【磁石祭レポート】世界中から文化祭に参加! 磁石祭のEchoVR企画代表にインタビュー!

N/S高、N中等部生の文化祭『磁石祭』が4月23日〜30日に開催されました!!
今年はネット上でのオンライン開催だけでなく、3年ぶりに幕張メッセで開催されたニコニコ超会議内の磁石祭ブースも復活し、オンラインとオフライン両方での開催となりました!
多くの同好会による企画が行われましたが、中でも今回はオンラインで開催された企画「激アツ新時代VReスポーツ『ECHO VR』NS交流配信」の代表であるすぎしょうさんにお話を伺いました!

EchoVRとは
無重力空間でチームに分かれてディスク(ボール)を奪い合い、ゴールを決めて得点を稼ぐ、バスケやサッカーにも似た無料のVRゲームです。
本企画の参加者はN/S高のSlackで募集され、撮影された試合の様子が実況付きでYouTubeで配信されました!
ネットの文化祭ならではの魅力的な企画です!

すぎしょうさん
今回の企画の代表者で、普通科のヴァーチャルイベント実行委員や校外のEchoVRを広める団体にも所属している。
ーーまず、磁石祭で企画を実施しようと思った理由を教えてください。
はい!
EchoVRってとても楽しいゲームなんですけど、プレイ人口が少なくて一緒に遊ぶ人が限られてしまっているんですよね。
なのでもっと盛り上がって欲しいと思い、この企画を提案しました。
ーーEchoVRについて教えていただけますか?
EchoVRって”VRスポーツ”というあまり聴き馴染みのないカテゴリのゲームなんです。
Eスポーツではあるけど、限りなくスポーツに近い。
実際に手を動かしてディスク(ボール)を投げたり、しゃがんだりジャンプする人までいて、運動不足が解消されるくらい体を動かすんです。

ーーそれってネットでの活動が主なN/S高にとって革新的なゲームですね!
そうなんです!
スポーツであれば欠かせない広い空間が必要なく、自宅から気軽に世界中の友達と遊ぶことができるのが、このゲームの魅力だと思います。
海外の人と遊ぶこともあるんですけど、言葉が通じなくても実際に手を振ったりとか、ジェスチャーで結構コミュニケーションをとれるんです。
ーーそれはすごい! 現実と同じように身振り手振りも交えた自然なコミュニケーションが取れるんですね!
そうなんです!
ただ普通のスポーツにはない要素もあるんです。
例えば『特殊移動』っていうものがあって、簡単にいうと”車よりも早く移動できる”んです。
EchoVRってプレイヤーを掴んで加速ができるんですけど(※)、それを利用して2人で互いに引っ張り合うと、時速60〜70kmくらいのスピードを出すことができるんです。
なので、投げたディスクよりも早く移動することができる。
※ プレイヤーを掴んで加速ができる
記者は「水中で思い切り壁を蹴ったらスピードが出る」という感覚で、自分がつかんだ相手の壁になってあげるというようなことをイメージしています。
サッカーならキーパーはゴール周辺で守るだけで、前線には出られないですよね。
けどEchoVRならゴールでガードをした直後に最前線へ移動してゴールを決めることができるんです。
ーーそれはすごい! めちゃくちゃ熱い試合が見られそうですね! 特殊移動には二人の協力が必要というのが良いですよね、本当のスポーツと同じでチームプレイが大切なんですか?
そうですね!
移動もそうですけど、パスを味方に出すのか、それとも前へ投げるのか、とか。
さまざまな場面でチームプレイが大切になってきますね。
世界大会だと全部パスで進めるチームもあれば、前に投げて早く移動するチームもあって、そういう部分も見ていて面白いんです。
ーー遊ぶのも楽しそうだけど、見ることもすごく楽しそうですね! 本当にEスポーツの究極系というイメージを持ちました。では、そんなEchoVRですが、実際に磁石祭で企画をやってみてどうでしたか?
事前準備が足りなくて、結構ギリギリで大変でしたね(笑)。
配信は過去にも行ったことがあったのである程度出来たんですけど、急遽変更した部分もありました。
というのも、企画当初は私と実況者の2人で会話をしながらの配信を予定していたんです。
しかし、後になって台本がないと難しいということになって、今回の配信では基本的に実況者のみが話す形に変更しました。
それでも参加している皆さんはとても楽しそうにプレイしていたので、楽しんでいただけたのかなと思います!
ーーなるほど! 結構苦労があったんですね。私が配信を見た時は、実況者さんまでいてすごくクオリティが高いように思いました!
実況はN/S高の卒業生がやってくれていたんですけど、やっぱり実況があるだけで臨場感が出て盛り上がりが違いますよね。

ーーもう一つびっくりしたことがあるのですが、試合の参加者の中にS高の校長先生(通称:Sifue校長)も参加されていましたよね?
そうなんです!(笑)
もともとEchoVRはN/S高内ではSifue校長が広めていたゲームで、SlackのEchoVRチャンネルもSifue校長から始まって、そこから徐々に広まっていったんです。
ーーそれは知らなかったです! すぎしょうさんがEchoVRを始めたのもSifue校長の影響ですか?
はい、Sifue校長の宣伝がきっかけで始めました!
あと私は普通科生(※)なので、学校側からOculusQuest2を貰っていたんです。
それで最初に遊ぶゲームを探しているときに、EchoVRが無料で遊べるというのもあって始めた感じです。
※普通科生
N/S高では普通科と普通科ベーシックの二つのクラスがあり、普通科の生徒はVR機器を使用した授業を受けることができる
ーーなるほど! では最後に、今後はVRを通してどのような活動を予定していますか? 何か宣伝などがあればお願いします!
はい! 私は校内でEchoVR同好会を立ち上げていて、そこでは週に3回レベル別にイベントを開催しています!
初心者の方でも同じレベルの生徒と楽しく遊ぶことができるので、ぜひ参加してほしいです!
ーー僕もVRゲットしたら絶対参加します!!
*
このインタビューをするまでEchoVRを詳しく知らなかった私ですが、VRを通して世界中の人とコミュニケーションをとることができたり、実際に運動不足が解消されたりと、ネット学習であまり人と会う機会が少ないN/S高生にとって、嬉しいかつEスポーツとしても面白い、凄く魅力的なゲームだと思いました!
VRでの交流が行われている文化祭ってN/S高以外にあるのかな? なんて考えてしまいました。
ネット上にも青春はあるのだ! そう強く思いました!
今年の磁石祭は終了しましたが、来年ももちろん開催予定です!
N/S高新聞では磁石祭企画者インタビューだけでなく、超会議内で行われたオフライン開催のイベントレポートも掲載しています!
ぜひご覧になっていってください!
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