に間に合わせるなら7月までに取っておいた方がいいです。7月となるとチャンスが数回しかないし、本当に資格に関しては気をつけて欲しいです。
私は資格取得を課外活動という枠組みに入れて、実績として紹介していました。
どんな大学にいくとしても、どんな会社に就職するとしても、「どんな資格を持ってますか? 」というのは必ず聞かれるので、どの道に進むのであれ取っておいた方がいいです。
ーー1年あればなんでも出来る、早いに越したことはない! といった感じですね。
そうですね、善は急げ!
ーーあと1年しかないなと悲観的に思っていたので、まどやんさんに1年あればなんでも出来ると言っていただいて嬉しいです。
N/S高が好き
ーー最後に、N/S高の好きなところをお願いします。
全部好き、存在してくれるところが好きです(笑)。高卒資格を取ろうと思って入学したので、まさかこんなに主体性や執筆能力が身につけることができたり、社交不安障害だったのに人と話す力を身につけられるとは思っていませんでした。それらが身についただけでも本当に凄いと思います、自分で言うのもなんですけど。
N高じゃないと出来なかったと思うので、本当にN高に来てよかったと感じています。存在してくれることが本当に、好きです。
あとは……丁度この前、1週間から2週間くらいかかる書類をとにかく急いで発行してください!と無理なお願いをしたんですけど、1週間も待たずに届けてくれて。そのように生徒のために頑張ってくださるところも好きです。(笑)本当にありがたい。
ーー主観なのですが、まどやんさんを始め新聞実行委員にはN/S高を好きな人が多いですよね?
好きじゃないと逆に出来ないと思う。
好きじゃなかったら週刊誌のような記事をいっぱい書いてると思いますよ(笑)。そういう人いないでしょ?いないから、みんな好きなんだと思うよ。
あとがき
まどやんさんは、ご自身に関することや、自分にできることの見つけ方、N/S高の好きなところなど幅広いジャンルの質問に快く笑顔で答えてくれました。
最良の高校生活の送り方もぜひ参考にしてみてください。
更に、新聞実行委員の先輩としてのたくさんのアドバイスまでいただきました。
さまざまな体験をされてきたまどやんさんからのお言葉を載せたこの記事が、新学期に行動する最初の一歩の後押しをできれば幸いです。
一年あればなんでもできる。私も、成長に貪欲で、自分のやりたいことを貫き通せる一年にしたいなと感じました。
まどやんさん自身が書かれた筆者が一推しの記事はこちら! 【https://note.com/nshigh_newspaper/n/n4d0ae23d1a3f 】
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